IT職種の中でも高い専門性が問われる、ITコンサルタントを目指す上で知っておくべきことITコンサルタントになるには?スキル・経験・キャリアパスを解説

最終更新日:2020年9月14日

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ITコンサルタントとは、ITに関する専門知識に加え、経営的な視点を用いて顧客の課題を解決する職種です。一般的にはSE経験を経てから目指す職種ですが、企業によってはIT業界未経験者にも門戸がひらかれています。そのため、各企業が求めるスキル・経験を理解した上で、自身の強みが活かせる求人に応募する必要があります。ここでは、ITコンサルタントを目指す上で求められるスキルや経験、キャリアパスなどを紹介します。

1.ITコンサルタントの仕事内容と、必要なスキル・経験

まず、ITコンサルタントの仕事内容と、必要なスキル・経験について解説します。

仕事内容

ITコンサルタントは、顧客のビジネス課題(業務品質や業務コストの改善など)をIT戦略の面から支援し、解決に導く職種です。具体的には、以下のような業務を行います。
 
・顧客課題(コスト削減や新規事業立ち上げ、業務改善など)の解決に向けたITコンサルティング全般
・各業務領域(人事、販売、物流など)に関するIT企画立案
・顧客の現状とあるべき姿の把握(As is / To be比較)・導入するシステムとの差異分析(Fit&Gap分析)
・ITデューデリジェンス(IT資産の価値、リスク評価)
・進捗管理やリスク管理、品質管理などのマネジメント支援
・経営課題解決に向けた現状分析・改善案の提案、顧客ニーズに合ったシステムや技術の提案
・その他、RPAやAI領域など先端技術の導入・開発支援

スキル

ITコンサルタントには、ITに関する知識だけでなく、顧客企業が所属する業界や特定の業務領域に関する知識が求められます。また、ドキュメンテーションスキルや分析スキル、モデリングスキルなども備えておくと、活躍の幅が広がります。具体的には以下のとおりです。
 
・経営一般に関する知識
・特定の業務に関する知識(金融、物流、製造など)
・ITの技術動向に関する知識(IoT、ビッグデータ、AI)
・大手ベンダーのパッケージ、ソリューションに関する知識
・顧客要求を適切なIT投資戦略、企画へと具体化するスキル
・ビジネス・業務・情報システムを抽象化し、機能モデルを作成する能力
・現状の情報システムの実態調査を行い文書にまとめる能力
・チーム編成およびマネジメントをする能力
・データ分析、モデル化能力

経験

IT業界でのシステム開発経験が優遇される傾向にありますが、マネジメント経験や各業務分野におけるIT投資を含んだ専門的な経験があれば、IT業界未経験者であっても転職できるケースがあります。主に以下の経験が評価されます。

・システム開発プロジェクトへの参画経験(リーダークラス)
・金融や物流、公共事業など特定の業界や業務領域(販売、在庫購買、人事、財務会計など)における経験
・顧客折衝、マネジメント経験など

2.ITコンサルタントになるためのキャリアパスとは?

次に、ITコンサルタントになるためのキャリアパスについて解説します。近年は人材の多様化が進み、ITコンサルタントへ至る道もひとつではありません。ハードルは上がりますが、IT業界未経験であっても目指すことは可能です。

IT業界出身者のキャリアパス

IT業界出身者の場合、SIerなどで上流工程を担当するSEやPMを数年経験し、コンサルティングファームに転職するケースが多いでしょう。SEとして要件定義、基本設計などの経験が3~5年程度あれば、ITコンサルタントは決して手が届かない職種ではありません。ただし、上流工程の経験がない場合はITコンサルタントへのキャリアアップは現実的ではありません。
 
また、社内公募や昇進によってITコンサルタントへの道がひらかれることもあります。この場合は、資格取得による知識・スキルの証明や、社内の人事評価で好成績を上げることが重要です。

