JavaScriptエンジニアの仕事内容は?年収や求人例も紹介

最終更新日:2024年5月29日

JavaScriptは、HTMLやCSSと並んで、Webサイトのフロント開発に多く用いられるプログラミング言語です。JavaScriptエンジニアの仕事内容はフロント開発にとどまらず、Webアプリケーションやスマホアプリの開発など多岐にわたります。キャリアをさらに広げたいエンジニアにとっては、JavaScriptは気になる言語の1つではないでしょうか。本記事では、JavaScriptの特徴や学習メリット、JavaScriptの仕事内容や求められること、向いているエンジニアの特徴などを解説します。

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この記事のまとめ

  • JavaScriptはフロントエンドの開発に使用されることの多い言語で、一般的にはHTML、CSSとのスキルセットになる
  • JavaScriptエンジニアはサーバーサイドなど技術の幅を広げることや、マネジメントスキルを身につけることで年収アップにつながりやすい
  • JavaScriptはサーバーサイドで使用される言語に比べると複雑なロジックなどを扱うことが少ない分習得しやすい

JavaScriptとは?

JavaScriptの概要や特徴について解説します。まずはJavaScriptがどのような言語で、どのような特徴を持つ言語なのかを把握してください。Web開発などを行う場合JavaScriptは学ぶかどうか選択するというよりは必須と言っても過言ではないのですが、概要や特徴を把握しておくことでモチベーションアップや学習効率アップにつながるでしょう。

JavaScriptの概要

JavaScriptは、1995年にリリースされたオブジェクト指向のプログラミング言語です。Webブラウザ上で動作し、アニメーションなどの動的な画面表示やボタン操作の処理などを担います。

JavaScriptの用途は多岐にわたり、スマホアプリ開発やサーバーサイドのアプリ開発、ゲーム制作などに活用されています。

関連記事:JavaScriptとは?基本の書き方を初心者にわかりやすく解説

JavaScriptの特徴

JavaScriptには、主に以下3点の特徴があります。

  • ・主要なブラウザすべてに対応している

    ・プログラム作成後、すぐに動作確認ができる

    ・開発フレームワークが多数提供されている

JavaScriptは、Google Chrome やMicrosoft Edge、Mozilla Firefox、Apple Safariといった主要ブラウザすべてに対応しています。また、JavaScriptでプログラムを作成した後は、すぐに画面上で動作確認ができる点も便利です。

さらに、さまざまな開発フレームワークが用意されているため、すべてを一から開発する必要がなく、効率的に開発できます。

JavaScriptエンジニアの仕事内容

続いて、JavaScriptを扱うエンジニアの仕事内容について見ていきましょう。主な仕事内容としては、以下4点が挙げられます。

  • ・Webサイトのフロント開発

    ・Webアプリケーションの開発

    ・スマホアプリの開発

    ・ゲーム制作

それぞれ解説していきます。

Webサイトのフロント開発

JavaScriptエンジニアの代表的な仕事内容が、Webサイトのフロント開発です。Webサイトのフロント開発では、基本的にHTMLやCSSを使ってWebサイト上の説明文やレイアウト、配色などを整えます。

ただし、HTMLやCSSだけでは、アニメーションなどWebサイト上の動的処理の実現は困難です。JavaScriptを使うことで、ユーザーがWebサイト上で目にする画面のアニメーション操作などの動的処理を実現でき、ユーザビリティの向上を図れます。

また、フロントとサーバーサイド間の連携部分の機能開発を担うことで、両者間のデータ受け渡しを可能にします。

Webアプリケーションの開発

JavaScriptはフロントエンドだけではなくサーバーサイドでも利用可能です。JavaScriptを使って、サーバーサイド上で機能するWebアプリケーションの開発を行えます。JavaScriptのさまざまな開発フレームワークを活用することで、効率的に開発できるでしょう。

スマホアプリの開発

JavaScriptではWebアプリケーション開発に加え、スマホアプリの開発も可能です。JavaScriptの開発フレームワークを活用することで、スマホのOSに依存せずに開発できるため、iOS用とAndroid用で言語を分ける必要がない点も便利です。

ゲーム制作

前述のWebアプリケーション開発やスマホアプリ開発のノウハウを活かして、Webブラウザ上やスマホアプリでのゲーム制作も可能です。JavaScriptには、ゲーム制作を効率的に進められるフレームワークも用意されています。

JavaScriptを学習するメリット

JavaScriptエンジニアを目指して、これからJavaScriptの学習を検討している方もいるでしょう。ここでは、JavaScriptを学習する5つのメリットを解説します。

