フロントエンドエンジニアの仕事内容、必要なスキルについて解説フロントエンドエンジニア向けおすすめ資格

最終更新日:2022年8月26日

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Webアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)を構築するエンジニアがフロントエンドエンジニアです。HTML・CSS・JavaScriptを駆使して、ユーザーが快適で使いやすい機能を開発する仕事であり、リッチなWebアプリケーション開発には欠かせない職種となっています。

現在、フロントエンドは高度化・複雑化しており、多くのスキルを身につける必要があります。これらのスキルを習得するための方法として、資格の取得があります。フロントエンドエンジニアに必須の資格はありませんが、スキルを身につけて証明する方法としては資格の取得は非常に効果的です。

この記事では、フロントエンドエンジニアを目指している方に向けて、仕事内容や難易度順におすすめの資格、そして資格を取得するメリットを詳しく解説します。

フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは、Webアプリケーションのフロントエンド(クライアント側)を開発するエンジニアのことです。HTML・CSS・JavaScriptを使って、ブラウザ上で使いやすくリッチな機能を実装する仕事です。コーダーやマークアップエンジニアからのキャリアアップ先になることが多く、特にJavaScriptに関する深い知識が要求されます。

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フロントエンドエンジニアの仕事内容

Webアプリケーション開発は、フロントエンドとサーバーサイドにわかれています。サーバーサイドは、ルーティング、認証・認可処理、データベースのCRUD操作などユーザーの目に見えない部分の開発を行います。一方、フロントエンドはサーバーサイドから受け取ったデータの表示、検索機能やフォーム機能などのインタラクティブな機能の作成、UI画面の構築などユーザーの目に見える部分を開発します。

従来、フロントエンドはHTML/CSSを使った簡単なコーディングにJavaScriptで多少の動きを加える程度のものでした。しかし、昨今ではこれまでサーバーサイドが担ってきたルーティングや認証処理などもフロントエンドで担うケースが多くなってきます。これは、フルスタックエンジニアという言葉があるように、フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニア(バックエンドエンジニア)の職種の垣根がなくなってきていることが理由と考えられます。

フロントエンド開発用のライブラリ、フレームワーク、ビルドツールなどさまざまなツールや手法が開発されており、それらを用いてユーザー体験を向上させることがフロントエンドエンジニアの仕事と言えるでしょう。

関連記事:未経験からフロントエンドエンジニアになるには

難易度順!フロントエンドエンジニアに役立つおすすめ資格

ここでは、フロントエンドエンジニアに役立つ資格を難易度順に解説します。フロンエンドエンジニアに関する資格はそれほど多くありませんが、HTML・CSS・JavaScriptに関する資格のほか、取得しておくと今後のキャリアに役立つ資格はいくつかあります。ここでは、各資格の概要と取得するメリットについて解説します。

難易度:低

まずは基本的なHTMLとCSSのスキルを身につけられる難易度の低い資格を3つ解説します。

Webクリエイター能力認定試験

HTML・CSSに関する基本的な知識やWebページ作成能力など、Web業界で必須の技能を測定する試験です。試験にはスタンダードとエキスパートの2つがあります。スタンダードでは、HTMLとCSSのマークアップ、Webページのデザインやレイアウトなどが問われます。

エキスパートでは、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebデザイン、動的サイトやマルチデバイス対応などが問われます。上記のHTML5プロフェッショナル認定試験よりも難易度が低いため、HTML/CSSをこれから学びたいという人におすすめです。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5、CSS3、JavaScriptなどマークアップに関する技術と知識を認定する資格です。IPAが作成しているITスキル標準(ITSS)に位置付けられているため、取得することで一定の評価を得ることができます。

試験はLevel.1とLevel.2にわかれています。Level.1では、スマートフォンや組み込み機器などマルチデバイスに対応したコンテンツ制作の知識が問われます。Level.2では、マルチメディアおよび動的コンテンツに関する知識が問われます。やや難易度の高い試験なので、実務経験を積んでから受験することが望ましいでしょう。

ウェブデザイン技能検定

Webデザインに関する知識や技能が問われるWeb制作に関する唯一の国家資格です。3級から1級まで3つのレベルがありますが、受験資格が問われないのは3級のみです。全ての級で学科試験と実技試験が出題され、両方とも70点以上の獲得が合格基準です。2級以上では、HTMLやCSSに関する技術だけでなく、Photoshop®やデータベースなどの知識も求められます。

