具体的なキャリアパスまで徹底解説未経験からPHPエンジニアになる方法

最終更新日:2020年6月9日

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近年、IT業界ではエンジニア不足が進んでおり、プログラマーのニーズや注目度はますます高まっています。そんな中、未経験からも取り組む方が増えてきているプログラミング言語がPHPです。この記事では未経験からPHPを学び、エンジニアを目指す方法について解説します。ぜひ参考にしてください。

1. PHPとは?

PHPとはWebサービスの開発に強みをもった言語です。主な特徴として、サーバーサイドで動作すること、MySQL やPostgreSQLなどのデータベースとの連携が容易なこと、HTMLで記述したファイルに埋め込むことができること、動作が軽いことなどが挙げられます。
現在PHPはWebアプリケーションなどさまざまな開発に用いられています。PHPエンジニアの求人も多く、技術力を磨けば高い年収を狙うことができます。未経験者でも比較的習得しやすい点も大きなメリットです。

2. PHPを使ってできること  

PHPを学習する前に、この言語を用いてどんなことができるのか知っておくことは非常に重要です。PHPを使って構築できる代表的なシステムには、以下のようなものが挙げられます。

・ネットショップ
・CMS
・SNS
・グループウエア
・ブラウザベースの業務システム

上記はあくまで一例で、PHPを用いればほとんどのWebサービスを構築することができます。例えば、通販CMSのEC-CUBEやWordPress 、初期のFacebookなどもPHPで開発されています。Web開発に強い言語であるため、Webデザイナーでも習得する方が増えてきています。

3. PHPを学ぶ3つのメリット 

未経験からPHPを学ぶメリットはどこにあるのでしょうか。ここでは、代表的なメリットを紹介します。

メリット1:ニーズが高いため案件が豊富

まず、大きなメリットとして、企業からのニーズが高いことが挙げられます。多くのWebアプリケーションがPHPで開発されており、案件が豊富にあります。よってPHPは身につけることで仕事を得やすい言語であるといえます。

メリット2:習得の難易度が低く、初心者でも比較的学習しやすい

PHPは厳格なコードの記述方法や難しい環境設定が少ないという特徴があり、未経験者でもチャレンジしやすい言語です。一方、記述の自由度が高い言語であるため、質の低い記述でもある程度動いてしまうところが難点でもあります。

メリット3:書籍や解説サイト、スクールなどが豊富にある

PHPは、書籍やネット上の解説サイト、Q&Aサイト、学習スクールなどが充実しています。自分で調べられる環境が整っていることは、未経験からプログラミング言語を学ぶ上で大きなメリットになります。

4. 未経験からPHPを習得する方法

それでは、未経験からPHPを習得するには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。この章では代表的な学び方をいくつか紹介します。

独学で学ぶ

PHPは独学で身につけるのが比較的容易な言語です。Web上にも多くの解説サイトがありますし、独学を対象とした書籍も多くあります。まずは、初心者向けのやさしい書籍から学び、徐々に難しい書籍に移行していくのが良いでしょう。途中でわからないことが出てきた場合はインターネットの質問サイトを利用するのも良い方法です。

書籍
『いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室』(谷藤賢一、リックテレコム)
PHPのいちばん優しい入門書とされている書籍です。

『独習PHP 第3版』(山田祥寛、翔泳社)
翔泳社が出版する「独習シリーズ」のPHP書籍です。
基本構文からDB連携等の応用まで網羅した独習向けの良書です。ある程度PHPに慣れており、これから基礎を固めたい方にオススメの書籍です。

『パーフェクトPHP』(小川雄大、柄沢聡太郎、橋口誠、技術評論社)
多くのプログラミング書籍を出版している技術評論社の書籍です。理解不足になりがちなフレームワークをしっかり理解することができます。

