Ruby on Railsとの違いとは?初心者なら、Ruby、PHP、Python、身につけるなRubyの将来性は?使用するメリットと需要、今後の動向を解説

最終更新日:2020年11月27日

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Rubyは日本発祥のプログラミング言語で、近年はベンチャー企業をはじめ、多くの企業が開発に使用しています。Rubyに特化したブートキャンプ型のスクールも多くあり、10代〜20代のエンジニアの間で絶大な人気を得ています。

業界内での需要も高く、学習する価値が十分にある言語と言えますが、近年ではその将来性について否定的な意見も時々耳にします。そこで本記事では、Rubyの需要状況や将来性にまつわるさまざまな意見を取り上げ、Rubyの将来性について解説します。

1. Rubyの将来性について

ここでは、Rubyの今後の需要について解説します。Rubyに対する肯定的な意見は多く、将来性が期待できる言語であると考えられています。

Rubyに将来性があると考えられる理由

なぜRubyは将来性があると考えられているのか、その理由について詳しく解説していきましょう。

汎用性が高く、他言語よりもコードが短くシンプル

Rubyといえば、Web開発で用いられることがの多い言語ですが、実は汎用性が高く、Web開発以外の現場でも使用されています。その原因は、Windows、Linux、Mac OS等いろいろな環境で動作可能なマルチプラットフォームであるためです。

さらに、Rubyはメタプログラミングが可能であり、コードがシンプルで短い記述で済むため、開発工数やコストの削減が期待できます。

世界的に安定した需要のある言語である

Rubyは世界的に見ても、ベンチャー企業から大企業まで幅広く活用されている言語です。特に「Ruby on Rails」が普及してからの人気は凄まじく、ITの本場であるシリコンバレーにおいても安定した需要を獲得しています。

世界のプログラミング言語検索数を示す「TIOBE Programming Community Index」によると、2020年10月現在Rubyは13位にランクインしています。検索数が多ければ多いほどプログラミングを担うエンジニアの数も多いことが予想されるため、注目度やニーズを示すうえで重要な指標となります。(※1)Rubyは自身の過去記録と比較して数値が落ち着いていますが、安定した需要を維持していることがわかります。
※1 TIOBE「TIOBE Programming Community Index」(2020年10月31日アクセス)

高年収を提示されるケースが増えている

Rubyを採用する企業が増えており、Rubyエンジニアの需要は近年高まってきています。Stack Exchange Inc.が調査した「2020 Developer Survey」によると、世界のRubyエンジニアの平均年収は5位にランクインされ、71,000ドルであったことが分かりました。(※2)レバテックキャリアの実績では、フロントとバックエンド双方の開発ができるエンジニアが20代後半で500万円以上の年収で採用されたケースもあります。
※2 Stackoverflow「2020 Developer Survey」(2020年10月31日アクセス)

スタートアップ企業やベンチャー企業が積極的にRubyを採用している

Rubyはフレームワークを使って短期間での開発が可能であり、コストや工数を削減しながら開発を進めることができます。また、初心者でも学びやすいプログラミング言語のため、スタートアップ企業やベンチャー企業で積極的に採用されています。バージョンアップも頻繁に行われていますので、今後もスピーディーな開発が求められる現場で重宝されていくでしょう。

Rubyの将来性が懸念される理由

Rubyに対して肯定的な意見が多くある一方で、いくつかの懸念点も存在しています。ここではRubyの将来性を危惧する意見を紹介します。

データサイエンスの分野においては全く採用されていない

ビッグデータ活用がIT業界で重視されつつある昨今、データサイエンスの分野がとても注目されています。データサイエンスの業務にはプログラミング言語を用いた作業も発生します。これらの作業は、現状PythonとRが主流となっており、Rubyは全くと言っていいほど採用されていません。これらの言語から切り替えるメリットがない限り、データサイエンスの分野においてRubyの発展は期待できないでしょう。

処理速度の遅さをはじめ、いくつかの欠点があると言われている

Rubyは処理速度の遅さを指摘する意見が一部あります。これはRubyがインタプリタ式のプログラミング言語であることが影響しており、コンパイル式を採用しているCやJavaに比べると実効速度は遅くなってしまうのです。

また、Rubyは動的型付け言語であるため、大人数の開発を行う際に統一性を持たせて管理する必要があります。文法が厳密に管理されているプログラミング言語は難易度が高い一方で、コードを入力する担当者によって差が出ることが少ないため、担当者が変わったとしても引き継ぎや管理が容易です。しかし、Rubyは同じプログラムでもさまざまな書き方ができるため、本人以外がソースを見直したときに理解しにくという何点もあります。

