iOSエンジニアとは?仕事内容や求められるスキル、年収を解説

最終更新日:2024年9月10日

iOSエンジニアとは、iOS上で動作するアプリケーション開発を主業務とする職種です。また、iPadOS上で動くアプリケーションを開発する場合もあります。iOSは、Apple社製のスマートフォン「iPhoneシリーズ」に搭載されています。

ほかのエンジニア分野からiOSアプリの開発に参入する場合は、Apple独自の開発言語・環境の知識を身につけたうえで、他分野での実務経験をアピールするのがポイントです。

この記事では、iOSエンジニアに興味を持ち転職を検討する方に向けて、仕事内容や年収、必要な知識・スキル、役立つ資格、勉強方法、将来性、未経験から目指す方法などを解説します。

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この記事のまとめ

  • iOSエンジニアの仕事内容は、iOS上で動作するアプリケーションの設計/開発、保守メンテナンスなど
  • iOSエンジニアはObjective-CやSwiftを主に扱い、クロスプラットフォーム開発では別の言語も扱う
  • iOSエンジニアになるためには、Objective-CとSwiftの知識や統合開発環境Xcodeの使い方、ライブラリの知識などが必要
  • iOSエンジニアへの転職で役立つ資格には、「App Development with Swift」や「応用情報技術者試験」などが挙げられる

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iOSエンジニアとは?

iOSエンジニアとは、iOSやiPadを搭載したデバイス向けのアプリケーションに携わるエンジニア職種です。主に、iPhone・iPadシリーズなどiOS・iPadOS搭載デバイスで動作するアプリケーションを開発したりリリース後のメンテナンスを行ったりします。

iOSもiPadOSも、Apple社が開発したOSです。具体的には、iOSはスマートフォンiPhoneシリーズに、関連OSであるiPadOSはタブレットiPadシリーズに搭載されています。2024年7月時点ではiOS17が最新版です。

iOSの特徴

iOSはiPhoneシリーズ以外のスマートフォンには搭載されていないのが大きな特徴といえます。そのため、iOS搭載デバイスは一貫性のある仕様になっており、比較的操作がシンプルです。また、iOSはiPhoneシリーズのみに搭載されるため、Apple社の製品であるMacBookやApple Watchなどとの互換性の高さも特徴として挙げられます。

Apple社の製品は世界各国で多く使われており、さまざまなアプリケーションが次々と生まれています。実用的なツールからゲームまで、多彩なジャンルのアプリケーションがあるのが特徴です。

Android OSとの違い

iOSが搭載されているデバイスは共通の仕様である一方、Android OSはAndroidスマートフォン・タブレットに搭載されています。また、Android OSはオープンソースなため、カスタマイズ性が高いのが特徴です。たとえば、同じAndroid OSを搭載したスマートフォンでも、NECや富士通、ソニーなどメーカーによってデザインやカメラの性能といった機能の特徴は大きく異なります。

iOSはApple社の独自製品で一般公開されていないため、Android OSのように複数のメーカーが開発・販売元となることはありません。

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iOSエンジニアの仕事内容

iOSエンジニアの仕事内容は、iOS・iPadOS上で動作するアプリケーションの設計・開発、保守メンテナンスです。フロントエンドとサーバーサイドそれぞれに分けて開発が進められます。具体的には、要件定義や設計、テスト、APIの連携、リリース後の不具合修正、定期的なメンテナンスなどを行うのが主な仕事内容です。以下では仕事内容を項目ごとに分けて解説します。

フロントエンド開発およびサーバーサイド開発

フロントエンド開発では「実際にユーザーの目に触れたり、操作したりする部分」を開発します。具体的には、iPhone・iPadにインストールするアプリ本体(ネイティブアプリ)の開発です。また、Webシステムにおけるブラウザ上で動作するクライアントサイドの開発を行う場合もあるでしょう。

一方、サーバーサイド開発は「バックエンド開発」とも呼ばれ、サーバー内で動作する処理を実装します。iOS・iPadOS向けのWebアプリやネイティブアプリでも、インターネットを介してサーバー上で動作する処理と連携するケースは多いです。そのため、プロジェクトによってはサーバーサイド開発もiOSエンジニアの仕事に含まれます。

iOS・iPadOS上で動作するアプリケーション開発

iOS・iPadOS上で動作するアプリケーションの種類としては、Webアプリとネイティブアプリが主流です。フロントエンドのアプリケーションも含まれます。

Webアプリとは、Webブラウザ上で動作するアプリケーションを指します。一方、ネイティブアプリとは、iOSを搭載したiPhoneやiPadOSを搭載したiPadなどにインストールしデバイス上で直接動作するアプリケーションです。

