インフラスペシャリストとしての理想のキャリアプランを実現するためにインフラエンジニアのスペシャリストになるには

最終更新日:2022年7月12日

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ITのインフラ部分を専門とするインフラエンジニアには、様々なキャリアパスがあります。その中でも、インフラエンジニアのスペシャリストとして活躍するには、クラウド関連の知識やスキルを身につけておくといいでしょう。

加えて、活躍する業界によって求められるスキルが様々なので、求められるスキルに応じられる技術力を持っておくと即戦力になれます。これからインフラエンジニアのキャリアパスや、スペシャリストになるために必要な資格・スキルが知りたい方は、ぜひご覧ください。

1. インフラエンジニアについて

インフラエンジニアはITのインフラ部分を専門とした職種です。この中でもネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの2つに分けられることもあります。ただ、どちらも兼任するケースもあるため、インフラエンジニアと総称されることが多いようです。

仕事内容は、大きく分けて設計、構築、運用の3つがあります。インフラエンジニアには、内容に応じた設計ができることが求められます。誰にでも分かるようなインフラ設計を行い、理解できる説明をしてこそ、能力のあるインフラエンジニアと認められるでしょう。また、トラブル回避能力も必要とされます。

近年、インフラエンジニアに必要な知識はオンプレからクラウドへと変化しています。これは、クラウドサービスの革新的ともいえる普及が背景にあるからです。これによって、インフラエンジニアに求められるスキルも変化していると言われています。オンプレミスからクラウドへと変化している中、どちらにしてもインフラエンジニアは幅広い知識、高いアンテナを持つ方がマッチするでしょう。

インフラエンジニアの役割

インフラエンジニアの役割は、サーバー、ネットワーク、データベースといったITインフラを設計、構築、運用することです。

アプリケーションやWebサービスなどのプログラムはすべてITインフラの上で動作します。そのため、ITインフラが不安定なものであれば、システムそのものが正常に動作できません。インフラエンジニアはITインフラを構築し、安定稼働させるために重要な職種であり、縁の下の力持ちと言えます。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は、主にITインフラの設計、構築、運用です。設計では、システムやプログラムが十分に稼働できるITインフラが構築できるよう、機器やソフトウェアを選定し、設計書を作成します。次に設計書に基づいて構築を行った後、安定稼働するために監視や障害対応などを行っていきます。

インフラエンジニアとしての経験が浅いうちは、まず運用から業務に慣れていくのが一般的です。ITインフラを安定稼働するために必要な経験を得た後、設計や構築なども行っていきます。

関連記事:インフラエンジニアとは|概要や仕事内容、求められるスキルなど詳しく解説

インフラエンジニアの需要と将来性

インフラエンジニアの需要は高く、また将来性もある職業です。近年ではクラウドサービスの普及に伴い、機器のメンテナンスなど一部のタスクは負担が軽減されるなど、インフラエンジニアの仕事内容が変わってきています。

しかし、現在はIoT、メタバースなど新しいシステムの普及が進んでいます。システムがITインフラの上で動作する以上、インフラエンジニアの需要や将来性は今まで以上に高まっていると言えます。

関連記事:インフラエンジニアの転職で知っておきたいこと
関連記事:インフラエンジニアの志望動機の書き方を例文付きで解説【経験者・未経験者向け】

2. インフラエンジニアの中でも技術を発揮できるキャリアプラン

インフラエンジニアのキャリアパスは様々ありますが、大きく分けて3つです。

マネジメント、スペシャリスト(技術)、コンサルタント。ある程度のスキルや経験を積んだ上でマネジメント系に進むのか、技術を追求し、スペシャリストあるいはコンサルタントとして活躍することも可能です。

