JavaScriptの将来性とは?需要状況を解説

最終更新日:2024年2月26日

インターネットの普及と発達により、Webアプリケーションとして提供されるサービスが一般的となりました。JavaScriptは、Webアプリケーションを支えるフロントエンドの技術として、多くのサービスで活用されています。Webサイト制作やWebアプリケーション開発などでは、JavaScriptは事実上の標準言語ともいえるポジションです。

現在、Web開発では需要が高いJavaScriptですが、将来的な需要は見込まれるのでしょうか。この記事では、JavaScriptの学習を検討しているエンジニアに向けて、JavaScriptの将来性や需要状況、転職事情、役に立つ資格などを解説します。

今もらっている年収は高い?低い?

支援実績10年の登録者データを基にした エンジニア・クリエイター専門 年収診断 無料診断START

この記事のまとめ

  • JavaScriptはWeb開発の世界標準ともいえるポジションであり、今後も需要は続き、将来性は高いと予測されます
  • JavaScriptのデメリットは、アップデートが頻繁にあり、リリース前のテストの負担が大きいことなどが挙げられます
  • JavaScript関連の転職で求められるスキルは、HTMLやCSSなどの知識やプログラミングスキルなどがあります
  • JavaScriptの需要は、Webアプリケーション開発、スマホアプリ開発、ゲーム開発などを中心に存在します

JavaScriptとは

そもそも、JavaScriptとはどのようなプログラミング言語なのでしょうか。ここでは、JavaScriptの概要を解説します。

関連記事:JavaScriptとは?基本や特徴を初心者にもわかりやすく解説

JavaScriptの概要と職種例

JavaScriptとは、オブジェクト指向スクリプト言語に分類されるプログラミング言語です。主にWebサイト制作やWebアプリケーション開発などに利用されています。JavaやC++と構文が似ているため、これらの経験者であれば比較的容易に習得できるでしょう。

JavaScriptを活かせる具体的な仕事内容としては、Webサイトのフロントの設計や開発を担当するフロントエンドエンジニア、Webアプリケーションやスマホアプリの開発・保守・運用を担当するアプリケーションエンジニアが挙げられます。

JavaScriptでできる仕事内容例

JavaScriptは非常に汎用性が高く、できることは多岐にわたります。JavaScriptができることを、ここでは解説します。

関連記事:JavaScriptエンジニアの仕事内容とは?向いているエンジニアの特徴も解説

Webサイト作成

JavaScriptは、一般的にWebサイト作成で活用されています。HTMLやCSSで作成されたサイトに、JavaScriptを用いて動きをつけます。例としては、マウスを置くと表示されるメニューや、画面のスクロールに合わせてついてくるサイドメニューなどがあります。

JavaScriptを使ったWebサイト作成では、プログラミングスキルに加えて、デザインの経験があると仕事に役立ちます。

Webアプリ開発

Webアプリケーション開発でも、JavaScriptは使用されています。Webプリケーションのフロントエンドだけでなく、バックエンドでもJavaScriptは利用されます。

RubyやPHPなどのプログラミング言語と連動することで、最新の情報を表示したり、データ処理を行って、結果を表示に反映させるなどができます。具体的なWebアプリとしては、GoogleスプレッドシートやGmail、YouTubeなどがあります。

スマホアプリ開発

JavaScriptは、パソコンやスマートフォンなど複数のプラットフォームの利用に対応しています。専用のプログラミング言語の知識がなくても、JavaScriptが使えればスマホアプリの開発に携われます。そのため、JavaScriptの需要は増加しています。

ゲーム開発

JavaScriptは、Webサイトの作成やWebアプリ開発だけでなく、ゲーム開発でも使用されています。
ライブラリやフレームワークが豊富なJavaScriptは、工数を少なく開発できるため、採用されることがあります。

ブロックチェーン開発

JavaScriptは、ブロックチェーン開発にも応用されています。ブロックチェーンは、複数の端末に同様の情報を保持させる必要があるため、JavaScriptの特性が活きる分野といえるでしょう。

JavaScriptに将来性があると考えられる理由

ここでは、JavaScriptの将来性について考察します。以下の理由から、現時点では将来性が高い言語であると考えられます。

Web系開発で世界標準のポジションでシェアを分ける言語もない

JavaScriptを利用したWebサイトやWebサービスは、現代のトレンドとなっています。JavaScriptは、Web系のフロント開発において世界標準のポジションです。シェアを分けるような言語としてTypeScriptの台頭があげられますが、JavaScriptの拡張言語であり最終的にはJavaScriptに変換して利用されることから、JavaScriptの需要そのものを減らす影響はないでしょう。