学習サイト
ドットインストール
動画で学べる有名なプログラミング学習サイトです。ひとつの動画が3分程度なので、隙間時間での学習にもオススメです。

Udemy
Udemyは動画学習サイトとして有名なサービスです。PHPの学習動画は有料が多いですが、その分質の高いコンテンツとなっています。

Progate
ドリルのように設問を解きながらPHPの構文を学習していくサイトです。サイトも使いやすく解説も丁寧です。

質問サイト
teratail(テラテイル)
プログラミングに特化したQ&Aサービスです。PHPに限らず多くの言語の質問をする事ができます。

スクールで学ぶ
独学では難しいと思われる方は、未経験者・初心者向けのスクールで学ぶのもおすすめです。不明点はその場で講師に質問できるため、スムーズにスキルを身につけられるでしょう。周囲に志を同じくしている方もたくさんいるため、モチベーションを保ちやすいのもメリットです。

TechAcademy
オンラインの学習スクールで、PHPに特化したコースがあります。疑問点についてはチャットで質問でき、すぐに回答を得られるため初心者も安心して学習を進めることができます。

Winスクール
企業研修や資格に強いと評判の大手スクールです。企業の要望を取り入れた実践的な講座を提供しているため、これからPHPエンジニアとして活躍したい方に適しています。

資格を取得する
PHPを学習して自分の実力を証明したい場合に有効なのが資格の取得です。知識を定着だけでなく、昇給や転職の際にも有利に働きます。PHPの資格には「PHP技術者認定試験」があり、初級、上級、認定ウィザードという3つのグレードがあります。未経験者はまずは初級の合格を目指しましょう。具体的な目標を設定することで、日々の学習にも力が入ります。

5. PHPの学習ステップ

ここではPHPの基礎的な学習のステップを紹介します。

必要なスキル

未経験者の採用基準は企業によって異なります。一般的に最低限必要なスキルとして求められるのは、PHPを使ったコーディングスキルです。ただし、コーディングの速さについては不問になる場合が多く見られます。

習得しておくと評価が上がるスキルや経験としては、コーディングを行う開発環境の構築スキルや、データベースの操作スキルなどが挙げられます。さらに、ゼロからWebサービスを構築・公開した経験があると評価が高まるでしょう。

学習ステップ

未経験者がPHPを学習するにあたって、以下のステップで進めると採用時に求められるスキルを習得しやすいでしょう。

ステップ1:PHPについて知る
前述の書籍や学習サイトなどでPHPの概要を理解します。

ステップ2:PHPの開発環境を整える
PHPのプログラミングを円滑に進めるソフトウェアとして統合開発環境(IDE)を自分のコンピュータに導入し、開発の準備を行います。また、PHPを使ったWebアプリケーションの実行に必要な複数のソフトウェアを一つにまとめたXAMPP(ザンプ)というパッケージの導入に挑戦しても良いでしょう。

ステップ3:PHPの開発を体験する(文法を習得する)
学習サイト等では、開発の手順を示したチュートリアルが公開されています。チュートリアルに沿って簡単なPHPプログラムを作成・編集しながら、PHPの文法を習得します。

ステップ4:関連技術を学ぶ
PHPでのWebアプリケーション開発を効率的に進めるため、Laravel、CakePHPといったフレームワークが知られています。全ての機能を自分で作るよりも、このようなフレームワークの使い方を覚えると、品質の高いWebアプリケーションをより速く開発できるものです。また、データベースにデータを保存したり、検索したりする方法を理解すると、プログラミングの幅が広がります。

ステップ5:ゼロからWebサービスを作り、公開する
PHPとその関連技術を学べば、一つのWebサービスを開発できるスキルが身に付きます。簡単なものであっても、自分で必要な機能を定義し、設計・開発・テストを行い、他の人が利用できるように公開するという一連の流れを経験すれば、就職活動の際に大きなアピールとなるでしょう。

ただし、未経験者が独学で上記の学習ステップを完遂するのは非常に難易度が高いので、プログラミングスクールを通した学習が現実的です。

6. 未経験者がやっておくべき3つのポイント 

未経験者からエンジニアを目指すのなら、以下の内容にも取り組んでおくと市場価値の高いエンジニアにレベルアップしやすくなります。この章ではポイントを3つにしぼって解説します。

PHP以外の言語も習得する

PHPエンジニアとして活躍したいなら、関連業務で多く登場する他の言語を習得しておくと企業からの評価が上がります。例えば、Webのフロント開発で多用されるJavaScriptやデータベース言語であるSQLなどを学んでおくと良いでしょう。

