仕事のやりがいやキャリアパスも紹介!スキル習得に役立つ資格もお伝えしますフロントエンドエンジニアに必要なスキル|勉強法も一挙紹介

最終更新日:2020年11月5日

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フロントエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーションのフロントエンド(ユーザーの目に見える画面部分)の開発を担当するエンジニアを指します。

フロントエンドエンジニアの業務範囲は幅広く、画面デザインやUI・UX設計だけでなく、SEO対策の検討なども担当します。この記事では、フロントエンジニアの仕事内容をはじめ、必要なスキルやキャリアパスについて解説します。

1. フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは具体的にどんな職業でしょうか。以下では、その詳しい仕事内容について解説します。

フロントエンドエンジニアの仕事内容 

フロントエンドエンジニアの仕事内容を理解するためには、まずWebサービスの基本的な仕組みを理解しておく必要があります。例えば、SNSや動画配信サービスなどをWebブラウザから利用する場合、スマートフォンやPCからブラウザを立ち上げてURLにアクセスすると該当のWebページが表示されます。このとき、Web上ではクライアント側からのリクエストがWebサーバーに伝達され、Webサーバーはリクエストに応じた処理を行い、その結果をクライアント側に送信します。

このように、WebサービスやWebアプリケーションには大きく分けてクライアントとサーバーがあり、それぞれに対応したシステムを構築する必要があるのです。フロントエンドエンジニアは、Webサービスやアプリケーションのクライアント側、つまりフロントエンド(画面部分)の開発を担当します。具体的には、設計に応じてHTMLやCSS、JavaScriptなどを用いてプログラミングを行います。

フロントエンドエンジニアとHTMLコーダー、Webデザイナーの違い

フロントエンドエンジニアと混同されることが多い職種にHTMLコーダーとWebデザイナーがあります。HTMLコーダーは、HTMLとCSSを使用してソースコードを作成する職種です。一方、Webデザイナーはグラフィックソフトを用いてWebページの作成を担当します。フロントエンドエンジニアはこれらの業務に加えて以下を担います。
 

  • ・SEOを意識したページ設計(HTMLの構造化)やコーディング

    ・UI、UXを考慮した画面デザインや表示速度の改善、入力補助機能、リッチコンテンツなどの実装

    ・バックエンドとの接続を意識したデータの入出力の設計と開発 など
     

近年ブラウザやHTMLなどの周辺技術の進歩によって、実装可能な機能が増加し続けており、それに伴って多くの技術や知識が求められるようになっています。今後も、新たな技術対応が求められる可能性が高いでしょう。

2. フロントエンドエンジニアに求められるスキルセット

以上では、フロントエンドエンジニアはクライアント側の開発を担うことを紹介してきました。では、フロントエンドエンジニアの仕事には、具体的にはどのようなスキルが求められるのでしょうか。以下で紹介するスキルは、スクールや書籍、学習サイトなどを活用して学習することができます。

HTML・CSSを扱うスキル

HTML・CSSはWebページを作る際に必ず使用します。それぞれHTML5、CSS3が現在標準となっているため、これらのバージョンをしっかり習得することが大切です。現場によっては、レガシーブラウザに対応するために過去のバージョン知識が必要となる場合もあります。

HTMLやCSSは一般的なプログラミング言語に比べて比較的簡単であるため、プログラミング初心者にとっても習得しやすいといえるでしょう。ただし、単にHTMLやCSSのスキルがあるだけではなく、見やすいページにするためのデザインスキルも求められます。

デザインフレームワークの知識・スキル

CSSではBootstrapやBulmaなどのフレームワークを活用した開発が一般的です。求人例を見てみると、これらのフレームワークが必須スキルとなっていることも珍しくありません。HTMLとCSSを学ぶ際に合わせて習得すると良いでしょう。

JavaScriptを扱うスキル

JavaScriptは、フロントエンドエンジニアに必要なスキルの中でも特に核になる技術です。JavaScriptとは、ブラウザ上で動的な表現を可能にする技術であり、多くのウェブサイトで利用されています。近年では、非同期通信によるノーリロードでの情報の更新表示ができるようになり、APIを利用したGoogle Mapのようなリッチコンテンツの開発が盛んになっています。
 
プログラミング言語としてJavaScriptの基本を習得することはもちろん重要ですが、それに加えてjQueryやReactなどのライブラリ、AngularJS、Vue.jsなどのフレームワークについても知識を深めておくと開発効率を高めることができるでしょう。

さらに、JavaScriptの静的型付け版言語であるTypescriptも合わせて習得しておくと、JavaScriptだけでは対応しきれない大規模な開発にも携われる用になるので、転職においては大きいなアピールポイントとなります。