このような背景から、JavaScriptの需要は、今後もますます加速していくと予想されます。

あらゆるWebアプリに活用されている

JavaScriptはWebアプリケーション開発において、フロントとサーバーサイド双方に活用できる汎用性の高い言語です。RubyやPHP、Javaなどの他の言語と、組み合わせての開発も可能です。また、JavaScriptのみでもWebアプリケーションのサーバーサイドを開発できます。

開発環境も充実しているため、JavaScriptはあらゆるWebアプリケーション開発に活用できます。多くの既存サービスにJavaScriptが組み込まれているため、新規開発だけでなく改修などの場面でも広く使用されます。

幅広い分野に利用でき、汎用性が高い

Webサイトの開発からゲーム開発まで幅広く利用されているJavaScriptですが、特に汎用性が高い理由は、スマートフォンやPCなどプラットフォームを選ばずに利用できることです。

マルチプラットフォーム対応により、スマートフォン専用のアプリだけでなく、スマートフォンとPCのどちらでも利用可能なアプリケーションの開発もできます。

多くのWebサイトに使われている

JavaScriptは、Webサイト開発の世界標準言語であるため、多くの現場で必要とされています。

また、JavaScriptの代わりとなる言語がないことも、現在の確固たる地位の獲得の理由となっています。

フレームワークが充実している

世界的に利用されるJavaScriptは、フレームワークやライブラリが充実しています。そのため、既存のフレームワークを活用することで、効率よく開発ができます。

JavaScriptの将来性を危惧する意見

JavaScriptには、将来性を危惧する意見もあります。ここでは、JavaScriptの将来性を危惧する意見について解説します。

アップデートが頻繁で技術的対応が大変

JavaScriptは、頻繁にアップデートが行われる傾向があります。それは、開発言語としてブラッシュアップされる点では、メリットといえます。しかし、仕様変更が多くなるため、テストの再実施などの技術的対応が発生するケースがあります。このような技術的対応を、負担に感じるエンジニアも多くいます。

リリース前のテストが大変

JavaScriptは、インタプリタ型のプログラミング言語であり事前のコンパイルは行いません。このため、実行前のエラーチェックが弱く、リリース前のテストが大変であるといわれます。JavaScriptは世界標準の言語といわれますが、環境によっては上手く動作しない場合もあります。そのため、プログラムをリリースするには、複数種類のブラウザでの動作テストが必要となり、手間がかかります。

このように一部では、JavaScriptに対するネガティブ意見もあります。しかし、前述したようにJavaScriptは、Web系の開発では世界標準といえるポジションです。将来性においては、過度な心配はいらないでしょう。

ブラウザによっては動作しないことがある

ブラウザによってはJavaScriptが動作しないことがあります。JavaScriptはWebブラウザ上で実行されるため、各ブラウザによって実装されている機能や仕様が異なります。

そのため、同じコードでもブラウザによっては正しく動作しないことがあるでしょう。特に古いバージョンのブラウザでは、新しい機能に対応していないため、JavaScriptがまったく動作しないこともあります。このような場合、動作しないコードを修正することが必要です。

記述方法が多く、学習に時間がかかりうまく作動しないことがある

JavaScriptには、さまざまな記述方法があります。例えば、DOM(Document Object Model)を使ったJavaScriptのコーディングでは、HTMLとJavaScriptを相互作用させるために、複数のコマンドを組み合わせます。

またJavaScriptは動的な操作を行うための言語なので、思った通りの動作をするようにコードを書かなければなりません。しかし、一見正しく書かれているように見えても、うまく動作しないこともあります。このような場合、デバッグのための時間がかかるでしょう。

JavaScriptの需要状況

現在のIT業界におけるJavaScriptへの需要状況を説明します。主に以下の領域で、JavaScriptは活用されています。

Webサイトのユーザビリティーの向上

JavaScriptは、特殊効果やアニメーションなどの動的な機能がある、ユーザビリティーの高いWebサイトの作成に利用されています。動的なWebサイトは、現在では当たり前となっています。そのため、多くの開発でJavaScriptのスキルが求められています。

Webアプリケーションの開発

Webアプリケーションの開発にも、JavaScriptは用いられています。JavaScriptは、フロントエンドにもサーバーサイドにも活用できます。サーバーサイドの開発では、RubyやPHPなどのサーバーサイド言語と併用可能です。このように、フロントとサーバーサイド双方に活用できるため、高い支持を得ています。

