C++は組み込み開発のプロジェクトにおいて高い需要があるC++エンジニアの転職で評価されるスキルや知識、経験とは?

最終更新日:2020年3月25日

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C++はC言語の後継的な言語です。開発されてから30年以上経っていますが、処理速度が速い、セキュリティ性が高い、ライブラリーが多く幅広い領域の開発に使えるといった理由から、現在でも組込み開発やゲーム開発、スマホアプリ開発などの分野で根強い需要が続いています。さらに、IoTやAIといった先端技術開発にも使われているため、将来性の高い言語と言えるでしょう。この記事ではC++エンジニアとして転職する際に評価されるスキルや知識、経験を中心に年収例などを解説します。

1.C++エンジニアの需要

C++は、組み込み開発やゲーム開発、Webアプリケーション開発、スマートフォンアプリ開発など幅広い領域で採用されており、継続的な需要があります。ここでは、C++エンジニアの需要状況について領域別に詳しく解説します。

組み込み開発

C++は元々C言語から派生した言語です。C言語はUnix OSの開発に使用されるなど汎用性が高く、自動車や家電の組み込み用マイコンや機械制御などの分野ではC言語のコード資産が多く蓄積されています。そのため、これらの分野ではC言語と互換性があり記述性に優れるC++が使用されるケースが多く見られます。また、最近ではIoTやAIの開発が盛んに行われており、自動車産業やロボット開発の現場でC++が多く使用されています。

ゲーム開発

C++はゲーム開発でも採用されています。コンシューマゲーム機はメモリ容量など制約条件が多く、リアルタイムな制御が求められるため、これらの開発に強いC++が採用されることが多いのです。

Webアプリケーション開発

需要は少ないですが、Webアプリケーション開発において、PHP、Ruby、Javaなどの言語と合わせてC++が採用される傾向にあります。C++はサーバー処理パフォーマンスに強みを持っているため、一部のサーバー処理のみC++で実装することがあります。

スマートフォンアプリ開発

スマートフォンアプリ開発においてもC++が採用されるケースがあります。
iPhoneアプリ(iOSアプリ)を開発する場合、Objective-CまたはSwift、Androidのアプリ開発の際にはJavaかKotlinを使用するケースが一般的です。しかし、センサーや通信制御などに関わる開発は、ハードウェア制御に強みを持つC言語やC++が使われるケースがあります。

2.C++エンジニアとして転職する際に評価されるスキルと知識、経験

ここでは、C++エンジニアとして転職する際に評価されるスキルと知識、経験を解説します。


プログラミングスキル(C言語/C++)  

C++のプログラミングスキルはもちろんですが、あわせてC言語のスキルも有していると評価につながるでしょう。

理由は、C++はC言語と互換性があるため、C++とC言語のどちらも使って開発する場合があるからです。また、C++はC言語の後継的な言語であるため、C++の経験がなくてもC言語の実務経験があれば比較的容易にC++を習得することができます。
このような背景から、C++エンジニアの求人募集においては、C++の実務経験がなくともC言語での開発経験があれば採用されることが多いのです。


組み込み開発の経験

C++エンジニアは組み込み開発において最も大きな需要があります。どのような開発でも即戦力は歓迎されるため、C++の実務経験がなかったとしても組み込み開発経験者は評価にされる傾向にあります。特に、IoTなどの先端技術を活用した組み込み開発の経験があると高い評価につながるでしょう。


TRONやLinuxなどのOSを操作するスキル

組み込みソフトウェアの実行環境・開発環境は、TRONやLinuxなどのOSを採用するケースが一般的です。システム開発はこれらのOS上で行うため、必然的にTRONやLinuxなどのOSを操作するスキルが必要になります。さらに、これらに加えてOS上に1から開発環境を構築した経験があるとスキルの信頼性が高まります。


ネットワークスキル

C++が多く採用されているIoTの開発では、ネットワークの制御も発生します。C++エンジニアに必須のスキルとはいえませんが、IoT案件での採用を目指すのであれば、TCPやIPなどのネットワークスキル(IoTとサーバー間の通信を構築するスキル)を習得しておくと良いでしょう。


ハードウェアの知識

組み込み開発では、メモリなどのハードウェア制御を行う開発やハードウェアを直接制御するプログラムであるデバイスドライバの開発が多いため、ハードウェアに関する深い理解が欠かせません。ハードウェアの知識証明には、IPAが運営する国家資格であるエンベデッドシステムスペシャリストなどを活用すると良いでしょう。


オブジェクト指向の知識

C++はC言語にソフトウェア設計手法の1つである「オブジェクト指向」を追加したプログラミング言語と言われます。オブジェクト指向で開発されたプログラムは再利用や機能拡張がしやすくなるというメリットがあります。オブジェクト指向の考え方は抽象的で理解が難しいところがありますが、マスターすると設計・開発の生産性が格段に向上するため、習得しておくと評価につながるでしょう。
 

英語のリーディングスキル

C言語やC++の最新の技術情報は英語の文献が多いため、他の言語より英語のリーディングスキルが求められます。評価の割合としては高くないですが、最新の技術に触れていくために高めておきたいスキルの一つです。

3. C++エンジニアの年収

ここでは、C++のエンジニアの年収例を紹介します。

組み込み系SI企業

【想定年収】360~1,000万円
【業務内容】自動車、鉄道、航空機、医療業界における組込系ソフトウェア開発・制御プログラム開発・ファームウェア開発
【求められるスキル・経験】
・Java、C#、C++いずれかの1年以上の開発経験
・インフラに関する知識
・ハードウェアに関する知識
・英語のリーディングスキル

組み込み系SI企業

【想定年収】500~800万円
【業務内容】ファームウェア開発
【求められるスキル・経験】
・Java、C#、C++いずれかの1年以上の開発経験
・インフラに関する知識
・ハードウェアに関する知識
・英語のリーディングスキル

スマートフォンゲーム開発企業

【想定年収】400~800万円
【業務内容】iOS/Android向けゲーム開発
【求められるスキル・経験】
・C++(ゲームエンジンの経験は不問)
・設計スキル
・オブジェクト指向の知識
 
C++エンジニアの年は400万〜1,000万程度とPHPやJavaなどの他言語より高い傾向にあります。理由としては、C++エンジニアのスキル要件が他言語のエンジニア(組み込み系以外)より高く、人材不足が他の言語より顕著であることなどが考えられます。例えば、組み込み開発系のエンジニアに求められる基板や回路、OSなどを含めたハードウェアに関する知識は膨大な情報量があり、ソフトウェア開発の知識よりも習得難易度が高いと言われています。また、C++は構文が複雑であることも指摘されており、このこともまた、C++エンジニア人材の不足につながっていると考察されます。

C++エンジニアとして採用されれば比較的高い年収を得ることが期待できますが、より高い年収を得るには、プロジェクトマネジメントスキルを身につけ、組み込み開発案件におけるプロジェクトマネージャーやリーダーなどのポジションを目指すと良いでしょう。これらのポジションでは、800万円〜1,000万円近い年収での採用も珍しくありません。

4. まとめ

C++は、組み込み系をはじめ、スマートフォンアプリやAI、IoTなどの先端分野まで幅広い領域で利用されています。そのため、エンジニアに期待するスキルや経験も企業や求人によってさまざまです。転職活動を進める際は、求人企業で求められている人材の特徴を正しく把握した上で、自身の持っているスキルの何がアピールポイントになるかを整理するとよいでしょう。

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