PHPの将来性の噂を検証!現状から今後の動向まで徹底解説

最終更新日:2021年10月25日

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PHPはWeb開発分野において大きなシェアを持つプログラミング言語です。学習難易度が比較的優しいこと、すでに普及しておりエンジニアが多くナレッジが豊富なこと、などを要因としてITエンジニアを目指す人にも人気の高い言語となっています。

今後もPHPの人気は安定しており……と書いてしまいたいところですが、トレンドの移り変わりの早いIT業界において、PHPの将来はどうなっているのでしょうか。本記事では、PHPの将来性およびPHPエンジニアの転職、スキルについて解説します。

1. PHPの将来性について

まず、PHPの現状を確認してみましょう。ソフトウェア品質マネジメントコンサルティング企業のQ-Successの調査サイトW3Techsによれば、2021/09/19時点でサーバーサイドプログラミング言語の78.8%をPHPが占めているという統計結果となっています。(※1)2015~2018年をピークに微減傾向にありますが、それでもなおWeb分野ではトップの人気言語であり、今後も利用が続くと考えられます。

さらに、PHPを開発に利用している製品、サービスを見てみると、FacebookやWikipedia、Slack、国内ではぐるなびなどが該当します。すでに私たちの生活のすぐそばにあるサービスで利用されているレベルの普及度といえるでしょう。(※2)

PHPの特徴は、Web開発に特化した言語となっていることです。Webの開発において、高い生産性を誇っています。

言語としては記述に関する制限は弱めで、完成度は高くないとも言われています。Webでの高いシェアを持つため、サイバー犯罪へのターゲットとなりやすく、セキュリティ面では懸念もあるところです。

近年では、他言語の進出もあり、PHPとPHPエンジニアの将来性には疑問を持たれることもあります。例えば、プログラム言語の人気ランキングTIOBE indexでは、2021年09月19日現在、PythonがJavaを抜き人気プログラミング言語2位にランクされました。(※3)TOPのc言語にも肉薄している状況で、プログラミング言語の勢力地図が大きく変わろうとしている状況とも言えます。プログラミング言語にはトレンドが存在し、その寿命も言語によって大きな差が存在しています。

以下、PHPの将来性について考察を記載します。
※1 W3Techs「Usage statistics of server-side programming languages for websites」(2021/09/19アクセス)
※2 Facebookに関しては、2014年よりPHPを拡張したHackという言語を利用しています。
※3 TIOBE「TIOBE Index for September 2021」(2021/09/19アクセス)

PHPの将来性に対する予測

上記でも触れた通り、PHPはWebのサーバーサイド言語として80%近いシェアを持っています。さらに、Webの利用に関するリアルタイム統計プロジェクトInternet Live Statsによれば、2021年09月19日時点でインターネット上に存在するWebサイトの数は18億以上です。インターネットの登場から概ねWebサイトの数は増え続けており、Webそのものに関しては今後も大きな需要が見込まれます。
※参考 Internet Live Stats(2021/09/19アクセス)

Webページの作成に関しては2021年09月19日時点で、65%がCMS(Contents Management System)を使って作られているという統計データが存在しています。さらに、そのうち65%のシェアをWordPressというソフトウェアが占めています。(※4)このWordPressはPHPで作られているソフトウェアです。さらにWordPressはPHPを使ってカスタマイズできることが一つの特徴となっています。革新的な技術が登場しない限りは、当分Web界隈でWordPressおよびPHPには需要があり、一定の将来性が存在していることがうかがえます。

※4 W3Techs「Usage statistics of content management systems」(2021/09/19アクセス)

PHPの将来性を懸念する声もある

PHPはWebに特化したプログラミング言語で、Webの分野では大きなシェアを占めています。一方で、Web以外の分野ではPHPはあまり利用されていません。例えば、スマートフォン向けのアプリの開発やAIの利用などにはPHPは適していません。必然的にPHPは現在のWebのシェアを守る形となります。ここにPHPの将来性の懸念点があります。これから利用が拡大される領域が存在していないことがネックとなってしまっているのです。

