システムエンジニアの資格をスキルレベル別に解説!具体的な勉強方法もご紹介システムエンジニアに役立つ資格14選|取得メリットも解説

最終更新日:2022年3月11日

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システム開発全般の構築を行う技術者であるシステムエンジニア(SE)。システムエンジニアとして働く上で資格の取得は必須ではありませんが、スキルアップやキャリアを築く上で資格が有利に働くこともあるようです。

この記事では、システムエンジニアに向けて国家資格である情報処理技術者試験やベンダー資格のオラクルマスター、シスコ技術者など代表的な資格とその詳細をまとめています。

1. システムエンジニア向けの資格を取得するメリット

システムエンジニアは必ずしも資格を必要とする仕事ではありませんが、資格を取得することで下記のようなメリットがあることも。ご自身のキャリアやスキルアップにとって必要だと思う場合には、取得を目指してみても良いのではないでしょうか。

自分のスキルを客観的に証明できる

資格を取得するメリットとして、自分のスキルを客観的に証明してもらえるということがあります。

難易度の高い資格を取得すれば、それだけ知識や技術を身につけているということを証明することができるので、自分の能力をアピールする必要がある時にも有効です。

採用担当者へのアピールポイント

未経験からシステムエンジニアへの転職をする場合は、多くの企業ではその人のスキルや経験よりも熱意や仕事に対するやる気、ポテンシャルが評価基準になります。そもそもなぜシステムエンジニアになりたいのかという動機はもちろんですが、具体的にシステムエンジニアになるために行動してきたことも評価の対象に含まれます。

そこで、実務経験はなくても関連性のある資格を取得していれば、熱意や努力が採用担当者に評価され採用に結びつきやすくなります。また、「独学で専門的な資格を取得できたのだから、実務も早く習得でき戦力になるかもしれない」と判断され、転職活動を有利に進めることもできるでしょう。

企業によっては資格手当が支給される

資格を取得することで、資格手当や報奨金などの金銭的なメリットが得られる可能性も高まります。

難易度が高いほど手当等の金額も高くなる傾向にあるようです。報酬アップを目指す方にとっては大きなメリットとなるのではないでしょうか。

2. システムエンジニアになるためにおすすめの資格一覧

システムエンジニアを目指すにあたっておすすめの国家資格は、以下の11種類です。
 

  • ・基本情報技術者試験
  • ・応用情報技術者試験
  • ・プロジェクトマネージャ試験
  • ・データベーススペシャリスト試験
  • ・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ・システム監査技術者試験
  • ・ITストラテジスト試験
  • ・システムアーキテクト試験
  • ・ネットワークスペシャリスト試験
  • ・ITサービスマネージャ試験
  • ・情報セキュリティマネジメント試験


他にも民間資格(ベンダー資格)が存在し、基礎的なスキルから高度なスキルまで、知識レベルや専門性に応じたさまざまな資格があります。以下ではそれぞれについて具体的に解説していきます。

基礎スキルを測る国家資格

まずはシステムエンジニアに求められる基礎的な知識やスキルを証明する資格を紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIPAが運営するレベル2の試験で、IT人材としての基本的な知識と技能、実践的な活用能力を問われます。試験は午前と午後に分かれており、各150分。多肢選択式を解きます。

基本情報技術者試験ではC言語によるプログラミングの基礎問題も出題されます。そのため、システムエンジニアにとっての登竜門とも言える資格で、新たに入社したエンジニアに対して取得を推奨する企業も存在します。

応用スキルを測る国家資格

次に、基礎的なスキルに加えて、応用力を身につけるために有効な国家資格を紹介します。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験に次ぐレベル3の試験で、IT人材としての応用的な知識と技能を問われます。基本情報技術者試験では選択式の問題しか出題されませんが、この試験では午前の150分で四肢択一の選択式、午後の150分で記述式の試験を受けます。

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験に合格した後のステップアップとして受験する方もいれば、システムエンジニアとして1〜2年程度の実務経験を積んだ後で受験する方も少なくありません。

高度なスキルを測る国家資格

以下の8つはすべてIPAが運営しているレベル4に相当する資格で、高度IT人材として確立した専門分野を持っているかを問われるものです。試験は午前Ⅰ(50分)、午前Ⅱ(40分)、午後Ⅰ(90分)、午後Ⅱ(120分)と分かれており、午前は多肢選択問題、午後Ⅰは記述式、午後Ⅱでは論述式の試験を受けます。

レベル4の試験は高度試験とも呼ばれており、高度試験の午前Ⅰ試験については、以下の(1)~(3)のいずれかの条件を満たすことで、その後2年間受験が免除されるのが特徴です。

(1)応用情報技術者試験に合格する
(2)いずれかの高度試験、または支援士試験に合格する
(3)いずれかの高度受験、または支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績を得る


