サーバーサイドエンジニアへの転職|必要スキル・経験・資格を紹介

最終更新日:2024年5月17日

サーバーサイドエンジニアはWebサイトやアプリケーション開発において、サーバー上で動作する機能を開発するエンジニア職種です。ブラウザ操作などのクライアントの要求に応え、サーバーサイドの処理ではデータベースへのアクセスなどを行います。したがって、サーバーサイドエンジニアへの転職活動では、サーバーをはじめとしたインフラに関する知識やプログラミングスキルに加え、実際にシステムを開発した経験などが求められます。

この記事では、「サーバーサイドエンジニアに転職したい」と考えている方向けに、サーバーサイドエンジニアの転職で求められるスキル・経験や年収例などを紹介します。

サーバーサイドの経験がないエンジニアにとっても、持っておくと転職活動で役に立つ資格もまとめているので参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • サーバーサイドエンジニアで得られるスキルは長く活かせ市場価値が上がるため市場価値が上がりやすい
  • 未経験からサーバーサイドエンジニアの転職は可能だが、未経験者採用枠は少ない
  • サーバーサイドエンジニアの転職に役立つ資格は複数あるため、戦略を立てて取得すると良い

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サーバーサイドエンジニアとは

サーバーサイドエンジニアとは、その名の通りサーバー側のデータ管理・保全を行うアプリケーションを担当するエンジニアを指します。サーバーサイドエンジニアが担当することの多いアプリケーションには、Webシステムにおけるサーバーサイドの処理、API、スマホのネイティブアプリのサーバーサイド処理があげられます。

サーバーサイドとは「サーバー側の処理」を指しますが、サーバーには「データベースサーバー」「Webサーバー」「アプリケーションサーバー」「ファイルサーバー」などさまざまな種類があります。利用するサーバーによって、サーバーサイドエンジニアに求められるスキルが変化する点も頭に入れておきましょう。

最近ではオンプレミスでのサーバー構築に代わってクラウドサービスを利用する場合が多くなり、AWS(Amazonウェブサービス)やMicrosoft Azureなどクラウドサーバーについての知識も求められるシーンが多いです。

サーバーサイドエンジニアの仕事内容

サーバーサイドエンジニアの主な仕事内容を紹介します。サーバーサイドエンジニアを目指す場合には、ぜひとも押さえておきたい内容です。なお、企業の特徴や開発する規模によって仕事内容は異なります。

関連記事:サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や資格、勉強方法などを紹介

サーバー内での内部処理設計・実装

サーバーサイドエンジニアはサーバー内で動作するアプリケーションについて、新規の作成、機能の追加・更新、不具合の対応などを目的として、設計および実装、テストを行います。

サーバーへの要求については、クライアントサイドのエンジニアと連携してインタフェースを定めます。サーバーサイドの処理では、正確性や処理速度などが求められるため、詳細な設計を行います。データベースへアクセスする処理の実装も定番です。

たとえばECサイトなら、「ユーザーの注文、買い物カゴの処理」「商品データベースの設計」「不正アクセスの処理」などをサーバーサイドエンジニアが担います。これらの処理や対応に必要な設計、実装を行うのがサーバーサイドエンジニアです。

ハードウェアのアップグレードや新たなソフトウェアのインストールなど、既存システムに対して大きな変更ができる権限を持つのも、サーバ―サイドエンジニアの特徴です。

クライアントとの連携に必要なAPIの設計・実装

クライアント(ユーザーの利用するブラウザなど)との連携のためのAPI設計、実装もサーバーサイドエンジニアの仕事の一つです。APIとはクライアントと連携するための接続ポイント、接続するためのインターフェースを指します。サーバーサイドのアプリケーションの一種ですが、接続するインタフェースを限り、独立性の高いアプリケーションとして作成します。

セキュリティ対策の設計・実装

サーバーサイドのアプリケーションにおけるセキュリティ対策もサーバーサイドエンジニアの受け持つ範囲であることが多いです。既存システムのエラーや想定通りの動きをしない部分の修正を担当することもあり、こうしたバグ修正やセキュリティ対策に使う時間が多いサーバーエンジニアがいるのも実情です。