スマホアプリの開発

スマホアプリは、動作環境ごとに異なるプログラミング言語が用いられます。それに加えて近年では一つのプログラミング言語で作成したアプリを複数の環境で動かせるマルチプラットフォーム対応の開発が増えています。

React NativeはFacebook社(現メタ・プラットフォームズ社)が開発したモバイルアプリケーションフレームワークで、Android、iOSの両者に対応したマルチプラットフォームの開発が可能です。React NativeはJavaScriptとTypeScriptでの開発が可能なため、JavaScriptでスマホアプリの開発に対応できます。より少ない工数で開発が期待できるため、スマホアプリ市場でも需要が高まりつつあります。

ゲームの制作

Webアプリケーションやスマホアプリを制作する技術を応用して、ゲームの制作も可能です。JavaScriptには、ゲーム開発を効率よく進めるためのライブラリやフレームワークもあります。ゲームは、市場がスマホに移っており、今後も高い需要が見込まれます。

年収と案件数からみるJavaScriptの転職事情

JavaScriptエンジニアの年収と案件数を他の言語のエンジニアと比較します。案件数と主な年収レンジは2024年1月19日時点のレバテックキャリアのデータから抽出しています。

職種 主な年収レンジ 案件数
JavaScriptエンジニア 400万円~800万円程度 4,955件
Javaエンジニア 350万円~700万円程度 7,071件
PHPエンジニア 300万円~700万円程度 4,550件

JavaScriptエンジニアの求人・転職情報
Javaエンジニアの求人・転職情報
PHPエンジニアの求人・転職情報


関連記事:JavaScriptエンジニアの年収|求人例や年収アップのポイントも紹介

JavaScriptエンジニアに求められるスキルと知識

JavaScriptエンジニアの求人でも、厳密にはJavaScriptだけできればよいという募集はありません。ほとんどの企業は、開発に必要な周辺知識を必須要件として求めています。フロントエンジニアの場合は、JavaScript/HTML/CSSがセットで求められます。

Webアプリケーションエンジニアの場合は、サーバーサイドの代表的な技術であるLAMPなどが求められています。フロントエンドとサーバーサイドの両方のスキルが求められるケースもあります。

HTMLやCSSなど他言語の知識・スキルが求められる

JavaScriptは、Webサイトの開発で使われることが多い言語です。Webサイトの開発には、HTMLやCSSなどのマークアップ言語の知識が必要になります。

HTMLやCSSだけでもWebサイトは作れるものの、それだけでは表現できない動きなどをつけるためにJavaScriptが必要になります。

また、JQueryやReact、Vue.js、AngularJSなどのライブラリ・フレームワークやサーバーサイド側の言語の習得も求められることがあります。

関連記事:HTMLとは?CSS、JavaScriptとの関係性もわかりやすく解説!

コミュニケーションスキル

ビジネスにおいて、コミュニケーション能力は重要なスキルです。Webサイト制作やWebアプリケーションの開発でも、クライアントや複数のメンバーが関係します。プロジェクトメンバーと協力しあって、Webサイト制作やWebアプリケーションの開発を完成させるには、意思の疎通と共通認識を育むためのコミュニケーション能力が求められます。

また、クライアントに対しても、要望を読み取り、正しく対応できることは重要になります。

マネジメントスキル

マネジメント能力は、プロジェクトチームをまとめるためにも重要なスキルです。マネジメントスキルは実務経験のなかで習得する場合が多く、業務において常に意識しながら仕事を進めることで、マネジメント能力の向上を図ることが大切です。

JavaScriptを用いた仕事で役立つ資格

独学でプログラミングを学ぶ場合、資格の取得を目指すことは、学習の目標を作り、体系的な知識を習得する助けとなります。JavaScriptを学んで仕事に活かす場合には、どのような資格を取得すべきでしょうか。

ここでは、JavaScriptを用いた仕事で役立つ資格を紹介します。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、マークアップ言語のスキルが習得されていることを証明する資格です。HTML5やCSS3、JavaScriptなどの内容をメインとしており、2種類のレベルの認定試験があります。レベル1ではマルチデバイス対応の基礎的なスキルについて、レベル2ではJavaScriptのサーバーサイドの動作を含めた設計や開発の内容についてになります。

