ともにWebブラウザ黎明期から続く老舗言語 名称は似ているが得意分野もタイプも異なる?JavaScriptとJavaの違いとは?特徴・技術的な違い・需要などを解説

最終更新日:2021年2月18日

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JavaScriptとJavaは、名称が似ているものの、全く別の言語です。また、技術的なつながりもほとんどないと言ってよいでしょう。しかし、両言語ともに一定の需要が続くだけに、キャリアアップにつながりやすいという共通点があります。ここでは、JavaScriptとJavaの特徴・違い・需要などを解説します。

1. JavaScriptとJavaの背景・特徴・違いとは?

まず、JavaScriptとJavaの背景や特徴、違いについて解説します。

JavaScript誕生の背景

JavaScriptの誕生は、1990年代まで遡ります。まず、1993年に「NCSA Mosaic」と呼ばれる画像表示が可能なブラウザが誕生します。現在使用されている基本的な技術(HTTP、FTPなど)はすべて実装されており、現在のWebブラウザの原型とも呼べるものです。

この流れを受けて1994年にはNetscape Navigatorがリリースされ、一気に人気のブラウザとなりました。1995年にはDynamic HTMLの登場で、ブラウザ上の動的な表現が可能となり、さらにNetscape Navigator2.0に「LiveScript」が実装されています。

このLiveScriptがJavaScriptの原型です。もともとJavaScriptはLiveScriptという名称で開発されていたものですが、当時人気が出始めていたJavaと同じ名前を関することで、その人気に便乗しようという動きがあったようです。こうした事情から「JavaScript」が誕生したといわれています。

その後は、標準化や仕様の変遷を経て、ブラウザの外でも独自に動くスクリプト言語として地位を確立しました。

JavaScriptの特徴

JavaScriptは、コンパイル不要のインタプリタ型言語です。前述の背景からもわかるように、ウェブページで動的な表現が可能になった1990年代中盤、ブラウザ内で複雑な処理を可能とするために生まれています。

一般的なWebページでは、HTML、CSS、JavaScriptの3階層で使われることが多いでしょう。
代表的なライブラリとしては「Node.js」「jQuery」「React」「Vue.js」などがあります。

Java誕生の背景

Javaはもともと、C++の拡張プロジェクトとしてスタートしました。当初は組み込み言語として想定されていましたが、徐々に「ハードウェアやOSに依存しない(環境に左右されない)言語」を目指すというコンセプトへと変わっていきました。

その後、インターネットの普及で、Webブラウザ上での動的な表現に用いられる言語として地位を確立。1996年にバージョン1.0がリリースされ、当時世界で最も人気を集めていたWebブラウザ「Netscape Navigator」とともに広まったと言われています。

その後は、IBM、Microsoft、Appleなど世界中のIT企業で採用が進みました。2010年にはOracleが買収して主要製品のひとつとし、メジャーなIT製品としての地位を強固にしています。

Javaの特徴

Javaを簡単に説明すると「複数のOS上で動作する汎用的なコンパイル型言語」となります。オブジェクト指向のメモリアクセスを持ち、「ガベージコレクション」と呼ばれるメモリ確保と解放の自動化機能が最大の特徴と言えるでしょう。

また、Javaは仮想マシンの活用により、ハードウェアやOSに依存しない実行環境の構築が可能です。つまり「どんなマシン、OS上でも開発・動作が可能」という高い汎用性を有しています。現在でも、C++やPythonと並んで汎用性の高い言語として人気を集めており、熟練のJavaエンジニアには安定した需要があります。

Javaは1996年の登場以来、35年以上にわたって、さまざまな分野で使用されてきました。このことがノウハウの蓄積を促し、Javaの優位性を一層強固にしています。特にライブラリは数・安定性ともに抜群であり、インターネット上にもさまざまな課題解決の方法が掲載されていることから、トラブルにも強い言語と言えそうです。

2. JavaScriptとJavaの関係性

次に、JavaScriptとJavaの関係性について解説します。

なぜ名前が似ているのか?

