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20代と30代とでは求められるものは別物転職未経験のエンジニア(SE・プログラマー)必見!年齢別キャリアアップ転職のコツ

SE・プログラマーにとって、キャリアアップのための転職は当たり前のものになりつつあります。とはいえ、初めての転職となると「何をやったらいいかわからない」「このやり方であっているのだろうか」「志望動機は何と答えればいいのだろう」「面接でうまく回答できるだろうか」などといった不安があるのはないでしょうか。

そこで今回はレバテックキャリアで転職するエンジニアをサポートしている井上香さんにインタビューを実施。井上さん曰く、「ITエンジニアの中途採用では、年齢によって求められるものが大きく異なる」とのことですが、詳細を伺いました。

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目次
■企業が求めるものは20代=将来性 30代=リーダースキル
■20代の「やりたいことができないから転職」はNG
■20代SE・プログラマーの転職活動、まずは情報収集
■キャリアを生かせないミスマッチが30代転職の落とし穴
■30代の転職採用は経験、技術力、マネジメントスキル重視
■それぞれの世代に共通している、リアル転職事情
■転職未経験、なんとなく興味はあるけど…そんな人へアドバイス!

井上 香(いのうえ かおり)

井上 香(いのうえ かおり)大手人材会社を経て、レバレジーズ(現レバテック)に入社。「企業と求職者との最高のマッチング」を目指して、年間約300人のエンジニアの転職支援を行っている。コンサルタントとして、一番の相談相手になれるよう新しい技術や業界情報のキャッチアップにも力を注ぐ。


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企業が求めるものは20代=将来性 30代=リーダースキル

井上さんは「20代半ば頃までは、SE・プログラマーとしての経験が浅くても将来性があると感じられる人は優遇される印象があります。30代になるとこれまでのキャリアが大事になってくる。リーダー、マネージャーとしてのスキルがあるかどうかも求められます」と年齢別転職活動の印象を話します。

また、「SE・プログラマーの中途採用において、基本的には即戦力レベルの人材が求められます。ただし、最近は優秀な即戦力だと大手と競合してしまい、人材を獲得できない企業も増えています。そういった流れから経験だけでなく、ポテンシャルを重視する企業もありますね。でも、いずれの年代も2〜3年のSE・プログラマーとしてのキャリアと技術力はあった方が有利なことは確かです」と話していました。

20代の「やりたいことができないから転職」はNG

ポテンシャル込みで判断される若手の20代SE・プログラマーといえど、当然、多くのプロジェクトに参画した経験のある人は、転職に成功しやすいそうです。経験値は乏しいがポテンシャルで評価されるのは、20代前半がボーダーライン。それ以降になっても経験が浅いとなると、企業にとっては新卒を採用する方がいいと判断するのだとか。
 
そんな中で「初めて転職する20代のSE・プログラマーにありがちな失敗例は、現職でやりたい仕事ができないから転職したいという理由です」と井上さん。やりたいプロジェクトがあって転職したが、転職先でそのプロジェクトがなくなったというケースもあるそうです。肝心なのは、やりたい仕事ができていない現職で、「やりたい仕事をできるようにする努力をする」こと。この努力をしているかいないかで、初めての転職の成功率も大きく変わってきます。
 
また、友人の紹介などで転職を決めるというケースもありますが、その際は転職先での業務内容や待遇などをよく確認することが大切なのだそうです。自身のスキルと業務内容がマッチしなかったり、収入に不満を持って後悔したり、といった声を聞くこともよくあるのだとか。
 
井上さんが支援する20代のSE・プログラマーでいうと、「自分自身を成長させたい」、「環境を変えて新しい技術を学びたい」といったキャリアで対して前向きな姿勢で、ステップアップが目的の転職相談が約半分。反対に「給料や残業時間など現状の職場環境に不満がある」、「将来が不安だから」などのネガティブな転職理由を持つ人も半分ほどいるのです。
 
採用する企業が転職を希望する20代のSE・プログラマーに聞きたいのは「どのような業務をやってきたか。今後どう成長していきたいのかと、キャリアプランを実現させるためにしている努力」といった志望動機です。
 
井上さんが担当したSE・プログラマーの中には「上司などの人付き合いから環境を変えたくて転職したい」という人も多くいました。そこでは一度「人間関係であれば転職ではなく部署を変える提案」をすることもあるそう。
 
「逃げの転職は『もっとやっておけば良かった』と後悔することが多いので、まずは現職の何が問題なのか、なぜ転職したいのかを考え、自分の経験やキャリアプランに基づき見つめ直すことが大切ですね」(井上)

20代SE・プログラマーの転職活動、まずは情報収集

次に、20代SE・プログラマーの転職活動において準備すべきことを教えてもらいました。「一にも二にも、まずは情報収集」と井上さん。同年代や少し上の世代で同職種の人たちが、どのような環境でどんな業務を担当しているのかを把握します。  

具体的な方法としては「エージェントを活用すること」と「知り合いの転職経験者へのヒアリング」です。特に当事者に話を聞くということは、リアルな情報を手に入れることになります。転職セミナー後の懇親会などに積極的に参加して、同じような境遇の人に話を聞き、ネットーワークを築いておくことは効率の良い手段だと言います。
 
これは企業・求人選びでもいえること。希望している転職先は、20代のSE・プログラマーにどんな業務を任せるのか。そのために必要な適性は何か。どんな経験やスキルがあれば良いのか。目標とするリードエンジニアはそこでどういったキャリアパスを歩んできたか。これらを知ることは、転職後のことを考える上でも重要です。