セキュリティ対策は堅牢なもの、最新のものを実装する必要があります。また将来のことも考えて読みやすいコードを記述し、他のシステムへの展開が容易なものを実装することも求められるでしょう。

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サーバーサイドエンジニアと他職種との違い

サーバーサイドエンジニアを調べていると「サーバーエンジニア」「バックエンドエンジニア」といった担当する分野の異なる他職種が見つかります。これらとサーバーサイドエンジニアの違いを見ていきましょう。

サーバーエンジニアとの違い

サーバーエンジニアとは、Webサイトや業務システムの稼働環境、その他の用途で企業や組織で利用するためのサーバーを設計・構築します。サーバーの運用保守もサーバーエンジニアの受け持つ範囲です。インフラエンジニアの一種にあたります。

一方、サーバーサイドエンジニアは「サーバー上で稼働するシステム、アプリケーション開発をする」エンジニアです。

バックエンドエンジニアとの違い

サーバーサイドエンジニアはバックエンドエンジニアと同じ意味合いで使われることもあります。両者の違いを上げるとすると名称が異なり、バックエンドはサービス利用者に見えない方の意、サーバーサイドはサーバー側の意となります。サービス利用者に見えない側=サーバーであるため同じ意味だと捉えられやすいです。

バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアが分かれているとすると、サーバーサイドエンジニアは主にサーバー関連の開発・処理を、バックエンドエンジニアはWebサイトなど設計・開発を指す場合もあるでしょう。一般的にサーバーサイドエンジニアの方が広い範囲を受け持ちます。
大枠として捉えた場合であるため、企業によって違いは異なるのが実態です。

フロントエンドエンジニアとの違い

フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアは、受け持つ範囲が異なります。


  • ・フロントエンドエンジニア:ユーザーが操作する画面の表示や操作、サーバーへのリクエストなどクライアントサイドが担当範囲

    ・サーバーサイドエンジニア:ユーザー操作によるリクエストの結果を集計したり処理し、クライアントに返答するサーバーサイドが担当範囲


フロントエンドとは「目に見える表面部分」であり、目に見えないサーバーサイドとは違いが分かりやすいです。

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サーバーサイドエンジニアへ転職するメリット

サーバーサイドエンジニアに転職すると得られるメリットには下記があげられます。


  • ・学んだスキルを長く活かせる

    ・需要が高く求人が豊富

    ・年収がアップしやすい

学んだスキルを長く活かせる

サーバーサイドエンジニアが扱うプログラミング言語は、JavaやPythonといった汎用性が高い言語が多く見られます。サーバーサイドは新たなプログラミング言語の習得が必要になるシーンはゼロではありませんが、少ないという特徴を持ちます。従って持っているスキルを長く活かせるのも特徴の一つです。

一方フロントエンドエンジニアでは、HTMLやJavascript、AltJsが主体となるプログラミング言語です。これらの言語は機能のアップデートが早く、頻繁なためキャッチアップが大切になります。

サーバーサイドエンジニアでは自分の持つスキルが色褪せにくい点が、メリットといえるでしょう。

需要が高く求人が豊富

サーバーサイドエンジニアに限らずIT人材は需要が高まっていると考えられ、求人も豊富にあります。データの処理を行わないシステムはほぼなく、企業としてもサーバーサイドエンジニアの採用は重視していると考えられるでしょう。

レバテックキャリアにて2024年3月16日時点で公開中の職種「サーバーサイドエンジニア」の求人数は、3,891件(募集中1,723件)と豊富に存在します。求人が多いため、自分の希望やビジョンを叶えられる職場が見つかりやすいメリットがあります。

年収がアップしやすい

サーバーサイドエンジニアとして業務にあたると、新たなプログラミング言語を習得したりフロントエンドでの業務を補助する機会も増えます。こうした背景から実務経験の長さが評価されることが多く、勤続するほど年収がアップしやすいのもメリットです。