要件定義、設計、開発(コーディング)、テスト

iOS・iPadOS向けのアプリケーション開発は、一般的なシステム開発プロジェクトと同様に、要件定義、設計、開発、テストなどの工程に分けて進められます。つまり、iOS・iPadOS向けアプリケーションのプログラムを作成する前後の工程もiOSエンジニアの業務範囲です。

どの工程を担当するかは、所属する企業やプロジェクトによって異なります。実際の求人情報では、設計や開発、テストなどの工程を対象とした求人募集が多いです。この場合、技術的な知識・スキルを求められる傾向が強くなります。

APIとの連携

ネイティブアプリから各種のAPIへ連携する処理をするケースも多くあります。APIはWebサービスやソフトウェア、アプリケーション同士が機能、情報などを連携するための窓口にあたる部分です。各サービスの提供する便利な機能を利用できるため利用シーンは多数存在します。

Apple社からの最新情報のチェック

iOS・iPadOSは、Apple社製のデバイス上で動作するOSです。”仕事内容”とまではいえないかもしれませんが、iPhoneやiPadなどの製品すべてに搭載されるため、iOSエンジニアはApple社からの最新情報のチェックが欠かせません。iOSのバージョンアップや機能の追加・廃止などの影響は、アプリの動作やユーザーの使用感にも関わる重要事項です。このような問題に迅速に対応するには、Apple社からの公式アナウンスを注視する必要があります。

アプリの不具合改修やメンテナンス

iOS・iPadOSアプリケーションのリリース後は、アプリケーションのバグやOSバージョンの更新による不具合、仕様の変更への対応などのメンテナンス業務が継続して発生します。このようなアプリの不具合改修やメンテナンスも、iOSエンジニアの仕事です。

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iOSエンジニアの平均年収

2024年7月時点でレバテックキャリアに掲載されている転職・求人情報より、iOSエンジニアの平均年収を算出しました。プログラミング言語の「Swift」と「Objective-C」を条件とした検索結果から30件を抽出し、それぞれの年収の下限と上限を考慮すると、iOSエンジニアの平均年収は約660万円です。

豊富な実務経験を持ち、チームを成功に導く立場のテックリード、PL、PM、PdMなどのポジションのエンジニアの場合には、最大年収1,000万円以上の案件が多数存在しています。

iOSエンジニア(Objective-C、Swift)の求人・転職情報>

関連記事:Swiftエンジニアの年収は?求人例や高年収を狙える転職方法も解説

iOSエンジニアの求人例

レバテックキャリアに掲載されている求人・転職情報から、iOSエンジニアの求人例を紹介します。以下で紹介する求人は一例ですが、類似する案件は複数あります。転職を検討する際の参考にしてください。

ビジネス向けiOSモバイルアプリケーションの開発

Swiftを使った自社アプリケーションの開発を手掛けるiOSエンジニアの求人例です。

【想定年収】
500~1,200万円

【業務内容】
・開発メンバーと連携した開発進行
・技術の選定、実装上の問題解決、開発業務
・既存システムの技術的な改善提案および進行
・開発メンバーとの技術仕様の共有
・ステークホルダー(外部関係者含む)への技術的な仕様説明、外部サービス連携 など

【必要なスキル・経験】
・Swiftを用いたネイティブアプリケーション開発経験
・Gitを用いた複数人での開発経験
・RESTful APIに関する理解
・詳細設計以降のUI実装経験
・詳細設計以降の機能実装経験

最新技術を使ったiOSアプリケーションの開発

iOSエンジニア経験者向けの最新技術を用いた開発業務の求人例です。

【想定年収】
600~1,000万円

【業務内容】
・要件、仕様の技術的な解決
・デザインワイヤーフレームからのアプリケーションの実装
・再利用性、ライブラリ作成の実装
・パフォーマンスを考慮したアプリケーション実装
・最新技術を使ったiOSアプリケーションの開発(セキュリティ含む)
・必要な最新セキュリティ、開発のベストプラクティスの積極的提案 など

【必要なスキル・経験】
・iOSアプリケーションの開発経験1年以上(Objective-C もしくは Swift)
・APIを使用したiOSアプリケーションの開発経験
・Gitを使用したコード管理経験

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iOSエンジニアは「やめとけ」「きつい」といわれる理由

iOSエンジニアは、需要のある専門的な知識を持ったエンジニア職種です。しかし、否定的な意見も存在しており、「やめとけ」「きつい」という声もあります。これからiOSエンジニアを目指す方にとってはデメリットに感じる場合もありますが、転職する上で職種の実情を知るのはとても大切です。以下ではiOSエンジニアが「やめとけ」「きつい」といわれる理由を解説します。

