社内SEは本当に楽?仕事内容や社内SEを目指す前に知っておくべき注意点を解説社内SEが「楽な仕事」と言われる4つの理由

最終更新日:2020年8月31日

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社内SEは、IT企業に勤めるSEよりも「楽」というイメージを持たれがちな職種です。たしかに社内SEは、外販をメインとするSIerやシステム開発会社に比べると、残業時間が短く業務負荷が低い傾向にあります。ただし、それは企業によるところが大きいため、一概に楽とは言い切れません。この記事では、社内SEが「楽な仕事」と言われる理由や実際の仕事内容、社内SEを目指す前に知っておくべき注意点を解説します。

1. 社内SEが「楽」と言われる理由

まず、社内SEがなぜ「楽」と言われるのかを整理していきます。

残業や徹夜作業が少ない

社内SEの仕事は定型業務が中心で、深夜までの急な残業や徹夜作業は少ない傾向にあります。SIerや開発会社のように、急な要件の変更や、タイトなスケジュールでの開発作業が少ないために、見通しが立てやすいのです。ただし、これはあくまでも一般論です。企業によっては、大掛かりなシステムのリプレイスや改修案件において、社内SEが夜遅くまで対応に追われることもあります。

モチベーションが維持しやすい

社内SEは、客先常駐のSEやSlerの開発部隊のように、プロジェクト単位で勤務先が変わりません。基本的には、自社内での仕事がメインになります。事業会社の社員として働くため、成果に対する評価を得やすく、帰属意識やモチベーションの維持につながると考えられています。

精神的なプレッシャーが小さい

社内SEが日常業務で接するのは、原則として自社内の人間です。客先常駐のSEやSlerの開発部隊のように、常に「顧客」とともに仕事をするわけではありません。他部署の同僚や直属の上司と接するほうが、顧客と接するよりも「楽」と感じる人が多いようです。また、転勤や転属が少なく環境の変化が起こりにくいため、プロジェクト毎に勤務地や仕事内容が変化するSIerのSEと比べてストレスやプレッシャーが小さくなると言われています。

コミュニケーションコストが小さい

社内SEの仕事には、自社のITシステムに関連したサポート、問題解決なども含まれます。こういった仕事は、コミュニケーションコストの大きさが、解決までの労力に影響します。社内SEは、社内ユーザーとの距離が近く、コミュニケーションを取りやすい環境にいることから、外販メインの企業に比べて仕事が進めやすいと考えられています。
 
これらのことから、社内SEは「ワークライフバランス」を実現しやすく、「楽な仕事」と考えられていると推測できます。ただし、社内SEの業務負荷は、企業の体制や社内での立場によって変わるため、一概に「楽」とは言い切れないことを念頭においておきましょう。

2. 立場によって異なる社内SEの仕事内容

次に、社内SEの立場と仕事内容について解説します。一般的に社内SEは、以下4つのうち、いずれかの立場に該当する場合が一般的です。

業務システムの運用、保守を行う社内SE

本番運用が開始されている社内の各情報システム(基幹システムや人事給与システムなど)の運用・保守を主に担当します。また、企業によっては既存システムの改修などプログラミングまで担当することもあります。

自社システム開発を行う社内SE

業務システム、ツールの開発業務を主に担当します。SIerや開発企業に比べると納期や仕様の融通が効きやすいため、精神的なプレッシャーは小さいと言えるでしょう。また、それまで培った技術力を活かしやすい立場です。ただし、運用・保守がメインの社内SEに比べると業務負荷は高くなる傾向にあります。

ITサポート・ヘルプデスクを担当する社内SE

社内の業務用PCや社内システムの使い方に関する問い合わせ対応を主に担当します。この立場の社内SEは、「PCが起動しない」「ネットワークにつながらない」といった初歩的な問い合わせのほか、「コピー機の調子が悪い」といった問い合わせにも対応しなくてはなりません。