CMS構築スキル

フロントエンドエンジニアはHTMLやCSSを駆使して一からWebサイトを構築するものだと思われがちですが、実際の現場ではCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使って構築するケースが非常に多いです。

CMSとはHTMLやCSSの知識がなくても自在にWebサイトが構築できるシステムで、企業のサイトはもちろん、個人がブログを開設する際にも利用されることがあります。

一般的にフロントエンドエンジニアは、依頼者からWebサイトの立ち上げを相談された場合、トップページやサイト全体の枠組みの構築を行うケースがほとんどです。その後、企業がWebサイト上のコンテンツを自由に追加していくパターンが多いです。

UI・UXに関する知識

WebサイトにおけるUI(ユーザーインターフェース)とは、ページ上にあるコンテンツはもちろん、ボタンやメニューに表示されるアイコンなどのことを指します。そして、UIの使いやすさを表す指標として用いられるのがUX(ユーザーエクスペリエンス)です。

たとえばデザインにこだわるあまり、メニューがどこに表示されているのか分からないWebサイトは本来の役割を果たしているとはいえません。たしかに洗練されたデザインは魅力的ですが、あくまでもユーザー目線に立って使いやすいページであることが大前提となるのです。

UIやUXに関する知識を身につけ、実用的で使いやすいWebサイトを構築するスキルがフロントエンドエンジニアには求められるのです。

SEOに関する知識

SEOとは検索エンジン最適化ともよばれ、検索サイトから特定の文言で検索したときに上位ランクを獲得できるようにする対策法です。

検索上位を獲得するためには、特定の文言を繰り返し使ったり、タイトルに文言を入れるだけでは難しいものです。質の高いコンテンツを用意することは大前提となりますが、それ以外にもh1、h2といったタグやメタディスクリプション、内部リンク、被リンクなどさまざまな要素があります。

フロントエンドエンジニアにとってSEO対策は極めて重要であり、Webサイトを構築する際には常に頭の片隅にSEO対策を考慮しておかなければなりません。

3. フロントエンドエンジニアのスキルアップのための勉強法

フロントエンドエンジニアとしてスキルアップを目指すためには、具体的にどのような勉強が必要なのでしょうか。今回はフロントエンドエンジニアとして成長していくために有効な資格や、その勉強法も含めて紹介します。

独学でスキル・知識を深める

フロントエンドエンジニアに求められるHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語は、独学で習得することも可能です。また、見やすいWebサイトを構築するためには手を動かし実務経験を重ねながら取り組んでいく必要があります。その場合、独自でレンタルサーバーを借りてWebサイトを構築する方法もあります。

ちなみに、フロントエンドエンジニアになるためには特別な資格は必須ではありません。しかし、客観的にスキルを証明するための手段であったり、効率的にスキルや知識を身につけるためには資格を取得しておくのもおすすめです。

スキル・知識習得に役立つ資格

フロントエンドエンジニアとしてのスキルや知識を習得するために有効な資格としては、「HTML5プロフェッショナル認定試験」や「CIW JavaScript Specialist」がおすすめです。
 

  • ・HTML5プロフェッショナル認定試験

「HTML5プロフェッショナル認定試験」ではHTML5、CSS3、JavaScriptといった内容が網羅されており、Webサイトを構築するうえで一定のスキルを有していることを証明できます。


  • ・CIW JavaScript Specialist

「CIW JavaScript Specialist」はWebデザインやセキュリティといった実務的な内容が多く出題されます。ただし、国際資格であるため、出題は全て英語となります。

フロントエンドエンジニアとしてのキャリアアップやさらなるスキルアップを目指す方には、「Ruby技術者認定試験」もおすすめ。サーバーサイドで使用されることの多いRubyというプログラミング言語の認定試験であり、フロントエンドだけではなくバックエンドにも対応できるフルスタックエンジニアを目指す方には最適です。

プログラミングスクールに通って勉強する

フロントエンドエンジニアに役立つ資格は、いずれも参考書や問題集などで試験対策ができるため、独学で合格を目指すことも十分可能です。しかし、仕事が忙しく効率的に勉強ができなかったり、勉強を怠けてしまい途中で挫折してしまった、という経験がある方も少なくありません。

そのような方には、プログラミングスクールに通う方法もおすすめです。独学に比べてコストはかかってしまいますが、確実に勉強の時間が確保でき、短時間で効率的に受験対策を行うことができます。

