売り手市場が続くIT業界であっても、長く活躍するには将来性を考慮した職種選びが重要IT業界への転職は未経験でも可能か?20代、30代がおさえるべき転職のポイント

最終更新日:2020年2月14日

レバテックキャリアは
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IT業界は常に人手不足の状態にあり、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、今後数十万人規模の人材不足が懸念されています。多くの企業で人材が募集されている一方で、IT業界の職種はいずれも高度な専門性を求められる傾向にあるため、未経験から転職を目指す場合は年齢や前職の経験、個人の適性、スキルなどを整理しながら、最適なキャリアプランを見極める必要があります。この記事では、未経験者向けにIT業界の転職事情や転職方法などを解説します。

1. IT業界の転職事情

2020年現在も人材の高い需要が続いているIT業界ですが、今後も2030年に至るまで慢性的な人材不足が続くとの見通しが強まっています。その背景には、多くの企業でレガシーシステム(オンプレミスなどの古いシステム)の改修が必要なことや、DX対策(データとデジタル技術を活用したビジネスモデル変革と競争優位性の確保)が企業成長に不可欠なことなどが挙げられ、これらに対応できる人材の育成・確保が急がれています。次世代を担うDX対応型のIT人材を確保するため、他業界の人材も対象にした採用が進むことは確実といえるでしょう。

20~30代前半の転職が活況

レバテックキャリアが行った調査では、20代の転職サービス登録者が全体の過半数を占め、30代を含めると全体の8割に達します。売り手市場が続くIT業界の中でも、第二新卒世代(20代前半)、20代中盤~30代前半までの若手の転職が非常に活発であることがわかります。
 
●調査概要
調査対象:「レバテック」の新規登録者のうち、特定のプログラミング技術を用いた実務経験がある人材の登録データ
調査期間:2018年1月1日~10月31日、2019年1月1日~10月31日
 
出典:レバテックキャリア「【2019年12月発表】ITエンジニア動向総まとめ-データで見るレバテック-」

2. IT業界への転職は未経験でも可能か?

次に、未経験者がIT業界へ転職できる可能性について解説します。結論から述べると、未経験者であってもIT業界への転職は十分に可能です。ただし、20代と30代では転職活動で注力すべき点が異なります。

20代未経験の場合

20代の場合は、IT業界での実務経験がない、もしくは1年前後と短い場合でも他業界での社会人経験があれば「ポテンシャル採用」で転職できる可能性があります。ただし、大手企業は新卒・第二新卒採用に限定する傾向があるため、中堅・中小企業を中心に転職活動を行いましょう。

市場価値を高めるために、DX対応人材を目指そう
冒頭でも触れたように、日本企業の多くがDX対応型人材を求めています。ここでいうDX対応型人材とは「AI、IoT、マイクロサービスなどの先端技術を駆使し、クラウドベースのアプリケーション開発やビジネス構築に対応できる人材」です。20代未経験の場合、DXに対応できる人材への成長が、自身の市場価値を高めることに繋がるでしょう。
 
例えばクラウド環境をベースとしたアジャイル開発(実装とテストを繰り返しながら短いサイクルで開発を進める手法)では、開発環境の立ち上げからサービス開発、テスト、サービスの公開までを数人で行うことも珍しくありません。こういった小規模な開発体制では、従来のオンプレミス環境でのウォーターフォール型開発(開発工程を細かく分け、各工程を完了させてから次に進む開発手法)とは異なり、個人の役割が明確に決まっておらず、臨機応変に設計、開発、テストなどを担当します。
 
このような開発現場では、PythonやRubyといったインタプリタ言語のスキルや、自主的なスキル習得欲、事業戦略スキルやマーケティングスキルなどが評価される傾向にあります。DX対応人材は、従来のシステムの開発や運用のみを担当するのではなく、IT知識とスキルを活かしてビジネス構築(サービス設計やマーケティング活動)にも携わります。

30代未経験の場合

一方、30代でIT業界未経験の人材は、20代に比べると転職のハードルが高くなります。大手・中堅企業の大半が30代未経験者の採用を行っていないため、中小企業に的を絞って転職活動を行うことをおすすめします。