求人数が豊富にあるとご紹介しましたが、求人内容を見ても想定年収には幅があります。現職でサーバーサイドエンジニアとして実務経験を積んでおくと、転職によって年収アップも狙いやすいといえるでしょう。

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企業種別に見るサーバーサイドエンジニアの年収例

サーバーサイドエンジニアと一言でまとめていますが、企業や業界によって年収は大きく異なります。ここからは、3つの異なる業界の実際の求人例を紹介します。

サーバーサイドエンジニアの求人・転職情報>

関連記事:サーバーサイドエンジニアの年収実態|仕事内容や転職のポイント

ファッションテック企業

【想定年収】500~900万円
【業務内容】自社ECサービスサイトの全ライフサイクルに携わる業務
【求められるスキル・経験】Ruby on Railsを使用した開発・運用経験3年以上、Linux、DBに関する知見

フィンテック関連企業

【想定年収】450~800万円
【業務内容】ウォレットサービスの機能改善、新規機能追加における設計・開発・運用
【求められるスキル・経験】Java、RubyなどによるWebアプリケーションの開発経験

不動産(スマートロック)関連企業

【想定年収】450~800万円
【業務内容】スマートロック周辺開発、アプリ、API開発
【求められるスキル・経験】業務系、Web系でのサーバーサイド開発の実務経験、チーム開発におけるツール活用スキル

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サーバーサイドエンジニアへ転職するには

サーバーサイドエンジニアに転職する際に押さえておきたいコツをまとめました。キャリアの志向性や保有スキルとマッチング度の高い企業と出会えるように、あらかじめ転職のポイントを知っておきましょう。

サーバーサイドエンジニアに役立つ資格を取得する

サーバーサイドエンジニアの業務に対するスキルの証明には、資格取得が有効です。もし未経験から転職しようと考えている場合は、企業にアピールできるポイントが「やる気」「意欲」といった抽象的なものしかありません。その点、資格を取得して保有することで、知識を有している目安になり、業界に対する理解度や意欲もアピールできます。

本記事内の「サーバーサイドエンジニアへの転職ににおすすめの資格」にて、サーバーサイドエンジニアのスキル証明に特化した資格をご紹介しますので、転職を検討している方は参考にしてください。

サーバーサイドでよく利用される開発言語を学ぶ

サーバーサイドでよく利用される言語には、JavaやPHP、JavaScriptなどが挙げられます。これらの言語をスクールを利用した学習やWebや書籍を利用した独学で習得しておくと転職に役立ちます。また、サーバーサイドだけでなくフロントエンドのスキル・経験も評価される傾向にあるため、HTMLやCSSといった言語も学んでおくことがおすすめです。

自分のスキルと合う会社を転職先に選ぶ

求人募集には求めるスキルが提示されているケースが多いです。自分が持つスキルと合うところを選ぶと、志望動機や理由にも具体性を高めることができます。

特に企業が求めるスキルを知るのは、転職において重要なポイントです。相手のことをよく分かった上で面接に望むと、会話に厚みを出すことができます。

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未経験からサーバーサイドエンジニアへの転職は可能

未経験からでもサーバーサイドエンジニアへの転職は可能です。とはいえ、未経験者の採用はあまり多くないため、楽観視はできません。

ここからは、未経験のサーバーサイドエンジニアの転職傾向や重要なポイントを紹介します。

関連記事:未経験からサーバーサイドエンジニアに転職する方法

未経験者の採用は少なく倍率が高い傾向

確かに、未経験者も応募可能とするサーバーサイドエンジニアへの転職募集は存在しています。ただし、全体から見ればサーバーサイドエンジニアの求人は経験者の募集が多いです。未経験者を採用する求人もありますが、第二新卒向けなど若手のポテンシャルに期待した募集が基本となります。