ネットワーク・インフラ監視系の社内SE

社内ネットワークやサーバーといった、いわゆる「インフラ」の監視・障害対応がメインです。基本的には外注することが多いのですが、稀に社内SEの仕事になることもあります。

3. 社内SEの仕事は本当に楽なのか?知っておきたい注意点

ここでは、社内SEを目指す前に知っておくべき注意点を整理します。

本当に楽かは「企業とプロジェクト」次第

社内SEが楽と言われる理由には、「業務負荷の低さ」や「高いスキル要件(特に技術面)が求められない」「精神的なプレッシャーが小さい」といったものがあります。しかし、システム開発を内製化している企業では、社内SEの業務負荷が高いことも珍しくありません。
 
たとえば、BtoC企業において自社ECサイトを運営していれば、夜間や休日でも障害対応が必須になります。また、社内の重要なシステム(基幹システムなど)の導入・改修・リプレイス案件では、社内SEの責任が重くなりがちです。開発自体は外注で賄ったとしても、業務要件や仕様の確定、外注管理、大規模なテストの主導など、社内SEが担う仕事は多岐にわたるでしょう。
 
「一人SE」という言葉があるように、ヘルプデスクから開発、運用まで幅広く対応しなければならない企業もあり、これらを一人で担うために幅広いスキルが求められることも少なくありません。

先端技術を扱う企業ではスキル要件が高い

AIやIoTを自社サービスに組み込み、PoC(実証実験)を頻繁に行う企業では、社内SEにも高いスキル要件を課すケースが増えています。したがって、「社内SEの仕事に高度な技術的スキルは不要」とは言い切れないでしょう。昨今PoCが増えているため、今後スキル要件が厳しくなっていく可能性もあります。

スキルの維持、向上が難しい

一方、これまで培ってきたエンジニアとしてのスキルを使う場所が無く、スキルの維持や向上が難しい場合もあります。
 
特に、ヘルプデスク業務が中心の社内SEの場合、技術的スキルを活用する実務が少ないために、スキルの維持・向上が困難になるかもしれません。一見すると業務負荷やスキル要件が低く「楽」なのですが、せっかく身に付けたスキルを活かす場所がないことが不満につながることもあります。

活躍しても感謝されにくい

社内SEは、ユーザー(社員)からの問い合わせへの対応が多くなります。たとえば、社員が使っているPCが不調で問い合わせが来る場合、それは「動いて当たり前」のものが動いていない、ということです。つまり、問題が解決しても「当たり前の状態に戻った」という認識が強く、思ったほど感謝されないことも多々あると言われています。この「減点主義」のような環境が、不満やストレスのもとになる場合もあります。

転職活動でスキルをアピールしにくい

これまで述べたように、企業によりますが社内SEは技術的スキルの研鑽が難しい傾向にあります。Slerや開発会社側も、こういった実態はある程度把握しています。そのため、SIerや開発企業に再度転職する際には、携わったプロジェクトの詳細などを整理して技術的スキルの維持・向上による実績を明確にアピールできるようにしておくことが重要です。もしこの点が難しければ、次の転職先も社内SEとして探すべきかもしれません。

昇進や昇給の難しさ

情報システム部は管理部門の位置付けとなり、いわゆる「コスト部門」として評価する企業は少なくありません。したがって、営業部門や人事部門などに比べると、昇進や昇給が少ないケースがあります。

4. まとめ

この記事では、社内SEが「楽な仕事」と言われる理由や、その実態について解説してきました。社内SEにはたしかに「楽」といえる側面もあります。しかし、SIerに勤めるSEより業務範囲が広いケースも多いなど、社内SEだからこその苦労も少なくありません。また、解説したように企業によって業務範囲や求められるスキルレベル、稼働時間は大きく異なります。社内SEとしてどのような働き方をしたいのかしっかり明確にした上で、自身の希望にマッチする職場を探すようにしましょう。

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