言語の汎用性がなくApple社の開発にしか使用できない

iOSアプリケーション開発に特化したスキルだけでは、iOSエンジニアからのキャリアアップ・キャリアチェンジが難しいのが現状です。iOSアプリケーション開発のスキルは、Apple製品にのみ特化しているからです。
ITエンジニアとしての業務経験は役立ちますが、ほかの分野の開発業務で活かせるスキルが少ないのは難点といえるでしょう。

また、Apple社への依存性の高さも将来が不安になったり「きつい」と感じたりする要素となります。Apple社がiOSのサポートを終了した場合や標準開発言語を変更した場合などには、大きな影響を受けるでしょう。

チームでの開発が苦痛に感じる人もいる

チームで協力しながら仕事を進めるのが苦手な人は「きつい」と感じる場面が多いでしょう。

iOSエンジニアとして一定規模以上のアプリ開発に携わる場合、プロジェクトチームに参加して開発を行います。エンジニア間での齟齬がないよう綿密にコミュニケーションをとりながら開発を進めるため、コミュニケーションの機会は少なくありません。また、プロジェクトの管理上、打ち合わせや作業進捗報告なども必要です。

これまでITエンジニアとしての業務経験がない、または小人数や個人で開発を行っていた人には、チーム開発で求められるコミュニケーションが苦痛に感じる場合もあるでしょう。

Swiftのアップデートが多く、仕様変更の対応が大変

SwiftはApple社が開発し、その後オープンソースとなったプログラミング言語です。iOS・iPadOSアプリケーション開発においては標準開発言語とされており、Swiftの普及に向けてApple社はサポートに力を入れています。

2024年6月にはSwift5.10.1にバージョンアップされ、アップデートが盛んに行われています。新たな機能の追加や言語の性能向上はユーザーにとっては歓迎すべきポイントでしょう。しかし、iOSエンジニアの場合は歓迎できない場合もあります。アップデートによりSwiftの仕様が変更される場合があるためです。

アップデートによりSwiftの仕様が変わると、iOSエンジニアは仕様に合わせてアプリの修正が必要となる場合があります。その情報のキャッチアップだけでも多くの労力がかかるため、「つらい」と感じる人もいます。

最新情報は英語のためキャッチアップが大変

Apple社の最新の情報は英語で提供される場合が多く、英語が苦手なエンジニアにはこの点が苦痛となる要因でしょう。ブラウザなどの翻訳機能が充実してきているため、対応はしやすくなっていますが、それでも一定数のエンジニアにとっては情報収集の障壁となっています。

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iOSエンジニアの需要と将来性

iOSエンジニアの需要と将来性について参考となるのが、iOSの主な活用の場であるモバイルOSとしてのシェアです。

Webトラフィック解析サイト「StatCounter」の調査によると、2024年6月時点の日本国内のモバイルOSシェアは、58.85%がiOSでした。これは世界的に見ても非常に高いシェアであり、日本におけるiOSアプリケーションの需要の高さに直接つながるデータといえます。以下で、モバイルOS市場のシェア状況を一覧にまとめました。

ただし、StatCounterの調査はアクセスの解析をベースにカウントしているため、契約台数ベースのシェアではないことに注意してください。

種類 シェア率
iOS 58.85%
Android 40.93%
その他 0.20%

iOSアプリは今後も需要が高いと考えられる

日本国内のモバイルOSでは、2024年6月時点でiOSがNo.1のシェアです。2015年頃からiOSは、60%前後のシェアを保持しています。

iOS・iPadOSはスマホ、タブレット向け国内アプリ市場では、非常に強い存在です。今後もApple社が注力する分野であることは間違いなく、今後もiOSには大きな需要があると考えられます。

このことは、iOSエンジニアが将来性の高い職種であると、強く裏付けているといえるでしょう。

最新の情報やスキルの取得が大切

iPhoneなどApple社の製品は、次々と新しい製品が発売されています。新製品が発売されるたびに、新機能の追加や使用されない機能の廃止などが行われます。iOSエンジニアは、これら最新情報を把握し、必要に応じてiOS・iPadOSアプリの開発に反映させなくてはなりません。Apple社の意向に依存してしまうのは、iOSエンジニアのデメリットの1つといえます。

iOSエンジニアは、iOS・iPadOSに関連するスキル取得が大切です。最新の情報やスキルの取得には、海外サイトなどから情報を得ると良いでしょう。

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iOSエンジニアに求められる知識・スキル

iOSエンジニアになるためには、iOSについて熟知するのは必須です。また、ほかのITエンジニアにも共通する基本的なITの知識や開発スキルも土台として重要になります。さらには、周囲の人と連携しながら仕事を進めるため、コミュニケーションスキルも求められます。これからiOSエンジニアを目指す場合には、一定の知識・スキルレベルを網羅した上で、得意分野を伸ばしていくイメージで取り組むと良いでしょう。