JavaScriptとJavaは、ほとんど何の関係もない言語です。名称が似ていることから派生言語と勘違いされがちですが、前述の背景をみてもわかるように、技術的なつながりはありません。

名称が似ている理由は、当時の流行にあります。Netscape Navigatorを開発していた「Netscape Communications Corporation」とJavaScriptの保有者であった「Sun Microsystems(現Oracle)」は提携関係にあり、Javaの勢いに便乗しようとLiveScriptが「JavaScript」に改名されたのです。つまり、当時の流行言語の名前を借りたことが、両言語の名前が似ている理由となっています。

3. JavaScriptとJavaの違い

JavaScriptとJavaには次のような違いがあります。

言語のタイプ

Javaはコンパイル型言語、JavaScriptはインタプリタ型言語です。コンパイル型言語とは、ソースコードを機械語に翻訳してから実行する言語のことです。翻訳(=コンパイル)が必要な言語という意味でこのように呼ばれます。

これに対してインタプリタ型言語は、ソースコードを機械語に解釈しつ実行する方式であり(解釈実行方式)、翻訳(コンパイル)が必要ありません。したがって、記述したソースコードをただちに実行に移せることが特徴です。

このように言語としてのタイプが異なるJavaScriptとJavaですが、オブジェクト指向という意味では一致しています。オブジェクト指向とは「変数や関数をひとつの箱にまとめて扱う」方法論で、昨今のプログラミング言語はほとんどがオブジェクト指向の考えを取り入れています。

用途、分野の違い

Javaは大規模データ処理を伴う業務システムやインフラに使用されます。また、Webシステムではおもにサーバーサイドで使用されることがほとんどでしょう。

一方JavaScriptは、アプリ・ゲーム開発・家電製品内のソフトウェアなど、比較的小型なデジタルデバイス内で動作するケースが増えています。また、Webシステムではフロントエンドで使用されるのが通常です。

このように名称は似ていても、用途、分野が全く異なりますので、身に着ける際には十分に注意してください。

4. JavaScriptとJavaの習得が向いている人や需要について

最後に、JavaScriptとJavaの習得が向いている人について解説します。

Javaの習得が向いている人

サーバーサイドエンジニアや業務システム開発など、比較的規模の大きなシステム開発で活躍したい人には、Javaの習得がおすすめです。また、大規模なWebサービス開発でもJavaは重宝されます。ただし、業務システムのように速度と安定性が求められるシステムでは、c++のほうが優位なこともあります。一方で近年のJavaは大規模WebサービスやAndroid向け開発で頻繁に使用されており、WebサービスやAndroidがらみの開発ではJavaの優位性が高いといえます。

JavaScriptの習得が向いている人

フロントエンドエンジニア、アプリケーションエンジニアを目指す人などには、JavaScriptの習得がおすすめです。動的な表現を多用するWebサイトの開発や、スマートフォン向けアプリ開発では、未だに根強い需要があります。特にスマートフォン向けアプリ開発では、OSや機種に依存しない開発が可能です。アプリケーションエンジニアを目指すのであれば、ぜひ身に着けておきたい言語のひとつと言えるでしょう。

JavaScriptとJavaの需要

レバテックキャリアの調査によると、プログラミング言語別新規求人割合ではJavaが1位(34.98%)(※1)となっており、根強い人気がうかがえます。また、実際の求人数でもJavaが1位、JavaScriptが2位となっています。(※2)新興のインタプリタ型言語に押され気味ではあるものの、まだまだ両言語ともに高い需要を誇っています。

※参考1:【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング
※参考2:Nojov「プログラミング言語別求人数ビューア」(2021年2月1日)

5. まとめ

JavascirptとJavaは、名称が似ていることから何らかの関係のあるプログラミング言語だと思われがちですが、実際には技術的なつながりのほぼない、全く別の言語です。しかし、両言語ともにIT業界業界で人気が高く、一定の需要が続くだけに、どちらを身に着けてもキャリアアップにつながりやすいでしょう。

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