構築フェーズを担当するネットワークエンジニアの仕事内容、求められるスキルについて解説しますネットワークエンジニアの構築の仕事について

最終更新日:2021年5月31日

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ネットワークエンジニアは、ネットワークの要件定義、設計、構築、運用保守を行います。現在ネットワークエンジニアの方で運用保守の経験はあるが、構築は経験したことがないという方がいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事は、運用保守を経て構築を担当したい方やこれからネットワークエンジニアになりたいという方に参考になるでしょう。構築フェーズの仕事内容や求められるスキル、スキルの身につけ方などをご紹介します。

1. ネットワークエンジニアの仕事における構築フェーズの位置づけ

ネットワークエンジニアの仕事は、基本的に要件定義、設計、構築、運用保守といったフェーズに分けられます。設計フェーズを基本設計と詳細設計に分けたり、構築フェーズを構築とテストに分けたりすることもあるでしょう。しかし、要件定義、設計、構築、運用保守といった流れが基本になります。

その流れの中で、構築は設計の次のフェーズです。構築フェーズでは、設計をもとにネットワークを構築し、構築したネットワークのテストを行います。そして、テストに合格したらユーザーが利用を開始し、ネットワークエンジニアサイドでは運用保守フェーズに移ります。構築フェーズは、要件定義や設計で構想されたネットワークを具体化するフェーズといえるでしょう。

2. 構築フェーズを担当するネットワークエンジニアの業務内容

構築フェーズでは、設計をもとにネットワークを構築し、ユーザーがネットワークを利用できる状態になるまで業務が行われます。ネットワークの構築は主に次のような流れで実施されます。
 

  • ・ハードウェアやソフトウェアを手配する

    ・ハードウェアやソフトウェアを導入し、接続や設定を行う

    ・テスト仕様を作成する

    ・テストを実行する

 

いずれの業務も、要件や設計をもとに行われます。ここでは、それぞれの業務内容を具体的に解説します。

※参考 「ネットワークスペシャリスト試験シラバス(ver4)」(2021年5月25日アクセス)

ハードウェアやソフトウェアを手配する

ネットワークを構築するためのハードウェアやソフトウェアを手配します。ここで、ハードウェアはルーターやスイッチなどのネットワーク機器を指します。ソフトウェアは、ネットワーク構築のためのソフトウェアはもちろん、ネットワークの自動化やセキュリティなどのために必要なソフトウェアです。設計をもとにネットワーク機器やソフトウェアを手配します。
また、ネットワーク構築のために工事が必要となる場合があります。工事の手配をするにあたってスケジュールの調整も必要になるでしょう。

ハードウェアやソフトウェアを導入し、接続や設定を行う

手配したハードウェアやソフトウェアを導入し、接続や設定を行います。ハードウェア同士をケーブルでつないだり、コマンドや設定ファイルを用いて設定を行ったりします。また、接続や設定が正常に反映されているかの確認も同時に行うでしょう。

テスト仕様を作成する

接続や設定を行ったら、出来上がったネットワークのテストを行うための仕様を作ります。テストは主に次のようなものがあります。
 

  • ・結合テスト

    ・性能テスト

    ・総合テスト

 

結合テストでは、出来上がったネットワークが正常に動作するかを確認します。性能テストでは、トラフィック量や同時接続数などを調整し、負荷に耐えられるか、遅延が大きくないかなどを確認します。

総合テストでは、ネットワークをサーバーや端末に接続し、実環境でネットワークが動くかを確認するのです。これらのテストをどのように実施するのか具体的に決めます。

テストを実行する

仕様をもとにテストを実行します。テストによって問題が見つかった場合、原因を突き止め、修正を行います。修正を行ったら、ほかのテスト項目に問題がないかを確認する必要があり、テストを最初から行うことがあります。テストを繰り返し、全てのテストに合格したら、実際の運用が始まります。

3. 運用保守から構築フェーズを担当するために身につけるべきスキル

構築フェーズでは、主にネットワーク機器の接続や設定を行うスキルや知識が必要になるでしょう。ネットワーク機器の接続や設定を行う手順だけでなく、ある接続や設定をすると、どのようにネットワークが動作するかについても知っておく必要があります。ネットワークの動作がわかっていると、設計の意図通りに接続や設定を行ったり、構築したネットワークをテストしたりするうえで助けになるためです。

