JavaScriptエンジニアの年収・求人情報や需要・将来性が高い理由について解説JavaScriptエンジニアの年収は?高めるための方法も解説

最終更新日:2023年3月13日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

JavaScriptエンジニアの仕事に興味はあるが、転職して年収が上がるのか、そもそもJavaScriptの需要はあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。年収アップにつながる転職を成功させるためには、需要のある分野を意識することが欠かせません。本記事ではJavaScriptエンジニアの年収や需要、将来性についてまとめました。また、JavaScriptエンジニアに転職するポイントや転職後に年収をアップさせるポイントについても解説しています。本記事を読むことでJavaScriptエンジニアに転職する際の年収面の不安を解消することができ、転職活動に自信を持って挑めるようになるでしょう。

JavaScriptエンジニアの業務内容とは?

まず、JavaScriptエンジニアはどのような開発分野で活躍しているのか解説します。スキルを身につけた後にキャリアパスを考える際の参考にしてください。

フロントエンド開発

フロントエンド開発ではJavaScriptがメインで扱われます。JavaScriptのDOMという機能を使ってHTML・CSSを変更すれば、Webサイトに動きをつけることが可能です。したがって、アニメーションやスライドショーを作る際にもJavaScriptは欠かせないといえるでしょう。

また、JavaScriptはサーバと非同期通信を行うことも可能です。非同期通信によってデータを取得すれば、ノーリロードでサイトの一部情報のみを更新することができます。その他、JavaScriptはユーザーの入力内容を確認し、次のページへの遷移やアラート、ポップアップウィンドウを表示させるなど多様な機能をもっています。

バックエンド開発

バックエンド開発ではPHPやPython、Rubyといったプログラミング言語が使われることが多いですが、Node.jsというJavaScript実行環境を使えば、JavaScriptを動かすことが可能です。つまりJavaScriptエンジニアは、フロントエンドとバックエンドの両方で活躍できる場があるわけです。

Node.jsは開発者にとって便利な面が多く、今後JavaScriptをバックエンド開発で使う企業が増えていく可能性は高いでしょう。たとえば、Node.jsは前の処理が未完了でも次の処理を開始できる方式を採用しており、一度に大量のアクセスを受けるサービス開発をスムーズに行うことが可能です。

スマホアプリ開発

スマホアプリ開発は、AndroidではKotlin・Java、iPhoneではSwiftなどの言語が多く用いられますが、JavaScriptでも開発が可能です。React Nativeなどのフレームワークを導入すれば、JavaScriptのみでAndroid・iPhoneの両方のアプリを開発できるため、ソース管理や言語学習のコストを減らすことができます。

ゲーム開発

Nintendo Switchなどの一般的な家庭用ゲームソフトではなく、パソコンで遊べるブラウザゲームならJavaScriptで開発することが可能です。Phaser 3というライブラリを使ることで、ゲームの基本機能を比較的容易に実装できます。JavaScriptには他にも、2Dグラフィックス処理を行うPixiJSなどゲーム開発に使えるライブラリが豊富に揃っています。

JavaScriptエンジニアの年収・求人情報

JavaScriptエンジニアの年収・求人情報についてまとめました。レバテックキャリアの求人情報(※2022年12月現在)を元に解説していきます。

JavaScriptエンジニアの年収

レバテックキャリアに記載されている職種ごとの想定年収は、次のようになっています。

  • ・フロントエンドエンジニア:544〜1,260万円

    ・サーバーサイドエンジニア:550〜1,500万円

    ・アプリケーションエンジニア:700〜1,500万円

    ・ゲームプログラマー:650〜1,500万円


また、「この仕事で取り扱う技術」にJavaScriptが含まれた求人は4027件であり、そのうち想定年収800万円以上の求人は2121件でした。半分以上の求人が800万円以上であることが分かります。

関連記事:JavaScript関連の転職市場状況について

JavaScriptエンジニアの求人例

レバテックキャリアに掲載されている、JavaScriptエンジニアの求人例を紹介します。

【フロントエンドエンジニア】JavaScript・Reactなどのフロントエンド技術によるWebサービス開発

想定年収:430~630万円
仕事内容:JavaScript/Reactなどの技術を利用したWebサービス開発
必要なスキル:JSフレームワークを用いたフロントエンド実装の実務経験(2年以上)、など

【開発エンジニア】名古屋勤務/地図プラットフォーム/国内フルリモート可

想定年収:450~800万円
仕事内容:Web APIやJavaScriptなどで用いる地図機能開発
必要なスキル:C#、C++、Java、JavaScript、Go言語、Unityなどでの開発経験、など

