転職8回目でも内定を得ることができた30代エンジニアの事例も紹介転職回数が多くてもチャンスあり!企業の採用方針の秘密とは?

最終更新日:2020年11月19日

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転職を考えている方ならば、転職回数が多くなるほど、転職することが難しくなるという話を聞いたことがあるかもしれません。一般的には、20代では転職は2回から3回、30代では4回までが限度であると言われおり、この転職回数を超えてしまうと、書類選考通過が難しくなり、転職活動において不利になる可能性が高くなります。

しかし、企業の成長フェーズや、採用方針を見極めることにより、転職回数が多くても内定が得られるチャンスは十分にあります。
この記事では、転職回数が多くなってしまった方が、内定を勝ち取るために注意すべきことについて解説していきます。

1. 転職回数が多いと、やはり不利?

転職してキャリアを形成することは特別なことではなく、職業生活が長くなるにつれ、誰でも1度は転職を考えたことがあると思います。特に日本では、職業選択の自由が認められており、転職することは決して悪いことではありません。

しかし、あまりに転職を重ねてしまうと、転職活動で不利になってしまう可能性が高いのが現状です。30代で転職回数が4回以上となると、やや書類選考が通りにくい傾向にあります。

一般的に転職活動で不利に思われている理由

なぜ多くの企業は中途採用において、転職回数の多い求職者に対して消極的になってしまうのでしょうか。主として考えられる理由は、次の2つです。

理由1:短期離職のリスクが高いと思われているため

比較的に若い年齢層で転職回数が多い人は、必然的に各企業における在籍期間が短いです。そのため、入社してもすぐに辞めてしまうのではないかと求人企業から思われてしまい、採用を見送られてしまう可能性が高いです。

一般的には、在籍期間が3年未満で離職した場合は、短期離職だと思われています。したがって、在籍期間が3年に達しているかどうかが、入社してもすぐに辞めてしまうリスクを抱えている人なのかを判断する材料になっています。

理由2:会社・業務に不満を抱えやすいと思われているため

転職することを決断するには、両親の介護や自身のキャリアチェンジ、会社の倒産など、様々な原因が考えられます。特にエンジニアの方の中には、技術的探究心が高いが故に、新しいチャレンジができる職場を求め、転職を繰り返す方もいます。

ここで気をつけていただきたいのは、在籍期間が短い転職を繰り返すと、求人企業から会社環境や業務内容に対する不満から転職を繰り返していると思われる恐れがあることです。特に履歴書選考の段階では、嵩張る転職歴はかなり不利に働いてしまう可能性が高いです。

2. 事例紹介:30代で8回目の転職に成功したあるエンジニアのお話

ここまでは、転職回数が多くなると転職活動で不利になることを伝えてきました。しかし、転職回数が多いからといって、内定が全く取れないかというと、そうとも言い切れません。実際に、私がご支援をさせていただいた転職者の方(以下、Kさん)で、転職回数が8回もあったにも関わらず、中堅SIerにて内定を勝ち取ることができた方がいました。

Kさんは30代後半のエンジニアであり、新卒の時から一貫してエンジニアの仕事を経験していました。しかしながら、良くも悪くも好奇心が旺盛であったKさんは、違う環境で新しいことをやってみたいとう考えから、短期間での転職を繰り返していました。その転職回数は、8回にまで及んでしまっていました。

Kさんは40代を間近にして、そろそろ一つの会社に腰を下ろして働きたいと考えていましたが、当然のことながら、普通に転職活動をしても書類選考すら通過できませんでした。

そのような状態でも、Kさんは内定を勝ち取ることができたのです。内定獲得のポイントとなったのは、専門性の高さと企業の成長フェーズを鑑みた上での転職活動ができたことです。

Kさんは、Oracle DBに関して高い専門性を持っており、その経験が評価されたという背景もありますが、それ以上に企業が成長していく上で必要であった人物像とマッチしたことが成功の要因となっています。企業の成長フェーズによっては、転職回数が不利にならない場合もあるのです。