さらに、Webのシェアに関しても、他言語の進出を無視することはできません。.Net、Java、Ruby、Scala、Pythonなどの言語でも、Webの開発がサポートされており、フレームワークの開発も盛んに行われています。内部的な処理と組み合わせる事を考えると、PHPは競争に不利な点があります。PHPはWebへの特化、学習コストの低さと開発生産性の高さで普及しました。各言語がWebへの対応を強め、学習コストを下げ、開発生産性を高める機能を追加した場合には、Webでの勢力図が大きく変わり得るため、PHPの将来は安泰とは言い切れないのです。

2. PHPの現在の市場需要から見る将来性

2021/09/19時点で、レバテックキャリアで主要言語の転職・求人情報を参照すると、言語「PHP」は2位の2996件の転職・求人情報が存在します(1位はJavaの4341件)。現状でアプリケーション開発者として、多くの求人がある言語であるのは間違いないところです。

PHPエンジニアの求人・転職情報

PHPエンジニアの転職市場動向

転職・求人情報の内容を参照すると、WebのサーバーサイドのエンジニアとしてPHPエンジニアが求められていることがわかります。対象システムは社内基幹系サイト、自社サービスサイト、ECサイトなどが挙げられています。
また、PHPでの開発・運用の担当の上位のポジションにも需要が存在しています。開発プロジェクトの統括を行うプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーのポジションを勤めるスキルとPHPのスキルを併せ持った人材が求められている傾向が見られます。

3. 現在活躍しているPHPエンジニアの年収とスキルの目安

レバテックキャリアの実際の求人・転職情報より、PHPエンジニアの年収と要求されるスキルの傾向を抽出しています。

年収350万円程度で転職したPHPエンジニアのスキル目安

・システム開発従事経験があること
PHPによる開発経験1年程度が求められることもあります
・フレームワーク、RDBMSを利用した開発スキル
・エンジニアとして周囲と協力して成果を出すことができる

年収450〜650万円で転職したPHPエンジニアのスキル目安

・PHP+フレームワーク+RDBMSを利用した開発経験3年~5年以上
・案件で使用するフレームワークの利用経験が必要となります。Laravel、cakePHPが多くを占めていますが、対象フレームワークの利用経験が無い場合は、自己習得もある
・AWSなどのクラウド環境の利用、Dockerなどの仮想化環境の利用スキル
・要件定義や設計など上流工程の経験を持っていること
・リーダー、プロジェクトマネージャー候補としての転職

年収650万円以上で転職したPHPエンジニアのスキル目安

・複数の言語での開発従事経験(PHP、Ruby、Python、Javascript)
・最新のフレームワークなど技術情報に精通している
・PHPと関係が深いLAMP環境への知識
・プロジェクトマネージャー、リーダーとしてチームを率いて活躍した経験
またはリードエンジニア(技術のスペシャリスト)としての経験
PHPエンジニアの求人・転職情報はこちら

4. PHPエンジニアとして活躍し続けるためには

今後もPHPエンジニアとして活躍するために必要なスキル習得や経験、資格について紹介します。エンジニア数が多い言語のため、引き続き活躍するには現状維持ではなくプラスアルファを求め続けることが必要です。

フレームワークやサーバーなどのスキルを身につける

Laravel、CakePHPをはじめとしたPHPのWebフレームワークに関しては、PHPエンジニアとしては必須のスキルとなります。先述の二つに加え、他の特徴的なフレームワークにも触れておき、フレームワーク間の差異が分かると、上流工程でその知識を活かすことが可能です。

またPHPの開発環境としてはLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)がベーシックです。取り扱いに慣れておき、自分で環境を構築できると現場で役にたちます。また、クラウド環境の利用やDockerによる仮想化環境の利用も進んでいるため、習得しておきたいスキルとなります。

関連言語を身につける

Facebook社の開発したHackはPHPを拡張したものともいわれるプログラミング言語です。(※5)もともとPHPで作られていたFacebookはHackによる開発に移り変わっています。PHPエンジニアには習得しやすく、プラスアルファとなる言語スキルです。

