Bash、TTL、BAT、Ruby、Pythonなどインフラエンジニアに役立つプログラミング言語インフラエンジニアが習得すべきプログラミングスキル

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インフラエンジニアの業務というと、ネットワークやサーバー環境の設計、構築、運用、保守などが主な仕事で、プログラミングスキルが必要になるイメージはなかったかもしれません。しかし、今後はインフラエンジニアもプログラミングスキルを身に付けることで、活躍の場が広がっていく可能性が高くなってきています。ここでは、インフラエンジニアにもプログラミングスキルが必要な背景と、習得しておくと仕事に役立つ言語について解説します。

1. インフラエンジニアにプログラミングスキルが必要な理由

はじめに、インフラエンジニアの主な仕事内容と、プログラミングの関係について解説します。インフラエンジニアの仕事は「ITインフラの構築、保守、運用」です。業務の中でプログラミングが関係する仕事には、以下のようなものがあります。

・障害対応時のログ調査
・コマンド自動実行
・仕事効率化(ログオン自動化、ファイルインポートやエクスポート、ノード監視など業務用ツール作成など)

 
このように、インフラエンジニアの仕事にもプログラミングは関係しており、一般的には、「シェルプログラミング」の知識が必要です。また、軽量プログラミング言語(LL言語)を習得しておくと、サーバー管理やクラウド化、仮想化に対応できるエンジニアとして、活躍の場が広がります。

2. インフラエンジニアの仕事に役立つプログラミング言語

次に、インフラエンジニアの仕事に役立つプログラミング言語を解説します。どの言語がどのような仕事に役立つのかを紐づけながら見ていきましょう。

Bash(シェルスクリプト)

Bashとは、Unix OS上で動作する言語で、OSコマンドの自動実行やサーバー管理に使用します。厳密に言うとBashはプログラミング言語とは異なりますが、習得しておくとOSに搭載されたコマンドを効率よく運用する上で役立つスキルです。インフラエンジニアは、Unix OSが搭載されたサーバーを扱うことが多いため、Bashはスキルアップを目指す上で身につけたいスキルの1つといえるでしょう。

TTL(Tera Term用マクロ言語)

Windows向けのターミナルエミュレータ「Tera Term」は、サーバーへのリモートログオン用クライアントとして、多くのエンジニアに愛用されています。インフラエンジニアとして働くならば、使わない現場がないと言っても過言ではないほど普及しているものです。
 
Tera Termには独自言語「TTL(Tera Term Language)」によるマクロ作成機能が搭載されており、インフラエンジニアはこの独自言語を操ることで複数のサーバーへのログオン自動化や多段ログイン(踏み台サーバーを経由して別のサーバーへ接続すること)などが効率良く行えるようになります。TTLもインフラエンジニアが身につけておきたいスキルの1つです。

BAT(バッチファイル用言語)

BATとは、Windowsに標準搭載されているバッチファイル作成用言語です。BATを用いてWindows環境におけるファイルシステムの一括処理やプロセスの起動処理を簡素化できます。具体的には、さまざまなプログラミング言語で作成した複数のプログラムファイルをWindowsサーバー(PCも可)上に配置し、BATファイルで作成した実行手順に沿って順番にプログラムファイルを実行させるといったことができます。Windowsが存続する限りBATが使われ続けることは間違いないでしょう。BATもスキルアップのために習得しておくべきスキルといえます。

Perl・Ruby・Pythonなどの軽量プログラミング言語

軽量プログラミング言語はインフラエンジニアの業務において、ファイルインポート、ノード監視などを効率化するツール作成、障害対応時のログ調査などに役立ちます。特に障害対応時のログ調査では、膨大な量のログから特定の文字列を抜き出す時間を短縮できることから、早期復旧に貢献できます。PythonやPerlは、Linux系OS(Red-HatやCent OSなど)に標準搭載されているため、インストール作業を必要としない点もメリットです。これらの言語スキルは必須ではありませんが、身につけておくことで高い評価を得ることができるでしょう。
 
また、近年では開発環境の構築からプログラミング、プログラミングのリリースまで行える人材を求める企業も増えています。中でもWebアプリの開発に多用されているRubyや機械学習などで多く使われているPythonの需要が高く、これらの言語をプログラマーと同等レベルに扱えると評価につながります。

3. 「Infrastructure as Code」への対応も視野に

ITインフラの分野で近年注目されている考え方に、「Infrastructure as Code」があります。Infrastructure as Codeは、これまで手順書や設定ファイルに頼っていたインフラの構成管理をソースコードとして記述して定義します。Infrastructure as Codeのメリットは「再現性の高さ」と「短時間での環境構築」「動的な構成変更情報動の保存」という3点です。手順書・構成図・パラメーターシートのバージョンによる差異や、個人の解釈の違いから発生するトラブルを防ぎつつ、構築までの時間を短縮できます。また、仮想化技術へ対応しやすくなるという点も見逃せません。

4. インフラ仮想化ではプログラミングスキルが有効

ITインフラの分野で近年注目を集めている技術に「コンテナ型仮想化技術」があります。コンテナ型仮想化技術は、物理的なリソースを有効活用しつつ軽量な処理を提供し、短期間でのサービスリリースが可能になることから、急激に普及しました。このコンテナ型仮想化技術は、Infrastructure as Codeと親和性が高いことも知られています。
 
例えば、コンテナ仮想化技術の代表格「Docker」は、Infrastructure as Codeを体現したコンテナ管理ツール「Kubernetes」と組み合わせて使われることが多いです。Kubernetesでは、「YAMLファイル」という設定ファイルを作成する必要があります。作成したYAMLファイルをマスターノードに読み込ませることで、自動的にインフラ構築を行ってくれるわけです。このYAMLファイルの作成において、プログラミングスキルが役立ちます。また、YAML自体がPythonやRubyなどの軽量プログラミング言語で扱いやすい仕様のため、こういった言語を扱えると効率的に作業することができるでしょう。

5. まとめ

この記事では、インフラエンジニアとプログラミングの関係について解説しました。今後のインフラエンジニアは、従来の仕事効率化や障害対応だけでなく、仮想化技術への対応力も問われるでしょう。また、PythonやRubyといった軽量プログラミング言語を扱えることは、キャリアアップをする上でも有利に働くはずです。インフラエンジニアとしての付加価値を高めるためにも、プログラミングスキルの習得を検討してみてください。

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