- Rubyエンジニアの年収
- Rubyとは?
- Rubyエンジニアの転職求人数
- Rubyエンジニアの将来性が高いと考えられる3つの理由
- 転職とフリーランス、Rubyエンジニアとしての働き方
- 年収アップをめざすRubyエンジニアが身につけておきたいスキル
- Rubyエンジニアが転職を成功させるためのポイント
- 未経験からRubyエンジニアへの転職は可能か?
- Rubyエンジニアへの転職ならエージェントを利用
Rubyエンジニアの年収
レバテックキャリアの求人(※2023年2月現在)をみると、Rubyエンジニアの想定年収は400万~700万円となっています。ただし、2,000万円と高めの年収が設定されている求人もあれば、228万円と低めの求人もあり、想定年収に幅があることが特徴です。
人気の高い言語であるJavaの求人と比較してみると、Rubyエンジニアと同様のレンジで想定年収が並んでいます。想定年収の幅が広いこともRuby同様です。このように、Rubyの想定年収が他の言語と比較して特別高い、または低いわけではありません。
言語にかかわらず、想定年収が高めに設定されている求人は、「マネージャー経験」などの高いスキルが求められます。逆に、年収が低めに設定されている求人では、Rubyエンジニアとしてのスキルは不問としているケースも多いようです。
Rubyエンジニアが転職によって年収を上げたい場合、言語による年収差よりも、「自身のスキルを高めること」や「経験を活かせる求人を見つけること」を重視すべきでしょう。
関連記事:Rubyエンジニアの転職大全 - 年収や求人数、転職成功事例
Rubyとは?
Rubyは、1995年に一般公開されたオブジェクト指向のプログラミング言語です。日本人の「まつもと ゆきひろ」氏が開発しました。文法のシンプルさや汎用性の高さが評価され、Rubyは世界中で多くのユーザーを獲得しています。
Rubyの人気を高めた理由のひとつが、Ruby on Railsの存在です。Ruby on RailsはWebアプリケーション開発用のフレームワークで、複雑な機能も比較的容易に実装でき、cookpadやairbnbなどの有名サービスでも利用されています。
関連記事:Rubyとは何か?特徴やメリット・転職関連情報について解説
Rubyエンジニアの転職求人数
転職のしやすさに直結する「求人数」は、転職を検討しているエンジニアにとって気になるポイントではないでしょうか。2023年2月現在、レバテックキャリアのRubyエンジニアの求人数は約2,500件です。
比較のために、他のプログラミング言語の求人数をチェックしてみましょう。同じく人気のプログラミング言語であるJavaの求人数は約6,200件、Pythonの求人数は約4,000件です。
Java・Pythonと比較するとやや少ないものの、Rubyの求人数は増加傾向にあり、今後も安定した需要が期待できます。
Rubyエンジニアへの転職希望者にとって「求人数を心配する必要はない」といえそうです。
関連記事:【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング
Rubyエンジニアの将来性が高いと考えられる3つの理由
Rubyで検索すると、「オワコン」といった否定的なワードがサジェストされることがあります。Rubyエンジニアとして転職を検討している方にとっては、将来性が気になるかもしれません。
IT技術は日々進化を続けており、既存の技術が急速に陳腐化する可能性もあります。Rubyがそうならない保証はありません。しかし、Rubyエンジニアは将来性が高いと考えられる理由もあります。それらについて詳しくチェックしていきましょう。
Webアプリケーション開発に特化した「Ruby on Rails」の存在
Rubyの人気を高めている要因として、人気のフレームワーク「Ruby on Rails」の存在があります。
Ruby on Railsの最初のバージョンが公開されたのは2004年ですが、Webアプリケーション開発における利便性は、2023年現在でも高いことが特徴です。cookpad・hulu・GitHubなど、世界に名だたる有名サービスで使われています。