20代後半以降で未経験からサーバーサイドエンジニアを目指す方は、独学やスクールで知識を身に着け、実力を示せると良いでしょう。

未経験で目指すには実力を示すことが大切

サーバーサイドエンジニアで採用してもらうためには、プログラミング言語やデータベースの基礎をしっかり身に着け、即戦力になる実力を示すことが大切です。

最近ではオンラインでの学習コンテンツの提供が増えているため、これらを活用して時間の無い社会人でも自らのペースで学習することが可能です。また、書籍や動画配信サービスをはじめとした教材も活用すると良いでしょう。知識を身に着けたら、独自の仮想プロジェクトを計画し、成果物を作成・公開することで実力を証明できます。

未経験からサーバーサイドエンジニアを目指すには、多くの知識が必要ですので継続的な努力が必要です。目標に向けて着実に努力を積み重ねると良いでしょう。

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サーバーサイドエンジニアの転職で評価されるスキル・経験

ITエンジニア経験者がサーバーサイドエンジニアへの転職で評価されるスキル・経験について解説します。一般的にサーバーサイドエンジニアに求められるスキル要件としては、「サーバーサイドの開発経験1年~3年程度」が多いようです。具体的には、次のようなスキル・経験が評価される傾向にあります。

関連記事:サーバーサイドエンジニアに必要なスキルは?資格や勉強方法まで解説

プログラミングスキル

サーバーサイドエンジニアには、JavaやPHP、Ruby、JavaScriptなどのプログラミングスキルが必須です。ただし、これらすべての言語スキルが求められるわけではなく、企業や案件によって求められる言語は異なります。まずは一つの言語を開発ができるレベルまで習得しましょう。

また、HTMLやCSSなどフロントエンドのスキル・経験も評価される傾向にあります。

コンパイラ型言語

コンパイラ型言語はプログラムをコンパイル(変換)して実行するプログラミング言語です。ソースコードは、コンパイラと呼ばれる専用のソフトウェアによって機械語やバイトコードに変換されます。

コンパイラ型言語最大の特徴は、高速で実行される点です。そのため、大規模なシステムを構築する際に採用されます。また、ソースコードを実行する前にコンパイルするため、実行前にエラーを見つけられます。一方で大規模なソースコードの場合、コンパイルする時間が長くなる、ソースコードが煩雑になるため注意が必要です。

コンパイラ型言語の代表にはJavaやC++などが挙げられます。

インタプリタ型言語

インタプリタ型言語とは、ソースコードを逐次実行するプログラミング言語です。ソースコードをインタプリタによって1行ずつ解釈して実行するため、コンパイル型言語と比べて実行速度は遅くなります。

一方でソースコードの可読性が高い、簡易なプログラムを気軽に記述できる、プログラムを別言語に移植しやすいなどの利点があります。インタプリタ型言語の代表言語はPythonやJavaScriptなどです。いずれも人気言語ランキングで常に上位に選ばれています。

サーバーサイドエンジニアはいずれも使いこなすのが大切

サーバーサイドエンジニアはコンパイラ型言語とインタプリタ型言語のいずれも使いこなせることが理想です。高速かつ効率的な処理が要求される場合はコンパイラ型言語、柔軟な開発や運用を重視する場合はインタプリタ型言語と使い分けができるレベルで習得していると転職時にもアピールできるポイントとなります。

それぞれの言語は一長一短ですので、プロジェクトや要件に合わせて使いこなせることで市場価値が上がります。

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フレームワークの知識・開発に使用するスキル

近年のWebシステム開発では、開発工数の低減や生産性の向上を目的とし、フレームワークを用いた開発が一般的です。そのため、各言語の代表的なフレームワークに関するスキル・経験を身につけておきましょう。以下は、日本国内でよく使用されるフレームワークの一例です。

サーバーサイド

  • ・Ruby…Ruby on Rails

    ・PHP…Laravel

    ・Java…Spring

    ・Python…Django


サーバーサイド以外

  • ・複数言語対応のモバイルアプリ開発用…Apache Cordova

    ・JavaScriptのフロントエンド用…React

クラウドサービスを使用した開発経験

開発環境をクラウドに移す企業が増えていることから、クラウドサービスに対応するスキルも重要です。AWSやGoogle Cloud、Microsoft Azureなどのクラウドサービスをプラットフォームとしたアプリケーションの開発経験が評価される傾向にあります。