それぞれどのような問題が出題されるのか、具体的な試験内容について解説します。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、システム開発における全体計画を立案し、予算やスケジュール、人員管理、品質管理などを行うスキルを証明します。システムエンジニアとしてのキャリアを積み重ね、PLやPMなどにステップアップするうえでは有効な資格といえるでしょう。

毎年10月に試験が実施され、2018年度の合格率は14.1%と難易度の高い試験となっています。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、その名の通りデータベースシステムの構築や分析、管理を担うスキルを証明します。最近ではクラウドシステムの普及によって、データベースの構築や管理ができる人材のニーズが高まっています。システムエンジニアとしてインフラ系に関わるシステム構築に携わりたいと考えている方にとってはおすすめの資格といえるでしょう。

こちらも毎年10月に試験が実施され、2018年度の合格率は14.4%と極めて難易度の高い試験です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、主に組込みシステムの構築に特化したスキルを証明します。従来、組込みシステムといえば家電や生産機器などの用途が一般的でしたが、IoTのニーズの高まりを受け再び注目されています。IoT分野におけるシステム開発を担おうとしている方に、特におすすめの資格といえるでしょう。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は高度試験の中でも応募者数は少ない傾向にありますが、2018年度の合格率も16.0%と難易度は高めです。

システム監査技術者試験

システム監査技術者試験は、情報システムの責任者や監査担当者に求められるリスク分析、システムの評価や検証に関するスキルを証明します。ガバナンス強化が求められる企業において、情報システムが適切にコントロール、マネジメントされていることは極めて重要であり、それを明確に説明する立場として監査役が存在します。

こちらも毎年10月に試験が実施され、2018年度の合格率は14.6%と難易度の高い試験です。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験はITを活用しながら業務改革や新規事業の創出などに導くスキルを証明します。経営と密接に関わる知識やスキルが求められることから、システムエンジニアからITコンサルタントやCTOといった職種にステップアップしたい方におすすめの資格といえるでしょう。また、現在システムエンジニアとして活躍している方にとっても、クライアントに対する提案の幅が広がり、信頼を獲得しやすくなるメリットも見込めます。

ITストラテジスト試験は毎年4月に実施され、2019年度の合格率は15.4%となっています。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、業務内容とその課題を俯瞰しながら的確な情報システムの設計や提案を行うスキルを証明します。通常のシステムエンジニアよりも上流工程を担い、総合的な提案を行うため、一般的な情報システムはもちろん、IoTを活用した組込みシステムなど幅広いIT関連の知識が要求されます。

ITストラテジスト試験と同様、毎年4月に試験が実施され、2019年度の合格率は15.3%となっています。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、その名の通りネットワークシステムに精通した高度な知識およびスキルを証明します。クラウドシステムの普及にともない、情報システムやアプリケーション開発はネットワーク上で提供されることが前提となるケースも多く、システムエンジニアにとってもネットワークの知識が要求される場面が多くなりました。

本来、ネットワークスペシャリスト試験はインフラエンジニアに求められる資格として知られていましたが、現在ではその範囲も広がってきています。

こちらも毎年4月に実施され、2019年度の合格率は14.4%となっています。

ITサービスマネージャ試験

ITサービスマネージャ試験は、情報システムの安定的な稼働を実現するために設計から構築、運用までを担うスキルを証明します。一般的なシステムエンジニアに求められる技術的な知見やスキルだけではなく、顧客満足度を向上させるためには何が求められるのか、という面も含めて問われる試験です。

試験時期は毎年4月で、2019年度の合格率は14.7%となっています。

ITの安全利用推進に従事する人向けの国家資格

次に、情報システムの開発者という立場からではなく、利用者の立場において求められる国家資格を紹介します。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、情報システムを利用する部門において情報セキュリティの観点から正しい運用ができることを証明します。具体的には情報セキュリティ関連の規定やセキュリティポリシーの内容を適切に理解したうえで、安定的な運用を維持することを目的としています。システムエンジニアとして運用や保守などに携わる場合に、ぜひ取得しておきたい資格のひとつです。

上期・下期にそれぞれ試験が実施され、2019年度の合格率は49.4%と比較的難易度は低いです。

ベンダー資格

民間資格であるベンダー資格にはさまざまなものがありますが、ここではシステムエンジニアとしてスキルアップする上で役に立つ代表的な資格をいくつか紹介します。

オラクルマスター

オラクルマスターは、オラクル社が自社の製品に関する技術者を認定する資格。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの順で難易度が高くなっています。試験は難易度順に受ける必要があり、まずは一番簡単なブロンズから順に試験を受け、合格するごとに上位の資格を受験することができるという仕組みです。