難易度:中

次に難易度が中程度の資格を3つ解説します。フロントエンドエンジニアとしては、より実践的なスキルが要求されるため、ある程度の実務経験を得てからチャレンジすることをおすすめします。

CIW JavaScript Specialist

CIWはインターネットとWebに関するスキルを認定する国際資格です。Webの基礎知識、モバイルデザイン、Webデザイン、Web開発、Webセキュリティにわかれており、Web開発の中に「CIW JavaScript Specialist」という資格があります。

ユーザーとのインタラクション、DOM操作、プログラム制御、フォーム認証、アニメーションなどについて出題されます。国際資格のため、日本国内だけでなく海外で働く場合にもアピールできます。英語で出題されるため、その点で難易度が上がります。

PHP技術者認定試験

サーバーサイドのプログラミング言語であるPHPのスキルを認定する民間資格です。初級試験、上級・準上級試験、ウィザードの3つのレベルの試験が実施されています。フロントエンドエンジニアにとっても、サーバーサイドのスキルが求められる機会が増えています。PHPはWebサイト制作との親和性も高く、プログラミング言語としては比較的難易度が低めなので、フロントエンドエンジニアが最初に覚えるサーバーサイドの技術としておすすめです。

ウェブ解析士

Webマーケティングやアクセス解析のスキルを証明する資格です。ウェブ解析士・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスターの3つが区分に分かれています。フロントエンドエンジニアとして開発したWebサイトが、実際に成果を発生させているか検証するために必要なマーケティング・アクセス解析の知識が身につけられる資格としておすすめです。

基本情報技術者試験

エンジニアやプログラマーとしては登竜門的な資格です。午前・午後ともにマークシート形式での出題となっており、2022年現在ではコンピュータを使ったCBT形式が採用されています。

コンピュータ科学、ネットワーク、データベース、経営、プログラミング言語など出題範囲は非常に広く、フロントエンドエンジニアに限らず、多くのエンジニア職にとって、ITに関する専門的な知識を身につけることができる資格となっています。

難易度:高

最後は高難易度の資格を3つ解説します。これらの3つの資格はそれぞれの分野に特化しているため、全ての取得を目指すのではなく、フロントエンドエンジニアとしての業務で特化させたいスキルに併せて取得することを目指しましょう。

PMP®試験

プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。プロジェクトマネジメントに関する知識を体系化した「PMBOK」に基づいて問題が出題されます。試験を受けるためにはマネジメント経験と研修の受講が必要になります。

また、合格した後は教育および職務能力の育成のためのプログラムに従事する必要があります。取得・維持することが難しい資格ですがマネジメント職を目指す際に役立ちます。プロジェクトマネジメントの世界標準の資格であり、国内でも取得していると高い評価を得ることができます。

Ruby技術者認定試験

フロントエンドもサーバーサイドも開発できる「フルスタックエンジニア」を目指す際に有効な試験です。Rubyはサーバーサイドで使用されることが多い言語であり、Rubyのスキルまであると任される範囲が広がります。

出題範囲は、Rubyの文法、組み込みライブラリ、オブジェクト指向となっています。問題は選択式の50問で、75%以上正解すると合格となります。比較的取得しやすい資格といえるでしょう。

フロントエンドエンジニアとして資格を取得するメリット

フロントエンドエンジニアにとって資格を取得するメリットはさまざまです。何となく資格を取得するのではなく、以下で紹介するメリットを意識して、資格を役立てられるように取得を目指しましょう。

知識・スキルを客観的に証明できる

資格を取得することでフロントエンドエンジニアとしての知識・スキルを客観的に証明できます。フロントエンドエンジニアとしての実力を客観的に示すことができれば、社内での評価も高まり、難しい仕事にチャレンジする機会も与えられるでしょう。未経験の分野の資格を取得すれば、新しい仕事に対する意欲も評価されるかもしれません。

転職時に有利になる

転職活動を有利に進めるためにも、資格の取得は効果的です。特に書類選考を通過するためには、履歴の記載されている資格欄を充実させることが重要です。転職希望先の業務に関連する資格があれば、やる気を評価され、戦力としても期待されるでしょう。

キャリアアップにつながる

転職に限らず、社内でのキャリアアップに資格は役立ちます。たとえば昇進の条件として資格取得が課せられていることもあります。さらに給与が高い職種や上流工程へのキャリアアップも視野に入ります。会社によっては資格手当という形で収入アップを目指すこともできるでしょう。

