社内SEに求められる2大スキルは「コミュニケーション力」と「調整力」社内SE求人の転職白書|仕事内容や求人トレンド、年収、キャリアパスまで

最終更新日:2020年8月5日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

レバテックキャリアでエンジニアの転職支援を行うコンサルタントが、IT業界におけるさまざまな職種にスポットを当て、仕事内容や給与、必要なスキルなど、転職活動を行う際に気になるポイントについて解説する企画です。今回取り上げるのは、エンジニアの転職市場において近年特に高い人気を誇る「社内SE」です。

レバテックキャリアのコンサルタント、町野の写真

町野 史宜(まちの ふみよし)

仕事では常に「神速の成長」を求めるレバテックキャリアのコンサルタント。年間約300人のエンジニアの転職支援を行っており、エンジニアと企業の良縁を見逃さないよう、新しい技術や業界情報のキャッチアップにも力を注いでいる。

社内SEの仕事内容

ヘルプデスクから社内システム開発まで、仕事内容は幅広い

社内SEと一口に言っても、求められる仕事内容の詳細は企業によって異なります。大きく分けて以下の3つの働き方が挙げられますが、企業によっては1~3の業務を兼任することもあるので、社内SEの求人に応募の際は求人内容をよく確認しましょう。
 
1.PCのトラブル対応
「PCが動かなくなった」、「システムの使い方がわからない」、「社内ポータルサイトを作って欲しい」など、社員が抱えるシステムにまつわる様々な問題を解決します。新入社員用のPCのキッティングなども、社内SEが担当することが多いです。大企業の場合は役割が細かく分かれていますが、中小企業は社内SEが担当する仕事の領域は広くなる傾向があります。
 
2.外注管理・社内の基幹システム管理
外注システムの導入を検討したり、パートナー企業であるSIerや開発会社のマネジメントを行ったりします。システム導入後は必要に応じて社内用に仕様調整をしながら、運用・保守するのも社内SEの業務のひとつです。
 
3.自社プロダクトの開発
メーカーなどの事業会社の社内SEであれば自社メディアのシステムや、独自の社内システムを一から開発します。要件定義などの上流工程のみ担当する場合と、コーディングなどの下流工程まで行う場合があるので、自分がどんな働き方をしたいのかを明確にした上で企業を選ぶ必要があります。
 
「社内SEの仕事内容は企業によって本当にさまざまです。社内SEとして転職を考える場合、“自分が対応できる仕事内容かどうか”をしっかりと確認することが大切です。『外注システムのマネジメントだけをする』社内SEもいれば、『インフラやネットワークの設計や構築も行う』社内SEもいます。私が転職希望者の方にコンサルティングを行う際も、社内SEの求人票を見るときはスキルよりも仕事内容をしっかり確認し、転職希望者の方に合った勤務内容の企業の紹介を行うようにしています」(コンサルタント・町野)

社内SEの転職・求人トレンド

求人数は増加しているものの、競争率も高い

社内SEの求人数は年々増加傾向にあります。しかし、社内SEは転職希望者数が非常に多いので、競争率の高い職種といえるでしょう。
 
「募集開始1週間後には受付を終了してしまうこともあるほど、情報システム部門の社内SE求人は応募が殺到します。スキルはあっても面接枠が埋まってしまえば、自己PRをしたり面接を受けたりするチャンスもなくなってしまいますので、スピード勝負な一面もあります。レバテックでも、応募者全体の2~3割は社内SEへの転職を希望されています。
 
また、社内SEの募集をかける企業はIT業界にとどまらず、長年紙ベースでやりとりを行ってきた建築会社や不動産会社、医療関係施設、金融・保険業界、メーカーなど、幅広い業界の法人で社内SEの求人が出る時代になっています」(コンサルタント・町野) 

社内SEの年収

400~600万円程度 ※スキル・経験によって異なります

高年収を狙うなら、大規模社内システムの上流工程を

「年収についても企業によって大きく異なりますが、多いのは400~600万円程度ではないでしょうか。比較的年収が低い社内SEの仕事内容としては、外注管理やPCのキッティング、セキュリティーソフトの管理などが挙げられます。システムの仕様は理解していても、自己PRできるほどのスキルは持っていない、といったレベルです。
 