  • ・あらゆる開発場面で活躍できる

    ・マルチプラットフォームで汎用性が高い

    ・豊富なフレームワークが提供されている

    ・他言語との組み合わせが可能

    ・学習の教材が豊富にある

あらゆる開発場面で活躍できる

JavaScriptを習得することで、フロントエンドやWebアプリケーション、スマホアプリ、ゲーム制作など、あらゆる開発場面で活躍できます。

Stack Overflowのソフトウェア開発者調査「2023 Developer Survey」によると、JavaScriptは数あるプログラミング言語のなかで最も開発に使用されている言語です。10年以上連続で使用言語のトップに君臨していることからも、JavaScriptの高い需要が伺えるでしょう。

関連記事:JavaScriptの将来性とは?需要状況を解説

マルチプラットフォームで汎用性が高い

JavaScriptはマルチプラットフォームに対応しています。スマートフォンやPCなどのプラットフォームに依存せずに利用できるため、汎用性が高い点が学習メリットです。

豊富なフレームワークが提供されている

JavaScriptは、豊富なフレームワークやライブラリが提供されていることが大きな特徴です。既存のフレームワークやライブラリを活用することで、自分で1からすべて開発する必要がなく、効率的に開発を進められます。

他言語との組み合わせが可能

JavaScriptは単体での利用に限らず、RubyやPHP、Javaなどの他のプログラミング言語と組み合わせて開発することも可能です。JavaScript単体でも汎用性が高いうえに、他の言語と組み合わせられる柔軟性も兼ね備えています。

学習の教材が豊富にある

JavaScriptは国内・国外ともに広く普及している言語であるため、学習教材が豊富にあります。書籍や動画、セミナーなど、JavaScript習得に向けた学習の選択肢が多い点もメリットといえるでしょう。

JavaScriptのデメリット

JavaScriptは上で挙げた複数のメリットから人気のある言語で、多くのシステム開発で欠かせません。最近は他の言語が代替しているプロジェクトも見かけますが、特にWeb開発のフロントエンドではJavaScriptは基本的に使用されている言語です。とはいえJavaScriptが万能なわけではありません。デメリットもあるので、把握しておいた方が良いです。

処理速度が遅い

JavaScriptは実行時にコードを1行ずつコンピューターが処理するためのコードに変換して処理します。これをインタプリタ型と呼びますが、インタプリタ型は処理速度が遅いという欠点があります。インタプリタ型に対して、先にまとめてコード変換して処理するタイプをコンパイラ型と呼びます。

ブラウザの種類やバージョンによって実行結果が異なる

JavaScriptはブラウザ上で動画する言語で、ブラウザのプログラムと連動することが前提となっています。そのため、コーディング時の想定とブラウザの種類やバージョンが異なると実行結果が変わってくる場合があります。幅広いブラウザに対応するためにコーディングするか、もしくは実行ブラウザをユーザーに指定するなどの対策が必要になるでしょう。ブラウザのバージョンアップが行われた際は、対応が必要になるケースもあります。

JavaScriptエンジニアに求められる知識やスキル

もともとJavaScriptの主な用途は、Webブラウザの動的処理やHTMLのデータ送受信でしたが、年々進化し、さまざまな用途で活用されるようになりました。用途の多様化に伴い、JavaScriptエンジニアに求められることも増えてきています。以下では、JavaScriptエンジニアに求められる知識やスキルを挙げていきます。

フレームワークやライブラリに関する知識やスキル

JavaScriptが発展してきた大きな理由として、フレームワークやライブラリの多様化が挙げられます。フレームワークやライブラリを活用して開発する場合と、1からすべてプログラミングする場合では、開発のスピードや品質に大きな差が生まれるでしょう。

JavaScriptエンジニアとしてパフォーマンスを発揮するためには、フレームワークやライブラリを有効活用して、効率的な開発を行うことが重要です。

サーバーサイドに関する知識やスキル

JavaScriptエンジニアの仕事内容は、フロントエンドのアニメーションのような動的処理だけではありません。フロントエンドとサーバーサイド間のデータ連携や、サーバーサイド上のアプリケーション開発も担います。そのため、フロントエンドに加えて、サーバーサイドに関する知識も必要です。

UI/UXに関する知識やスキル

JavaScriptエンジニアには、UI/UXに関する知識やスキルも求められます。UI/UXは開発とは関係ないように思えますが、JavaScriptではユーザーから見える部分の動的処理などを扱うため、UI/UXも大切な要素です。

