- 【パターン別】サーバーエンジニアの志望動機・志望理由の例文
- サーバーエンジニアの志望動機・志望理由を書く時のポイント
- サーバーエンジニアの志望動機で採用担当が重視するポイント
- 作成した志望動機をブラッシュアップする方法
- まとめ
【パターン別】サーバーエンジニアの志望動機・志望理由の例文
サーバーエンジニアへの転職に向けた志望動機の例文を、下記の4つのパターンについて紹介します。
シチュエーションによって志望動機の内容は変わってきます。自身の状況に合う場合は参考になりやすいですが、そうでない場合のパターンも知っておくと引き出しが増えるでしょう。自分の志望動機に直接使えそうな部分だけでなく、そうでない部分も把握して、参考にするのがおすすめです。
未経験でスキルなしから転職する場合
ITエンジニア業務未経験でIT関連のスキルがない場合の、サーバーエンジニアへの転職に向けた志望動機の例文です。
私はこれまで5年間、事務職をしてきました。そこでサーバーエンジニアの方の仕事に立ち会う機会があり、専門的な仕事内容に感動するとともに、導入したサーバーを利用した業務の効率化の効果の高さに驚きました。この経験から、私も専門的なスキルを持ち、利用者に多大な価値を提供するサーバーエンジニアになりたいと思い、貴社を志望させていただきました。
貴社の「技術で人々を幸せに」という経営理念は、私の経験から得たサーバーエンジニアの仕事に対する憧れと一致しており、強く共感しています。貴社が得意とされる人事系のシステム構築では、私の人事系事務職の経験を活かし、人事業務フローの知識などで仕事に貢献できると考えております。
また、サーバーエンジニアを目指すにあたって独学でサーバーに関する知識の習得を行い、個人でLinuxサーバーを立ち上げることができました。現在はLPIC-1の取得に向けた学習に取り組み、来月に取得予定です。
入社がかないましたら、貴社の社内勉強会や研修も積極的に利用させていただき、スキルアップを図って早期に現場で活躍したいと思います。
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・サーバーエンジニアへの転職のきっかけをエピソードを交えて示せている
・志望企業を選ぶ理由を明確に示し、業務経験を活かした貢献ができることをアピールできている
・入社後の業務について具体的にイメージし、目指す姿を示せている
サーバーエンジニアとしてスキルアップ転職をする場合
現職のサーバーエンジニアが、キャリアアップに向けて転職を行う場合の志望動機の例文です。
私はこれまで培った技術と経験を活かし、貴社でさらに成長し、貢献させていただきたいと考えています。
これまで派遣社員として、2年間約10台のサーバーの運用・保守を担当してきました。アプリケーションサーバーは最大同時接続数1,000件以上、24時間365日の稼働が前提のLinuxサーバーで、稼働監視、パフォーマンスチューニング、ユーザー管理やアプリケーションリリース支援などを経験しました。
貴社の求人にてエンジニアのスキルアップを支援する制度を設けていることを知り、成長しながら事業にも貢献できる環境に魅力を感じています。入社後は運用と並行して構築に携わらせていただいて経験を積み、3年後には設計、5年後にはマネジメントを担当できるエンジニアが目標です。
スキル不足を感じているため、AWS認定のSolutions Architect Associate、Security Specialtyの習得に向けたハンズオン学習に取り組んでいます。貴社ではAWSを主に利用されているとお聞きしており、これらのスキルを活かしたいです。今後も学びを継続し、ぜひ貴社への貢献と自分のキャリア構築につなげたいです。
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・自分の業務経験を棚卸しして可能な業務を明確化できている
・入社後の業務をイメージし、活躍するビジョンが描けている
・キャリアパスを明示し、スキル習得への取り組みも示せている
アプリケーション分野のエンジニアから転職する場合
アプリケーション分野からサーバーエンジニアへの転職を目指す場合の志望動機の例文です。
私が貴社のサーバーエンジニアを志望する動機は、技術分野への興味と経営理念に沿った積極的なクラウド利用によるサービス提供に魅力を感じたためです。
私はこれまでプログラマーとして複数のITシステムの開発に携わってきました。アプリケーション開発とテストに利用したサーバーやインフラに興味を持ったことが、サーバーエンジニアを目指すきっかけです。クラウドサービス上のサーバーの利便性と提供する価値の高さに将来性を感じ、キャリアパスに選びました。
