インフラエンジニアに夜勤がある理由とは?回避方法も解説

インフラエンジニアの夜勤は、24時間稼働するITシステムの監視やメンテナンスを行うために発生します。体調管理に注意が必要な一方、夜勤手当による収入アップなどのメリットもあります。本記事では、夜勤の実情や仕事内容、メリット/デメリット、夜勤を避ける具体的な方法まで詳しく解説します。
この記事の監修者
レバテックキャリア編集部
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インフラエンジニアとは、ITシステムの基盤となるネットワークやサーバーの設計・構築・運用を行う職種です。
システムやWebサービスの多くは24時間365日動いており、夜間にアクセスが増えるサービスもあります。そのため、基盤を支えるインフラエンジニアは、夜間のトラブル監視やメンテナンス作業といった夜勤が発生しやすい傾向にあります。
ただし、実際の夜勤の有無や頻度は、企業の勤務体制やポジション次第です。
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同じインフラエンジニアであっても、夜勤の頻度は企業がどのような勤務体制を採用しているかによって異なります。たとえば、24時間体制の監視作業をシフト制で回す企業もあれば、夜間作業を特定の担当者に固定している企業があるというような違いです。
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インフラエンジニアの夜勤は、主に「2交代制」「3交代制」「固定制」の3つの勤務体制に分かれます。それぞれの体制によって勤務時間や休日の取り方、体調管理のしやすさが異なるため、主な特徴を比較してみましょう。
| 勤務体制 | 夜勤の頻度(目安) | 1回の勤務/ 休憩時間 |
休日数の特徴 | 生活への影響・ 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 2交代制 | 高い (月4〜8回程度) |
12~16時間 (うち休憩2時間程度) |
多くなりやすい (2勤2休、3勤3休など) |
まとまった休みを確保しやすいが、 1回の拘束時間が長い |
| 3交代制 | 高い (月7〜8回程度) |
8時間 (うち休憩1時間程度) |
標準的 (一般的な週休2日制) |
シフトの切り替えが多く、 生活リズムの調整が難しい |
| 固定制 | ゼロ または 常時 | 【日勤】8時間 (うち休憩1時間程度) 【夜勤】8~12時間 (うち休憩1~2時間程度) |
標準的 (一般的な週休2日制) |
勤務時間帯(日勤のみ/夜勤のみ) が固定され、生活リズムを保ちやすい |
インフラエンジニアで夜勤がある場合、性別に関わらず均等に担当するのが基本です。ただし、企業や現場の運用体制によっては、個々の状況に応じて勤務形態やシフトに配慮がなされるケースも一部存在します。
夜勤のあるポジションに就く際は、基本的に性別による特別な区別はないものと考え、自身の体調管理やライフスタイルに合うかをしっかり検討しておくことが大切です。
インフラエンジニアは夜勤が多い傾向ではありますが、すべての現場で発生するわけではありません。扱うシステムや担当するポジションによっては、完全に日勤帯のみで働ける求人も存在します。そのため、ライフスタイルに合わせて「夜勤なし」を選択することは十分に可能です。
求人を探す際や、自身のキャリアプランを考える際の参考にしてみてください。なお、未経験から応募できる「夜勤なし」の求人もありますが、働きやすさから希望者も多く、競争率は高めです。
企業によっては、シフトで交代するのではなく「日勤帯」と「夜勤帯」でチームや担当者を完全に分けている場合があります。こうした仕組みがある企業を選べば、途中で交代勤務に組み込まれることなく、日勤のみで働き続けることが可能です。
求人を探す際は、勤務時間欄に「9:00〜18:00」のように日中での固定の時間が記載されているか、「日勤のみ」「夜勤なし」などと明記されているか確認しましょう。
インフラエンジニアが担当するシステムが、夜間に稼働していないタイプであれば夜勤は発生しません。
具体的には、一般的な企業の営業時間内のみ動く社内システムなどが該当します。夜間のシステム停止に伴い、保守や常時監視を行う必要自体がなくなるため、勤務体制も完全に日勤帯のみとなるのです。
クライアントとの打ち合わせや要件定義、ネットワークの設計といった上流工程は、主に日中に行われるため基本的に夜勤は発生しません。24時間の常時監視を担当する運用保守フェーズとは異なり、突然の夜間呼び出しや変則的な勤務体系になることがほとんどないため、規則正しい勤務時間で働けます。