Ruby on Railsは、定期的なアップグレードにより利便性を高めていることもポイントです。これは、Rubyエンジニアの将来性を考えるうえで、ポジティブな効果をもたらすでしょう。
また、RubyやRuby on Railsを使った開発は、少人数でも高い品質を実現できます。スタートアップなどで採用されるケースも多く、Rubyエンジニアは今後も一定の需要が生み出されると考えられます。
世界中の企業・サービスで利用されている
利便性や汎用性の高さから、世界中のさまざまな企業がRubyを利用していることも、Rubyエンジニアの将来性が期待できる要因です。
企業活動において、一度採用されたプログラミング言語はその後も使い続けられることが一般的です。新しい言語を採用するには「学習期間が必要」「エンジニアの新規採用が必要」「セキュリティなどの検証をしっかりと行わなければならない」といったハードルがあるためです。
Rubyよりも圧倒的に利便性が高く、既存のRubyエンジニアがスムーズに移行できる言語が登場しまれない限り、Rubyが使い続けられる可能性が高いでしょう。
過去のIT資産は今後も活用される
開発されたサービスやシステムの多くは、IT資産として今後も活用されます。サービスを継続するためには、運用・保守が欠かせません。
すでに、Rubyを使って多くのサービスが開発されています。それらの運用・保守が続く限り、Rubyエンジニアの仕事が急になくなることは考えにくいです。
関連記事:Rubyの将来性と需要は?懸念点についても解説
転職とフリーランス、Rubyエンジニアとしての働き方
「Ruby 年収」と検索すると、フリーランスに関する情報も多くヒットします。企業への転職を考えていた人も、フリーランスという働き方が気になるかもしれません。
レバテックフリーランスの求人からRubyエンジニアの単価を見てみると、80万~90万円/月が多く見られます。そこから、所得税などを引くと収益は約60万~66万円となるはずです。これを単純に12倍すると、収益は720万円以上になります。企業におけるRubyエンジニアの想定年収が400万~700万円であるため、フリーランスは高めの年収に見えます。
ただしフリーランスの場合、保険や年金、経費を年収から捻出する必要があります。また、継続的に仕事が得られる保証はありません。
さらに、営業や事務作業などを自分でこなす必要があることも注意点です。エンジニアとしての仕事に時間を割けず、想定通りの仕事量をこなせないおそれもあるでしょう。人によっては、単価の交渉などがストレスに感じられるかもしれません。
会社員が向いているのか、フリーランスが向いているのかは個人の資質によります。フリーランスも含めて転職を考える場合、自身の適性についてしっかりと検討してみてください。
年収アップをめざすRubyエンジニアが身につけておきたいスキル
Rubyエンジニアが市場価値を高めるためにはRubyのスキルを磨くことが大前提ですが、そのほかにも年収アップにつながるポイントがあります。Rubyエンジニアが身につけておくと役立つスキルをチェックしていきましょう。
JavaScriptなどのフロントエンドに使われる技術
Rubyエンジニアの仕事は、Rubyとそのフレームワークで完結することもありますが、そのほかの技術と連携するケースも少なくありません。そのため、JavaScriptやCSSなど、フロントエンドで使われる技術を理解しておくと、仕事の幅が広がります。
また、ほかの言語について理解を深めておけば、転職活動時に「RubyとJavaScriptの連携には自信があります」と、技術力をアピールしやすくなるでしょう。
UI・UX
一般ユーザー向けのWebアプリ開発に携わりたいのであれば、UI・UXに関する知識を身につけておきましょう。コンセプトやスペックが優れたアプリケーションを作っても、ユーザーに使われなくては意味がありません。ユーザーに使われるためにはUI・UXが大きな意味を持ちます。
また、UI・UXについての知識を身につけておくと、Webアプリケーションの設計など上流工程に関わりやすくなることもポイントです。仕事の幅を広げるきっかけにもなります。
Rubyエンジニアが転職を成功させるためのポイント
続いては、Rubyエンジニアが転職を成功させるためのポイントについて解説していきます。