技術を極めたい方にはスペシャリストとして進んだほうが自身の能力を発揮できるでしょう。

インフラエンジニアのキャリアパスについて気になる方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

関連記事:インフラエンジニアのキャリアパスは?キャリア形成に役立つ資格も紹介

スペシャリスト

インフラエンジニアの中でも、特定の技術に特化したエンジニアのことです。ITインフラはサーバーやネットワーク、データベース、クラウドなど複数の分野があり、いずれかの分野に特化した技術者がスペシャリストです。例えば、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリストといったものが挙げられます。

インフラエンジニアは特に構築や障害対応で高い技術力を求められるため、技術を極めたい人はスペシャリストを目指すとよいでしょう。

マネージャー

ITインフラを支えるには、複数のインフラエンジニアが必要です。マネージャーは複数のインフラエンジニアを統括し、リーダーシップを発揮して各インフラエンジニアが円滑に作業できるよう調整する職業です。

特定の技術に特化するのではなく広範囲の技術を身につけ、チーム全体を最適化しながらITインフラを支えていく能力が求められます。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを活用して企業の経営課題を解決する専門家です。ITインフラの知識や経験だけでなく、業務知識やマネジメントスキル、コミュニケーションスキルを身につけ、IT戦略の立案や企画を行います。システムエンジニアからステップアップする人もいますが、インフラエンジニアからステップアップすることも可能です。

ITエンジニアの数ある職種の中でも最も高いスキルを求められますが、その分年収も高く、やりがいのある職種です。

関連記事:ITコンサルタントになるには?必要なスキルや知識、おすすめキャリアパスを解説

3. インフラエンジニアのスペシャリストになるには

近年の流れを踏まえて、オンプレ以外にクラウドの知識も持っておくことが大切といえます。
クラウド系の技術は、今後の働き方に反映される部分とも言われており、より幅広いスキルをもつインフラエンジニアとなることが将来性を広げることになるでしょう。

また、インフラエンジニアはどの業界でスペシャリストとして活躍するかで求められるスキルが変わってくることも。IT機器のメーカーでは主に先端技術、SIerではマネジメントスキル、ソーシャル系では設計や要件定義といった部分を重宝される傾向があるようです。

インフラエンジニアの業務に役立つ資格を取得する

インフラエンジニアになるためには高い技術力が求められるため、技術力をアピールするための方法として資格取得が有効です。資格を取得すると一定の技術力をもっていることを対外的にアピールすることができるからです。また、企業によっては資格手当を出すところもあります。

ここからは、インフラエンジニアになるために有効な資格を解説します。サーバーやネットワークなど分野によって複数の資格が存在するため、ぜひチェックしてみてください。

CCIE

「CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)」はネットワーク機器で高いシェアを誇るアメリカのシスコシステムズ社(Cisco Systems)が認定するベンダー資格「シスコ技術者認定資格」の中で最高位の資格です。CCIEの中でも「Enterprise Infrastructure」「Enterprise Wireless」「Security」といった複数のカテゴリが存在します。

シスコ認定技術者はネットワークエンジニアの技術力証明として価値のある資格であり、その中でも最高位のCCIEを取得すると、トップレベルのネットワーク技術力を持っていることを証明できます。

LPIC・LinuC

「LPIC」は、サーバーOSとして広く使われているLinuxの技術力を認定する資格です。日本ではLPI-Japanが運営していましたが、2018年から「LinuxC」を運営しています。

LinuCはエントリーレベルのレベル1から、専門家レベルのレベル3まで3段階に分かれて提供されています。各レベルにてLinuxサーバーの構築・運用から仮想マシン、ネットワークの設計・構築などLinuxにおけるサーバー構築の広範囲な技術力を認定します。

ORACLE MASTER

「ORACLE MASTER」は、データベース製品で高いシェアをもつアメリカのオラクル社(Oracle Corporation)が認定するベンダー資格です。

データベース分野において価値のある資格ですが、ORACLE MASTERはデータベース以外にも「Java」「Applications」「Oracle Cloud」など、ほかの分野でオラクル社が提供している製品に関するカテゴリも存在します。

