社内SEの仕事内容とメリット・デメリット、キャリアパスを解説社内SEのメリット・デメリット

最終更新日:2020年9月11日

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社内SEとは、企業の情報システム部門のSEを指し、社内システムの開発や運用、保守、ヘルプデスク業務などを行う職種です。近年、企業の規模や業種を問わずIT活用が盛んであり、多くの企業で社内SEが求められています。では、社内SEのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?この記事では、社内SEの仕事内容と社内SEのメリット・デメリット、キャリアパスを解説します。

1. 社内SEの仕事内容

まず、社内SEの仕事内容を解説します。
社内SEは、主に以下の仕事を担当します。

社内システム開発

基幹システムや勤怠管理システムなど、社内で使う業務システムの開発業務です。サーバーなどのインフラからミドルウェア、ソフトウェア、セキュリティまで幅広く扱います。
設計から開発、リリースまですべて社内で行うケースと、外部の企業に委託するケースがあります。どちらのケースが多いかは企業によって異なります。

社内システムの運用・保守

社内システムが安定して稼働するようシステムの運用・保守を行う業務です。日々システムを監視して事前対策をとり、障害が発生した場合は原因調査と応急対応・恒久対応を行います。社内システムを開発した外注先や保守業者と連携して対応することもあります。

ヘルプデスク業務

ヘルプデスク業務では、パソコンやプリンター、社内システムに関する問合せの対応を行います。問合せ内容は、使い方が分からないといったものから改善依頼、新入社員用に端末キッティングなどさまざまです。

2. 社内SEのメリット

次に社内SEのメリットを解説します。

上流工程に携わりやすい

IT企業のSEは「システム開発者の立場」ですが、社内SEは「システム利用者の立場」で業務を遂行します。よって、社内SEの業務にはシステムの活用方法を検討するIT企画や予算作成、プロジェクト計画の立案、ベンダーマネジメントなど上流工程の業務が含まれています。このような上流工程はIT企業側ではなかなか経験できません。

ベンダーマネジメントの知識が身につく

社内SEは、ITベンダーに発注する立場です。よって、提案依頼書の作成やコンペ、ベンダー選定、契約締結、ベンダーの進捗・品質管理などベンダーマネジメント業務も担当します。

業務知識が身につく

社内SEは利用者の立場から、幅広い社内システムの開発・運用・保守に携わります。携わる領域は、人事、会計、在庫管理、生産管理、販売管理、マーケティングなどさまざまです。さまざまな領域のシステム開発を通じて、幅広い業務知識を身につけることができます。

業務システムの知識が身につく

基幹システムやグループウェア、会計パッケージなど、幅広い業務システムの知識を得られます。また、企業によってCRMやMA(マーケティングオートメーション)などマーケティング系のシステムにも携わることができます。
 
このように、社内SEはIT企業側ではなかなか経験できない業務を経験することができます。これらの経験を通して得た知識やスキルは、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへのキャリアアップを目指す際にも非常に役立ちます。プロジェクトマネージャーとITコンサルタントは、IT業界の中でも高い年収を得られる職種であるため、これらの職種へのキャリアアップにつながる経験ができることは大きなメリットと言えるでしょう。

3. 社内SEのデメリット

社内SEにはメリットが多い反面、デメリットもあります。
ここでは、社内SEのデメリットを3つ解説します。

企業によってはプログラミングやサーバー構築などの開発実務に携われない

企業によっては、プログラミングやサーバー構築などの開発実務をすべて外注しているケースがあります。このような企業の社内SEは、IT企画とマネジメント業務が主な仕事となります。よって、開発実務に携わりたい人にはマッチしない可能性があります。

ヘルプデスク業務がメインとなってしまう企業もある

一人SEという言葉があるように、企業によっては社員数に対して社内SEの数が非常に少ない場合があります。このような企業では、多くの社員からの問合せを少人数で対応しなければならないため、ヘルプデスク業務がメインとなってしまうことがあります。
本来は、システムを活用した業務効率化や社内システムの開発などがミッションの組織ですが、これらの業務にまったく携われないケースもあります。

コスト部門とみられるケースもある

社内SEは企業の情報システム部門の担当者ですから、管理部門として扱われることがあります。つまり売上・収益に直接貢献せず、業務の効率化やコスト削減など会社の売上・収益に間接的に貢献します。そのため、企業によっては営業や製造部門に比べると評価が上がりにくかったり、賞与の割合が他の部署と比べて低かったりことがあります。
 
このようにデメリットもいくつか挙げられますが、これらはすべての企業に当てはまるわけではありません。よって、転職活動の際は入社後の業務内容について採用担当者や転職エージェントにあらかじめ確認すると良いでしょう。

4. 社内SEのキャリアパス

最後に社内SEのキャリアパスを解説します。

社内SEとして転職する

社内SEでもっとも一般的なのが、社内SEとして転職するキャリアパスです。
システム部門は中小企業から大企業までさまざまな規模の企業にあります。同じ社内SEであっても、マネジメント経験やIT企画経験、業務改革や業務改善経験があった方が良い条件で採用される傾向にあります。上流工程を経験してキャリアアップを目指しましょう。

ITコンサルタントに転職する

ITコンサルタントは、IT戦略の立案やITプロジェクトの推進、特定のシステムパッケージの導入などを担当する職種です。幅広いIT知識・スキルだけでなく、経営に関する知識やIT戦略に関する知識、業務設計スキルなどが求められます。社内SE業務で得た知識やスキルに加えて、ITストラテジスト試験やITコーディネーター試験をとおしてITコンサルティングスキルを補完することでITコンサルタントへの道がひらけるでしょう。

プロジェクトマネージャーに転職する

プロジェクトマネージャーは、その名のとおりプロジェクトをマネジメントする職種で、多くの場合SEを経てからキャリアアップする職種です。
社内SEは、要件定義やベンダーマネジメント、プロジェクトマネジメントなど上流工程に関わることが多いため、プロジェクトマネージャーに必要な知識とスキルを身につけやすい職種です。PMPなどのプロジェクトマネジメント資格を取得して、さらに知識とスキルを補完すると良いでしょう。

5. まとめ

この記事では、社内SEの仕事内容やメリット・デメリット、キャリアパスを解説しました。社内SEは、ヘルプデスク業務など泥臭いイメージを持たれる人も多くいるかと思いますが、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーに求められるスキルを身につけやすい職種でもあります。近年、企業のIT投資が盛んであり、業務システムの新規開発やリプレイスを前提とした求人も少なくありません。興味がある人は、社内SEという選択肢を検討してみて下さい。

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