一方、年収が高い社内SEの求人の詳細としては、システムの要件を決めるような上流工程を担当する場合が多いですね。例えば大企業で人事管理システムを社内で一から作る企画を成功させれば、数億円の経費削減になることもあります。多くのユーザー(社員)が使うシステムを手掛けるとなると、年収もその分高くなります」(コンサルタント・町野)

社内SEへの転職で求められるスキル・経験

【必須】
・ユーザーの要望をしっかり汲み取るコミュニケーション力と調整力
【歓迎】
・上流工程の経験

ユーザー=社員と良好な関係を築き、頼られる存在になろう

「エンジニアとして、プログラミング力や開発スキルを持っていることは前提です。その上で社内SEはシステムの要件を決めたり、ユーザー、つまり社内の人と円滑にコミュニケーションを図ったりする能力が必要になります。例えば『1万人の社員が使う勤怠システム』を企画・開発するとなれば、1万人の顧客である社員が正しく使えるシステムを開発しなければなりません。そのため、設計時にはユーザーヒアリングをしっかり行い、ユーザーの特性を正しく理解した上で仕様を落としていきます。
 
 また、外部のベンダーとのやりとりは、お互いにITの知識があるので話が通じやすいですが、社内の人と話をする場合はそうはいきません。ITに明るくない人に対してわかりやすく説明し、要望を適切に汲み取る力、そういった部分でも社内SEにはコミュニケーション能力は必須です。自己PRでもそのあたりを出せると良いですね。また、エンジニアリング以外のビジネススキルがあると良い印象をもたれる場合もありますので、簿記や英語などの資格勉強をしておくのも手です」(コンサルタント・町野) 

社内SEの適性

・向いている人…順応性の高い人
・向いていない人…ひとつの作業に没頭していたい職人気質な人

社内SE=楽ではない! イレギュラーな仕事にも柔軟な対応を

社内SEは「順応性の高さ」が求められる傾向にあります。仕事内容が安定している印象を持たれがちですが、社内の複数の人々から同時に質問されたり、社内システムに不具合が出た場合は迅速な対応が求められたりと、社内SEはイレギュラーな対応を行うことが多い職種といえます。そのため、ひとつの作業に没頭していたいという職人気質な人や、指示されたことを指示通りに行う作業者には向いていないかもしれません。
 
「社内SE=楽、残業はない、というイメージを持っている人が少なからずいますが、全くそんなことはありません。
 
例えば、社内のネット回線が30分間落ちる、といったトラブルが起きただけで、社員の不満は噴出します。周囲のそんな声を聞きながら、1分でも早く問題を解決させなければならないのは、想像以上に緊張がともなうものです。
 
外部の企業に常駐したくない、SIer勤務よりは楽そう、といったネガティブな転職理由だと、例え社内SEとして転職できたとしてもうまくいかないと思いますね。社内SEへの転職を希望するなら、なぜ社内SEになりたいかはもちろん、自身のこれまでの経験を社内SEとしてどのように活かしていけるのかを考えておく必要があるでしょう」(コンサルタント・町野)

社内SEのキャリアパス

・情報部門の責任者
・ITコンサルタント

情報部門のスペシャリストとして、より経営者層に近い立場に立つ

「社内SEのキャリアパスとして最も考えられるのは、情報部門の責任者ですね。より経営者層に近い立場から、会社に導入するシステム開発や予算管理を行うようになります。また、数は少ないですがITコンサルタントとして、ITの視点から企業の経営課題を解決していく道を選ぶ人もいます。
 
このようなキャリアパスを描くためには、社内SEの仕事を行う上で、“10年20年経っても使えるシステムを作るにはどうすればよいか”という視点を持つことが必要だと思います。顧客である社員全員にとって使いやすいシステムとは何か、どんなシステムが必要にされているのか、などを自発的に考え、行動していくことが大切です」(コンサルタント・町野)

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