開発においてIT技術はあくまで手段であり、開発の目的はユーザー満足度の向上にあります。ユーザー視点に立ち、ユーザー満足度の向上につながるUI/UXを考えていくことも、JavaScriptエンジニアの大事な役割です。

情報収集スキル

JavaScriptを含むWeb系言語のアップデートはスピードが速いです。そのため、開発では最新版に対応していく必要があります。また一度開発したシステムもJavaScriptのアップデートに合わせて改修が必要なこともあるでしょう。迅速に対応するためには情報収集が欠かせません。具体的には、SNSやWeb上の情報をキャッチアップしていくのが一般的です。

JavaScriptエンジニアが押さえておきたい基礎知識

ここでは、JavaScriptエンジニアが押さえておきたい基礎知識について、以下の5点を解説します。

  • ・フレームワーク(一例)

    ・ライブラリ(一例)

    ・サーバーサイド

    ・カスタマージャーニー

    ・ABテスト

フレームワーク(一例)

フレームワークは、開発効率性を高めるうえで重要です。代表的なフレームワークを以下に紹介します。

Express.js

Express.jsは、開発効率化を図るためのフレームワークであり、サーバーサイドのJavaScriptの実行環境で使用されます。

Sails.js

Sails.jsフレームワークを使うことで開発環境を構築する手間が省け、効率的かつ簡単にWebアプリなどを作成できます。

Hapi.js

Hapi.jsは拡張性の高いフレームワークであり、開発用途に合わせてプラグインで拡張していく形式です。そのため、開発者が自由にカスタマイズできます。

Bootstrap

Bootstrapは、JavaScriptやCSSのフレームワークであり、デザインテンプレートが用意されています。テンプレートを活用することで、担当者のスキルに依存せずデザイン性の高いUI部品を設置可能です。

Vue.js

Vue.jsはHTMLのパーツ化を得意とするフレームワークです。JavaScriptではHTMLで作成したテキストなどに対して動きを加えることが多いですが、Vue.jsによってHTMLをパーツ化すればJavaScriptのコードが少なく済みます。

ライブラリ(一例)

フレームワーク同様、ライブラリも開発効率の向上に役立ちます。代表的なライブラリは以下のとおりです。

jQuery

jQueryは、JavaScriptのなかでも有名なライブラリです。ブラウザの種類に依存せずに扱える点が便利です。

React

ReactもJavaScriptライブラリの一種であり、Meta社が無償で提供しています。UI部品の構築に特化しており、FacebookやInstagramをはじめ、Yahoo!などにも適用されています。

サーバーサイド

サーバーサイドは、ユーザーから見えるWebブラウザ側ではなく、サーバー側でのWebサービスや管理全般を指す用語です。サーバーサイドで有名な言語にはJavaやPHP、Rubyなどがあります。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは、ユーザーが製品・サービスを知り、購入・契約に至るまでの一連のプロセスです。一連の購買プロセスが「旅」に似ていることから、カスタマージャーニーと呼ばれています。

JavaScriptエンジニアには、ユーザー目線でWebサイト上の動的処理を実装することが求められるため、ユーザーの導線を考えられるスキルが大切です。

ABテスト

ABテストとは、Webサイト上の画面などで、レイアウトや配置を変えたAパターン・Bパターンを用意して両者を比較するテストです。ユーザーのクリック率などを比較し、どちらの画面が適しているのかを測定するうえで有効な手法となります。

JavaScriptの仕事で役立つ資格

JavaScriptエンジニアになるために、資格は必須ではありません。しかし、取得しておくと仕事上で役立つ資格はあります。ここでは、代表的な以下2つの資格について解説します。


  • ・CIW JavaScript Specialist

    ・HTML5プロフェッショナル認定試験

CIW JavaScript Specialist

CIW JavaScript Specialistは、アメリカのITベンダーであるCertification Partner社が国際的に実施している、JavaScriptに特化した資格です。JavaScriptの専門的な知識が問われ、英語で出題されるため英語の理解力も求められます。国際的な資格であるため、グローバルなキャリアプランを目指しているエンジニアにもおすすめです。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5およびCSS、JavaScriptの知識やスキルが問われる資格です。基礎と応用の2つのレベルが用意されています。

公式の教材やセミナーなどが豊富にあり、独学でも資格取得に向けた学習がしやすい点が特徴です。HTMLやCSS、JavaScriptの知識やスキルをまとめて学習できるため、スキルの幅を広げたいエンジニアにおすすめです。