プログラミング経験が1年ほどの人が、合格できるレベルに試験は設定されています。公式教材やセミナーなどを活用することで、独学も可能です。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は民間企業のサーティファイによるマークアップスキルを認定する資格試験です。スタンダードとエキスパートの二つのランクがあり、エキスパートの試験範囲にはJavaScriptも含まれます。Webのフロントエンドにおいて、一定のJavaScriptに関する知識を示せる資格となります。

CIWJavaScriptSpecialist

CIW JavaScriptSpecialistは、JavaScriptの専門的な内容を問う資格です。アメリカのITベンダーの認定資格であるため、グローバルに活躍したいと考えている方には適した試験です。

試験の難易度は比較的高く、英語で出題されるため英語の知識も必要になります。

JS Institute Certification

JS Institute CertificationはOpenEDG JS InstituteによるJavaScriptでの開発・実装に関するスキル・能力の認定を行う資格試験です。Entry、Associate、Professionalのグレードと汎用的なプログラミング・Webプログラミングの二つのコースにより試験の体系が構成されています。

レベルやコースを分けた試験が提供されており、JavaScriptに関する実力を段階的に示しやすいといえます。英語による受験となるため、英語の能力も必要です。

JavaScriptに関するフレームワーク

JavaScriptに関する代表的なフレームワークであるAngularJS、React、Vue.jsについて解説します。フレームワークを利用することで、開発が効率化されます。JavaScriptエンジニアの求人では各種フレームワークへの知識・スキルを求めるケースも多く、重要なポイントです。

AngularJS

AngularJSは、Google他が開発したJavaScriptフレームワークです。他のJavaScriptフレームワーク同様、Webアプリケーションの開発に利用されます。AngularJSはWebアプリケーション開発に必要な機能を多数備えていて、Webアプリケーションの開発を効率化します。

AngularJSは、データバインディングや依存性注入などの機能があり、Webアプリケーション開発をスピーディーにします。AngularJSが向いているシステムは、ページ数の少ないwebアプリケーションやシステム画面系アプリケーションです。

React

Reactは、Facebook(現メタ・プラットフォームズ)が開発したJavaScriptライブラリです。Webアプリケーションの開発に利用されます。Reactは、仮想DOM(Virtual DOM)を採用しています。動作が速く、シングルアプリケーションの開発に向いているでしょう。

関連記事:Reactとは?特徴やできることをわかりやすく解説

Vue.js

Vue.jsはReactやAngularJSに比べて比較的小型なフレームワークです。学習コストが低く、初心者でも扱いやすいメリットがあります。開発規模は小規模から大規模まで幅広く対応可能です。

関連記事:
Vue.jsとは?他フレームワークとの違いやできることをわかりやすく解説
Vue.jsとは?特徴やjQueryとの違いをわかりやすく解説

JavaScriptの学習方法

JavaScriptを仕事に活かすために学習する場合、どのように学習を進めていけばいいのでしょうか。ここでは、JavaScriptの学習方法について解説します。

書籍で学ぶ

学習費用を抑えたい人には、書籍での学習をおすすめします。JavaScriptに関する書籍は多く出版されているため、初心者向けの入門書や参考書を選ぶようにしましょう。書籍を選ぶ基準がわからないときは、口コミやレビューが参考になります。

Webサイトを活用する

オンラインで学習できるサービスを、活用するという方法もあります。オンラインの学習サービスは、動画で学習できるサービスもあります。また、JavaScriptの動作を選択式問題から選んで、自分の知識を確認できるなどもあります。

これらのWebサイトは、大体は0〜1000円前後の費用で受講できます。代表的なサービスとしてProgateやドットインストールなどがあります。

関連記事:JavaScriptの勉強方法は?初級~中級者向けサイト15選を紹介

スクールで学ぶ

体系的に学習していきたいと思う方には、スクールでの学習がおすすめです。JavaScriptだけでなくHTMLやCSS、PHPなども含めて学習することができるコースもあります。ただし、スクールは費用が高額になりがちであるため、費用面は検討する必要があります。

Javascriptで仕事を探すのにおすすめの方法

JavaScriptは汎用性が高く、活躍するシーンも広がっているプログラミング言語です。求人数も豊富なのですが、必要とされるスキルも様々であり、自分のしたい仕事とのマッチングには気を付ける必要があります。

関連記事:
JavaScript関連の転職市場状況について
未経験からJavaScriptエンジニアになるには?独学の方法も解説

求人サイトで探す

JavaScriptを活用できる仕事を探す場合には、求人サイトを使うことが一つの方法です。豊富な案件から仕事を見つけることがメリットとなります。一方で、サイトに掲載されている情報だけでは企業や求める人材像、必要とされるスキルなどが明確でない場合も多く、十分な情報を取得してから就業すると良いでしょう。