Webアプリケーション開発ではLAMPが定着している

LAMPが定着している大規模なWebアプリケーションの開発では、PHPが選択されるケースが多くあります。LAMPとは、Linux、Apache、MySQL、PHPの頭文字をとった略です。LAMPは、低コスト・高速・安定したシステム開発・運用ができるというメリットから多くの企業で採用されてきました。PHPをRubyに置き換えたLAMRという選択肢もありますが、実績の高さから企業はLAMPを採用する傾向にあります。

2. Rubyの需要状況

Rubyの将来性についての意見を聞いた上で、Rubyの市場需要状況に関して特に押さえておくべきポイント紹介していきます。Rubyエンジニアとしての転職活動をする際には、特に以下で挙げるポイントに注意しておきましょう。

スタートアップやベンチャー企業などでのニーズが高い

いち早くサービスを立ち上げ、ビジネスを軌道に乗せるためには開発スピードの速いRubyを採用するスタートアップ企業が多く見られます。

最近では大企業への就職以外にも、スタートアップ企業やベンチャー企業で幅広い経験を積み、フルスタックエンジニアとして活躍することを目標にするエンジニアも増えています。

Webサービスのユーザー数増加にともない需要も増加

SNSや動画ストリーミングサイトなど、Webサービスは多様化しておりユーザー数も増加しています。先ほど紹介したスタートアップ企業やベンチャー企業の事例以外にも、Twitterやhuluといった多数のユーザーを抱えるWebサービスにおいてもRubyは活用されています。

3. Ruby on Rails(ルビー・オン・レイルズ)の将来性

Rubyというプログラミング言語を語るうえで欠かせないのが「Ruby on Rails(ルビー・オン・レイルズ)」との関連性です。そもそもRubyとRuby on Railsを混同している方も多く、両者の明確な違いが説明できない方は意外と少ないものです。

そこで、ここではRubyとRuby on Railsとの違いを紹介するとともに、なぜRuby on Railsが注目されているのか、その将来性についても詳しく紹介します。

Ruby on Railsとは

そもそもRuby on Railsとは、Webアプリケーションフレームワークのひとつです。フレームワークとは日本語で「骨組み」や「構造」といった意味をもち、プログラミングにおいて必要な機能が実装されたもののことを言います。

Ruby on Railsの場合は豊富なライブラリが備わっており、後からライブラリを追加することも可能。これによってRubyでのWebアプリケーション開発が効率化でき、プログラマーの開発の負担を減らすことができます。

Ruby on RailsとRubyの違い

プログラミング初心者の中には、RubyとRuby on Railsは別々のプログラミング言語であると認識している方も少なくありません。しかし、先ほど紹介したように、Rubyはプログラミング言語であるのに対し、Ruby on RailsはRubyの開発を効率化するためのツール(フレームワーク)です。

Rubyでの開発を担うエンジニアの中には、Rubyというプログラミング言語のスキルと、フレームワークであるRuby on Railsを扱えるスキルをセットで身につけている方が多いのです。

4. 他言語との比較で見るRubyの将来性

Rubyのスキルを身につけようと考えたとき、他のプログラミング言語と比較して将来性があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。せっかくプログラミングスキルを身につけるのであれば、長く役立つ将来性のある言語を習得したいものです。

そこで今回は、サーバーサイド向けのプログラミング言語として需要の高いPHPと、将来性が期待されるPythonを比較しながら解説します。

PHPとの比較で見るRubyの将来性

PHPとRubyを比較したとき、サーバーサイド向けの開発において圧倒的に高い需要を誇っているのはPHPです。Q-Successが調査した結果によると、2019年10月から2020年10月までの間、PHPのシェアは実に約80%。これに対し、Rubyは2〜4%前後で推移しています。(※3)
※3 Q-Success「Historical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites」(2020年10月31日アクセス)

しかし、伸び率で見てみると、PHPは78〜79%間を上下しているのに対し、Rubyは少しずつシェアが伸びています。2019年10月のRubyのシェアは2.7%でしたが、2020年10月には4.2%まで上昇していることから見ても、今後の将来性が期待されるのはRubyといえるのではないでしょうか。

Pythonとの比較で見るRubyの将来性

次に、RubyとPythonを比較してみましょう。ともに注目度が高く、勢いのあるプログラミング言語のため両者は比較されやすい傾向があります。

Pythonは人工知能領域でも活用が期待されているプログラミング言語であり、Rubyと同様シンプルなコードでプログラミング初心者でも学びやすい特徴があります。

決して「AIの開発はPythonでなければできない」というものではなく、Rubyやその他のプログラミング言語でも技術的には可能です。しかし、AI開発に不可欠なライブラリはPythonのほうが充実しており、開発がしやすいメリットがあるのです。