ネットワークの動作を理解するには、TCP/IPのプロトコルを理解することが近道となります。アプリケーション層からリンク層までのプロトコルを一通り知っておきましょう。
また、ネットワークの構成に関する知識もあると良いでしょう。ネットワークの構成は要件によって変わってきます。ネットワークには主に次のような要件があります。
 

  • ・性能

    ・可用性

    ・セキュリティ

    ・拡張性

 

これらの要件を踏まえて、ネットワーク機器がどのような役割で、どのように接続され、どのようなプロトコルが採用されるかを学ぶことが必要になります。ネットワークの構成は設計フェーズで決められることですが、構築フェーズで設計を理解するのにも繋がります。

4. 構築フェーズ担当するスキルの身につけ方

前章で解説したスキルや知識を身につけるには、主に次のような方法があります。
 

  • ・書籍でスキルや知識を身につける

    ・Webサイトでスキルや知識を身につける

    ・実践してスキルや知識を身につける

 

ここからは、おすすめの書籍、おすすめのWebサイト、実践方法をご紹介します。

おすすめの書籍

ネットワークに関する書籍は数多く存在します。自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切ですが、ここでは、構築フェーズを担当するなら読んでおきたい書籍をご紹介します。

マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)

ネットワークの書籍のベストセラーであるマスタリングTCP/IP―入門編―の第6版です。主にインターネットを中心としたネットワークのプロトコルについて網羅的に書かれています。ネットワーク機器の接続や設定などに直接関わる内容ではありませんが、ネットワーク構築の前提となる知識が得られるでしょう。

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門 第2版

ネットワークの基本設計について書かれている書籍ですが、構築において必要な技術やポイントがまとめられています。ネットワーク機器をどのように配置するかという物理的なことから、セキュリティや可用性などをいかに実現するかというネットワークの要件の実現方法まで書かれています。

おすすめのWebサイト

ここでは、ネットワーク構築の学習に役立つWebサイトをご紹介します。

ネットワークエンジニアとして

「ネットワークエンジニアとして」は、ネットワークとは何かから始まり、具体的なコマンドの入力方法まで解説されているサイトです。実際に構築フェーズを担当するときにも参考になるサイトです。

ネットワーク入門サイト

「ネットワーク入門サイト」は、ネットワークに関する基礎知識から、Cisco製品の使い方、トラブルの対処法まで解説されているサイトです。こちらも構築フェーズを担当する際にも役立ちます。

ネットワークのおべんきょしませんか?

「ネットワークのおべんきょしませんか?」は、ネットワークの仕組みを深く理解するためにネットワーク技術を解説したサイトです。ネットワークの基本から、Cisco製品を扱うための知識が解説されています。

実践方法

実際にネットワークを構築して学ぶ方法は、主に2つの方法があります。
1つは、ネットワーク機器を買って、実機で行う方法です。もう1つは、仮想環境で行う方法です。それぞれ、実施方法やメリット・デメリットを解説します。

実機でネットワークを構築する

実機でネットワークを構築するためには、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器やLANケーブルなどを用意します。場合によってはラックなど収納するための家具も必要になります。必要なものを用意したら、実際にネットワークを構築するのです。

実機でネットワークを構築するメリットとしては、仕事でネットワーク構築を行う環境に近く、実践的な練習になるということです。また、ネットワークエンジニアとして働くうえで実験できる環境があるのは大きな強みになるでしょう。

デメリットとしては、お金がかかることやネットワーク機器が場所をとることなどが挙げられます。

仮想環境でネットワークを構築する

実機でネットワークを構築する以外には、仮想環境でネットワークを構築する方法があります。Cisco Packet TracerやGNS3などのネットワークシミュレーターを使って、ネットワークの構築を体験するのです。

仮想環境でネットワークを構築するメリットとしては、無料でできることや短時間で構成の変更などを試せることが挙げられます。
デメリットとしては、ネットワーク機器を実際に接続するなどの物理的な体験ができないことでしょう。

5. まとめ

ネットワークエンジニアの構築フェーズの仕事内容や求められるスキル、スキルの身につけ方などをご紹介しました。

構築フェーズは、要件定義や設計で構想されたネットワークを具体化するフェーズです。そこで求められるスキルは、ネットワーク機器の使い方、ネットワークの動作や構成に関するスキルや知識です。これらのスキルや知識を得るために、書籍やWebから学んだり、実際にネットワークを構築したりして学びます。自分にあった学習方法で学び、ネットワークの構築の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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