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インフラエンジニアのスペシャリストになるには

自分にとって許容できる働き方かどうかを判断するためにも、夜勤における詳しい仕事内容を知っておくことは大切です。
ここでは、インフラエンジニアの夜勤で担当する主な業務内容を見ていきましょう。
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インフラエンジニアの夜勤で中心となる業務は、システムやサーバーの常時監視です。専用のツールを使用しながら、24時間稼働するインフラ環境にネットワーク遅延や容量不足などの異常がないか定期的にチェックし、大きな障害を未然に防ぐ役割を担います。基本的にはマニュアルに沿ってモニターを見守る受動的な業務がメインとなります。
夜勤のインフラエンジニアは、日中に未解決となった障害対応を引き継ぐことがあります。障害の原因究明には時間がかかる上、利用者が多い日中に本格的な復旧作業を行うと影響が大きいからです。
具体的には、日勤メンバーから応急処置の状況などを聞き取り、利用者の少ない夜間に根本的な原因の調査や復旧作業を進めます。
クライアントによっては、システムの新規導入やアップデート(パッチ適用、バージョンアップなど)を夜間に実施します。日中は顧客の通常業務が行われているため、システムを停止・変更すると業務に支障が出るからです。
この場合、クライアントの業務終了後の夜間から作業を開始し、翌朝の始業時間までに完了させます。日常的な監視とは異なり、あらかじめ計画されたスケジュールに沿って集中して作業を行うのが特徴です。
夜間に発生したシステム障害には、速やかな緊急対応が求められます。リアルタイムでサービスの利用者に影響が出たり、翌朝の業務開始までに復旧が間に合わなかったりすると、企業の大きな損害につながるからです。
具体的には、アラートを検知したら手順書に沿って状況を確認し、原因の特定やシステムの再起動などの復旧作業を行います。
重大な障害が発生した際、クライアントの夜間責任者へ迅速に状況を報告するのも重要な業務です。
一般窓口のような接客対応とは異なり、システム異常の第一報や、手順書にない復旧作業の承認、進捗共有を電話やメールで行います。
夜間であってもクライアントとコミュニケーションを取り、スムーズに承認を得て復旧を進めることで、システムの被害を最小限に抑え、信頼関係を維持できます。
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夜勤は負担に思われがちですが、実は日勤にはない独自のメリットもあります。具体的なメリットを事前に知っておくことで、夜勤に対するネガティブな印象が薄れ、業務へのモチベーションも高まるでしょう。
メリットの詳細を解説します。
夜勤のインフラエンジニアは、最優先である通常業務に支障がないことを前提として、現場の状況次第で空き時間を資格勉強などの自己研鑽にあてられるケースがあります。夜間はトラブルがなければ定期監視や計画作業が中心となり、必要な業務を終えたあとに待機時間が発生することがあるためです。
もちろん、常時監視が義務付けられていたり、セキュリティの関係で私物の持ち込みが禁止されていたりする現場もあります。そのため、どの現場でも可能というわけではありませんが、業務を完璧にこなした上で許可されている職場であれば、待機時間を有効活用してスキルアップを図ることも可能です。
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夜勤で働くインフラエンジニアは、突発的な障害対応が発生しない限り、残業はほとんどありません。基本的には、定時になれば次の時間帯の担当者に業務を引き継いでそのまま退社できるためです。終業時間が予測しやすいため予定を立てやすく、プライベートの充実にもつなげやすいメリットがあります。
労働基準法第37条により、22時から翌5時までの勤務には1時間あたりの賃金の25%以上が深夜割増として加算されるため、日勤と同じ労働時間でもより多くの収入を得られます。さらに、企業によって金額は異なるものの、別途「夜勤手当」が支給される場合もあります。こうした手厚い仕組みによって効率よく給与のベースを底上げできる点は、夜勤で働く魅力です。
夜勤の場合は一般的なオフィスワーカーの通勤時間帯と完全にズレるため、満員電車や道路の渋滞といった混雑を避けて快適に移動できます。
たとえば、夕方の落ち着いた時間帯に出勤し、翌朝は本格的な朝のラッシュの前後の時間帯に帰宅することが可能です。移動中の不要なストレスを大幅に緩和できる点は、夜勤ならではの隠れたメリットといえるでしょう。