IT業界未経験者のキャリアパス

IT業界未経験者の場合は、金融、物流、製造、公共サービスといった専門知識が問われるでしょう。また、ITコンサルタントはクライアントとの交渉やチームのマネジメントなども行うため、マネジメント職以上のポジションを経験していることが望ましいです。特に中途採用でIT業界未経験者の場合は、この2つのいずれかに該当しなければ転職は現実的ではないでしょう。

学歴について

ITコンサルタントと学歴についても解説しておきます。ITコンサルタントは一定以上の学歴、つまり大卒以上が条件と考えられている方が少なくないようです。結論から言うと、中途採用の場合は「学歴最優先」ではありません。学歴よりも経験・スキル・人物重視の傾向が強いでしょう。
 
一方、新卒でITコンサルタントを目指す場合には、やはり学歴も考慮されます。ただし、大学の知名度や偏差値よりも「どういった学部で何を学んだか」が明確であることが重要です。前述したようにコンサルティングファームではシステムだけでなく経営学やデータサイエンス、AIなどを専攻した多様な人材の活用を目指しており、「学んだことが明確であること」「論理的な思考能力を備えていること」といった条件が揃えば、知名度や偏差値に関係なく採用される可能性は十分にあります。

3.ITコンサルタントになるための資格

ここでは、ITコンサルタントと資格の関係について解説します。ITコンサルタントになる上で取得必須の資格はありません。しかし、公的資格やベンダー資格の中には、受験対象者にITコンサルタントを想定したものが複数あることも事実です。取得していると評価を得やすい資格を紹介します。
 
ITストラテジスト試験
情報処理推進機構(IPA)が提供する情報処理技術者試験です。ITコンサルタント育成を主眼としており、経営戦略に基づいたIT戦略策定や、事業革新・業務改革へのIT利活用方法などを学ぶことができます。合格率は15%程度と難易度の高い資格です。
 
中小企業診断士
中小企業が抱える経営課題に対し、診断・助言を行う「経営コンサルタント」養成を目的とした資格です。経営戦略や会計、人事労務、物流、生産などIT以外の知識・スキルを幅広く習得することができます。合格率はわずか3%程度となっています。
 
経営士
中小企業診断士と共に、経営コンサルタントとしての知識を習得できる資格です。また、経営コンサルティングに関する資格として長い歴史を持ち、習得できる知識レベルとしては中小企業診断士と同等の存在です。合格率は70%程度と比較的高いですが、受験するには5年以上の経営管理実務経験が必要です。
 
ITコーディネータ
ITコーディネータは、経営とITを結び、ITを用いた経営戦略の実現をサポートする資格です。民間資格でありながら、IPAの「ITスキル標準」ではレベル4に位置付けられており、幅広い知識と経験が求められる資格です。合格率は50%程度です。

4.ITコンサルタントの求人例

最後に、ITコンサルタントの求人例を紹介します。年収に幅のある職種ですが、マネージャー職経験やプロジェクトマネジメント経験が豊富なほど年収が高くなる傾向にあります。

独立系コンサルティングファーム
【仕事内容】
IT戦略策定に基づいてデータサイエンスやデジタルマーケティング、RPA、システム開発の計画/実行
【求められる経験や知識】
プロジェクト管理に対する高い専門性、データサイエンス・デジタルマーケティング・RPAなどのシステム開発経験
【年収】
500~2,000万円

大手自動車メーカーや金融・損害保険子会社
【仕事内容】
複数プロジェクト間の調整、個別プロジェクトのモニタリング、プロジェクトマネージャー支援
【求められる経験や知識】
SIerやITコンサルティングファームでのPM経験、ビジネスレベルの英語力
【年収】
500~1000万円

5.まとめ

この記事では、ITコンサルタントの仕事内容やキャリアパスについて解説しました。ITコンサルタントになるには、IT業界における上流工程の経験や他業界の業務知識などが必須です。また、複数の専門的なスキルが必要な職種でもあるので、資格試験なども活用しつつ、十分に準備を行った上で転職活動を行いましょう。
 

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