【フロントエンドエンジニア】リーダー候補/新規WebまたはECサイト構築/要件定義・設計や制作/コーディング

想定年収:450~700万円
仕事内容例:新規WebサイトまたはECサイトの構築
必要なスキル:フロントエンドエンジニア/コーダー実務経験(3年以上)、など

他言語のエンジニアとの求人数の比較

JavaScriptと他言語の求人数を比較するために、レバテックキャリアの求人数を主要プログラミング言語ごとにまとめました

  • ・Java: 5929件

    ・JavaScript:4027件

    ・PHP:3788件

    ・Python:3685件

    ・Ruby:2379件

    ・C#:2287件

    ・Go:1655件

    ・C++:1549件

    ・Swift:1371件

    ・Kotlin:1291件

    ・C言語:1290件


他の主要言語と比べてもJavaScriptは求人数が多いことが分かります。

求人から考えられるJavaScriptの需要・将来性

レバテックキャリアの求人の多さから、JavaScriptの需要は高いと考えられます。また、上記で紹介したような新規Webアプリ開発の案件もあることを考慮すると、今後もJavaScriptは一定の需要を保つことが推測できるでしょう。

関連記事:JavaScriptの将来性とは?需要状況を解説

JavaScriptの需要・将来性が高い理由

続いて、JavaScriptの将来性について、需要が高い現状を解説します。

幅広い開発に使える

JavaScriptは、Webアプリ開発・スマホアプリ開発・ゲーム開発など幅広い開発に使うことができるため、他言語よりも求人数が多いといえるでしょう。つまりJavaScriptを学ぶことは、幅広い案件に関われる可能性を意味します。

ただし、JavaScript以外のスキルも必要な場合がある点には注意が必要です。たとえばフロントエンド開発を行う場合は、HTML・CSSなどのスキルも併せて取得する必要があります。

ほとんどのブラウザで動作する

JavaScriptがフロントエンド開発で多く使われる理由は、WebブラウザにJavaScriptを実行する機能が最初から備わっているためです。JavaScriptの言語仕様は標準化されており、EdgeやChromeなどほとんどのWebブラウザで同じプログラムを動かすことができます。

また、Webブラウザには開発者のためのツールが内蔵されています。たとえば、Chromeのデベロッパーツールには、ソースコードのエラー箇所を特定したり直接編集したりする機能が備わっており、開発効率化に貢献しています。

ライブラリ・フレームワークが豊富

JavaScriptにはReactAngularVue.jsなどの優秀なライブラリ・フレームワークがあります。ライブラリ・フレームワークにはフロントエンド開発などでよく使う機能が備わっており、開発を効率化できます。加えて、バグの減少にもつながる、社内でソースコードの書き方を統一しやすくなる、などのメリットがあります。

フロントエンド開発で他に使われる言語がない

新しいプログラミング言語が主流になることで、古い言語が使われなくなってしまうことはこれまでもありました。しかしフロントエンド開発においては、JavaScriptに代わるほどの言語が出てきていないのが現状です。今後どうなるかは予測できませんが、JavaScriptが急に使われなくなることはないでしょう。

関連記事:JavaScriptとは?Web業界で価値が高い理由について

長年使われてきた言語のため情報が豊富

JavaScriptは長年使われており、日本でも人気が高いため日本語の情報も多く蓄積されています。開発でつまずいたら検索して解決しやすく情報が豊富であることは、システム開発の進めやすさにつながります。

年収面以外のJavaScriptエンジニアに転職するメリット

年収面以外にも、JavaScriptエンジニアに転職するメリットはあります。JavaScriptならではのメリットを整理しましょう。

学習しやすい

JavaScriptは利用者が多いため、日本語で解説されたサイトや参考書が豊富なうえに、公式サイトにも日本語のチュートリアルが用意されていて、未経験でも学習しやすいといえます。ライブラリの使い方など細かい部分も、ネットで調べれば正解にたどり着きやすいでしょう。また、JavaScriptはブラウザによって挙動が変わることが少ない点も学習しやすさにつながっています。

ユーザーとの距離が近い

フロントエンド開発では、ユーザーが直接触れるフォームやボタンの処理を調整するため、ユーザーのリアクションを得やすいという特徴があります。改良した箇所の評判が良いと、SNSなどでフィードバックを得られることもあるでしょう。自分の仕事の成果が目に見えるため、モチベーションが高まりやすいのが魅力です。

最新技術に触れられる機会がある

特にWebアプリやスマホアプリ分野は競争や進化のスピードが早いため、競合よりも利便性が高く魅力的なサービスに仕上げるには、最新技術を用いて新しい機能を導入することが求められます。