アプリケーション開発スキル

技術的なスキルと知識およびアプリケーション開発の手法、進め方の両方が必要です。iOSエンジニアの仕事はiOS・iPadOSアプリの開発やそのメンテナンスです。このため、アプリケーションの開発における一般的な手法、作業内容についてのスキルと知識が必要となります。

技術面では、プログラミング言語やフレームワークを扱うスキル、開発環境の利用方法、ライブラリに関する知識などが求められます。

アプリケーション開発手法については、アプリケーション開発の流れ、工程ごとの作業と成果物、チームでの開発における役割の分担などへの見識が必要です。

プログラミングスキル

iOSエンジニアの主な業務はアプリケーションとその開発に関わるものです。このためアプリケーションを構成するプログラム作成は必須のスキルとなります。ほかのエンジニアに業務を引き継ぐ場合や、メンテナンス・修正の際の効率を高めるために、あらかじめ可読性の高いソースコードを意識するのも大切です。

開発環境(Xcode)に関するスキル

Xcodeは、iOS向けアプリ開発では必須の開発環境です。そのため、iOSエンジニアにとっては、Xcodeを扱うスキルが求められます。画面設計や画面遷移の順序などを定義する「storyboard」や、アプリを実際の動作環境を想定して動かす「シミュレーター」は、扱えるようにしておきたい機能です。

ライブラリの知識

iOSエンジニアになるためにはライブラリを活用して、効率的かつ高品質な開発を検討するのも大切です。以下では、Swiftを用いた開発でよく利用されるライブラリを紹介します。複数のライブラリの知識を身につけ、業務で応用していけるのが望ましいです。

・RxSwift
Swiftでの非同期処理やイベント処理を制御するライブラリ

・Combine
イベント処理の制御、非同期処理用のApple社製フレームワーク

・Realm Swif
Swiftアプリでアクセスできるデータベースを提供するライブラリ

・Moya
API通信周辺の処理を手軽に実装するためのライブラリ

・SwiftDate
データ関連の記述を効率化できるライブラリ

データベースの知識

iOS・iPadOSアプリケーション構築において、データベースの利用は広く行われています。特に、大きく分けて2種類のデータベースの違いを理解しておきましょう。違いを理解した上で、用途に合わせて利用できる知識が求められます。

1つはSwiftなどのネイティブアプリ上で利用するデータベースです。スマホアプリ内で利用するため、各スマホにそれぞれ設置する小型のデータベースとなります。

もう1つのデータベースは、ネイティブアプリが通信する先に存在するサーバーのデータベースです。アプリをとおして提供するサービス全体で利用するデータベースであり、大型で大量のデータを格納する場合に利用されます。

コミュニケーションスキル

iOSエンジニアにはコミュニケーションスキルも求められます。一定以上の規模のアプリケーション構築では、複数人でプロジェクトチームを作り、作業を分担して開発していくのが一般的です。チームで開発を行う場合には、エンジニア間で連携をとり、認識の齟齬がないことを確認するやりとりが重要です。

また、アプリケーション開発においては、社外や社内にクライアントが存在しており、その意向に沿ってモノづくりを行います。クライアントの要望を汲み取り確認するためにもコミュニケーションスキルは欠かせません。

UXの知識

iOSエンジニアにはUXに関する知見も必要です。iOSエンジニアが開発するネイティブアプリは、ユーザーが直接的に利用するインターフェースにあたります。アプリを利用することでユーザーが得るUX(ユーザーエクスペリエンス)とも密接に関係しているため、UXの知識があるのが望ましいです。

Apple社では、Appleのプラットフォーム上で優れた体験を提供するためのユーザーインタフェースのガイドライン「Human Interface Guidelines」を定めています。日本語版はこちらです。

ガイドラインやデザインパターンなどのベストプラクティスを学び、UXの知識を身につけると、iOSエンジニアとしての高い価値を発揮できます。

設計スキル

設計スキルがあると開発・運用保守の両面でメリットがあります。たとえば、設計パターンごとの知識を習得すると、一定の品質と開発効率を高めた設計が可能です。また、設計パターンを活用すれば、ソースコードの肥大化やロジックの煩雑化、属人化などを防げます。
iOSエンジニア向けの設計パターンとしては、「MVC」「MVP」「MVVM」「VIPER」「Flux」「RIBs」などが代表的です。