フロントエンドエンジニアに必要なスキル

次に、フロントエンドエンジニアに必要なスキルを解説します。

HTML、CSS、JavaScriptのコーディングスキルに加え、ライブラリやフレームワークの活用などさまざまなスキルが必要となっています。また、ライブラリを管理するパッケージ管理、アプリケーションの品質を高めるデバッグ、テストの実装といったスキルも必要です。

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コーディングスキル

HTML、CSSのコーディングはフロンエンドエンジニアの基本的なスキルです。また、サイトを検索上位に表示させるためのSEO構造の設計や実装スキル、スマートフォンに対応させるレスポンシブデザインを実装するスキルも求められます。

HTMLを扱うスキル

HTMLを扱うスキルは全てのフロントエンドエンジニアに必要なスキルです。文法ミスがなくメンテナンスしやすいHTMLを記述するには、それなりの経験と知識が欠かせません。自分でHTMLを記述するだけでなく、ほかのマークアップエンジニアやフロントエンドエンジニアが記述したHTMLを読み解くスキルも実務では必要となります。

CSSフレームワークを扱うスキル

CSSフレームワークは、ボタン、ナビゲーション、ドロップダウンなどUI部品のコードがまとまったものです。コードをコピーするだけで簡単に利用することができるため、高速できれいなUI開発を可能にします。代表的なフレームワークにBootStrapがあります。

JavaScriptを扱うスキル

JavaScriptの基本構文を理解し、DOM、Ajax、API等の応用技術を利用するスキルが必要です。特に、AjaxやAPIは現代のWebアプリケーションに必須の技術であるため、その仕組みと実装の仕方についてしっかり理解する必要があります。

また、JavaScriptにはフレームワークがあり、代表的なフレームワークとして、Angular、React、Vueが多くのプロジェクトで採用されています。これらはSPA(シングルページアプリケーション)を構築するのに必要なため、いずれかのフレームワークに習熟することが求められます。

UI/UX設計スキル

UI/UX設計スキルはWebサイトを訪れたユーザーにとって快適で使いやすいWebサイトを制作するために最も重要です。これにはHTML・CSS・JavaScriptのような技術的なスキルとは異なり、人間工学や心理学などを活用して、ユーザーの立場でWebサイトを制作しようとする姿勢が求められます。

UI/UX設計スキルはWebデザイナーやWebディレクターにとっても重要なものです。そのためフロンエンドエンジニアは、これらのほかの職種との円滑なコミュニケーションをしながら、よりよいUI/UXを意識してWeb制作に取り組むケースも多くあります。

ブラウザ開発者ツールを扱うスキル

「Chrome Dev Tools」などのブラウザ開発者ツールを使うことで、ブラウザの表示や挙動について調査することができます。Ajaxリクエストに対するレスポンスを確認したり、デバッグを行ったりすることができます。

パッケージ管理スキル

npmなどのパッケージマネージャーは、外部モジュールのインストール、バージョン管理、依存関係の解決などを行ってくれます。フロントエンドを高速かつ拡張性を持って開発するにはパッケージ管理が欠かせません。

ビルドツールを扱うスキル

近年のフロントエンド開発では、大きなファイルをモジュールに分割したり、JavaScriptの新機能をより早く取り入れて実装を行ったりします。WebpackやBabelなどのビルドツールはモジュールのバンドルやコンパイルを行うもので、多くのプロジェクトで導入されています。これらのツールを扱うスキルも必要でしょう。

テストスキル

フロントエンド開発においてもテストの重要性は変わりません。Mocha、Karmaなど主要なテストフレームワークを使用するスキルが求められます。リリースする前に徹底的にテストを行い、バグやミスをできるだけなくすことがWebサイトの信頼性と価値を高めることに貢献します。

まとめ

この記事では、フロンエンドエンジニアの仕事内容、必要なスキル、役立つ資格について解説しました。解説したようにフロンエンドエンジニアに求められるスキルは非常に幅広くあります。しかし、関連する資格はHTMLやJavaScriptの資格を始めとして、それほど多くありません。そのためフロントエンドエンジニアとして、スキルアップやキャリアアップを目指すのであれば、HTMLやJavaScriptだけでなく、PMPやプログラミングスキルの資格などの習得することで、さらに市場価値の高い人材へと成長できるでしょう。

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