データベーススキル

サーバーサイドエンジニアはデータベースの専門家ではありません。しかし、サーバーサイドの処理では頻繁にデータベースにアクセスすることが一般的なため、データベース操作スキルが必要です。データベースの基礎知識とMySQLやORACLE Database、Microsoft SQL serverなど、代表的なデータベースの処理で使われるSQLスキルを習得しておきましょう。

サーバーOSや仮想環境に関する知識・スキル

近年のサーバーOSとしてはWindows ServerやLinuxが主流です。特にLinuxの中でもRed hat系やDebian系ディストリビューションは多くの企業で使用されています。

RubyやPHPなどのインタプリタ言語を用いたWeb開発は、Linux上で行われることも多いため、基本的なコマンド操作(シェル操作、ファイル操作、ソフトウェアインストールなど)のスキルも習得しておくと良いでしょう。

さらに、各種の仮想OSやDockerによるコンテナなどの仮想環境で開発を行うケースも増えていることから、これら仮想化ソフトウェアの操作も習得しておくと良いでしょう。

ソフトウェア設計スキル

サーバーサイドエンジニアは開発職であるため、ソフトウェアの設計スキル(詳細設計・基本設計スキル)が必須です。設計スキルに加え、上流工程の要件定義の経験があると、転職活動ではさらに評価されます。

問題解決力

サーバーサイドエンジニアの業務はシステム構築から修正など多岐にわたりますが、その多くの業務で問題解決力が必要になります。クライアントの要件を聞き出し、どのように解決するのか、要素の分解に必要です。また、バグを早期に発見し原因の特定や修正するにも、問題解決力は欠かせません。

各種マネジメント経験

より高年収を狙うのであれば、マネジメント経験も備えておきたいところです。人手不足が叫ばれるITエンジニアの中でも、マネジメントスキルを持つリーダークラスや現場を統括できるマネージャークラスのエンジニアは特に高い需要があります。

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サーバーサイドエンジニアへの転職ににおすすめの資格

サーバーサイドエンジニアへの転職でおすすめできる資格をまとめました。それぞれの資格には複数のグレードが用意されていることが多く、自身のレベルにあわせて試験を選び、ステップアップを図るとよいでしょう。

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

基本情報技術者試験応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営し、経済産業省が認定するITエンジニア向けの国家資格です。

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門とも呼ばれている資格であり、内容はITの基礎力や実践的な活用能力を問うものです。受験対象者は基礎的知識・技能を持った者と定められており、特に実務経験は問われません。エンジニアの資格取得の第一歩に選ばれることも多い試験です。

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位にあたり、すでにIT実務を積んだ方向けの資格です。知識・技術の「応用力」が問われる内容であり、開発だけでなくマネジメントや経営に関する知識も問われます。

LinuC(Linux技術者認定資格、レベル1及び2が目標)

LinuCとはLinuxに関する専門知識、スキルを証明する資格です。レベル1~3およびシステムアーキテクトの4つのカテゴリに分けられており、サーバーサイドエンジニアの転職として活用するのならレベル1及び2を目標にするのがおすすめです。

LinuCを取得していれば、一定レベル以上のLinux及びサーバー構築の知識を持っていると証明できます。資格取得に向けて学ぶ中で、サーバーの基礎知識や概念が理解できるのもメリットの一つです。

Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA)

Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA)は、商業用途のLinuxディストリビューションRed Hatの提供元として著名なRed Hat社が認定する資格です。Red Hatが主催する学習パスの基礎ステップであり、Red Hat資格の中では基本的な資格といえます。RHEL(Red Hat Enterprise Linux)の基礎知識やスキルを認定する目的の試験です。

基礎ステップでありますが簡単な資格ではなく、合格するとRed Hat社から認定が付与されます。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は非営利団体Ruby Associationによって運営されているRuby技術者向けの資格試験です。試験内容はRubyの文法やRuby技術者として必要な知識・能力の証明となっています。資格区分は「Silver」「Gold」の2レベルがあり、Silverの認定を受けたあとGoldの受験が可能です。