一般的なITエンジニアとしてのスキル

ITエンジニアに求められるスキルはiOSエンジニアにも求められます。iOSエンジニアが参画するアプリケーション開発の現場でも、一般的なアプリケーション開発と同様の手法が用いられるからです。

また、工程も要件定義、設計、開発、運用・保守など、同じように分かれており、開発業務の流れにそれほど違いはありません。ウォーターフォールやアジャイル、プロトタイプ開発などの手法、要件定義・基本/詳細設計・コーディング・テストといった一般的な開発工程の基礎を把握しておく必要があります。

そのほかのスキル

LAMP環境構築やDB系のスキルもあると、業務の幅を広げられます。所属組織によっては、iOS・iPadOSアプリと通信するバックエンド処理の開発も担う場合があります。インフラ系やDB系のスキル・経験がある場合は、既存のスキルセットを整理してアピールポイントにつなげましょう。

英語力

iOS・iPadOSについての情報やIT業界の動向をいち早く収集するには、英語力があると有利です。海外から伝わる最新の技術情報は、翻訳までにタイムラグがあります。Apple社からの情報発信も、最初は英語で行われるため、英語力があれば対応が速くなるでしょう。

また開発環境であるXcodeは、英語が標準言語なので日本語には対応していません。英語力は情報収集だけでなく、開発業務でも活かせます。

アプリの種類や開発依頼元によっては、海外圏でのリリースが必要です。この場合、英語を使った業務が発生するケースもあるでしょう。

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iOSエンジニアの主な使用言語

iOSエンジニアが多く使用するプログラミング言語は「Objective-C」「Swift」です。

この2つの言語は、Apple社が標準開発言語に定めています。あらかじめiOS・iPadOSの特徴とマッチする仕様に調整されているため、開発効率や品質の高いアプリ作成が可能です。特に後発のSwiftは軽量で開発コストが低いため、今後Objective-Cからの移行が進むと考えられます。

ここでは、iOSエンジニアが主に使用する、Objective-CやSwift、クロスプラットフォーム開発でのプログラミング言語についてそれぞれ解説します。

Objective-C

Objective-Cは、C言語をベースにしたオブジェクト指向型の言語です。「Smalltalk」という言語をもとになっており、オブジェクトに対するメッセージの送信によってプログラムが成立しています。Apple社がObjective-Cを、Mac OS Xの標準開発言語として採用したため、iOSエンジニアの必須スキルとなりました。ただし、近年では2014年に登場した「Swift」が使用されるケースが多くなってきています。

Swift

SwiftはApple社が開発し、2014年に公開されたiOS環境のネイティブアプリ開発用言語です。C言語をベースとしています。

文法がやや複雑なObjective-Cに比べると、Swiftは学習コストが低く習得しやすい言語です。その理由として、Swiftはコードがシンプルでバグが出にくい言語であることが挙げられます。また、プログラムの実行がしやすいRubyやPHPといった、スクリプト型言語の特徴を取り入れているのも理由の1つです。

コンパイルやメモリ解放、型指定などが必要なく、学習・実装の両面で扱いやすさを取り入れた言語といえるでしょう。

関連記事:
Swiftの将来性は?需要状況や年収別に求められるスキルを解説
Swiftとは?プログラミング言語の特徴やメリット、将来性をわかりやすく解説

クロスプラットフォーム開発で使用するプログラミング言語

クロスプラットフォーム開発では、開発環境に合わせたプログラミング言語を用います。たとえば、ReactNativeでは「JavaScript」、Xamarinでは「C#」、Flutterでは「Dart」を用いる場合が多いでしょう。クロスプラットフォームは、たとえばmacOS、iOS、Androidといった異なる環境上で、1つの言語を用いて同じ仕様のアプリを動作させるプログラムです。

ネイティブアプリにおいては、クロスプラットフォーム(マルチプラットフォーム)向けの開発環境で開発するケースが増えてきています。1つのコードでiOSやAndroid向けのネイティブアプリが作れるため、効率的に多くのユーザーをカバーできるのが大きなメリットです。

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iOSエンジニアの主な開発環境

iOSエンジニアが使用する主な開発環境には、以下の4つが挙げられます。


  • ・Xcode

    ・Unity

    ・React Native

    ・Flutter


従来、iOS・iPadOS向けのネイティブアプリのコンパイルにはApple社製のXcodeの利用が前提でしたが、Androidとのクロスプラットフォームに対応した環境も登場しています。Xcodeは必須として、ほかの開発環境にも慣れておくと、より業務の幅が広がるでしょう。ただし、開発環境の知識とともに、その環境で扱われるプログラミング言語の習得もセットで必要になります。