※5 Facebook「Hack: a new programming language for HHVM」(9月27日アクセス)

また、Web開発の言語としてPHPをサーバーサイドとした場合にも、クライアントサイドのHTML、CSS、JavaScriptは常にに必要となる言語です。こちらも新たなバージョンやフレームワークに対応するためのスキル向上が必要となります。

PHPに関するWebエンジニアの求人・転職情報では、並行して利用されているプログラミング言語としてJava、Ruby、Pythonがよく出てきます。いずれもWeb開発現場ではよく利用される言語です。PHPに限らず案件ごとに適した言語を採用しているような現場では必要となってくるスキルです。

幅広いフェーズの開発経験を積む

PHPの求人・転職情報を参照していると、以前よりも上流工程のスキルを求められる案件が増えている傾向が見られます。コーディング、運用フェーズだけでなく、その上流となる設計やさらに上流の要件定義工程の経験・スキルを持ったエンジニアが求められています。

システム開発に従事する場合、幅広いフェーズへの対応ができるエンジニアほど、需要が高い傾向があります。これはPHPに限ったことではなく、あらゆるエンジニアにとっての課題とも言えます。

資格を取得する

PHPに関する資格の取得により、開発スキルを示すことも、今後の活躍のために役立つ方法の一つです。PHPに関する資格試験では、PHP技術者認定があります。

PHP5技術者認定は一般社団法人BOSS-CON JAPANにより運営されている試験です。初級、準上級、上級の3クラスに分かれており、さらに上位にはPHP5技術者認定ウィザードが存在しています。

また、エンジニアとして一つの言語に限らない一般的なスキルを示せる情報処理技術者試験の取得も有効な手段です。独立行政法人情報処理推進機構の運営する情報処理技術者試験は国家資格であり、国内のIT企業ではよく知られている試験です。試験区分は複数存在し、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験や各種のスペシャリスト試験があります。基本情報技術者試験および応用情報技術者試験ではPHP以外のプログラミング言語の知識が必要とされるため注意しておきましょう。

5. まとめ

PHPは2021年9月時点でもWebサーバーサイドの言語として非常に大きなシェアを持つプログラミング言語です。PHPのWebエンジニアに対しては、多くの需要が存在しており、求人・転職情報にも多数のデータが登録されています。

一方で、PHPはWebに特化した言語であり、それ以外の分野では今後の目覚ましい活躍はあまり見込まれていません。エンジニア数も多く、今後の競争が厳しくなっていくことも想定される言語でもあります。

今後もPHPエンジニアとして活躍することを考えるならば、PHPの技術スキルの向上や上流工程の実務スキル、マネジメントスキルを身に着けることが重要です。また、PHPの周辺技術となるクラウド、仮想環境、別のWebプログラミング言語の習得により活躍の幅を広げることも選択肢の一つです。

6. PHPエンジニアについてのFAQ

Q1.PHPエンジニアの転職におけるスキルと年収の目安を教えてください。

レバテックキャリアの求人・転職情報をもとに目安を抽出すると、350~450万円の年収ではPHPによるシステム開発経験1~2年が目安となります。また、PHPでの開発経験が数年以上でリーダー候補となる中堅エンジニアで450〜650万円程度の年収が目安となります。

Q2. 年収600万のPHPエンジニアにはどんなスキルが求められますか?

年収600万円以上のPHPエンジニアになるためには、少なくとも数年以上のPHP開発経験を有していることが条件となります。また、PHP以外にも複数のプログラミング言語をマスターし、プロジェクトマネージャーなどの経験もあるとさらに高年収が期待できます。

Q3. PHPは主にどんな開発に利用されますか?

PHPは主にサーバーサイドの開発において使用されるケースが多く、PythonやJavaと並んで上位にランクインするほど高い需要があります。PHPの象徴的な存在として挙げられるのが、CMSの代表格であるWordPressです。

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