企画・折衝・課題解決経験と何らかのシステム開発プロジェクトの参画経験が重要
30代の人材は、企画スキル、折衝スキル、課題解決スキル、特定の業界に対する専門的な業務知識(金融、ロジスティクスなど)などが求められる傾向にあります。また、何らかのシステム開発プロジェクトの参画経験(ユーザー側での業務設計などのポジション)も必要です。
 
30代でIT業界への転職を目指す場合は、目指す職種にもよりますが、転職する前にこれらの経験を詰みつつ技術力を習得していく必要があります。
30代の未経験者が転職しやすい職種としては、サーバーやネットワークの監視・運用を担当するインフラエンジニアやテクニカルサポートなどがあります。これらの職種の場合は、ITスクールなどでサーバーやネットワークの監視・運用に関する基礎的なスキルを身につけていれば、実務経験がなくても十分転職することが可能です。
 
また、会計や特定の業務領域に対する深い専門知識やマネジメント経験、課題解決経験、システム開発プロジェクトの参画経験があれば、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント候補として採用される可能性もあります。

3. IT業界へ転職するために準備すべきこと

ここでは、IT業界の中でも、特にエンジニアへの転職を目指す上で最低限準備すべきこと(20代、30代共通)を解説します。

基礎的なITスキル・知識を習得する

システムの仕組みに関する知識やプログラミング知識、ロジカルシンキングなどのITスキル・知識の習得を目指しましょう。これらは、「基本情報処理技術者試験」の勉強を通して学ぶことができます。ITエンジニアを目指す際の登竜門に位置づけられている資格なので、まずはこの資格取得を目標に勉強を進めるとよいでしょう。

開発実績を準備する

資格は、「実際にシステム開発できるか」を判断する指標としてはやや力不足と言えます。そこで、ソースコード共有サービス(GitHubなど)上に、開発したWebサービスやスマートフォンアプリなどを公開し、開発力を証明できると良いでしょう。

転職する分野を決める

20代ならば、クラウド、AI、RPA、CRMなど今後需要が拡大する分野への転職を検討すると良いでしょう。需要が伸びる分野では、人材も不足傾向のためポテンシャル採用含め多くの募集があります。実務経験はなくとも、自己研鑽の内容や開発実績をアピールすることで、採用に繋がる可能性は十分にあるでしょう。
 
一方、30代であれば前職の専門知識・スキル、経験に関連したエンタープライズIT領域を狙うのが有効でしょう。マネジメント経験が豊富ならばPMやPMO、システム開発プロジェクトへの参画経験や業務改革経験、業務改善提案が豊富ならば、ITコンサルタント候補として採用枠を設けている企業もあります。また、これらに当てはまらない場合でも、客先常駐型のSESサービス提供企業でアプリケーションの運用・保守担当やインフラの運用・保守担当を目指すことが可能です。

4. IT業界転職後の年収例

では最後に、レバテックキャリアに掲載されている求人情報をもとに、IT業界転職後の年収例を紹介します。

Webアプリ開発企業(プログラマー)
【想定年収】350~450万円
【業務内容】アプリケーションの機能改善および機能追加、アプリケーションの動作テスト、コードレビュー
【求められるスキル・経験】プログラミングに関する基礎知識、ドキュメント作成経験1年以上
 
プログラミング学習サイト運営企業(プロジェクトマネージャー)
【想定年収】401~1,001万円
【業務内容】新規機能・既存機能の改善企画立案、仕様策定、進捗管理、運用保守マネジメントなど
【求められるスキル・経験】Webサービスのディレクションやプロジェクトマネジメント、事業会社におけるプロダクト企画・開発・運用のいずれかで3年以上の経験
 
このように、技術職や管理職(プロジェクトマネージャー)においても、IT業界未経験者が応募できる求人はあります。ただし、高年収を狙うためには、前職での十分な経験(開発実績やリーダー職以上のポジション経験など)や、会計や物流など特定の業務領域における高度な専門知識などが必要です。経験や保有スキルを高く評価してくれる企業と出会うことが、IT業界への転職を成功させる鍵ともいえるでしょう。

5.まとめ

IT業界では、慢性的な人材不足を背景にさまざまな職種で需要があります。AIやRPA、クラウドなど今後さらに需要が伸びる領域のサービスを扱う企業に転職することができれば、キャリア構築も行いやすくなるでしょう。年収などの条件だけに目を向けるのではなく、将来性の高い業界を選ぶことも大切です。

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レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

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