将来性という面で考えたとき、PythonとRubyでは開発分野が異なるため、単純に比較することはできません。しかし、AIが大きな注目を集めていることは確かであり、Pythonの将来性はとても高いといえるでしょう。一方、Webアプリケーションの需要が低下する可能性も低く、Rubyも間違いなく将来性が期待されるプログラミング言語のひとつといえます。

Pythonの将来性についてより詳しく知りたい方は、下記記事も合わせてご参照ください。
関連記事:Pythonエンジニアの将来性は?JavaやRubyとの需要も比較

目標によって学習する言語を選ぶ

Ruby、PHP、Pythonと3つのプログラミング言語を比較しながら紹介してきましたが、自分にとってどれを学べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ここからはRubyとPHP、Pythonの学習に向いている人の特徴を紹介します。

何を目標とし、どのようなエンジニアになりたいのかによっても学ぶべきプログラミング言語は異なります。ぜひ参考にしてみてください。

Rubyの学習がおすすめな人

Webアプリケーションの開発を担いたい方や、この先長くエンジニアとしての経験を積んでいきたい方にはRubyのスキル習得が向いています。そもそもサーバーサイド向けに構築されたシステムの多くはPHPが採用されており、わざわざ既存システムをRubyに作り替える必要性はありません。

そのため、必然的にRubyではシステム運用や保守といった業務は少なく、新規開発案件が中心となるでしょう。ゼロからアプリケーション開発に携わることに関心がある方、またスタートアップ企業やベンチャー企業への就職・転職を考えている方なら、習得して損はないでしょう。

PHPの学習がおすすめな人

PHPは圧倒的なシェアを誇っていることからも分かる通り、多くの既存システムに採用されています。そのため、新規開発というよりは既存システムの運用や保守業務がメインになることも想定されます。

ただし、シェアが大きいということは市場でのニーズが高いことも意味しており、求人案件も豊富です。とにかく就職・転職に強いプログラミング言語を身につけ、安定した仕事に従事したい方にとってはおすすめのプログラミング言語といえるでしょう。

もちろん、はじめはPHPのスキルを身につけて実務経験を積んだ後、RubyやPythonの勉強に取り組んでみるのもおすすめです。むしろ複数のプログラミング言語をマスターしている人材のほうが求人市場での評価は高くなりやすいです。

Pythonの学習がおすすめな人

前節でも紹介したとおり、Pythonには機械学習やデータサイエンス分野に適するライブラリー、フレームワークが充実しているため、そういった分野の仕事に関心のある方には、Pythonの学習がおすすめです。

もちろん、機械学習やデータサイエンス分野の仕事には、エンジニアとしての技術力のみならず、統計学や数学に関する専門的なスキルも求められますが、本格的に学びたい方にとっては最適な言語だといえます。

5. まとめ

この記事では、Rubyの概要から需要状況、将来性について解説してきました。Rubyは優れている点が非常に多い言語で、世界中のシステム開発で利用されている言語です。さらに、有名サービスの開発に採用されるなど、すでに安定したポジションを獲得している言語であると言えるでしょう。

ビッグデータ活用分野においてはまだ波に乗れていないといったところはありますが、全体的に否定的な意見が少なく、将来性は高い言語であると言えます。この機会に習得してみてはいかがでしょうか。

Rubyコラム

Rubyの概要

Rubyはまつもとゆきひろ氏によって開発された、日本発のオブジェクト指向スクリプト言語です。1995年に一般公開されて以来、世界中に広まり現在も強く支持されています。日本工業規(JIS)に認定されており、日本発祥のプログラミング言語としては初めてIECで国際規格としても認められた言語です。


Rubyを使うことのメリット

Rubyは数あるプログラミング言語の中でも、手軽で柔軟なプログラミングができることから初心者でも扱いやすいとされている言語です。Rubyは、業務系システムやECサイト、WEBサイトなど幅広い用途で使用できるため、多方面から需要があります。コードの記述量が少なく、可読性や保守性に優れているのが特徴です。

また、スクリプト言語であるためコンパイルが不要で、プログラムの実行やデバッグも容易にできます。「Ruby on Rails」という優秀なフレームワークが使えるのも大きなメリットです。


Rubyを使うことのデメリット

Rubyはあまりデメリットを挙げられない言語です。あえてデメリットをあげるとすれば、金融系など大規模システムの実績が少ないことがあります。金融機関系のシステムは、JavaやPHPが主流ですので、この領域がRubyに置き換わる可能性は低いでしょう。

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