ネットワークスペシャリスト試験

「ネットワークスペシャリスト試験」は、独立法人 情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格「情報処理技術者試験」のカテゴリの1つです。情報処理技術者試験ではネットワークスペシャリスト以外にも、データベーススペシャリストやプロジェクトマネージャなど、さまざまなカテゴリがあります。

国家資格は特定のベンダーによらない内容となっています。ネットワークスペシャリスト試験では、ネットワークやセキュリティについて高いスキルを持っている事を証明できます。

AWS認定試験

「AWS認定試験」は、クラウドサービスで高いシェアを誇るAmazon Web System(AWS)において高い技術力を証明する資格です。「ファウンデーション」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「スペシャリティ」のランクのほか、クラウドやDevOpsといった複数のカテゴリにおいて認定試験があります。

クラウドサービスにおいて高い技術力をアピールするには、ぜひとも取得しておきたい資格の1つです。

関連記事:インフラエンジニアに求められるAWSスキルとは

インフラエンジニアの業務に役立つ知識・スキルを磨く

インフラエンジニアの業務に役立つ知識・スキルについて紹介します。インフラエンジニアの業務は、OSやネットワーク、データベースなど特定の分野だけを身につけておけばいいものではありません。ITインフラはサーバーやネットワークが組み合わさって構築されるため、幅広いスキルが必要です。

ここでは、インフラエンジニアの業務を行うのに必要な知識・スキルをご紹介します。

プログラミングの知識

インフラエンジニアでも、プログラミングの知識は必要です。プログラミングの知識があると、構築や監視の作業をプログラムによって自動化できます。例えば、同じサーバーを数百台セットアップするのに、1台1台手動でやっていくのは現実的ではありません。プログラムを作成し自動化すれば、短時間で何台でも構築が可能です。

効率よく業務をこなすためにも、インフラエンジニアでもプログラミングの知識は必須といえるでしょう。

関連記事:インフラエンジニアが習得すべきプログラミングスキル

ネットワーク技術

各サーバーで通信を行って大規模なシステムを構築するには、ネットワーク技術が必須です。IPアドレスやMACアドレス、プロトコルといった基本的な知識のほか、疎通確認など障害時に動作確認するためのコマンドは知っておくとよいでしょう。

また、ルーターやスイッチ、ロードバランサーといったネットワーク機器についても知っておくと、業務に役立ちます。

OSの知識・技術

サービスを提供するサーバーが安定稼働しているかどうかを確認するには、各サーバーOSの知識や技術が必要です。たとえば、CPUやメモリなどのリソースが逼迫していないか、異常が発生していないか、といった状況を確認するには、OSの知識・技術がないとわかりません。

サーバーOSは主にWindowsもしくはUnix/Linuxが使われることが多いため、それらの知識・技術を押さえておくとよいでしょう。

英語力

OSやソフトウェア、ネットワーク機器などは海外企業から提供されているものが多く、最新の情報は英語で提供されています。そのため、英語力を持っておくと非常に有効です。詳細な情報をいち早く得られるだけでなく、海外企業からサポートを得るときは英語で直接会話して迅速な対応を行えます。

そのため、英語が扱えるエンジニアは需要が高く、転職が有利になります。

関連記事:インフラエンジニアに英語を使えることで得られるメリット

4. まとめ

この記事では、インフラエンジニアのスペシャリストを目指すために仕事内容や役立つ資格、スキルについて解説しました。インフラエンジニアはITインフラを支えるために、なくてはならない職種であり、今後も需要が高く将来性はあるといえます。

インフラエンジニアとして業務をこなすためには、幅広い知識が必要です。それらの知識を得る中で、興味のある技術が見つかれば、その分野を極めていくことでスペシャリストへの道が開かれます。

また昨今ではクラウドやIoTを始め新しい技術が次々と生まれているため、常にITの動向をチェックしておきましょう。

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