つまり、JavaScriptエンジニアは仕事で最新技術を扱うために、継続して勉強を行うことも必要になります。仕事と並行して勉強するのは大変な反面、最新技術を身につけることにモチベーションを感じる人も多いでしょう。

仕事を失う心配が少ない

JavaScriptは他言語に比べ求人数が多く需要もあるため、JavaScriptエンジニアは仕事を失う心配が小さいといえます。安定して家族を養っていけるかどうかは仕事を選ぶうえで重要なことです。また、JavaScriptは幅広い開発分野で使われる言語であるため、一つの分野で行き詰まっても他の分野に移行しやすいでしょう。

キャリアプランの自由度が高い

JavaScriptエンジニアとしての仕事をこなしつつマネジメントスキルを高め、プロジェクトマネージャーやコンサルタントなどのゼネラリストを目指す道もあります。また、他の分野の開発技術も高めフルスタックエンジニアを目指す道もあるでしょう。さらに、フリーランスエンジニアとして独立する選択肢もあります。選択肢が広い分、キャリアプランに関しては早い段階から考えることが大切です。

年収が高いJavaScriptエンジニアを目指し転職するには

給与が高い企業に転職するには、転職活動の準備を入念に行う必要があります。そこで、JavaScriptエンジニアに転職するポイントを解説します。

過去の実績を最大限にアピールする

面接時には前職での開発実績がわかる資料を準備し、実績を最大限にアピールすることがポイントです。Web業界では過去の実績を重視して合否を判定される場合も多いため、どのような業務をこなしたか、実務レベルはどの程度かを具体的に伝え、その経験をどう活かすかについても言及しましょう。

また、年収が高い会社の選考では他の求職者の実務レベルも高いことが想定されるため、単にJavaScriptやHTML・CSSなどのスキルがあるだけでなく、「Webアプリのトレンドに詳しい」など差別化できるスキル・知識をアピールできるとより効果的です。

自己研鑽の成果物を見せる

エンジニア転職では実務経験が重視されますが、経験が浅い場合は業務に対する意欲も評価の対象になり得ます。CIW JavaScript SpecialistなどのJavaScript資格を保有していること、JavaScriptを使ったWebアプリや技術ブログなどの成果物を見せることは、業務に対する意欲や即戦力となるスキルをアピールすることにつながります。

転職先候補企業のJavaScriptエンジニアの状況について確認する

転職先候補企業でJavaScriptはどの程度活用されているのかを調べることも大切です。JavaScriptエンジニアは何人在籍していて、どの程度重要視されているのか、今後JavaScriptエンジニアが活躍する事業(新規Webアプリ開発など)を行う予定はあるのか、などを確認しましょう。

転職エージェントを活用する

ここまでに紹介した転職のポイントは、自分で実行するのは難しいという方もいるでしょう。そのような方には転職エージェントを活用することをおすすめします。希望年収やスキルに応じたJavaScriptエンジニアの転職先を紹介してくれるだけでなく、場合によっては、各転職先でJavaScriptエンジニアがどの程度重要視されているかなども確認できます。

転職によって年収を上げたいなら、JavaScriptエンジニアの求人も多く保有するレバテックキャリアがおすすめです。職種別に専門アドバイザーが在籍しており、経験やスキルを詳しくヒアリングしたうえで案件を紹介してくれます。

JavaScriptエンジニアに転職後、年収を上げるポイント

最後に、JavaScriptエンジニアに転職した後、年収をどのように上げていけば良いのか解説します。

需要の高いフレームワークのスキルを習得する

フレームワークのスキルを磨くことで転職の幅を広げ、年収アップのチャンスを増やすことが可能です。2021年の時点でフロントエンド開発では、React、Angular、Vue.jsの順でユーザー数が多くなっています。(※1)こういった需要の高いフレームワークを優先して習得することをおすすめします。

※1参考:The State of JS 2021: ライブラリ

担当箇所以外のスキル・知識も高める

フロントエンド開発を担当するなら、PHPなどのバックエンド言語やWebデザインなどの知識も深めることを心がけましょう。担当外の知識を深めることで他部署と意思疎通を図りやすくなり、周りをリードする形になれば仕事での評価も上がります。さらに、マネジメント職の適性があると評価されればプロジェクトマネージャーなどに昇格できる可能性も生まれます。

マネジメントスキルを身につける

マネジメント職は年収が高い傾向があります。レバテックキャリアでは 2022年12月現在PM・PLの年収800万円以上の求人数が1522/2385件(全体では8144/16636件)あります。マネジメントスキルを身につけることは、年収アップの近道といえるでしょう。

ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。

「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。

「個別相談会」に申し込む

転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。

レバテックキャリアのサービスについて

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

人気の求人特集

内定率が高い

関連する記事

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

JavaScriptの求人・転職一覧