Xcode

Xcodeは、Apple社が開発・配布している統合開発環境です。Swift、Objective-Cでの開発で用いられます。iOS・iPadOS上で動作するアプリケーション開発に特化しており、PC・タブレット・スマートフォン向けネイティブアプリの開発では必須ツールといえるでしょう。

Unity

Unityは、ゲーム制作向けの開発環境で、主にゲーム・VR開発などに用いられます。ただし、iOS・iPadOSやAndroidアプリ開発でもUnityを用いるケースがあるため、特徴や使い方を理解しておくのが望ましいです。Unityで作成したデータをXcode向けに出力し、Xcode側で取り込んで再構築する流れで開発されます。

React Native

React NativeはMeta社(旧:Facebook社)が開発したモバイルアプリケーションフレームワークです。クロスプラットフォーム開発に対応しており、iOS・iPadOS向けのネイティブアプリケーション作成も可能です。開発言語にはJavaScriptを使用します。

Flutter

Flutterは2018年にGoogle社によって開発された、クロスプラットフォーム向けのUI開発フレームワークです。iOS、Androidを始め、Windows、macOS、Linuxなどのデスクトップアプリケーション作成にも対応しています。

Google PlayやGoogle Adsなどの開発に採用されており、今後も継続的な発展が見込まれます。FlutterではGoogle社の開発したプログラミング言語Dartを用いてアプリケーション開発を行います。

関連記事:Flutterの将来性は?オワコンと言われる理由や類似ツールとの違いも解説

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iOSエンジニアが活躍する業界・分野

iOSエンジニアが活躍する業界・分野は、スマホゲーム、ソリューション系アプリ、VRなどです。ほかにも細かいアプリを含めればiOSアプリは多岐にわたります。とはいえ、iOS・iPadOSアプリケーションに携わる開発に限定されるため、一般的なITエンジニアやアプリケーションエンジニアと比べると、活躍の場は狭いといえます。これを踏まえ、iOSエンジニアが活躍している業界・分野を解説します。

スマホゲーム

ゲームといえばゲームエンジニアが深く携わる分野ですが、iOS向けのスマホゲームの場合には、iOSエンジニアが活躍する分野でもあります。ゲーム業界は伸びており、スマホゲームが含まれるモバイルゲームの需要は世界的に見ても高いです。

ファミ通モバイルゲーム白書2024によると、2023年の世界のモバイルゲーム市場規模は8兆7,916億円にのぼり、前年比で98.6%増と推計されています。一方で新型コロナが徐々に収束し、市場底上げの勢いはここ数年で弱まってきているのも事実です。しかし、ここまで大きな需要が近い将来、急速に縮小するとは考えにくいでしょう。

また、日本でのiOSのシェアが過半数を超えている現状も考慮すると、iOSエンジニアにとってスマホゲームは多くのニーズがあるといえます。

ソリューション系アプリ開発

問題を解決したり生活を便利にしたりする手段となるのがソリューション系アプリです。たとえば、スマート家電やスマートホーム事業ではスマホアプリを利用して操作するケースが多いです。昨今、注目されているIoTと関連する需要が大きい分野のため、今後もソリューション系アプリの開発案件は続くでしょう。

VR・AR

主にゲームの分野でVR開発が進んでいます。そしてiOSのゲームもVR技術が一部使用されています。VRはヘッドマウントディスプレイを装着した状態で周囲を見ると、仮想現実内の景色などが見える技術です。一方、VRと似ているARは、現実世界にデジタル要素を加える拡張現実と呼ばれる技術です。iOSアプリは、VR・AR技術を用いたアプリがそれぞれ存在しています。

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未経験からiOSエンジニアになるには?

未経験からiOSエンジニアになるには、知識・スキルを身につけ、自分でiOSアプリを開発できるレベルを目指す必要があります。

「エンジニア経験はあるが、iOS上での開発経験はない」人の場合は、iOSエンジニアの業務と共通するベーススキルが備わっているため、それほど難しくないでしょう。反対に、まったくの未経験の場合は知識やスキル習得に大幅に時間がかかる可能性が高いです。

プログラミング自体が未経験の人とエンジニア経験がある人では、新しいプログラミングスキル習得のスピードや難易度が大きく異なります。未経験からiOSエンジニアになるためには、次のようなステップに沿って目指すと効率的です。