自分の進みたい道をはっきりさせる
Rubyは、一般ユーザー向けのWebアプリ開発から、業務システム開発まで幅広く利用されています。また、Webアプリ開発でもフロントエンド寄りの開発から、サーバー関連まで幅広いのが特徴です。当然ですが、開発する分野によって学ぶべきことや重視するポイントは異なります。
Rubyエンジニアとして転職を考えるのであれば、「Rubyのどういった部分に興味を持っているのか」「今後どのようなスキルを磨きたいのか」を明確にしておくことが欠かせません。
進みたい道がはっきりすると、自分にあう求人が見つかりやすくなります。また、志望動機が明確になるため、応募書類作成や面接で活きるはずです。
すぐに応募できるよう準備をしておく
Rubyエンジニアに限らず、自分の希望に沿った求人との出会いは一期一会です。そのため、履歴書・職務経歴書はあらかじめ準備しておき、定期的にアップデートしておくことが理想的といえます。希望の求人を見つけた際、すぐに応募でき、余裕を持って面接に臨めます。時間的・精神的な余裕はよい結果につながるはずです。
なお、エンジニアの転職では思わぬ経験が評価につながることも少なくありません。「サーバーの設置」といったRubyとは関連が少なそうに見える技術が評価される可能性もあります。
そのため、職務経歴書はヌケモレなく作成しておきましょう。また、採用担当者に読んでもらわなくては意味がないため「読みやすさ」も重要です。
未経験からRubyエンジニアへの転職は可能か?
Rubyエンジニアへの転職をめざしている方のなかには、Ruby未経験の方もいるはずです。本章では未経験から転職を目指すためのポイントについて解説していきます。
経験者が優遇されやすいが不可能ではない
一般的に、中途採用では即戦力が求められます。Rubyエンジニアも同様です。そのため、未経験者よりも実務経験者のほうが優遇される傾向があります。
一方で、Rubyは文法がシンプルであることから、初心者でも習得しやすい言語です。そうした背景から、Rubyエンジニアとしての経験を必須条件としていない求人も存在します。
未経験からの転職は不可能ではありません。Rubyエンジニアを目指したいという強い気持ちがあるのなら、ぜひ挑戦してみてください。
Ruby未経験からの就職を目指すなら資格取得もおすすめ
未経験からRubyエンジニアを目指す場合、資格を取得するのもおすすめです。資格が直接転職成功につながることは少ないですが、「資格を取得する姿勢」は大きなアピールとなります。前向きな姿勢が評価されて、転職成功につながるケースもあるでしょう。
おすすめ資格のひとつが「Ruby技術者認定試験」です。Rubyに関する知識が幅広く問われるため、学習すればRubyの知識が体系的に身につきます。合否に関わらず、Rubyの技術を身につけるうえで有用です。
関連記事:
Rubyエンジニアになるには!? 未経験から就職・転職する方法もご紹介
Rubyの資格について|「Ruby技術者認定試験」の詳細をご紹介
Rubyエンジニアへの転職ならエージェントを利用
Rubyエンジニアとして転職を考えるのであれば、エージェントの利用もおすすめです。
転職成功のためには、「自分にあった求人を見つける」ことが欠かせません。また、職務経歴書や履歴書を作成する作業も必要です。そのうえで、自分の強みを見つめなおしたり、志望理由を考えたりする時間を確保しなくてはなりません。現状の仕事の合間を縫って、これらすべての作業をこなすのは困難です。
エージェントを利用すれば、希望にあう求人のみが提供されるため、効率よく転職先を探せます。また、職務経歴書作成のサポートといったサービスがある点も魅力です。自分の強みがわからない場合には、カウンセリングも受けられます。
このように、転職活動をスムーズに進められることが、エージェント利用の大きなメリットです。空いた時間を技術の習得などに充てれば、よりよい条件の求人へ応募できるでしょう。
エージェント利用に料金などはかかりませんし、今すぐの転職を促されることもありません。登録も簡単なので、ぜひ利用してみてください。
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