ネットワークエンジニアの仕事は上流(設計、構築)と下流(運用・保守)に分けられるネットワークエンジニアの運用・保守業務とは?必要なスキルも解説

最終更新日:2020年11月11日

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ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの設計、構築、運用・保守などを通じて、企業のITインフラを支える職種です。

ネットワークエンジニアの仕事は設計や構築といった上流工程と運用・保守業務を中心とした下流工程に分かれています。

一般的に上流工程を担当するには、ネットワークエンジニアとして3年程度のキャリアが必要です。一方、下流工程は、比較的要求水準が低く、IT業界未経験であっても採用されることも少なくありません。

この記事では、ネットワークエンジニアの運用・保守業務について解説します。

1. ネットワークエンジニアの仕事内容

はじめに、ネットワークエンジニアの仕事内容について解説します。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事は、次の3つに大別されます。

ネットワーク設計

要件定義を通して明確化されたクライアントとの合意要件に従い、ネットワークの設計を行います。ここでは、設計資料の作成、機器パラメータの定義などが主な作業です。場合によっては、コンフィグ、チューニング用の資料作成、テスト資料の作成なども作業に含まれます。

ネットワーク構築

設計作業で作成した設計書を元に、ネットワーク機器の配置や機器間のケーブル接続といった物理的作業、ネットワーク機器へのコンフィグ反映、動作確認、各種テストを行います。

ネットワークの運用・保守

ネットワークに何らかの障害が発生した場合は、再起動や電源のon/off、機器交換などを通じて復旧させます。また、ネットワーク機器の設定変更や、トラフィック量、システム稼働率のチェックなども行います。JP1やZabbixといったメジャーな運用管理ツールの知識が必要になることもあるでしょう。また、機器の老朽化に伴う入れ替えといった保守作業も行います。
 
このように、ネットワークエンジニアは主に設計、構築、運用・保守業務を担いますが、上流工程(設計・構築)を担当するには、下流工程(運用・保守)の実務経験が必要です。運用・保守業務はスキル要件が比較的低く、IT業界未経験者でも資格などを取得することで目指しやすい職種です。いずれは上流工程を担当するネットワークエンジニアを目指す場合でも、運用・保守業務からキャリアをスタートすることが一般的でしょう。

2. ネットワークエンジニアの運用・保守業務とは?

次に、ネットワークエンジニアの運用・保守業務について詳しく解説します。運用・保守業務は以下の業務に分類することができます。

監視業務

監視業務は、監視ツールを用いてネットワーク機器の状態を監視する仕事です。「死活監視」と「リソース監視」に大別され、それぞれ次のような作業を行います。

・死活監視

死活監視は、システムが正常に稼働しているかを外部から継続的に監視する業務です。また、死活監視はさらに「アクティブ監視」と「パッシブ監視」に分類されます。
 
アクティブ監視では、監視する側が積極的に行動します。代表例は「PING監視」です。監視する側からPINGコマンドでICMPパケットを送り、対象の死活(反応)を確認します。
 
一方、パッシブ監視では監視される側がアクションを起こします。代表例は「パケット監視」です。監視対象機器から定期的に送信されるパケットを監視し、一定時間パケットが確認できなければ障害の可能性があるという判断を下します。

・リソース監視

回線利用率などのネットワーク機器のリソース使用状況を収集する監視です。一般的には監視ツールによって自動化されており、閾値を超えた際にアラートが上がる仕組みになっています。
 
代表的な監視ツールには、JP1、Nagios、Zabbixなどがあり、特にJP1は国産の総合システム運用管理ツールとして日本国内で大きなシェアを誇っています。一方、Nagios、Zabbixはオープンソースソフトウェア(OSS)でありながら豊富な機能を持っており、世界中で使用されている監視ツールです。
 
この3つの他にも、ベンダーが独自開発した監視ツールを用いることがあります。ネットワークエンジニアは、監視ツールのアラート内容に従って対応策を実施します。

運用業務

監視業務に対し、運用業務では次のような作業を行います。
 
・アラートランプや異音など実機の目視確認
・ネットワーク機器にログインし、ログ取得やアップデートの適用
・実機故障時の修理手配、ベンダー手配と折衝、保守契約の確認
・障害発生の一次切り分け(実際の修正・保守対応はエスカレーション先が行う)
 
技術的に求められるスキルレベルはさほど高くありませんが、クライアントおよび社内への報告業務が発生するため、一定のコミュニケーションスキルが求められる職種でもあります。

保守業務

保守業務とは、障害対応といった日々の運用業務と異なり、障害発生を未然に防ぎ、継続的にネットワークが利用できるよう事前に対応する業務を言います。具体的には、主に次のような作業を行います。
 
・ネットワークサービスの契約更新(契約内容の見直しを含む)
・ネットワーク機器のソフトウェアアップデートやパッチ適用

3. 運用・保守業務を担うネットワークエンジニアに求められる知識とスキル

最後に、運用・保守業務を担うネットワークエンジニアに求められる知識とスキル、習得に役立つ資格を紹介します。

求められる知識とスキル

・WindowsやLinux系OSを扱うスキル
・スイッチやルーターといったネットワーク機器の知識
・TCP/IPの基礎知識
・シェルやコマンドのスキル
・敬語や適切なタイミングでの連絡、報告といったビジネスマナー

知識・スキルの習得に役立つ資格

資格取得によって、ネットワークエンジニアに求められる知識やスキルを身につけることができます。ここでは、運用・保守を担当するネットワークエンジニアを目指す人に役立つ資格を紹介します。
 
CCENT
シスコシステムズ社の認定資格で、初めてネットワークを学習する人を対象とした資格です。ネットワークセキュリティやブランチネットワークの導入・運用といったネットワークの基礎を学習することができます。合格率は非公開です。
 
CCNA
CCNETの上位資格となるシスコシステムズ社の認定資格で、ネットワークの基礎からネットワーク制御、セキュリティまで幅広く出題されます。合格率は非公開です。
 
基本情報技術者試験
IPAが主催する、ITエンジニアに求められる基礎知識を認定する国家資格です。ネットワークだけでなく、サーバーやセキュリティ、システム開発理論、プロジェクトマネジメント、データベースなど幅広い内容が問われます。合格率は25%程度です。

4. まとめ

この記事では、ネットワークエンジニアの仕事のうち、主に運用・保守業務を解説してきました。ネットワークは企業のITインフラの1つであり、ネットワークが停止するとWebサービスや業務システムなど、あらゆるITシステムの停止につながります。このような事態が発生しないよう存在するのが、運用・保守業務を担うネットワークエンジニアなのです。

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