Silverは基本的な技術内容が問われ、サーバーサイドエンジニアを目指し始めたばかりの方でも挑戦しやすいレベルといえます。

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Python 3 エンジニア認定基礎試験

Python 3 エンジニア認定基礎試験は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する民間資格です。Pythonの基本的な概念や仕組み、文法基礎に関する知識が問われます。

この資格を資格補助対象とする企業もあり、IT試験の中では比較的難易度は低いといわれています。Pythonスキルが問われる企業に応募する場合、基礎知識の証明として取得するのがおすすめです。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、名前の通りPHPに関する知識を証明する資格です。2024年3月16日時点で日本国内で実施されるPHPスキルを証明できる唯一の資格制度となっており、PHPエンジニアとして活躍するための地力アップや転職に役立ちます。

PHPを現職で扱っている場合でも、転職時に改めて受験する方もいます。試験の難易度は「初級」「上級/準上級」「認定ウィザード」の3種類があり、ウィザードを受験するには上級認定から2年以内と定められています。

データベース関連の資格


これらはデータベース関連の資格です。それぞれ複数のレベルの資格が用意されており内容も異なるため、希望する企業が求めるスキルにあわせた資格取得がおすすめです。

クラウドサービス関連の資格


クラウドサービス関連の主要な企業が主催する資格です。汎用的な資格であるため、サーバーサイドエンジニア以外のIT職に転職する際にも役に立つ可能性があります。

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サーバーサイドエンジニアに向いている人の特徴

サーバーサイドエンジニアに向いている人に共通してみられる特徴を紹介します。ただし、これらの特徴は生来的に持っていなければならないわけではなく、日ごろの意識や習慣によって身につけることのできるものです。

最新技術への興味・関心が高い

ITエンジニアは、技術的なトレンドの変化に対応しながらソフトウェア開発を行う職種です。ソフトウェア開発の品質を高め、効率的に行うためには、最新技術を貪欲に取り込むことが重要なポイントとなります。その実現には、継続的に技術習得に向けて学習できることが求められ、最新技術に興味・関心を持って学習を続けられる人が適しているといえます。

物事を論理的に考えられる

サーバーサイドの処理は内部的であり、その成果はクライアントサイドに比べて目視しづらい傾向にあります。必要な処理を整合性を保ちながら積み上げてアプリケーションを作ることが求められる職種のため、論理的な思考力が必須となります。ここでいう論理的思考は、理系・文系などとは関係なく、一つずつ考えを積み重ねて大きな仕組みを作りあげることを意味しています。普段から物事を理詰めで考えることができる人がサーバーサイドエンジニアに向いているといえます。

冷静に物事に対応できる

サーバーサイドでの処理は直接的にデータベース操作を行うことも多く、システム上の影響も大きいです。エラーや不具合の発生では、システム利用者の業務が停止することによる事業の影響や、データに不整合が起きた場合には金銭的な影響も起きかねません。

それでも、システムやサーバーではトラブルは起きるものです。問題が発生した際には、冷静に原因や影響を調べ対処できることがサーバーエンジニアに求められます。よって、普段から冷静に物事に対応できる人はサーバーエンジニアに向いています。

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サーバーサイドエンジニアから目指せるキャリアパス

サーバーサイドエンジニアからキャリアアップ先として目指せるキャリアパスについて紹介します。エンジニアをマネジメントする立場や技術の深さや範囲を追求したエンジニア、知見を活かしたコンサルタントなどが選択肢に挙がります。

プロジェクトマネージャー

サーバーサイドエンジニアとして活躍を続けた場合、徐々に影響範囲が広がり他のエンジニアについてのマネジメントも行うこととなります。多くのエンジニアのマネジメントをすることで、大きな成果に貢献できるためです。

この方向でのキャリアアップは、プロジェクトリーダーを経てプロジェクトマネージャーとなることです。プロジェクト内のチームやプロジェクト全体を管理する立場になることで、エンジニアとして大きな成果を出すことが可能です。