プレゼンテーションスキルを磨く

実際にエンジニアとして就業した際に、仕様や開発計画、進捗状況などをプレゼンテーションしなければならない場面が出てきます。スムーズにプレゼンできるように訓練しておくと自分の強みにもなります。

自分で書いたPHPのポートフォリオを作成しておく

PHPの実力を証明するために、PHPで開発した成果物のポートフォリオを作っておくと良いでしょう。就職活動の際に、採用担当者に実力をアピールするための強力な材料になります。

7. 未経験からPHPエンジニアに転職する方法 

ここではPHPエンジニアとして転職するための具体的な方法をご紹介します。

求人サイトで探す

最もオーソドックスな方法です。ITエンジニアは慢性的に人手不足ですので、未経験可の求人も多くあります。学習してきたことを熱心にアピールしたり、資格やポートフォリオで実力を証明したりすれば、未経験者でも十分に採用される可能性があります。

アルバイトからキャリアアップする

プログラミングの実務経験がない場合は、まずはアルバイトからキャリアを形成するのも一つの方法です。正社員ほど高い経験やスキルは求められず、時給も1,000円を超えるものが多く比較的高単価です。アルバイトでも技術業務に取り組む姿勢、コミュニケーションスキルが認められれば、正社員登用される可能性もあります。実際にアルバイトの募集要項に正社員登用制度を記載している企業もたくさんあるので、応募の際に事前にチェックしておくとよいでしょう。

クラウドソーシングサービスを活用して案件を探す

クラウドソーシングサービスを活用して自分で案件を取ってみるのもひとつの方法です。単価は安いものが多いですが、案件の種類は幅広いので、スキルと照らし合わせて取り組めそうな案件を選ぶことができます。そして、実績を重ねてポートフォリオを作り、採用条件の良い企業へ就職するという流れを作ることもできます。

8. PHPエンジニアにとって自社開発と受託開発の違いとは

PHPエンジニアの求人を分析すると、募集内容は大きく分けて自社開発・受託開発の2つに分類できます。自社開発か受託開発かで働き方・環境が大きく異なるため、本章では、その違いとメリット・デメリットを整理します。

自社サービス開発会社

自社でPHPを使ったWebサービスやECサイトを運営している企業からの求人があります。自社開発では、自分でアイデアを出してサービスを改善する余地があり、より多くのユーザーを獲得する喜びが感じられるでしょう。また、自社で開発スケジュールを決められるので、働きやすい環境が得られる傾向にあります。一方で、同じ業界・同じ技術を使い続けるので、スキルが偏ってしまう点がリスクと言えます。

SI(システムインテグレーション)企業、受託システム開発会社

他社が運用するPHPアプリケーションの開発や保守を受託する企業からも、PHPエンジニアの求人が出されています。様々な企業のシステムに関われるのが利点であり、異なる技術に触れたり、経験豊富な同僚から学んだりできるでしょう。しかし、顧客企業の要望を叶えるのが仕事なので、要件や実装方法に自由度が無い点に不満を抱くエンジニアも見受けられます。また、自社サービス開発会社に比べると、納期が短く、ワークライフバランスがとりにくいケースがあります。

ホームページ制作会社

受託開発の中で、特にWordPressを使ったホームページ制作に注力した企業でも、PHPエンジニアを募集しています。この場合、デザイン性の高さを要求されるケースが多いのが特徴です。一方で、エンジニアとして技術力の高さはあまり求められません。

9. PHPエンジニア年収の相場とは? 

ここでは、実際の求人情報からPHPエンジニアの年収を紹介します。

クラウドサービスの開発・運営会社

【想定年収】450~900万円
【業務内容】
・PHP、CakePHP、MySQL、JavaScript等を使ったWebアプリケーション開発
【必要なスキル・経験】
・Webアプリケーション開発の基礎知識
・Linuxの基礎知識
・コミュニケーションやチームワークを大切にできる