JavaScriptエンジニアに向いている人の特徴

JavaScriptエンジニアに向いている人の特徴は複数あります。単純にJavaScriptやJavaScriptで作れるシステムに関心があればJavaScriptエンジニアに向いていると言えますが、まだJavaScriptやシステムに関心がない場合もあるでしょう。そこで、より根本的な考え方などに焦点を当てて適性を解説していきます。

最新情報をキャッチする習慣がある

JavaScriptでは、便利なフレームワークやライブラリが常にアップデートされていきます。仕様の変更や新機能の実装が日々行われるため、最新情報をキャッチする習慣が大切です。日頃からTwitterなどで開発者の発信情報を追うようにしましょう。

特定の言語を極めるよりも多くの言語を習得したいと考えている

JavaScriptは、フロントエンド・サーバーサイドともに活用できる言語です。他のプログラミング言語とも組み合わせて、さまざまなWebアプリケーションやスマホアプリの開発が可能です。

したがって、特定の言語に絞って専門性を深めたいエンジニアよりも、JavaScriptを含めてさまざまなプログラミング言語の知見を広げたいエンジニアに向いています。

ユーザー視点で物事を考えることを重視している

JavaScriptはユーザーが目に見えるWebサイトの動的処理を扱うため、ユーザーとの距離が近いプログラミング言語です。

たとえば、ユーザーのWebサイト上でのコンバージョン率や滞在時間などをチェックしながら、柔軟に画面を修正していくケースも少なくないでしょう。そのため、ユーザー視点で物事を考えられるエンジニアに向いています。

JavaScriptエンジニアの求人案件や年収

JavaScriptエンジニアを目指す方にとっては、実際の求人案件や年収も気になるところでしょう。

レバテックキャリアの求人情報(※2024年4月時点)を見ると、JavaScriptに関する募集中の求人は約1,600件です。PHP(約1,400件)やRuby(約900件)よりも求人数はやや多くなっています。

年収レンジは400万〜2,000万円と、幅広く提示されています。年収の高い求人に関しては、コンサルティング企業の案件も存在します。

JavaScriptエンジニアとして年収を上げていきたい方は、JavaScriptの技術力をベースに、関連知識(HTMLやCSS、サーバーサイドなど)も含めて習得することが効果的です。広範な知識・スキルを活かして総合的なWebサイト改善提案・コンサルティングなどができると、年収アップにつながるでしょう。

関連記事:JavaScriptの転職市場|需要や未経験からの習得方法を解説

JavaScriptエンジニアの求人例

レバテックキャリアでは、以下のようなJavaScriptエンジニアの求人があります。またJavaScriptエンジニアという職種で募集されているケースは稀で、一般的にはフロントエンドエンジニアという職種名での募集になります。言語としては、HTML、CSS、JavaScriptをセットで扱います。

【年収】
400~1,500万円

【職種】
フロントエンドエンジニア

【仕事内容】
・HTML5、CSS3、JavaScript(jQuery、Vue.js、React、Angular)等の言語を使用したWebサイトのコーディング
・CMSを用いたWebサイトの運用・更新業務
・ディレクターとの折衝業務、コンテンツの編集作業
・Webサイトの制作業務の管理、作業工数の算出、把握
・サイト改善・改修におけるコーディング業務
・バックエンドと連携した実装
・ユーザビリティ・アクセシビリティの向上やページ内導線改善に向けた企画提案
・新サービス開発プロジェクトにおけるUI設計、テクニカルディレクション
・Python、Electron、VBAの言語、またはRPAツールなどを用いた自動化効率化の実装経験
・業務分析、自動化要件定義の実務経験
・業務受け取りからの業務把握、効率化をしたうえでのオフショアへの移管業務

【必須の経験】
・HTML5/CSS3の実装経験3年以上

【求められるマインド】
・コミュニケーション能力が高い方
・タスク管理力/自己管理力がある方
・チャレンジすることを楽しめる方
・多文化環境での活動が得意な方

JavaScriptエンジニアが年収アップする方法

JavaScriptエンジニアが年収アップする方法は複数あり、戦略は人によって異なります。どのような戦略を取るかは、今後のキャリアプランによっても変わってくるでしょう。しかし可能であればなるべく複数の方法に取り組むのがおすすめです。ただしキャリアプランがはっきりと定まっている場合は、特定の技術領域に特化したり、マネジメントに特化したりといった戦略もあります。まずは以下の内容を把握しておいてください。

最新技術をキャッチアップする

JavaScriptの基本的なスキルを身につけたら、最新技術をキャッチアップすることでJavaScriptエンジニアとしての市場価値が高まり、年収アップにつながります。JavaScriptのスキルそのものをブラッシュアップしていくことがまずは重要と言えるでしょう。