3. 転職回数が多いと悩む方へ。企業の成長フェーズと採用方針の関係

転職回数が原因で書類選考が通過できないと悩んでいる方がいれば、それは企業の成長フェーズにおける求める人物像にマッチしていないかもしれません。一方で、企業が必要とする人物像に合致すれば、書類選考通過率も向上する可能性があります。

ここからは、企業の成長フェーズによって、採用方針にどのような違いがあるのかを、創業期、拡大期、中堅企業、大手企業の順にご紹介します。転職活動の参考にしていただければ幸いです。

創業期:基盤を固める人材を求む

創業して間もないようなベンチャー企業では、ビジネスを軌道に乗せるためにも、企業の基盤作りを一から作らなければなりません。そのため、短期間で何度も転職を行ってきた人よりも、1つの企業でしっかりと基盤固めを経験した人のほうが、歓迎される傾向にあります。

ベンチャー企業の中には、創業して1年未満で大きく躍進を遂げて注目されるところもありますが、ベンチャー企業全体から見れば一握りです。多くの企業では、数年間の時間をかけてビジネスを成熟させていく必要があります。

創業期の企業では、短期間で何度も転職を行ってきた方よりも、長く勤める人材が必要とされています。なぜならば、ビジネスを成熟させていく段階において社員の離脱は、ビジネスプランの練り直しにつながる可能性があるからです。

拡大期:次のステージを目指すチャレンジングな人材を求む

創業フェーズから成長して、事業の拡大と組織化が始まると、成長スピードを加速させるためにも、多方面の突出したノウハウ・経験をもった優秀な人材を求める傾向があります。

このフェーズにある企業は、転職回数よりも専門性の高さや即戦力性を重視する傾向にあるため、転職回数が多くなってしまった人にとっては狙い目の企業なのかもしれません。

先ほどご紹介したKさんが応募した企業も、まさに拡大期にありました。専門性を持っている人を多数採用したいという企業の採用方針とKさんの高い技術専門性が合致したために、転職回数が多くても転職成功につながったのです。

中堅企業:自社風土を育む採用に注力

中堅といえる規模と歴史を持つようになると、これからの企業を担う人材を自社で育てるために本格的な新卒採用がはじまります。中堅企業になってくると、流動的に人材のスキルを事業に活かすよりも、地に足を付けて企業文化を育んでいきたいと考える企業が増えてきます。そのため、転職回数が多い人に対して、ネガティブなイメージを持ってしまう企業が多く存在します。

しかしながら、第二新卒を含めた20代の若手社員に対しては、短期でも離職歴があっても採用されやすいことがあります。その背景としては、一部の企業では、今まで新卒採用をしてこなかったために、既存社員と新卒社員の間の年齢差が大きいことがあります。社員間のコミュニケーションがうまく取れない事態を防ぐために、その間を繋ぐ人材として20代の社員を中途で採用するケースが見られます。

大手企業:安定と定着率を重視する

大手企業ともなると、全国から応募が集中するため採用倍率が高く、応募者を絞るために厳しい採用基準を設ける場合が多いです。中堅企業であれば、まだ知名度が高くないので、母集団を形成することが難しいことがあり、転職回数が多くても場合によっては会ってくれる企業もありますが、大手企業になるとそうはいきません。

短期で辞めてしまうリスクがある人を採用しなくても、1社で長く勤めてきた専門性が高い人からの応募も多いため、敢えて転職回数が多い人を採用する必要がなくなるのです。

また、大手企業は定着する人材を求める傾向が強いため、転職回数が多い応募者は書類審査に通りにくいのが実情です。実際に、転職回数に上限を設けており、スキルなど関係なく書類選考で不合格にするケースも耳にしたことがあります。したがって、転職回数が多くなってしまってから大手企業への転職を目指すのは、かなり難易度が高いでしょう。