サーバーエンジニアの所属する企業の中で貴社を志望する理由には、経営理念である「常に最新技術でお客様にサービスをお届けする」に共感を覚えたことがあげられます。理念のとおり、クラウドを積極的に取り入れた事業を数多く展開し、セキュリティ分野でのサービスも開始されたとうかがっております。最新技術を取り入れた事業展開をされている貴社にて、オンプレミスに加えて、クラウド上のサーバー構築のスキルを広げたく、応募させていただきました。
アプリケーション分野のエンジニアとしての知見を持ったサーバーエンジニアとして業務に取り組むことで、貴社ソリューション事業の加速に貢献いたします。
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・サーバーエンジニアをキャリアパスとして選択した理由を明確に示せている
・志望企業について研究しており、入社後の活躍についてもビジョンが描けている
フリーランスから転職する場合
フリーランスのエンジニアから企業に所属するサーバーエンジニアへの転職を目指す場合の志望動機の例文です。
私が貴社のサーバーエンジニア職を志望する理由は、貴社の取り扱う大規模なサーバー構築プロジェクトに魅力を感じていることと、貴社が蓄積してきたインフラ技術に触れ成長したいからです。
私は3年間フリーランスのエンジニアとして、主にインフラの設計と構築を請け負ってきました。しかし、フリーランスでは請け負うことのできる案件規模に限りがあり、技術的なスキル向上がこれ以上望めないと感じています。
複数台のサーバー構築案件やクラウド上でのハイパフォーマンス環境の構築案件を扱われているとお聞きし、ぜひとも貴社で働きたいと思いました。フリーランスとしてインフラ全般を幅広く扱い、あらゆる工程をこなしてきた経験で貴社事業に貢献いたします。特にクラウドについてはAWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3大サービスを利用した経験があり、プロジェクトごとにサービスを使い分けている貴社でも活躍できると自負しております。
多くのインフラ案件を取り扱い、インフラ事業開始後20年を迎えたことを貴社サイトにて目にしました。フリーランスの技術者では持ちえない技術情報の蓄積も非常に魅力的に感じております。
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・フリーランスから企業所属のエンジニアになりたい理由を明示できている
・フリーランスとしての経験を活かして事業に貢献することがイメージができている
・サーバーエンジニアとしての強みを志望動機に組み込み、アピールできている
サーバーエンジニアの志望動機・志望理由を書く時のポイント
サーバーエンジニアへの転職に向けた志望動機・志望理由を書く際のポイントとして、下記があげられます。
上記は、あらゆるエンジニア職種への転職において押さえるべきポイントです。このポイントにサーバーエンジニアという職種を当てはめることで、ベースとなる一般的な志望動機が作れるためです。オリジナリティや肉付けはもちろん必要ですが、面接などでもあらためて問われる内容ですので、応募書類作成の際に整理しておきましょう。
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未経験や他職種からの転職の場合なりたい理由を明確にする
サーバーエンジニアを志望した理由では「自分の興味の方向がサーバーエンジニアに合っていること」「自分の強みが合っていること」などをアピールすると良いでしょう。加えて、転職やサーバーエンジニアを目指そうと思ったきっかけを、自身の体験を織り込みながら書くと説得力が高まります。
未経験者は将来像を中心に、これからどのように知識・スキルを身につけ、成長していくかなどの構想・プランを記載しましょう。
転職・志望理由を明確にする
前の仕事からサーバーエンジニアへ転職したい理由を明確にしましょう。
転職理由が複数ある場合には、考えられる理由をすべてリストアップして整理します。その上で順位付けをすることで、優先的に記載すべきことが分かります。
転職したい理由が明確になれば、転職軸が定まります。志望動機だけでなく、転職活動全体を通した軸として役立ちます。
スキルや経験を明確にする
サーバーエンジニア経験者は、これまで身につけた知識・スキルや経験を明確にし、志望先で活かして活躍・貢献したいことを志望動機に盛り込みましょう。企業は経験者に対して、スキルや経験を活かした事業貢献を求めているためです。
