社内SE・院内SEの仕事内容およびメリットやデメリットを解説社内SEのメリット・デメリット - 院内SEも含めて解説

最終更新日:2022年6月6日

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社内SEとは、企業の情報システム部門のSEを指し、社内システムの開発や運用、保守、ヘルプデスク業務などを行う職種です。最近はどの企業でもIT活用が盛んなので、多くの企業で社内SEが求められています。では、社内SEのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

この記事では、社内SE・院内SEへの転職意思があって調べている現役エンジニアの方に向けて、社内SEの仕事内容と社内SEのメリット・デメリット、キャリアパスを解説します。

1. 社内SEの仕事内容

そもそも社内SEはどのような仕事を担当するのでしょうか。解説していきます。

社内システム開発

基幹システムや勤怠管理システムなど、社内で使う業務システムの開発です。サーバーなどのインフラからミドルウェア、ソフトウェア、セキュリティまで幅広く扱います。設計から開発、リリースまですべて社内で行うケースと、外部の企業に委託するケースがあります。どちらのケースが多いかは企業によって異なります。

社内システムの運用・保守

社内システムが安定して稼働するようシステムの運用・保守を行う業務です。日々システムを監視して事前対策をとり、障害が発生した場合は原因調査と応急対応・恒久対応を行います。社内システムを開発した外注先や保守業者と連携して対応することもあります。

ヘルプデスク業務

ヘルプデスク業務では、パソコンやプリンター、社内システムに関する問合せの対応を行います。問合せ内容は、使い方が分からないといったものから改善依頼、新入社員用に端末キッティングなどさまざまです。

関連記事:社内SEとは|仕事内容や必要なスキル、役立つ資格も解説

2. 社内SEのメリット

次に社内SEのメリットを解説します。ワークライフバランスの観点から社内SEへの転職を考える方は多いかと思うので、ここではその他のメリットを挙げていきます。

上流工程に携わりやすい

IT企業のSEは「システム開発者の立場」ですが、社内SEは「システム利用者の立場」で業務を遂行します。よって、社内SEの業務にはシステムの活用方法を検討するIT企画や予算作成、プロジェクト計画の立案、ベンダーマネジメントなど上流工程の業務が含まれています。このような上流工程はIT企業側ではなかなか経験できません。

ベンダーマネジメントの知識が身につく

社内SEはITベンダーに発注する立場です。よって、提案依頼書の作成やコンペ、ベンダー選定、契約締結、ベンダーの進捗・品質管理などベンダーマネジメント業務も担当します。

業務知識が身につく

社内SEは利用者の立場から、幅広い社内システムの開発・運用・保守に携わります。携わる領域は、人事、会計、在庫管理、生産管理、販売管理、マーケティングなどさまざまです。さまざまな領域のシステム開発を通じて、幅広い業務知識を身につけることができます。

業務システムの知識が身につく

基幹システムやグループウェア、会計パッケージなど、幅広い業務システムの知識を得られます。また、企業によってCRMやMA(マーケティングオートメーション)などマーケティング系のシステムにも携わることができます。

このように、社内SEはIT企業側ではなかなか経験できない業務を経験することができます。これらの経験を通して得た知識やスキルは、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへのキャリアアップを目指す際にも非常に役立ちます。プロジェクトマネージャーとITコンサルタントは、IT業界の中でも高い年収を得られる職種であるため、これらの職種へのキャリアアップにつながる経験ができることは大きなメリットと言えるでしょう。

関連記事:社内SEの将来性は?仕事内容や平均年収キャリアパスも紹介

3. 社内SEのデメリット

社内SEにはメリットが多い反面、デメリットもあります。ここでは、社内SEのデメリットを3つ解説します。

企業によってはプログラミングやサーバー構築などの開発実務に携われない

企業によっては、プログラミングやサーバー構築などの開発実務をすべて外注しているケースがあります。このような企業の社内SEは、IT企画とマネジメント業務が主な仕事となります。よって、開発実務に携わりたい人にはマッチしない可能性があります。

