新卒SEやWebエンジニアが成長するために心がけるべきことベンチャー企業の新卒エンジニアの需要と圧倒的に成長するためのコツ

最終更新日:2022年8月24日

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大手企業よりもベンチャー企業で成長したい、今後世の中がどうなるかわからないからこそベンチャー企業のスピード感を身につけたい、と考えている方は多いかと思います。しかし、本当にベンチャー企業で良いのか、ベンチャー企業で成長するためには何をすれば良いのかわからないかもしれません。

レバテックキャリアでは、実際に新卒でITベンチャー企業に入社した先輩エンジニアの方々の声をもとに、新卒エンジニアがベンチャーで成長するために必要なことをまとめました。新卒でエンジニアとして就職をしようと就職活動を行っている方に向けて参考記事やスライドも併せて紹介していますので、参考にしてみてください。

ベンチャー企業における新卒エンジニアの需要状況

ベンチャー企業は即戦力を求めているので新卒エンジニアには需要がないのではないか?という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。これに関しては、一つ一つの企業の考え方や状況によります。判断が難しいように思えるかもしれませんが、即戦力を求めている場合新卒エンジニアに対して求人は出していないでしょう。

新卒エンジニアを募集しているベンチャー企業は、事業が軌道に乗ってきて若手の人材を欲していたり、もともと若手でどこの企業のカラーにも染まっていない人材を欲していたりといったことが考えられます。またこのように新卒エンジニアを求めているベンチャー企業は多数あります。

ベンチャー企業とは

実はベンチャー企業には法律上の明確な定義等は存在しません。各機関が一応の定義づけは行っていますが、機関によって微妙に定義は異なります。ざっくりと、設立から歴史が浅く、革新的な取り組みを行っている企業と捉えておけば良いでしょう。

ベンチャー企業の3つのカテゴリー

ベンチャー企業は歴史が浅く革新的な取り組みを行っている企業ということでしたが、ベンチャー企業の中でも一般的に3つのカテゴリーに細分化できます。今回ご紹介するものとは別のカテゴライズがされている場合もありますが、以下のカテゴリーを把握しておけば理解しやすいはずです。

アーリーベンチャー

アーリーベンチャーとは設立からの歴史が特に浅いベンチャー企業のことです。またIT系のベンチャー企業を指す場合が多いです。まだ世間からは認知されておらず、これから事業を軌道に乗せていこうという段階になります。

アーリーベンチャーは従業員数が少なく、新卒エンジニアにも裁量が与えられやすいという特徴があります。ただし今後企業が成長するという保証はないので、その後のキャリアを考えると自分自身のスキルアップがより重要です。

ミドルベンチャー

ミドルベンチャーは事業が軌道に乗り、成長しているベンチャー企業です。世間でベンチャー企業として注目されている企業の多くは、このミドルベンチャーに該当するでしょう。ミドルベンチャーは認知度が高く、新卒からの人気も集中する傾向にあります。ミドルベンチャーを目指す場合、入社倍率が高くなるという覚悟が必要です。

メガベンチャー

メガベンチャーとは、ベンチャー企業の中でもすでに事業拡大に成功し、経営が安定している企業です。一般的な大手企業に比べると歴史が浅いものの、すでに大手企業と同等の立場になっています。そのため、ベンチャー企業ならではのスピード感もあり、安定性もありバランスは良いと言えるでしょう。ただし入社倍率は高いはずなので、採用されるためのハードルは高いです。

新卒エンジニアがベンチャー企業で働くメリット・デメリット

ベンチャー企業は一長一短なので、大手企業などと比較して迷っている方も多いでしょう。ではベンチャー企業にはどのようなメリット・デメリットがあるのか、まとめていきます。

メリット

まずは新卒エンジニアがベンチャー企業で働くメリットをご紹介します。

早期段階から裁量を与えられやすい

成長中のベンチャー企業では、若手であっても裁量を与える傾向にあります。大手企業に多いボトムダウン形式ではなく、各担当者が自分で判断して業務を進めていくということです。もちろん上司や他の社員に報連相をする必要はありますが、自分で考えて判断して動けるので、こういった環境に身を置きたい方にはベンチャー企業は合っています。

