大手企業から中小・ベンチャーに転職するエンジニアが注意するべき点と対策は?エンジニアが大手から転職するメリット・デメリットとは?

最終更新日:2020年11月17日

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柔軟な働き方や裁量の大きい環境を目指して、大手企業から中小企業やベンチャー企業へ転職を考えているエンジニアは多く存在するでしょう。しかし、転職はきちんと知識や情報を整理した上で慎重に行わなければ、失敗や後悔に繋がる恐れがあります。大手、中小、ベンチャーのそれぞれの特徴を把握し、大手から中小やベンチャーへの転職がどのように有利・不利なのかをしっかりと理解しましょう。
この記事では、大手・中小・ベンチャー企業のそれぞれの特徴と大手から転職するメリット・デメリット、転職の際の注意点と対策について解説します。

1. 大手、中小、ベンチャーIT企業のそれぞれの特徴

まず大手、中小、ベンチャーIT企業のそれぞれの定義、及びメリット・デメリットを一般論として整理しましょう。

  大手企業 中手企業 ベンチャー企業
安定感(福利厚生・倒産のリスク) 大手企業 中手企業 ベンチャー企業
仕事の自由度 大手企業 中手企業 ベンチャー企業
給料 大手企業入社年数が浅いうちが少ないが、年功序列で毎年上がる 中手企業大手と比較すると少なくなりがち ベンチャー企業スキル・能力によって給料アップを狙いやすい

大手企業

大手企業は、実は法的に定義されていません。一般的には「中小企業基本法第二条」(※)で制定されている、中小企業の基準値を超える企業を指します。従って、下記のような条件を満たす企業が「大手企業」に分類されます。業種によって条件が異なるので、ご注意ください。

業種 資本金・出資総額 従業員数
製造、建設、運輸、その他 資本金・出資総額3億円以上 従業員数300人以上
卸売 資本金・出資総額1億円以上 従業員数100人以上
サービス 資本金・出資総額5000万円以上 従業員数100人以上
小売 資本金・出資総額5000万円以上 従業員数50人以上

※参考:中小企業庁「中小企業・小規模企業者の定義」

メリット
  • ・年功序列で毎年給料が上がりやすい

    ・福利厚生・社内制度が整っている

    ・ネームバリューから社会的信用を得られる

デメリット
  • ・入社年数が浅いうちは給料が上がりづらい(給料テーブルが画一的)

    ・年功序列が強く、昇進に時間がかかる場合が多い

    ・分業されているケースが多く、業務上の自由度が低い

    ・独立に必要なスキルが身につきにくい

中小企業

中小企業は、「中小企業基本第二条」という法律で定義されています。具体的には下記のような条件を満たす企業です。こちらも業種によって条件が異なります。

業種 資本金・出資総額 従業員数
製造、建設、運輸、その他 資本金・出資総額3億円以下 従業員数300人以下
卸売 資本金・出資総額1億円以下 従業員数100人以下
サービス 資本金・出資総額5000万円以下 従業員数100人以下
小売 資本金・出資総額5000万円以下 従業員数50人以下
メリット
  • ・業務上の自由度が比較的高い(裁量が大きい)

    ・任せてもらえる業務範囲が比較的広い

デメリット

・ワンマン社長が多く、会社の方針が頻繁に変わることがある
・残業が多くなりがち
・大手と比較すると、給料が低くなる傾向がある

ベンチャー企業

ベンチャー企業も大手企業と同様、法的に定義されていません。「ベンチャー」は英語で「投機的・冒険的」という意味があることから、一般的には「独自の技術やアイデアで革新的な新事業を展開している中小企業」と考えられています。その他にも、下記のような共通点がある場合が多いです。


  • ・創業から15年以内(5年、10年説もあり)

    ・社員の平均年齢が20〜30代と若い

    ・大手企業が参入しにくい分野で活躍している

メリット
  • ・業務上の自由度が非常に高い

    ・柔軟な働き方に対応している(リモートワーク・週3勤務など)