ヘルプデスク業務がメインとなってしまう企業もある

一人SEという言葉があるように、企業によっては社員数に対して社内SEの数が非常に少ない場合があります。このような企業では、多くの社員からの問合せを少人数で対応しなければならないため、ヘルプデスク業務がメインとなってしまうことがあります。

本来は、システムを活用した業務効率化や社内システムの開発などがミッションの組織ですが、これらの業務にまったく携われないケースもあります。ただしヘルプデスク業務がNGというわけではなく、スキルが身につきにくいということです。

コスト部門とみられるケースもある

社内SEは企業の情報システム部門の担当者ですから、管理部門として扱われることがあります。つまり売上・収益に直接貢献せず、業務の効率化やコスト削減など会社の売上・収益に間接的に貢献します。そのため、企業によっては営業や製造部門に比べると評価が上がりにくかったり、賞与の割合が他の部署と比べて低かったりすることがあります。

このようにデメリットもいくつか挙げられますが、これらはすべての企業に当てはまるわけではありません。よって、転職活動の際は入社後の業務内容について採用担当者や転職エージェントにあらかじめ確認すると良いでしょう。

関連記事:社内SEのキャリアパス

4. 社内SEのキャリアパス

続いて社内SEのキャリアパスを解説します。社内SEからのキャリアパスとして多いものをご紹介しています。

社内SEとして転職する

社内SEでもっとも一般的なのが、社内SEとして転職するキャリアパスです。システム部門は中小企業から大企業までさまざまな規模の企業にあります。同じ社内SEであっても、マネジメント経験やIT企画経験、業務改革や業務改善経験があった方が良い条件で採用される傾向にあります。上流工程を経験してキャリアアップを目指しましょう。

ITコンサルタントに転職する

ITコンサルタントは、IT戦略の立案やITプロジェクトの推進、特定のシステムパッケージの導入などを担当する職種です。幅広いIT知識・スキルだけでなく、経営に関する知識やIT戦略に関する知識、業務設計スキルなどが求められます。

社内SE業務で得た知識やスキルに加えて、ITストラテジスト試験やITコーディネーター試験をとおしてITコンサルティングスキルを補完することでITコンサルタントへの道がひらけるでしょう。

プロジェクトマネージャーに転職する

プロジェクトマネージャーは、その名のとおりプロジェクトをマネジメントする職種で、多くの場合SEを経てからキャリアアップする職種です。

社内SEは、要件定義やベンダーマネジメント、プロジェクトマネジメントなど上流工程に関わることが多いため、プロジェクトマネージャーに必要な知識とスキルを身につけやすい職種です。PMPなどのプロジェクトマネジメント資格を取得して、さらに知識とスキルを補完すると良いでしょう。

関連記事:社内SEが「楽な仕事」と言われる4つの理由

5. 院内SEの仕事内容

院内SEとは、病院内で働く社内SEのことです。業務内容の大枠は社内SEと同じで、違いは会社ではなく病院に勤めているということです。概ね社内SEと同じと考えて間違いないのですが、どのような業務を行っているのかご紹介します。

院内システムの保守・管理

社内SEが社内のシステムの保守・管理を行うように、院内SEは院内システムの保守・管理を行います。院内システムの特徴としては、患者の診断データなど扱っているデータが特殊であることや、現状AI導入など高度な技術領域に注目されていることなどが挙げられます。

その結果、ITの技術力だけでなく病院の業務に関する知識が求められる傾向があります。SEの中には、院内システム、院内業務に詳しいことを強みにしている人もいます。

ヘルプデスク業務

こちらも社内SE同様、院内SEでもヘルプデスク業務があります。院内では医師や病院スタッフがパソコンやネットワークを利用します。院内のスタッフがIT機器を利用する際のサポート的な役回りがあり、たとえばちょっとした機器の不具合などにも対処することになるでしょう。