関連記事:未経験からSwiftエンジニアへ転職可能?求人例や学習方法も紹介

プログラミングスキルを身につける

iOSエンジニアとして必須となるのが、プログラミングスキルです。iOSの標準開発言語であるSwiftやObjective-Cでのプログラミングスキルは優先的に習得することをおすすめします。エンジニア経験がある場合でも、関わる業務が偏っていてプログラミングスキルが身につきづらいケースもあるでしょう。そういった場合は、自主的にプログラミングスキルの習得に取り組む必要があります。

実際にアプリを作ってみる

プログラミングの学習は、座学だけで習得するのは難しいといえます。テキストやWebコンテンツなどを読むだけでなく、アプリの開発環境を用意し、サンプルコードを記述して実行してみると、より身につきやすいです。このようなアウトプット作業は、プログラミングへの理解を深めるためには欠かせません。

また、テキストなどでは参考程度で記載されている内容についても、自分でプログラムに組み込んで動作を試してみましょう。上手く動かなくても試行錯誤して課題を解決する経験が、プログラミングスキルを確実に向上させます。

プログラミングスキルの基礎が身についたら、何らかのアプリを作成することを1つの目標として学習しましょう。

ポートフォリオを作成する

iOSエンジニアを目指す場合のポートフォリオとは、自分で作成したiOS・iPadOSアプリを指します。自分で作ったアプリを公開して、転職希望先に見せるのはスキルアピールの有効な手段です。特に、未経験の場合は経験としてアピールできる材料が少ないため、評価する際にポートフォリオが参考にされるケースが多いでしょう。

ポートフォリオ用のアプリは、習得した知識を余すことなく用いて、自分のスキルがアピールできる作品を作成しましょう。

IT業界に強い転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用すると、自分に合った案件の紹介や、書類作成・面接対策などのサポートを受けられます。特に、未経験の場合には、転職活動を進める上で不安や迷いが生じた際の強い味方となります。

自分だけで転職活動を進めるよりも非公開の求人情報なども入手でき、客観的なアドバイスを受けられるのはメリットでしょう。

そして転職エージェントの中でも、IT業界に強みを持つエージェントを選ぶことが重要です。エンジニアの転職事情に精通しているエージェントを活用すれば、サポート内容がより適切なものになります。

関連記事:転職エージェントとは?メリット・デメリットや利用の流れを解説

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iOSエンジニアに必要なスキル・知識を身につける方法

iOSエンジニアに必要となるスキルや知識を身につけるには、独学、学習サイトの利用、スクールに通う方法があります。どの方法が絶対に良いとは一概にいえず、自分に合う方法を選択するのが良いでしょう。たとえば、多くの人が書籍で独学しているからといって、安易に同じ学習方法を選択した場合、テキストの読み込みが苦手な人は挫折しやすくなります。

選択の仕方は、コスト面や分かりやすさ、学習に割ける時間など、個々の状況によって異なります。

独学で基礎スキルを形成する

エンジニア経験者であれば、それまでの知識・経験をもとにして、独学でiOSエンジニアの基礎スキルを形成するのは難しくないでしょう。iOS・iPadOSアプリケーション開発で用いられるプログラミング言語や開発環境の知識、各種ツールの扱い方などを押さえれば基礎固めとして十分といえます。

基礎スキルを習得するには、書籍やプログラミングサイト・コミュニティを活用して、実際に手を動かすと良いでしょう。特にオンラインの学習サービスなどは、自宅での空き時間を使って学習を進められるため、現役エンジニアの独学に適しています。

学習サイトで学ぶ

インターネット上で提供されている学習サイトを利用するのもスキルを身につけるための方法の1つです。

Swiftの学習の場合は、Apple社の提供する学習ツールSwift Playgroundsの活用がおすすめです。簡単に楽しみながら学習できるよう工夫されているため、学習モチベーションの維持にも役立ちます。

ほかにもUdemyのような動画サイトの活用もおすすめです。言語や用途別にさまざまなコースが提供されているため、レベルや目的に合った学習ができます。

スクールに通う

未経験からiOSエンジニアを目指すのであれば、スクールに通って学習する方法も検討すると良いでしょう。スクールに通う場合は、Swiftに対応したスクールであるか確認が必要です。

iOSアプリのデザインがカリキュラムに含まれていれば、iOSアプリの操作やデザイン性について学べます。さらにiOSアプリのリリースについても、カリキュラムに含まれていると開発実務に役立つでしょう。

またスクールの活用は、分からないことを聞きやすい環境にあるため、難題のスムーズな解決やモチベーションの維持といったメリットがあります

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iOSエンジニアへの転職で役立つ資格

iOSエンジニアへの転職では、iOS・iPadOSアプリ向けのプログラミング言語の資格やITエンジニアとしての基礎スキルの高さを示す資格が役立ちます。資格取得に向けて取り組むと、試験の合格基準に対して自身のレベルがどのくらいなのか把握しやすく、苦手な部分も明確になります。

