巨大プラットフォーム「iOS」の分野でエンジニアになるための方法iOSエンジニアになるには?キャリアチェンジの方法を解説

最終更新日:2020年8月12日

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iOSエンジニアは、iOS上で動作するアプリケーション開発を担当する職種です。iOSはスマートフォン、モバイルデバイス用OSとして広く普及しています。異分野から参入する場合は、iOSで使用される言語の知識をつけながら、実務経験をアピールすることがポイントです。ここでは、iOSエンジニアの仕事内容や求められるスキル・知識、目指す際の方法、年収例などを解説します。

1. iOSエンジニアとは?

まず、iOSエンジニアの仕事内容や使用言語などを解説します。

仕事内容

iOSエンジニアの仕事は、主に以下の3つです。

iOS上で動作するアプリケーション開発
iOSエンジニアは、Webやデジタルデバイスなどで動作するアプリケーション開発全般を担当します。アプリケーションの種類としては、Webアプリとネイティブアプリが主流になるでしょう。Webアプリは文字通りWebブラウザ上で動作するアプリケーションを指します。また、ネイティブアプリは「あるプラットフォーム上で、直接動作するアプリケーション」です。つまり、iOSを搭載したスマートフォンやタブレットにインストールするタイプのアプリケーションということになります。

フロントエンド開発およびサーバーサイド開発
フロントエンド開発とは「実際にユーザーの目に触れたり、操作したりする部分」の開発を行う工程です。iPhoneにインストールするアプリ本体や、Webブラウザ上で動作する部分の開発を担当することが多いでしょう。一方、サーバーサイド開発は「バックエンド開発」とも呼ばれ、サーバー内で動作する処理を実装していく工程です。

要件定義、設計、開発(コーディング)、テスト
iOSエンジニアも、一般的なITエンジニアと同様に要件定義、設計、開発、テストなどを担当します。どこからどこまでを担当するかは企業によって差があるでしょう。しかし、実際の求人を見ていくと、設計、開発、テストなど実際に手を動かして実装する工程が多いようです。つまり、技術的な知識・スキルを求められる傾向が強いと言えるでしょう。

使用言語

iOSエンジニアがよく使用する言語としては、次の4つが挙げられます。

Objective-C
C言語をベースにしたオブジェクト指向型の言語です。「Smalltalk」という文法を用いることで知られており、オブジェクトに対するメッセージの送信によってプログラムが成立しています。同じくC言語をベースとしたオブジェクト指向型言語としては「C++」が有名ですが、Apple社がObjective-C をMac OS Xの標準開発言語として認めたことから、iOSエンジニアの必須スキルとなりました。ただし、近年では2014年に登場した「Swift」にその座を奪われつつあります。

Swift
Apple社が開発し、2014年に公開されたネイティブアプリ開発用言語です。C言語をベースとし、文法がやや複雑だったObjective-Cに比べると、学習コストが低いことで知られています。これは、SwiftがRubyやPHPといったスクリプト型言語の特徴を取り入れていることが理由です。コンパイルやメモリ解放、型指定などが必要なく、学習・実装の両面で扱いやすさを強調した言語と言えるでしょう。

Ruby
純国産のプログラミング言語として有名な、オブジェクト指向型スクリプト言語です。前述のObjective-CやSwiftに比べると案件の数は少ないものの、ネイティブアプリ開発で用いられることがあります。

Python
iOSエンジニアは、機械学習やビッグデータ解析ツール開発の分野に強いPythonを用いることもあります。特に近年は、iOS向けの開発環境「Pythonista 3」の登場で、Pythonの特性を活かしたアプリ開発が手軽に行えるようになりました。こちらもObjective-CやSwiftに比べると頻度は落ちるものの、iOS関連のアプリ開発に用いられることがあります。

以上、iOSエンジニアが扱う言語として4つを紹介しましたが、やはり実際の開発現場では「Objective-C」もしくは「Swift」が必須になるでしょう。これは、前述のとおりApple社が標準開発言語として想定しているためです。あらかじめiOSの特徴とマッチする仕様に調整されているため、開発効率が良いわけです。特にSwiftは、Objective-Cよりも軽量で開発コストが低いため、今後はObjective-Cからの移行が進むと考えられます。

開発環境

iOSエンジニアがよく使用する開発環境は、以下2つです。

Xcode
Apple社が開発・配布している統合開発環境です。iOS上で動作するアプリケーション開発に特化しており、PC・タブレット・スマートフォン向けネイティブアプリの開発では必須ツールと言えるでしょう。

Unity
ゲームやVR開発の場合は、Unityを用いることもあります。この場合は、Unityで開発したデータをXcode向けに出力し、Xcode側で取り込み・リビルドという工程を経ることが多いでしょう。

2. iOSエンジニアになるために必要な知識・スキル

次に、iOSエンジニアになるために必要な知識・スキルについて解説します。

言語知識、スキル

Objective-CとSwiftの言語知識
この2つの言語については、前述したようにApple社がiOS用の標準開発言語として公開しているため、可能な限り身に着けておきたいところです。近年は徐々にSwiftを扱う企業が増えています。しかし、Swiftへの「移行元」としてはObjective-Cがメインになるため、2つの言語をどちらも扱えるようにしておくと、応募可能な求人の幅が広がるでしょう。