多くの分野で経験を積みやすい

ベンチャー企業は実験的にいろいろなビジネスモデルを導入するケースが多いです。言い換えれば、いろいろな分野のビジネスプランを経験できるということです。また柔軟性があり若手のアイデアも採用する傾向があるので、自分の考えたビジネスプランを実行できる可能性があります。

自分で環境を整備できることもある

ベンチャー企業は柔軟性があり、若手の裁量も大きいです。自分自身で判断して動けるので、自分が働く環境も整備しやすいということになります。ルールでガチガチに固められているわけではないので、自分が最大限パフォーマンスを発揮できる環境は自分自身で作っていくということです。

入社年数に関わらず活躍次第で給料を上げることができる

ベンチャー企業は評価制度が実力主義になっていることが多いです。組織の考え方が新しいということもありますが、その企業に長年勤めた人が存在しないのでフラットに評価されるという理由もあります。給料が成果に比例しやすいので、モチベーションが高まりやすいのではないでしょうか。

意思決定が早いため社員の声もすぐに反映されやすい

大手企業や古い体質の企業と比較して、ベンチャー企業は意思決定が早いです。これから市場で生き残るにはスピード感が必須という認識が根付いているからです。そのため社員の声が反映されやすく、若手社員であっても良い意見であれば積極的に採用されます。自分の意見が採用され、形にできる機会があることはモチベーションにつながるはずです。

デメリット

ベンチャー企業は社員にとって成長機会が多くやりがいを得やすいですが、デメリットもあります。

社内規定の整備ができていないこともある

ベンチャー企業は柔軟性、スピード感がありますが、逆に言えば規定が整備できていないとも言えます。作業マニュアルがない状態で自分で考えて作業を進める必要がある、トラブルが発生した際にも自力で対処しなければならない場合がある、といったことが挙げられます。こういった点では、大手企業や古くからある企業の方がノウハウが蓄積されています。

経営基盤が安定していない企業も存在する

まだ事業がそれほど成功していないベンチャー企業はもちろん、成功して伸びているベンチャー企業でも経営基盤が安定していない企業も存在します。資産の蓄積よりも、積極的に投資して事業拡大することを優先するケースが多いからです。利益を次の事業資金にどんどん回していくことは生き残り戦略としても有効なのですが、当然うまくいかないリスクもあります。

教育体制や福利厚生が整っていないこともある

ベンチャー企業は事業拡大に力を入れている場合が多く、逆に言えば社内の間接部門が後回しになっていることも多いです。新卒にとっては、教育体制、福利厚生が整っていないことがデメリットになるでしょう。教育をほとんど受けずに実践的な現場に放り込まれる、忙しくてあまり休みを取れない、といったことも考えられます。大変な環境に身を置いてでも自己成長を求める意志がないと、離職につながる可能性があります。

ベンチャーに向いている人・向いていない人

以上のメリット・デメリットを踏まえ、結局のところどのような人にベンチャー企業は向いているのでしょう。ベンチャー企業に向いている人と、逆に向いていない人の特徴をまとめていきます。

向いている人

まずはベンチャー企業に向いている人の特徴をご紹介します。

向上心が高い人

ベンチャー企業で働くためには向上心は必要不可欠でしょう。上でご説明した通りベンチャー企業には大変な面もあります。ではなぜこの大変な環境に身を置くのかというと、向上心を持っているからです。向上心の形は人それぞれ異なるかと思いますが、少なくとも何らかの向上心がないとベンチャー企業の環境に耐えられないでしょう。

実力を評価されたい人

ベンチャー企業は実力主義の傾向があります。つまり、実力を評価するということです。よく大手企業では窓際族といった表現がされますが、ベンチャー企業ではこういった人は居場所がなくなる傾向があるでしょう。つまりベンチャー企業に在籍している限り、高い評価を得るために努力し続ける必要があるということです。