クラウドソーシングで探す

クラウドソーシングもJavaScriptの仕事を探せる方法の一つです。クラウドソーシングの場合には、単体の開発案件が多く、正社員などでの雇用にはつながらないことは認識しておきましょう。

仕事の規模や難易度、報酬なども幅が大きく、ある程度経験を持ったフリーランスにはおすすめできる方法といえます。

友人・知人に紹介してもらう

コネクションを持っている場合には、友人・知人に仕事を紹介してもらうことも良い手段です。概ねスキルや人柄を知っている相手であれば、仕事のミスマッチも起こりづらく、適した仕事を探しやすいでしょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントの利用は、コネクションを持たない場合にJavaScriptの仕事を探す最もおすすめの方法です。求人サイトの案件の豊富さに加え、エージェントによるサポートを受けて自身にマッチする仕事を探せる点が大きなメリットです。

転職エージェントは求人の内情や非公開の求人情報など、求人サイトにのっている以上の情報を持っている場合もあります。また、自分だけで仕事を探している場合には視野が狭くなりがちですが、エージェントのサポートはそういった状況を避ける役割も果たします。

需要の高いJavaScriptエンジニアでいるには他言語も習得するのが吉

JavaScriptは汎用性があり需要も高いプログラミング言語ですが、JavaScriptのスキルのみが求められるような求人情報はほとんどありません。

フロントエンドであれば、JavaScriptとHTML、CSSはセットで必要となりますし、フロントエンドのフレームワークの利用経験も問われることが多いです。TypeScriptとの併用も近年のトレンドといえます。

サーバーサイドであれば、JavaScriptに加えてNode.jsを利用します。また、その他の主要なサーバーサイド言語であるJava、PHP、Ruby、Pythonなどと組み合わせて利用することが多いでしょう。

従って、JavaScriptエンジニアとして需要の高い人材であり続けるには、他の言語やフレームワーク、ツールなどの習得を行うことも重要となります。仕事の幅を広げ、多くの求人に適した人材であることを目指しましょう。

JavaScriptに関するよくある質問

ここでは、JavaScriptに関するよくある質問とその回答を紹介します。JavaScriptの概要を掴むための情報としてご活用ください。

Q1. JavaScriptはどんな開発分野に使われている?

主にWebサイトのフロントエンド開発や、Webアプリケーションのサーバーサイド開発に使われています。最近では、スマホアプリの開発にも多く使用されています。

Q2. JavaScriptエンジニアの年収はどれぐらい?

2024年1月19日時点で、レバテックキャリアに登録されている公開中の求人・転職情報より、言語「JavaScript」の条件で検索を行い、そのうち30件を抽出して平均年収を算出すると、JavaScriptエンジニアの年収は約634万円と推測できます。

Q3. JavaScriptエンジニアに求められるスキルは?

JavaScriptでのプログラミングスキルのほかに、フロントエンジニアの場合は、JavaScript/HTML/CSSがセットで求められることが多いです。また、ReactやVue.js、AngularJSなどのJavaScriptによるフロントエンド構築のためのフレームワークやライブラリに関する知見が求められます。

Q4. 未経験でもJavaScriptエンジニアに転職できる?

未経験でもJavaScriptエンジニアに転職できる可能性はあります。ただし、独学で一定レベルのプログラミングスキルを習得し、ポートフォリオの作成や資格の取得などでスキル向上を図ることをおすすめします。

まとめ

この記事では、JavaScriptの学習を検討しているエンジニアに向けて、JavaScriptの将来性や需要状況、転職事情、役に立つ資格などを解説しました。JavaScriptは、Web系のフロント開発において世界標準のポジションです。今後も需要は続き、将来性は高いと予測されます。

近年ではTypeScriptも台頭してきていますが、こちらもJavaScriptの拡張版であるため、JavaScriptエンジニアは適応しやすいといえます。

JavaScriptを習得することで、特にWeb業界での活躍が期待できます。JavaScriptは、引き続き今後も高いニーズが予想されるため、学ぶ価値は十分にあります。この機会に、JavaScriptを学んでみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。

「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。

「個別相談会」に申し込む

転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。

レバテックキャリアのサービスについて

この記事の監修

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

関連する記事

人気の求人特集

内定率が高い

JavaScriptの求人・転職一覧

今もらっている年収は高い?低い?

簡単60秒 エンジニア・クリエイター専門 年収診断 無料診断START ×