夜勤勤務は平日の昼間に時間が空くことが多いため、役所や銀行など時間が限られた窓口の用事を有給休暇なしで済ませられます。また、テーマパークや飲食店などを混雑なしで快適に利用できるのも魅力です。映画やバイキング、旅行などもお得な平日料金が適用されることが多く、プライベートをリーズナブルに楽しめるメリットがあります。
夜勤にはメリットがある一方で、勤務形態ならではの注意点やリスクも存在します。入社後に後悔しないためには、事前にデメリットの側面も正しく把握しておくことが重要です。自身にとって許容できる環境かどうかを客観的に見極めた上で、キャリアを選択しましょう。
具体的なデメリットを解説します。
夜勤と日勤が混在する場合、生活リズムが崩れやすくなります。睡眠不足や疲労が蓄積すると、身体的・精神的な負担が増えるだけでなく、業務中の集中力低下にもつながりかねません。人によっては体が環境に慣れるまでにかなりの時間がかかったり、体質的な向き不向きが顕著に分かれやすかったりする点は、事前に認識しておく必要があります。
20代など若手層のうちは体力でカバーできても、ライフスタイルの変化や年齢を重ねるにつれて、不規則な勤務体制による疲労が抜けにくく感じられる場合があります。夜勤を続けるためには、自身の体調変化に配慮したケアや、長期的な視点でのコンディション管理が欠かせないという点はあらかじめ考慮しておきましょう。
一般的な日勤の仕事や学校に通う家族/友人と比べると、どうしても活動する時間帯にズレが生じやすくなります。家族が家で過ごす夜間に勤務し、友人が休む週末にシフトが入ることもあるため、一緒に過ごす時間や予定を合わせるのが難しくなりがちです。プライベートの交友関係や家族の時間には、一定の工夫や調整が求められます。
夜勤が「きつい」か「楽」かは、業務内容との相性のほか、自身の体質や生活環境などによるところが大きいです。
夜勤に向いている体質・生活環境かどうか、以下のポイントからチェックしてみましょう。
日勤と夜勤が数日や週単位で入れ替わるシフト制では、変動する生活リズムに適応できるかがポイントです。睡眠の時間帯が変わってもすぐに入眠できる寝付きの良さや、体調を崩しにくいタフさなどが求められます。変化に動じず自分のペースを守れる人や、不規則なスケジュールでも柔軟に行動できる人に向いている働き方といえます。
常に夜間帯に働く固定制の場合は、生活の不規則さよりも「昼夜逆転したサイクルを維持できるか」が重要です。もともと夜型で朝が苦手な人や、夜のほうが集中できる人には適しています。
一方で、夜型ではない人がこの働き方にシフトする場合、日中に静かに熟睡できる入眠環境を整えられるかどうかが重要です。自分の体質、あるいは日中の睡眠環境が夜型生活に対応しているかを見極めましょう。
夜勤が「楽」か「きつい」かは、インフラ特有の働き方に自分の性格がマッチしているかでも変わります。以下のポイントで自分の適性をチェックしてみましょう。
【楽と感じる人の特徴】
・マニュアル通りのルーチンワークが好き
・トラブルが起きても、手順書通りに落ち着いて対応/報告できる
【きついと感じる人の特徴】
・常に変化や刺激がほしい
・時間制限のある作業や突発的なトラブルに焦りやすい
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事前のリサーチやキャリアの選択次第で、夜勤のない環境を選ぶことは十分に可能です。
夜勤を回避するための具体的なアプローチを知っておきましょう。
転職サイトなどで求人を探す際は、検索条件に「日勤」「夜勤なし」などのキーワードを指定し、効率的に求人を絞り込んでいきましょう。ただし、条件項目が存在しなかったり、求人票には単に「9:00〜18:00」としか書かれておらず、夜間対応の有無が判断しにくいケースも少なくありません。
自力での検索に限界を感じたら、IT業界に詳しい転職エージェントへ相談するのも強力な手です。求人票の文字情報だけでは見えにくい、実際のシフト体制や夜間呼び出しの実態までキャリアアドバイザーに直接確認してもらうことで、ミスマッチを防げるでしょう。
IT・Web業界に特化したレバテックキャリアなら、インフラエンジニアのリアルな働き方を熟知したアドバイザーが多数在籍しています。求人票の勤務時間だけでは判断しづらい、夜勤シフトの有無や実際のオンコール頻度まで、企業側に直接ヒアリングした生の情報を教えてもらえます。夜勤を回避して長く活躍できる環境に出会いたい方は、まずは無料カウンセリングで相談してみるのがおすすめです。
インフラエンジニアの求人・転職情報>
夜勤から抜け出すための根本的な解決策となるのが、設計や構築といった上流工程へ仕事の領域を広げることです。
システム運用や監視のフェーズでは24時間365日の稼働対応が求められるため、夜勤が発生しやすくなります。一方で、要件定義や設計、構築といった上流工程は、基本的にクライアントの営業時間内(日勤帯)で業務が進行するからです。