変化に臨機応変に対応できる人

ベンチャー企業はノウハウの蓄積が少なく、また予測がつかない未来に向かって進んでいる状態です。そのため社員が置かれている環境は変化が激しく、それに臨機応変に対応していく必要があります。極端に言えば、事業の進め方だけでなく事業の内容自体が大幅に変わる可能性もあります。

向いていない人

次に、ベンチャー企業に向いていない人の特徴をご紹介します。

ベンチャーに過度な憧れを抱いている人

ベンチャー企業はきらきらした世界、刺激が多くて楽しい世界、といった漠然としたイメージを持っている方もいるかもしれません。裁量が認められることや変化が激しく刺激的という面はあるかもしれませんが、一つ一つの業務単位で考えれば当然地道な作業の積み重ねです。

自分で判断して決めたことは、きっちりコツコツやっていく必要があるということです。漠然とした憧れではなく、その企業で具体的にどのような仕事ができるのか深堀りして考えることをおすすめします。

自分から発信することが苦手な人

ベンチャー企業に在籍している人は、積極的に発信し、積極的に仕事を取りに行く傾向があります。受動的で、与えられた仕事をこなしていく意識の人は向いていないと言えるでしょう。常に自分から仕事を取る、自分で仕事を作るという意識が必要なので、この思考が合わない方にとっては苦痛かもしれません。

仕事の質を最重要視している人

ベンチャー企業ではスピード感が重要視されます。スピード感があるということは、時にある程度質を犠牲にする場合もあるということです。成果物のクオリティが低くても良いというわけではなく、必要な部分と不要な部分を切り分け、必要な部分に集中することで費用対効果を高める必要があるということです。ニーズに関わらずすべての細部が気になる、一部分を切り捨てるのは気持ち悪い、といったタイプの方はベンチャー企業のスピード感が合わない可能性があります。

ベンチャーで新卒エンジニアが成長するために心がけたいこと

次に、新卒エンジニアがベンチャー企業に入社した場合、どのようなことを心がけて成長していくべきなのかについて解説します。

行動編

行動編では具体的に取り組むべき行動をご紹介します。

チーム開発の基礎を学ぶ

ベンチャー企業に新卒でエンジニアとして入社したということは、すでにエンジニアリングの技術をある程度身に付けている方が多いと思います。しかし、個人で開発を行うのと会社に入ってチームで開発するのとでは勝手が違ってきます。

チーム開発の基礎である、アジャイルやウォーターフォールといった開発手法の基礎は早いうちに学んでおいた方がよいでしょう。また、ソースコードのバージョン管理が行えるGitや、チーム開発を行う上での必須ツール・GitHubは早いうちに使いこなせるようになっておきましょう。

【参考書籍】
GitHub実践入門(技術評論社、2014年)

技術を学び続ける

学生の頃は自分の興味のある技術について思う存分勉強することができたという人も多いのではないでしょうか。しかし、社会人になって仕事が忙しくなると、新しく技術を学ぶペースが落ちやすくなります。しかし、忙しいからといって勉強する時間を0にしないことが大切です。毎日15分は必ず技術書を読むなど、自分なりに勉強することを習慣化させましょう。

GitHubでソースコードを公開する

自分で書いたソースコードは、どんどん公開していきましょう。GitHubはOSS(オープンソース・ソフトウェア)の公開場所としても使われており、アップロードすると誰でもコードを閲覧できるようになります。コードを見たユーザーからコメントでフィードバックをもらえばスキル向上に繋がりますし、OSSコミュニティに貢献するという意味でも公開する意義があります。

勉強会に参加する

ベンチャーはもちろん、どんな大企業に勤めていたとしても、会社という組織の中だけに留まっていては世界を広げることはできません。新卒エンジニアなら勉強会や言語カンファレンスに参加して、最新の情報を得るようにしましょう。勉強会にはLT(ライトニングトーク)がある場合が多いので、そこで自らも発表してアウトプットすれば、知識をより深めることができ、他の参加者と仲良くなるきっかけにもなります。