ブロンズ試験のみオンライン試験を利用することも可能。それ以外の試験は、公認センターで随時行われています。ORACLE MASTER 11g Bronze資格の場合2教科に合格する必要があり、受験料は【11g SQL基礎I】が14,280円(オンライン受験)、【Bronze DBA11g】が22,260円の合計36,540円です。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、ネットワークテクノロジーのスタート地点となるエントリー、ネットワーキング認定資格としては基礎レベルとなるアソシエイト、中級レベルとなるプロフェッショナル、上級レベルとなり、世界的にも認められているエキスパート、シスコ技術者認定の中でも最高水準となるアーキテクトと難易度が5段階に分けられています。

基本的なネットワークセキュリティについての知識などを問われるエントリーレベルとして認定されるには【100-105J ICND1 v3.0】という試験に合格することが必要です。試験はピアソンVUE公認テストセンターで実施されています。

Linux技術者認定試験

オープンソース技術者の育成を行う非営利団体LPIでは、グローバルに通用する認定資格であるLinux技術者認定試験を実施しています。

試験には、システム管理やサーバ構築などのスキルを認定するLinuc(リナック)等があり、レベルは最も基本的な1から専門家レベルの3までの3段階に分かれています。

下位レベルの試験から順に受験する必要があり、基礎的な部分からステップアップしていくことができる試験です。

日時や試験会場は自由に選択して受験することができ、受験料金は1試験あたり15,000円となっています。

3. 独学でもシステムエンジニア向け資格の取得は可能?

システムエンジニアにおすすめの資格もさまざまなで、難易度の低い基礎的なものから合格率が10%台の専門的な資格まで存在します。これまでシステムエンジニアとしての実務経験がなくても、独学で資格を取得することは可能なのでしょうか。

独学でも取得できる可能性はある

結論から言えば、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験など、中級程度の難易度の試験は独学でも十分取得することは可能です。独学でも効率的に知識を身につけるためには、以下のような方法があります。

関連書籍を読む

もっとも手軽な勉強方法としては、関連書籍を読むことです。IT関連の資格取得に向けた専門書や過去問題集なども多く出版されており、一通り専門書を読んだ後は過去問題集を解いて実践力を身につける方法が効率的といえるでしょう。

ただし、専門書の中にも学習する人のレベルに応じて内容が難解で分かりにくかったり、反対に内容が薄いものも存在します。自分に合った書籍を選ぶのも重要なポイントといえます。

Web上の学習サイトを利用する

通勤や通学の電車内や就寝前の時間など、ちょっとした空き時間を利用することで勉強時間は確保しやすくなります。しかし、そのたびに大きく分厚い本を取り出して広げるのも面倒なもの。そこでおすすめなのが、Web上で公開されている試験対策の学習サイトを利用することです。

過去問題集をもとに詳しく解説されているサイトも多く、その場で疑問点が解消できるため理解度が深まります。

スクールで体系的に学ぶのも手

書籍や学習サイトはあくまでも自分自身の意思がなければ続かず、途中で挫折し諦めてしまう人も少なくありません。そこでおすすめなのが、スクールに通って学習する方法です。書籍や学習サイトに比べると高額な費用がかかってしまいますが、その分「通わなくては費用がムダになってしまう」という意識が働き、学習を継続する動機付けになります。

また、講師による授業を受けたほうが体系的に学ぶことができ、独学で挑戦するよりも理解するスピードも早くなります。
 

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4. システムエンジニアに求められるソフトスキル

システムエンジニアに求められるのは技術的な知識や知見だけではなく、ビジネスパーソンとして求められるソフトスキルも重要です。多くの社会人にも共通して言えることではありますが、特に重要なソフトスキルを3つ紹介しましょう。

問題解決力

情報システムを構築するということは、何らかの問題や課題を解決するという目的が必ず存在します。システムエンジニアは情報システムの要件定義から担当するケースが多く、「この問題はどのような手法で解決できるか」という問題と常に直面します。

そのためには、技術的な知見や知識はもちろんですが、問題の本質を見極める力と解決に導く提案力も求められます。これは一朝一夕にして身につくスキルではなく、システムエンジニアとして経験を積み重ねながらスキルを磨いていくことが重要です。

コミュニケーション力

ITエンジニアは常にPCのディスプレイに向かって仕事をするというイメージを持たれがちですが、実際には顧客とのコミュニケーションが多い仕事でもあります。中でもシステムエンジニアは顧客とのコミュニケーションを繰り返しながらシステムの要件定義や設計を行うため、コミュニケーション力は欠かせないスキルのひとつです。

マネジメント力

システム開発の規模や現場によっても異なりますが、システムエンジニアはプログラマーなどを取りまとめてマネジメントする立場でもあります。そのため、担当者のスキルや経験に応じて仕事を割り振ったり、時にはフォローも求められます。

現場を統括する立場としてのマネジメント力もシステムエンジニアに求められるスキルのひとつです。

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