以上のことから、転職回数が多くなってしまった人は、拡大期にあたる企業を中心に見ることで、内定を勝ち取れる可能性が高くなるといえるでしょう。

4. 転職前に知っておきたい!求人企業の業態とエンジニア採用方針の関係

成長フェーズごとの企業の採用方針について説明してきましたが、成長フェーズだけでなく、求人企業の業態ごとにもエンジニア採用方針の特徴があります。

ここでは、SES、SIer、自社サービス開発、情報システムの4軸で、求人企業の業態と求職者の転職回数に対する寛容度の関係を解説します。転職前に業態ごとの採用方針の違いを理解することで、より効率の良い転職活動が進められるので、ぜひ参考にしてみてください。

SESの採用方針

SES(システムエンジニアリングサービス)企業は、転職回数に対して寛容的だといえます。企業は求職者の過去の転職歴などよりも、現在持っているスキルや業務経験を重視する傾向が見られます。

SESの場合、プロジェクト単位で仕事が回ることが多いです。そのため、SES企業は選考の際に、定着率よりも、スキルの引き出しの多さや、業界経験の豊富さを評価する傾向があります。さらに、短期間でプロジェクトを転々とされる従業者も珍しくないため、在籍期間の短さに対して抵抗感が少ないと考えられます。

SESでは個人のスキル・経験ベースで仕事がアサインされることが多いため、応募の際に該当SESの専門分野を見極めた上で、自身のスキルとの整合性が高いところに絞って応募したほうが、成功確率が高くなるでしょう。

SIerの採用方針

SIer、とりわけ大手プライムベンダーやシステム子会社などのユーザー系SIerは、求職者の転職回数に対して比較的に厳しいです。上記で挙げた4業態の中では、転職回数の多い求職者が最も転職しにくい印象があります。

理由としては主に以下の2つが挙げられます。1つ目は、事業規模の大きいSIerは、公的機関や大手金融期間などをクライアントに持っている場合が多く、納品される成果物のクオリティが高く求められるため、プロジェクト途中に人員が入れ替わるリスクを低減させるためにも、転職歴の多い求職者を敬遠する可能性が高いです。

さらに、大手企業のシステム子会社に多く見られるのは、企業カルチャー的に頻繁的に転職をする求職者に対して、信頼度の低いイメージが根付いているケースがあります。転職歴の多い方がこういった企業に応募する場合はより念入りに準備を行いましょう。

自社サービス開発の採用方針

自社サービス開発を行う企業は前述のSES同様、転職者の職歴よりスキルを重視する傾向が見られます。競合優位性を保つために、スピード感を持って新規サービスをリリースすることが求められており、自社が取り組みたい分野の技術力があるかどうかを評価の主軸に据える企業が多いです。

ただ一方で、自社サービスを開発する企業では技術を手段として捉え、技術力よりもサービス志向の高さ、企業理念や事業への共感性などを重要視する場合もあります。

そういった企業は選考において、面接の際にこれまでの転職理由や志向性を厳しく確認し、自社との相性を見極める傾向があります。そのため、応募する企業では何を重要視しているのかをしっかり確認することが大切です。

社内情報システムの採用方針

企業の社内情報システム部は求職者の職歴を厳しく見ている印象を持たれていますが、意外とそうでもありません。社内SEに転職成功した求職者の経歴をみると、複数社のSESとSIerで開発の実務経験を積んでから、他社で社内SEとしてのスキルを磨いて、現職に入職するケースも見られます。

情報システム部門の役割は広く、その業務内容は多岐に渡ります。そのため、幅広い経験を得るために、ある程度職歴が膨らんでしまうことは許容される傾向にあります。

さらに、これから情報システム部門を立ち上げていくフェーズの企業であれば、複数の会社で経験を積んてきた方のほうがナレッジも豊富で歓迎されることもあります。

ただし、大手企業の情報システム部門は大手SIer同様、企業カルチャーとして転職回数に対して比較的厳しくみる傾向です。

5. まとめ

以上では、求人企業の成長フェーズ、業態別に、求職者の転職回数に対する態度を解説しました。転職回数が多くて無事に転職活動が成功するか不安に思っている方は、是非この観点で企業を探してみてはいかがでしょうか。

さらに、どの業界、どの業種に転職しようと、転職理由が詳しく見られます。やりたいことを棚卸しした上で転職活動に挑んだほうが、成功率が高くなるでしょう。

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