関連記事:新卒エンジニア必見!IT・Web系の技術勉強会&探せるサービスまとめ

わからないことは積極的に質問する

新卒1年目は知らないこと・わからないことを最も質問しやすい期間です。ベンチャー企業は新卒研修などを設けていない場合も多いので、自ら積極的に質問して知識を吸収しましょう。もちろん、自分で調べて解決する力を身につけることも大切です。ある程度調べてみて答えが出ない場合は質問する、など自分でルールを作ってみてもいいでしょう。

【参考サイト】
teratail(Webエンジニア向けのQ&Aサイト)
Qiita(プログラミングに関する知識を記録・共有できるサイト)
Stack Overflow(プログラマー向けのQ&Aサイト)

やりたいことを周りに提案し挑戦の機会を得る

ベンチャー企業の大きな魅力のひとつは、挑戦のしやすさにあります。自分がやってみたい仕事や取り入れてみたい技術、新規事業の企画など、なんでも発信してみれば実現できるかもしれません。また、やりたいことがあるなら自分の出来る範囲で取り組んでみることも大切です。

規模の大きい会社だと役割が分業化されている場合が多く、なかなか自分の意思だけで仕事を創っていくことは難しい傾向にあります。せっかく新卒でエンジニアとしてベンチャーに就職したのであれば、アイデアや意見を自分の中だけに留めず、アウトプットしていきましょう。

マインド編

次に、新卒エンジニアが心がけるべきマインドをご紹介します。

当事者意識を持つ

自分が作っているサービスや関わっている仕事に対して、責任を持つ必要があります。「指示されたからやる」という姿勢は捨てて、任されている仕事の価値を考えながら働いてみましょう。例えば、任された仕事が単純なコーディングやテストであったとしても、ただ正確に仕事をこなすのではなく、「自分の仕事が必要とされる理由」「自分の仕事がもたらすメリット」を意識しながら作業します。当事者意識は考える力を育み、エンジニアとしての視野を広げてくれます。

自分の価値を認識する

エンジニアの最大の価値は、技術を用いて新しいものを創り出せるところにあります。自分の持っているスキルを仕事にどう活かすことができるか、常に意識することで仕事がより楽しくなりますし、技術者としての自信も持てるようになります。「今やっている作業を自動化するシステムを作れないか?」など、今ある仕事を発展させていく方法を模索してみましょう。

相手の立場に立つ

エンジニアはディレクターやデザイナーなど、他職種の人と連携を取りながら仕事をします。ディレクターやデザイナーはエンジニアリングの知識が浅い場合があるので、対エンジニアに話をするのと同じように接していては、伝えたいことが伝わらない可能性があります。議事録やスライドなどの資料を作る場合も、「これは誰が見るものなのか」を意識しながら、エンジニアでない人にもわかる言葉を使ったり説明を加えたりして、相手の立場に立って考えることを心がけましょう。

関連記事:エンジニアがディレクターとのコミュニケーション時に気をつけるべき6つのポイント

失敗を恐れない

人は誰でも失敗しますし、特に新人であれば初めて経験する業務も多く上手くいかないことも多々あるでしょう。大切なのは失敗しないことではなく、失敗した後「なぜ失敗したのか」「今後どうすれば改善できるか」までを自分で考えることです。改善案を考え、実行して失敗を繰り返さないようにすることで、確実に成長していけるはずです。

自分のモチベーションがどこにあるのかを知る

仕事に対するモチベーションが下がってしまうときもあると思います。しかし、「なんとなく気分が乗らないから」といってパフォーマンスが下がることが度々あってはプロではありません。自分のモチベーションはどこにあるのか、何をしているときに意欲的になれるかを理解しておけば、調子が出ないときも解決策を見つけやすくなります。

まとめ

ベンチャー企業にはメリット・デメリットがありますが、新卒エンジニアが成長できる環境です。短期間で稼げるエンジニアになりたい方や、将来的な独立を目指してスキルアップしたい方には良い選択肢でしょう。

また日々の心がけや行動を少し変えてみるだけで、エンジニアとしての今後の成長幅は大きく変わってくるものです。新卒1年目は新しい知識や技術を吸収し、今後活躍していくための基礎を作っていく時期。記事で紹介した内容を、明日からの仕事に活かしてみてください。

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