院内SEは院内のシステムを担うという重要な役割を持っていると同時に、日々院内スタッフが効率的に作業するための縁の下の力持ち的な役割も求められます。

6. 院内SEのメリット

院内SEになることでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ご紹介していきます。

「人の役に立つ」という実感が湧きやすい

院内SEは他のスタッフが利用するシステムの保守・運用や、日々のヘルプデスク業務を担います。その結果、院内スタッフの役に立っているという実感は得やすいでしょう。医療システムに詳しくなると、院内スタッフからシステムに関する専門的な質問なども受け付けることになります。院内に頼りにされる立場になるので、やりがいはあるはずです。

景気に左右されづらい

IT業界は変化が激しく、技術の変化などによって淘汰されていく企業も決して少なくありません。また社内SEであっても、在籍している企業が衰退すれば社内SEの立場も不安定になります。一方で、院内SEが在籍しているのは病院です。

病院はIT企業や一般的な民間企業と比べて安定した立場にあり、特に大きい病院だと倒産などのリスクは低いと言えるでしょう。SEとして安定的に働きたい人にとって、院内SEはメリットがあります。

他SE・社内SEと比べて残業が少ない傾向

病院のシステムは大規模なものが多く、一度導入すると入れ替えは少ないです。またその分システムのトラブルなども少ないでしょう。病院自体は忙しいイメージがあるかと思いますが、病院で働くSE自体はそれほど激務ではないということです。

関連記事:社内SEになるにはどうしたら良い?求められるスキルや資格を解説

7. 院内SEのデメリット

次に院内SEのデメリットです。

他SE・社内SEと比べて給料が低い傾向

院内SEは安定的で残業が少ない反面、平均的に給料が低い傾向にあります。社内SE自体IT業界のSEに比べると平均的に給料は低めですが、院内SEは社内SEよりもさらに下がるというイメージです。ただし社内SEは業界やその企業のシステム状況などによって給料に幅があるので、院内SEの給料が突出して低いというわけではなく、社内SEの中でヘルプデスク寄りの給料というイメージです。

求人が少ない

院内SEは求人が少ないです。社内SEの求人自体が少ないのですが、院内SEはその中でも特に少ないということです。病院自体は人手不足なのですが、それはあくまでも医療関係の職種の話です。病院におけるSEはあくまでもサポート的な役割なので、人手が多く必要なわけではありません。

社内SEは企業によってシステムの入れ替わりが多くて社内SEの需要が大きいこともありますが、院内SEは社内SEの中でも比較的システム側の必要人員が少ないです。

エンジニアとしてのスキルアップ機会に限りがある

院内SEの仕事は院内のシステムに特化しています。そのため、汎用性は低いと言えます。院内SEとして長く勤務していると、つぶしの利かない人材になってしまう可能性は高いでしょう。これを防ぐためには、仕事とは別にスキルアップを図っておく必要があります。

もしくは、院内SEに特化して専門性を高めたり出世を考えるキャリアプランもあるでしょう。

関連記事:未経験から社内SEは目指せる?求人例や向いているタイプを解説

8. まとめ

この記事では、社内SE、院内SEの仕事内容やメリット・デメリット、キャリアパスを解説しました。社内SE、院内SEは、ヘルプデスク業務など泥臭いイメージを持たれる人も多くいるかと思いますが、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーに求められるスキルを身につけやすい職種でもあります。近年、企業のIT投資が盛んであり、業務システムの新規開発やリプレイスを前提とした求人も少なくありません。興味がある人は、社内SE、院内SEという選択肢を検討してみて下さい。

また、社内SE、院内SEへの転職を着実に成功させたいと考えている方は、「社内SE転職の難しさと、目指したい人が身につけるべきスキル」の記事もぜひチェックしてみてください。

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