キャリアを生かせないミスマッチが30代SE・プログラマー転職の落とし穴

では続いて、それなりに業務経験を持つ30代SE・プログラマーの初めての転職についてです。30代エンジニアの場合は、将来性込みで判断される20代SE・プログラマーと異なり、自身がどのようなポジションでスキルを培ってきたか、そしてそのスキルの使い方、またその技術を教えられるマネジメント能力がキーになってきます。
 
井上さんがよく耳にする失敗例は「キャリアを生かせず、即戦力としての期待に応えられなかった。幅広く対応できなかったこと」だと語ります。チームのリーダー経験が少ないまま転職し、そこではプログラマーとして開発に携わりたかった30代SE・プログラマーがマネジメントを求められるケースも多々あるそうです。
 
30代となると所帯を持って転職する人も多く、将来や家庭の安定を求める人や年収アップを望む人、現職の将来性の不安、いわゆる「プログラマー35歳定年説」からの焦りなど、20代と比較すると転職の理由は様々です。
 
「中でも30代で転職に失敗し収入がダウンしてしまうと、生活に大きな影響を与えてしまうので注意が必要です」(井上)
 
30代の人が初めて転職を検討するのは「在籍している会社の業績不振による将来の心配」が多くの理由として挙げられます。
 
井上さんは「業種によっても社風や風土が色々あります。例えば、自社のwebサービスを提供する企業のエンジニアチームは比較的若い人材で形成されていたりするので、自分の年齢と入社後の社内環境などもしっかり検討し、面接の場で質問するなどして確認する必要があります」と話しています。

30代の転職採用は経験、技術力、マネジメントスキル重視

30代SE・プログラマーが転職活動に向けて準備すべきことは何でしょう。「採用側が注目するのは『経験』『技術力』『マネジメントスキル』の3つ」と井上さん。
 
30代のSE・プログラマーに対しては20代と比較して求められる経験・スキルも変わっていきます。例えば、「上流工程の設計から下流工程のプログラミング」までを30代前半までにひととおり経験しているといいのだとか。20代で開発業務に携わり、30代でプロジェクトのリーダーというようなキャリアがあると、求人採用側から高い評価を得られる可能性が高くなるそうです。
 
また、20代よりも高い視点で動くことが求められる30代にとって、マネジメントスキルは非常に重要。多くのプロジェクトを経験した中でPMなどのプロジェクト全体の管理業務(マネージャー)をしていれば、転職の際に大きな武器になるでしょう。
 
そのほか、資格自体は単体で評価されることはあまりないとしつつも、継続して勉強をできる姿勢は評価につながることもあるのだとか。「日々の業務をこなしながら、プライベート活動でも勉強している上昇志向の高い人は高確率で転職に成功しています」と井上さんは分析しています。

それぞれの世代に共通している、リアル転職事情

「まず、各世代で共通して言えるのはチャレンジ精神が旺盛で、スキルアップ意識の強い人が成功しています。人生設計で考えると30代の方が収入面などの要望は多いですね」(井上)
 
それでは、どういったケースだと転職を検討すべきなのか。この質問も井上さんにぶつけてみました。
 
すると「転職を検討している在職期間中にやっておくべきことはキャリアの棚卸し。やりたいことが見つからない人は、技術力を磨いていきたいのか、新規サービスの開発に携わりたいのかなど、また、自分はスペシャリスト型・ゼネラリスト型のどちらに当てはまるか。さらに、どういったことにやりがいを感じるか考えてキャリアプランを立ててみましょう」と答えてくれました。
 
さて、キャリアの棚卸しの後は、実際に転職活動期間に入っていきます。エントリーシートや職務経歴書を書く時には、プロジェクトの規模や使用した言語やフレームワークなどの業務に基づく経歴だけでなく、勉強会やイベントなどの業務以外の活動といったスキルの棚卸しをします。
 
「この段階では、まだ自分が望むキャリアの方向に気づかないことも多い」と話す井上さん。漠然としたキャリアプランしかないSE・プログラマーの方には、なるべく多くの企業の求人を見てもらうようにしているそうです。そうすることで、転職活動を進めていくうちに本人も自分自身の適性や希望に気づき、キャリアプランが定まっていくのだとか。
 
業界情報のキャッチアップや専門知識の勉強も、SE・プログラマーにとって各世代共通で重要な転職活動の一つ。書籍を読むのも手ですが、気軽に技術情報や業界のニュースを得られるという点では有名エンジニアのTwitterなどをチェックするのもおすすめなのだとか。
 
また、インプットだけでなくアウトプットも重要だと井上さんは言います。具体的なやり方として、「技術ブログの執筆」、「アプリやwebサービスなどの成果物を作る」、「GitHubでのコード公開」などを挙げました。技術力がものをいうSE・プログラマーの転職において、興味があるだけで終わらず実際に手を動かしているかは重要視されるポイントであると述べます。 

転職未経験、なんとなく興味はあるけど…そんな人へアドバイス!

「これまでキャリアプランについて考える機会がなかったという方は、まずは『なんとなく』から『ちゃんと』興味を持てるようになることから始めましょう。私の場合、紙にアウトプットしていくことを推奨しています。少しずつ自分のことが分かってきて興味が湧いてくると思います。そこから具体的なキャリアの方向性が見えてきたら、勉強会や同業種のイベントに参加するのも良いですね」。
 
「初めての転職となるとやるべきことの多さに戸惑ってしまうこともあるかと思います。その中で不安やお悩みがありましたら、レバテックキャリアにご相談ください。書類の書き方や面接対策はもちろん、どんなことでもサポートさせていただきます」(井上)

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