携われる領域を広げる

JavaScriptのスキルが身につき、最新技術をキャッチアップする習慣も身についたら、携われる領域を広げていくと年収アップにつながります。JavaScriptは主にフロントエンドの開発に使用されるので、サーバーサイドのスキルを身につけていくと良いでしょう。具体的には、サーバーサイドの開発でよく使用されるPHPなどとのスキルセットは評価されやすいです。

マネジメントスキルを磨く

技術だけでなく、マネジメントスキルを磨くことも年収アップには有効です。会社員を続ける場合、むしろ技術よりもマネジメントを中心にした方が年収は上がりやすい可能性が高いでしょう。フリーランスエンジニアの場合はマネジメントを担当するケースがやや少ないため、技術に特化した方が年収が上がりやすい場合もあります。いずれにしても、開発スキルとマネジメントスキルを併せ持っていた方が年収アップにはつながりやすいです。

JavaScriptエンジニアの将来性

Webの需要は今後も続き、またフロントエンド開発で必須と言っても過言ではないJavaScriptの需要は今後も続くでしょう。ただしフロントエンドの開発は今後自動化が進むと考えられるので、JavaScritpを直接記述する機会は減っていく可能性があります。そうするとJavaScriptエンジニアというカテゴリーでは需要が減る可能性もあるでしょう。

同様に、フロントエンドエンジニアというカテゴリーの需要も減る可能性があります。これらの事業をすべて踏まえると、JavaScriptやフロントエンド全般を含め、サーバーサイドやデータベースも扱える人材の需要がより高まっていくと考えられます。

JavaScriptに関するよくある質問

JavaScriptに関するよくある質問と回答を紹介します。JavaScriptエンジニアについて把握することで、セットで習得すべきスキルの選定やキャリアプランを考える参考になるでしょう。どのようなエンジニアを目指すか考えたうえでスキル習得していくことで、市場価値アップ、年収アップにつながります。

Q1. JavaScriptエンジニアとは何ですか?

JavaScriptエンジニアとは、JavaScriptでの開発をメインとするエンジニアです。ただしJavaScriptエンジニアというカテゴリーが使われることはあまりなく、一般的にはフロントエンドエンジニアやWebエンジニアでフロントエンドを担当しているといった言い方がされます。

Q2. JavaScriptの人気の理由は何ですか?

JavaScriptが人気の理由は、フロントエンドの開発に欠かせないことや、プログラミング初心者からでも習得しやすいことなどです。HTML、CSSの学習から始めて、そのままJavaScriptにステップアップしていく流れが一般的でしょう。

Q3. JavaScriptの習得には何時間必要ですか?

JavaScriptの習得に必要な時間は、プログラミング未経験者という前提で50時間程度が目安です。短いと感じた人が多いかもしれません。JavaScriptはサーバーサイドの言語に比べると複雑なロジックを作ることが少なく、HTMLやCSSよりは本格的なプログラミング言語といった位置づけになります。

Q4. JavaScriptは習得難易度が低いって本当ですか?

JavaScritpはサーバーサイドの言語に比べると習得難易度は低いでしょう。ただしHTMLやCSSほど感覚的には扱えません。HTMLよりはJavaScriptの方が間違いなく難易度は高いですが、CSSと比較すると、CSSは想定外の挙動をすることが多いためロジカルに構築しやすいJavaScriptの方が扱いやすく感じる人も多いかもしれません。

まとめ

JavaScriptは特にWeb開発にフロントエンドでは欠かせない存在です。最近は別の言語に代替されることもありますが、それでもJavaScriptの人気は顕在です。また仮に別の言語のシェアが大きくなっていっても、JavaScriptのスキルがあれば代替言語にも簡単に対応できるでしょう。

今後もWebの需要は続くと考えられるので、JavaScriptエンジニアは今後も必要な存在です。ただしAIやその他ツールの進化によってフロントエンド全般の開発が簡易化されてきています。つまりフロントエンドの労力が削減され、必要人員も減っていく可能性があるということです。

開発の利便性が上がればその分幅広い開発に対応できる人材の需要が伸び、さらに視野を広げると上流工程からプロジェクト全体を見渡せる人材がより活躍できるようになるでしょう。このような市場の変化を考えると、JavaScriptエンジニアはサーバーサイドやデータベースなどスキルの幅を広げ、それと同時にマネジメントスキルを身につけていくのが得策です。

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