ITスペシャリスト

マネジメントではなく、サーバーサイドに関する技術的なスキルを高めスペシャリストとしてのキャリアを築くことも選択肢となります。各種の言語やフレームワーク、アーキテクチャなどに精通し、サーバーサイドの開発・運用保守にさらに特化した知識やスキルを持つことが求められます。

フルスタックエンジニア

IT技術者として、サーバーサイドだけでなくフロントエンドやインフラ、ネイティブアプリなどの分野まで見識を広め、フルスタックエンジニアとなるキャリアパスもあります。技術的な分野も業務上の工程も幅広く対応できるフルスタックエンジニアは、特に人手の不足するスタートアップなどで求められる人材となります。

ITコンサルタント

サーバーサイドエンジニアとして得た知見を活かしてITコンサルタントを目指すキャリアパスもあります。技術的なことはもとより、サーバーサイドで行う処理の内容を顧客の業務と合わせて理解を深め、課題の解決や業務の効率化などに繋げるスキルが必要となります。

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サーバーサイドエンジニアに関するよくある質問

サーバーサイドエンジニアに関するよくある質問と回答をまとめました。サーバーサイドエンジニアへの転職を検討する材料としてお役立てください。

Q1. 未経験可のサーバーサイドエンジニアの求人はありますか?

ゼロではありません。サーバーサイドエンジニアの求人は多く、その中には未経験OKの求人も見つかるかもしれません。しかし、企業が未経験のみを求めることは少なく、経験年数が多いほど選べる求人数も多いと考えておきましょう。第二新卒までであれば、ポテンシャル採用として未経験者でも採用する企業もあります。

Q2. サーバーサイドエンジニアの転職に役立つ資格の代表例はなんですか?

国家資格である「基本情報技術者試験」です。ITエンジニアとしてのエントリレベルにあたる資格試験ですが試験範囲は広く、ハードウェア、ソフトウェア、システム開発手法、プロジェクトマネジメント、IT戦略などに関する知識が問われます。また、プログラミングに関する出題もあり、ITエンジニアとして一定のスキルを示せる資格となります。

Q3. サーバーサイドエンジニアの平均年収はどれくらいですか?

レバテックキャリアに掲載されている求人・転職情報から平均年収を推定すると、サーバーサイドエンジニアの平均年収は約616万円です。(2024年3月16日時点で、職種「サーバーサイドエンジニア」にて登録・募集中の転職・求人情報より30件を抽出し、年収の最小値と最大値の中間の平均値より推定)

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Q4. サーバーサイドエンジニアへの転職に役立つ開発言語には何があげられますか?

JavaやPHP、Ruby、Pythonなどが現在主流となっている開発言語です。この他にもフロントエンドの扱う言語(HTLM、CSS、JavaScriptなど)にも触れておくと、より転職しやすいと考えられます。

Q5. サーバーサイドエンジニアとサーバーエンジニアの違いは?

サーバーサイドエンジニアとは「サーバー上で動作するアプリケーションを開発するエンジニア」であり、サーバーエンジニアは「サーバーそのものの設計・構築を行うエンジニアでインフラエンジニアの一種」です。両者は開発する分野が異なります。

Q6. サーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いは?

この2つには明確な違いはなく、同じ意味合いで使われることもあります。企業の中でサーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニア両方が存在する場合、サーバーサイドエンジニアはサーバー関連の開発が中心で、バックエンドエンジニアは基盤部分の開発が中心という風に分かれていることが多いです。あくまで一例であり、企業やプロジェクトによって二つの区分は異なるため、受け持つ範囲を確認してみると良いでしょう。

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まとめ

近年のサーバーサイドエンジニアは、担当する業務範囲が拡大しつつあり、フロントエンド開発スキルやデータベーススキル、クラウドへの対応スキルがあると転職市場で評価されやすい傾向にあります。高年収での転職を目指すのであれば、これらのスキルを身につけた上で転職活動を進めると良いでしょう。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

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