SI企業

【想定年収】325~450万円
【業務内容】
・Webサイトの作成、改修
・販売促進システム、勤怠管理システム等のPHP開発業務における詳細設計、コーディング、テスト
【必要なスキル・経験】
・開発経験1年以上(どのプログラミング言語かは問わない)
・チャレンジ精神旺盛
・Laravelの経験歓迎

年収は300-900万円程度と幅がありますが、開発言語の中でも比較的高い給与水準です。PHPエンジニアとしてシステム設計から開発、導入、保守まで一連の工程を担当できるようになると、年収のレンジが上がっていきます。

自社サービスの場合、LinuxやAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)といったインフラ関連のスキルがあると優遇される傾向にあります。一方、受託開発企業では、プログラミング言語を問わず、一連の開発プロセスを経験し、チームリーダーやプロジェクトマネージャーへキャリアアップすることが期待されているようです。

10. PHPの将来性

ここでは、PHPの将来性について解説します。コンテンツ管理システムとしてシェアが最も大きいWordPressやECサイト、Webアプリケーションの開発において、PHPは主要言語の一つとして多くの企業で採用されていることから、需要は引き続き堅調だと考えられます。したがって、Webアプリケーションの構築・保守の仕事は今後も続いていくでしょう。

一方で、懸念点もいくつかあります。PHPと比較すると、AIやデータ分析で利用が増えるPythonや、生産性の高さが魅力のRubyなどに、PHPの市場シェアが奪われる可能性が指摘されています。
また、PHPのみを手掛けていると、Webアプリケーション以外の経験を積む機会が少なくなってしまうのも懸念の一つです。PHPと似たスクリプト言語であるPythonやRubyを習得したり、JavaScriptやWebデザインを学んだりと、複数のスキルを習得すれば、エンジニアとしての市場価値が高まるでしょう。

11. PHPエンジニアのキャリアパス

ここでは、PHPエンジニアのキャリアパスを解説します。
未経験からPHPエンジニアになった後は、まず、コーディングを含めた開発プロセスを経験します。その後のキャリアパスは、その人の志望や適性により数パターンが考えられます。

入社1〜3年程度

入社1〜3年程度は、経験のあるエンジニアの指示に従い、コーディング及び、個々のプログラムの動作を検証する単体テスト、そして、不具合の改修が主な作業です。データベースの操作や、その他のプログラミング言語を習得し、一人で担当できる開発作業の幅を広げていきます。そして、経験を積むにつれて、どのようにプログラムを実装するかを決める詳細設計を含めた上流工程にも携わるようになります。

入社4年目以降

企業にもよりますが、PHPエンジニアとして3〜5年程度の経験を積んだ後は、チームリーダーとしてプログラマーを束ねる役割へとキャリアアップする流れが一般的です。具体的には、進捗管理や要員管理、タスク管理などのマネジメントスキルを取得し、仕事を割り振ったり、他のメンバーが抱える課題を解決したりして、チームとしての成果に責任を持ちます。

さらに、5〜10年程度のリーダー経験と幅広いプロジェクトマネジメントスキルを身につけて、プロジェクトマネージャーとしてのキャリアを目指すことも可能です。PHPに限らず、さまざまな開発案件において、開発するエンジニアや顧客・ユーザーとコミュニケーションをとり、納期・品質・予算が守れるよう努めます。

他の職種へのジョブチェンジ

PHPエンジニアの一般的なキャリアパスとしては、経験に応じてリーダー職などへポジションアップしていく流れが一般的です。一方で、PHPエンジニアの仕事を通して習得したコーディングスキルやデータベーススキル、設計スキルなどは、他の言語を扱うエンジニアやデータベースエンジニア、サーバーエンジニアなど、他のエンジニア職でも活用できます。
したがって、幅広いエンジニア職を目指すことも可能です。

12. まとめ

PHPはプログラミング初心者でも比較的学びやすく、求人数も多いといったメリットがあります。実務未経験であってもスキルを身につけることで十分就業のチャンスがある言語であり、PHPを学習するメリットは大きいでしょう。興味を持っている方は、まず無料の学習サイトや初心者向けの書籍を利用しながら、スキルを身につけることをおすすめします。

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