4. フロントエンドエンジニアのキャリアパスと必要なスキル

ここでは、フロントエンドエンジニアのキャリアパスを必要なスキルや年収、将来性と共に解説します。

キャリアアップを求めてフロントエンドエンジニアとして転職する

より高い年収やスキルアップできる環境を求めて、職種を変えずフロントエンドエンジニアとして転職する方法が、もっとも一般的なキャリアパスです。


  • ・CVRや利用回数、滞在時間などのKPI達成を考慮したUI/UXデザインスキル

    ・プロジェクトマネジメントスキル

    ・フレームワークスキル


ただし、転職の際は実務経験が重視されますので、これらのスキルを身につけた上で現在の職場で実績を作っていくことが重要です。特に、リーダー以上を目指すのであれば技術力だけでなくサービスのKPI・KGIの達成実績や提案実績、改善実績、チームのマネジメント実績を積むことが大切です。

また、マネジメントスキルだけではなく技術的なスキルを積極的に習得姿勢も問われます。特にWeb業界は変化の波が激しく、数年単位でトレンドが入れ替わることも珍しくありません。つねに最新の技術や知見を取り入れ、実践に活かしていく心構えが必要です。

身につけるべきスキル・知識

HTML、CSS、JavaScript、SEOの知識、UI/UXデザインスキル、AngularJS、Vue.jsなどのフレームワークスキル、プロジェクトマネジメントスキル、システム開発の知識、Webサービスの仕組みに関する知識、セキュリティの知識など

年収相場

約350万円~800万円程度
マネジメント経験、UI/UXデザイン経験があると評価が上がる傾向にあります。

Webデザイナーに転職する

フロントエンドエンジニアはHTMLやCSS、JavaScriptを使った実装が主な仕事になります。そのため、コーディングよりデザインに強みのある人は、Webデザイナーとして転職することが可能です。収入はやや下がることもありますが、デザイン業務に興味のある方にとっては、やりがいの多い仕事でしょう。

優秀なWebデザイナーのなかには会社を辞めてフリーランスとして独立する方も多く、会社員として働いていたときよりも年収が大幅に増えることもあります。ただし、その一方で収入も変動しやすくリスクのある働き方であることも覚えておかなくてはなりません。

身につけるべきスキル・知識

HTML、CSS、デザインスキル、グラフィックソフトを扱うスキル など

年収

300万円〜800万円程度
Webデザインだけでなく、UI/UX設計スキルがあると評価が上がる傾向にあります。

サーバーサイドエンジニアに転職する

サーバーサイドエンジニアは、主にRubyやPHP、Pythonなどの言語を使いデータベース操作などのバックエンド処理を実装する職種です。近年、スタートアップ企業やベンチャー企業で、フロントエンドスキルを持つサーバーサイドエンジニアの需要が高まってきています。そのため、プログラミング言語スキルを身につけてサーバーサイドエンジニアに転職するというキャリアパスも選択肢となるでしょう。

サーバーサイドエンジニアに求められる知識やスキルは、フロントエンドエンジニアとは大きく異なるため、一から勉強を始めなければなりません。しかし、フロントエンド、サーバーサイドの両方に対応できるフルスタックエンジニアともなれば、Webサービスを扱う企業からの需要は極めて大きく、年収アップにつながる可能性が高いといえるでしょう。

身につけるべきスキル・知識

言語スキル(企業によって異なるものの、RubyやPHP、Java、Pythonなどが多い)、SQL、データベースに関するスキル、サーバー操作スキルなど

年収

300万円〜800万円程度
フロントエンドスキルやプログラム構造の設計スキル、プロジェクトマネジメントスキル、リーダー経験などがあると評価が上がる傾向にあります。

5. フロントエンドエンジニアの求人例をチェック

最後は、フロントエンドエンジニアの求人例をチェックしましょう。今回は、自社サービスに携わるケースをご紹介します。

【業界】

IT・通信・人材/教育

【業務内容】
◆人事評価プラットフォームの企画・開発を担当していただきます。さらに、優れたUI/UXを継続的に開発し、運用・改善できる組織開発および環境構築にも携わっていただきます。


<具体的な業務内容>
・デザインシステムの構築・運用
・評価者のスキルを可視化し、改善を施す機能の開発
・プラットフォームUIの構築
・組織パフォーマンスの向上


【求められるスキル・経験】
・TypeScriptでの開発経験
・Vue.js、React、Angularいずれかでコンポーネントを活用したフロントエンドの開発経験
・Webアプリケーション開発のプロジェクトマネジメント経験
・チームワークを大切に取り組める方


【想定年収】
600~800万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 有給休暇

【勤務地】
東京都

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6. まとめ

フロントエンドエンジニアとして長く活躍するには、HTML・CSSを使ったコーディイングスキルのほかに、プロジェクトマネジメントスキルやビジネス設計スキルなどを身につけていくことが重要です。

さらなるキャリアアップを目指すためにも、実務で経験をつみながら、自主的に情報収集し、常にキャリアパスを意識しながら、学習を続ける必要があるでしょう。

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