開発環境(Xcode)の使い方
Xcodeは、iOS向けアプリ開発では必須の開発環境です。画面設計や画面遷移の順序などを定義する「storyboard」やアプリを実際の動作環境を想定して動かす「シミュレーター」は、ぜひとも扱えるようにしておきたいところです。

ライブラリ
ライブラリについては、以下3つをおさえておくと良いでしょう。
 

  • ・RxSwift…iOS開発のスタンダードともいえるライブラリ

    ・Moya…API通信周辺の処理を手軽に実装するためのライブラリ

    ・SwiftDateなど…データ関連の記述を効率化できるライブラリ

設計スキル

いくつかの設計パターンの知識を備えておくことで一定の設計スキルの証明になり得ます。設計パターンを用いることで、ソースコードの肥大化やロジックの煩雑化、属人化などを防ぐことができるため、開発・運用保守の両面でメリットがあります。iOSエンジニア向けの設計パターンとしては「MVP」「MVVM」「VIPER」などが代表的です。

一般的なITエンジニアとしてのスキル

要件定義・基本設計・詳細設計・コーディング・テストといった、一般的な開発工程の基礎は、当然備えておくべきです。

その他のスキル

上記に加えて、企業によってはLAMP環境構築やDB系のスキルを求めることもあります。もしインフラ系やDB系のスキル・経験がある場合は、既存のスキルセットを整理してアピールポイントにつなげるようにしましょう。

3. 未経験からiOSエンジニアになるための学習方法

ここで言う未経験とは「エンジニア経験はあるが、iOS上での開発経験は無い」という状態です。未経験からiOSエンジニアになるためには、次のようなステップが考えられます。

独学で基礎スキルを補強する

エンジニア経験者であれば、それまでの知識・経験をもとにした独学によって、ある程度の基礎スキルを身に付けられるはずです。ここでいう基礎スキルとは、前述したようなプログラミング言語のスキルや開発パターンの知識です。こうした基礎スキルは、書籍やプログラミングサイト・コミュニティを活用しながら、実際に手を動かしつつ習得したいところです。特にオンラインの学習サービスなどは、自宅での空き時間を使って学習を進められるため、現役エンジニアの独学に適しています。

成果物の作成

エンジニア経験があれば、比較的短期間で小規模なアプリをリリースできるレベルに到達できるでしょう。iOS上での開発経験が無い場合は、まず成果物を作成してスキルの証明を行う必要があります。したがって、小規模で良いので自作のアプリケーションを作成し、公開できる状態にしておきましょう。仮に、今の自分が持っているスキル・知識との関連性が低く、単独で成果物の作成が難しい場合は、エンジニア養成スクールの「iOSエンジニア養成コース」などの利用も視野に入れたいところです。スクール活用には、難題のスムーズな解決やモチベーションの維持といったメリットがあります。

転職活動

基礎スキルの習得と成果物の作成が終わったあとは、中小、中堅企業を中心に転職活動を行う方法がおすすめです。大手企業は新卒採用や経験者採用(iOS上での開発について十分な実績があること)を前提としているため、一足飛びに目指すのは難しいと言えるでしょう。

4. iOSエンジニアの年収例

最後に、レバテックキャリアの実際の求人例からiOSエンジニアの仕事内容や求められる要件について解説します。

ビジネス向けiOSモバイルアプリケーションの開発

【想定年収】400~800万円
【業務内容】

  • ・クラウド型ビジネスツールのiOSモバイルアプリケーションの開発

    ・デバイスの特性を活かした機能設計・開発

    ・ユーザーからのフィードバックによる、機能やUIの改善推進

【必要なスキル・経験】

・iOSアプリの開発経験(SwiftまたはObjective-C)

・ネットワーク通信を行うアプリの開発経験

・データ永続化についての知識(CoreData、Realmなど)

ヘルスケア系iOSモバイルアプリケーションの開発

【想定年収】400~700万円
【業務内容】

  • ・メドピアグループが運用するサービスのアプリ開発と改善

    ・ユーザーの利用状況の分析と改善案の創出

    ・開発に必要なアーキテクチャ設計ならびに実装

    ・アプリの安定動作に必要な改善

    ・アプリと連携するAPIをサーバサイドエンジニアと協力して設計

【必要なスキル・経験】

  • ・Swiftを用いたiOSネイティブアプリの開発経験

    ・HTTP通信を行うアプリの開発経験

    ・Push Notificationを行うアプリの開発経験

    ・StoryBoard、AutoLayoutを用いたUI開発に関する知識


年収は350万-800万程度と幅がありますが、エンジニアとしては比較的高めの水準です。
モダンな開発環境に対応できたり、リードやマネジメントの経験があったりすると高い評価を得られる傾向にあります。

5. まとめ

この記事では、iOS上で動作するアプリケーション開発を担当する職種であるiOSエンジニアについて解説してきました。今後もモバイルの市場は成長傾向が見込まれるため、iOSエンジニアも堅調な需要が続くと予想されます。他のエンジニア職からの転職を検討しているという方も、まずはSwiftやObjective-Cなどの言語に触れてみるところからスタートしてみてください。

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