スキルや経験をまとめる際は、下記の手順がおすすめです。
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1.スキルや経験のリストアップ2.分類・整理
3.企業の志望する人材像に合致したスキルや経験に絞り込む
エンジニアにとってスキルや経験はあるにこしたことはないのですが、志望動機に盛り込める量には限りがあります。したがって、可能な限り志望先が求める人材像とマッチしたスキルや経験に絞り込んでアピールにつなげることが重要です。さらに、志望先企業でスキルや経験を具体的にどのように活かせるかを記載し、採用担当者がメリットを想像しやすくしておきましょう。
将来像を明確にする
企業に入社後、どのように活躍し、成長していくか、ビジョンを示しましょう。
入社直後については、基本的には即戦力であることをアピールすることが重要です。しかし入社はゴールではなく、将来的に長期にわたって活躍できる将来性の高さのアピールも採用可否に影響します。直近でできることと、将来的にできるようになることをアピールし、短期から長期まで企業に貢献できることを伝えると良いでしょう。
企業は少なくないコストをかけて採用活動を行っています。せっかく採用しても短期間で離職されてしまうことを懸念しており、将来に渡ったプランを示すことは、長期的に働く意志を示す上でも有効です。
サーバーエンジニアの志望動機で採用担当が重視するポイント
サーバーエンジニアの志望動機のうち、採用担当者が重視するポイントとして下記があげられます。
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・未経験でない場合は即戦力となるか
・業務およびスキル習得のための学習意欲が高いか
・入社後、自社に馴染んで活躍するイメージがわくか
また、志望先の企業が上記のうちどのポイントをサーバーエンジニアに求めているかも確認しておきたいポイントとなります。即戦力で現場で活躍できる人材を求めている場合、自社に定着して長く活躍する人材を求めている場合など、求人情報などを注視して見てください。
作成した志望動機をブラッシュアップする方法
自分で書いた志望動機をさらにブラッシュアップできる方法として、下記の2つがあげられます。
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・応募企業の情報、求人情報と自己PRと照らし合わせる
・作成した志望動機を他の人に見てもらう
志望動機は作成してから提出する前に、もう一度企業サイトや求人情報とマッチしているかを見直してみましょう。求人を出している企業側の視点も持つと、よりよくするための方法に気づきやすいです。
また、周囲の知人や転職サービスなど、他者に志望動機をチェックしてもらう方法もおすすめです。エンジニアの知人がいる場合には、企業が求めるエンジニア像との一致などを重点的に見てもらいましょう。
もし周囲に相談できるエンジニアの友人、知人がいなくても、転職サービスのキャリアアドバイザーなどに相談することが可能です。専門的な知見と豊富な実績から役立つアドバイスが得られます。
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まとめ
本記事では、転職のシチュエーションパターン別にサーバーエンジニアの志望動機の例を4つ紹介しました。それぞれのパターンでポイントは異なってくるため、本記事内の事例を参考に自分の志望動機を作成してみましょう。
サーバーエンジニアの転職の志望動機で共通するポイントとして、なりたい理由、転職・志望理由、スキルや経験、将来像を明確にすることがあげられます。面接などでも繰り返し問われる内容となるため、志望動機作成時に整理しておくとスムーズです。
サーバーエンジニアを採用する企業は「即戦力として活躍できるか」「スキル習得に対する意欲が高いか」「入社後に馴染んで活躍できるか」を重視する傾向にあります。こちらも志望動機作成の際には意識しておくと良いです。
志望動機を作成したあと、さらにブラッシュアップする方法として、下記があげられます。
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・企業情報や求人情報と照らし合わせる・他者に見てもらってアドバイスをもらう
転職エージェントのアドバイザーへの相談などを積極的に活用しましょう。
サーバーエンジニアへの転職を検討している方は、ぜひ本記事を参考に志望動機を作成してみてください。
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