    ・任される業務範囲が広く、独立に必要なスキルが身につきやすい

    ・スキルや成果に応じた柔軟な給与体系で、若くても高い給料を得やすい

デメリット
  • ・倒産のリスクが高い

    ・福利厚生・社内制度が整っていない

2. 大手から中小企業やベンチャー企業へ転職するメリット・デメリット

次に、大手から中小・ベンチャーへ転職する際のメリット・デメリットを一般論として解説します。

メリット

・個人に任される業務の幅が広がる
・配属や職種などの希望が通りやすい 
・スキルや成果に応じて、給料アップや昇進を目指しやすい

大手から中小・ベンチャーへ転職する最大のメリットは、「業務上の自由度が上がる」ということです。任される仕事の幅が広がり、裁量が大きくなることで、やりがいを感じやすくなる人もいるでしょう。また自身の努力によってスキルや成果が認められると、一気に給料や立場が上がる可能性も多いになります。

デメリット
  • ・福利厚生があまり充実していない

    ・教育制度が整っていない

    ・業務効率化の仕組み、ツールが確立していない(属人的・泥くさい作業も多い)

    ・社員数が少ないため、人間関係が固定されやすい
     

仕事の自由度が上がりやすい一方で、「安定度」は下がります。中小・ベンチャーは創業年数が基本的に短いため経験値が浅く、様々な制度・仕組み等が整っていない場合があります。当然倒産のリスクなどは大手企業よりも高いため、いつ何が起こるかわかりません。再転職などに備えて、他社でも評価される実績を積むことなど、自分の身を守るための準備をしっかりと整える必要があるでしょう。

3. 大手から中小企業やベンチャー企業に転職する際の注意点と対策

最後に、大手から転職する際の注意点と、それらの問題点を回避するための対策について解説します。あくまでも一般論になりますので、ご注意ください。

注意点

・突発的な課題に対して、自発的に行動することが求められる 
・業務内容が役割ごとにしっかりと分かれておらず、仕事量が多い
・経営者と非常に近い立場で働くことになるため、その意見に賛同できない場合は衝突が起こることがある

上述の通り、中小・ベンチャーでは大手企業と異なり、制度や仕組みが整っていないことも少なくありません。したがって、自分の経験値やスキルに関係なく、様々な仕事を咄嗟に任されることもよくあり、仕事量は多いです。また実力主義でもあるため、自分から積極的に行動して課題を解決する姿勢を持たない限りは、会社に評価されにくいという点も挙げられます。

中小・ベンチャーは企業が小規模であることが多いため、その場合社員は経営者と非常に近い距離で働くことになります。仕事の自由度が高いからこそ、その経営者の意見や行動に不満がある場合は、衝突が起こってしまうリスクもあります。

対策

  • ・自分の夢や目標がどうしても転職しなければ達成できないものか考える(「転職がしたい」ために転職しない)

    ・年収が減ることや福利厚生が不十分でも転職する価値があるか考える(「やりがい」を優先できるか)

    ・経営者がSNS、ブログ等で発信している内容を確認する

    ・転職支援サービスを活用してマッチング精度を高める
     

中小・ベンチャーで働くためには「自発性・積極性」が求められます。また、給料や立場も努力とスキル次第で上がるため、本人のモチベーションややりがいが非常に重要になります。絶対に譲れないという自身の目標や夢をはっきりとさせた上で転職すべきか判断を下しましょう。

また、働き始めてから経営者や会社の方針が自分の信念とマッチしていなかった、という事態を避けるためには、必ずその経営者がブログ・SNS等で行っている発信内容を確認しましょう。ホームページや企業説明会では伝わらない部分が、日常的な発信の中には含まれている場合があります。発信内容が自分の理想の経営者像と異なる場合、またそもそも何も情報発信をしていない場合は注意が必要です。

4. まとめ

大手企業に勤める方の中には、中小企業やベンチャー企業への転職を検討されている方もいるでしょう。転職活動は、きちんと情報収集や分析を行うなどして慎重に進めなければ失敗や後悔に繋がる恐れがあります。大手、中小、ベンチャーのそれぞれの特徴を把握し、大手から中小やベンチャーへの転職がどのように有利・不利なのかをしっかりと理解することで、満足度の高い転職を実現しましょう。

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