テキストや学習サイトなどを活用するのも有効ですが、内容の理解度やスキルの習得度を測るのは難しいでしょう。一方で、一定の合格基準を目指す資格学習は、スキル定着の度合いを自身で認識したり転職時にアピールしたりする際に役立ちます。

そこで、以下ではiOSエンジニアへの転職で役立つ資格を紹介します。

App Development with Swift

App Development with Swiftは、SwiftやXcode、App開発ツールに関する基礎知識を証明する資格試験です。Apple社が認定しており、日本国内では株式会社オデッセイコミュニケーションズが運営しています。「App Development with Swift Certified User」と「App Development with Swift Associate」の2つのレベルが提供されています。

iOS、Swift、Xcodeの開発元であるApple社による資格のため、iOSエンジニアとしての一定のスキルを明確に示せる資格です。ただし、2024年7月時点では日本語版の試験提供は未定で、英語で受験する必要があります。

関連記事:Swiftの資格「App Development with Swift」とは

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営し、経済産業省が認定を行うITエンジニア向けの国家試験です。iOSエンジニア向けに特化した資格ではないですが、アプリケーションエンジニアとして応用レベル(実務経験数年程度)のスキルを証明できます。iOSエンジニアへの転職時にも、エンジニアとしての高い基礎知識を有する証明になります。

ITパスポート試験

ITパスポート試験とは、ITの基礎知識を証明する学生・社会人向きの国家試験です。試験は、ITに関する基礎や経営の知識などが幅広く問われます。iOSエンジニアへの転職に必須の資格ではありませんが、ITの基礎知識が証明できるため、特にエンジニア未経験者が転職活動で知識をアピールするには役立つでしょう。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験です。ITパスポート試験や応用情報技術者試験よりも上位の難関資格です。試験では、テクノロジーやプロジェクトマネジメント、ストラテジーなどの分野の問題が幅広く出題されます。

1つのキャリアパスとして、マネジメント業務を担うiOSエンジニアを目指すのであれば、プロジェクトマネージャ試験はおすすめの資格試験です。

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iOSエンジニアに関するよくある質問

iOSエンジニアに関するよくある質問と回答をまとめました。iOSエンジニアへの転職を目指す方からは、どのような職種なのか、求められるスキルは何かなど、同職種についての質問が届いています。これらを把握すると、今後身につけるべきスキルを把握でき、スキルアップのための計画を立てやすくなるでしょう。ぜひ、iOSエンジニアへの転職を検討する際の参考にしてください。

Q1. iOSエンジニアとは何ですか?

iOSエンジニアは、iOS・iPadOS製品向けのアプリケーションに携わるエンジニアです。Apple社製品のiPhoneやiPadで利用するアプリケーションの開発やサービスの運用、メンテンナンスを行います。iOSは日本国内で非常に大きなシェアを持ち、新たなアプリケーションが次々と開発されています。

Q2. iOSエンジニアに求められるスキルは何ですか?

Objective-CとSwiftの2つの言語のプログラミングスキルは必須です。また、開発環境として一般的なXcode、React NativeやFlutterなどのフレームワークを扱うスキルも求められます。エンジニアとしての技術的なスキルに加えて、一定のコミュニケーション力も必要です。

Q3. iOSの強みは何ですか?

iOSの強みには、下記が挙げられます。

・Apple製のデバイスと相性が良い

・Apple製品間での連携がスムーズ

・長期間サポートされる

・利用しやすいユーザーインタフェース

・セキュリティ性能が高い

・シンプルなデザイン

Q4. iOSエンジニアにはどのような人が向いていますか?

アプリの利用のしやすさなど、ユーザー視点に立って開発できる人はiOSエンジニアに適しています。また、Apple社の製品上で動作するため、Apple社の製品が好きな方におすすめの職種です。iOS・iPadOSのデバイスには最新技術が搭載される場合も多いため、新規技術に触れたい方にも適性があります。

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まとめ

この記事では、iOSエンジニアに興味を持ち転職を検討するエンジニアに向けて、iOSエンジニアの仕事内容や年収、将来性、必要な知識・スキル、勉強方法、役立つ資格などを解説しました。

iOSエンジニアとは、iOS・iPadOS上で動作するアプリケーション開発を担当する職種です。iOSエンジニアの将来性は、今後もモバイルアプリケーション市場が成長傾向が見られるため、堅調な需要が続くと予想されます

iOSエンジニアに興味がある方は、この記事を参考に転職を目指してみてはいかがでしょうか。

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