インフラエンジニアとしての経験を積み、より高度な技術やビジネス知識を身につければ、日勤帯の業務をメインとするポジションへと自然に移行できるようになります。「夜勤のない求人を探す」という受動的な対応だけでは、選択肢が限られてしまいます。自らのスキルアップで「夜勤が不要な領域へ移る」という中長期的な視点を持つことが、将来にわたって夜勤を回避し続ける近道です。
インフラエンジニアを検討中の方のなかには、「他のエンジニアにも夜勤があるのか」が気になっている人もいるでしょう。結論から言うと、担当するシステムや役割によって夜勤の有無や頻度は異なります。自分に合ったキャリアを見極める参考として、代表的な職種の夜勤事情を比較してみましょう。
| 職種 | 夜勤の有無・ 頻度 |
主な夜勤の理由・ 業務内容 |
|---|---|---|
| クラウドエンジニア | 基本的に少ない (※運用保守担当はあり) |
・物理機器の障害対応がなく、夜勤は少なめ ・24時間監視のプロジェクトでは 夜勤が発生することもある |
| Webエンジニア | 基本はなし | ・基本は日勤 ・深夜に大規模なシステム障害が起きた際は、 緊急呼び出しされることがある |
| システムエンジニア (SE) |
基本はなし | ・基本は日勤 ・新システムの本番環境への切り替え 作業はユーザーが利用しない深夜に行われるため、 限定的に夜勤が発生する |
| 社内SE | ほぼなし | ・自社社員向けシステムや自社プロダクトを 扱うため、夜勤はほぼない |
インフラエンジニアを目指すにあたり、夜勤に対する不安や疑問を抱く方は少なくありません。ここでは、転職や就職を検討する際によく寄せられる疑問と、その回答をまとめて紹介します。
疑問をクリアにして、自信を持って次のステップに進みましょう。
夜勤(22:00〜翌5:00)には、法律で定められた25%以上の深夜割増賃金に加え、企業独自で1回3,000円〜1万円程度の夜勤手当が上乗せされるのが一般的です。
レバテックキャリアが算出した平均月給28万円(時給換算約1,611円)をベースに、夜勤手当を5,000円と仮定して試算すると、深夜割増分(7時間分:約2,800円)と合わせて夜勤1回で約7,800円の増額になります。
仮に月8回夜勤に入った場合、毎月約6.2万円(年収換算で約74万円)の収入アップとなり、手厚い手当がついていることが分かります。
現場によりますが、基本的には1〜2時間程度の仮眠を取ることができます。24時間体制の現場では複数名でシフトを組むため、交代で休みに入るケースが一般的です。ただし、1名体制の現場や深夜に緊急トラブルが発生した際などは、仮眠が取れない場合もあります。不安な方は事前に体制を確認しておくと安心です。
一般的には、2〜3年程度と言われています。これは、運用・監視の現場で経験を積み、設計・構築などの上流工程へステップアップするまでの期間の目安です。
ただし、上記はあくまで目安であり、実際には個人のスキルアップの早さや会社の教育体制によって異なります。早い人では1年未満で日勤主体の部署へ移動するケースや、ステップアップの機会がなく長期化することもあります。
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インフラエンジニアに夜勤が存在するのは、24時間365日稼働し続けるITシステムの安定運用を支え、障害対応や夜間メンテナンスを行う役割を担っているからです。勤務体制は企業によって異なり、2交代制や3交代制といったシフト制のほか、日勤と夜勤が完全に分離された職場も存在します。また、担当するシステムや上流工程へのキャリアアップによって、夜勤なしの環境で働くことも十分に可能です。
夜勤には生活リズムが崩れやすいものの、深夜割増賃金や夜勤手当による収入面の優遇、残業の少なさ、平日の時間を有効活用できるといったメリットも備わっています。自身の適性や体質を見極めた上で働き方を選択することが大切です。
夜勤の少ない環境を目指すなら、求人情報を慎重に確認するのはもちろん、専門のエージェントを活用して実際の勤務体制を把握したり、スキルを高めて上流工程を目指したりするのが確実なアプローチです。
レバテックキャリアでは、企業側へ直接ヒアリングした実際のシフト体制や現場で携われる業務範囲などのリアルな情報をお伝えしています。相談はもちろん、すべてのサービスが無料です。将来を見据えたキャリア戦略を一緒にお作りしますので、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は2026年7月時点の情報を基に執筆しております

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