最新技術を習得し、事業変革を推進できる人材が求められているITエンジニアの将来性とは?先端IT人材で高まる需要

最終更新日:2022年4月19日

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近年、IT人材の不足が深刻化しています。人材の「量」だけではなく「質」も不足していると言われており、新技術の構想を策定して実装する先端IT人材が求められているのが特徴です。エンジニアがキャリアを計画する上では、このような需要が高い分野を理解し、キャリアアップを図る必要があります。

ここでは、先端IT人材の将来性や、需要の高い技術領域・職種について解説します。

1. あらゆる業界で必要とされるITエンジニア

エンジニアは情報システムの設計や開発を担当する技術者の総称です。担当する業態によって、ITエンジニア、SE(システムエンジニア)、Webエンジニアなど、細かく職種が分けられます。具体的には、SEが担当するのは、顧客企業の要望に応じてソフトウェアの設計や開発を行う仕事です。また、Webエンジニアは、Webサービスを自社運営する企業で、開発・運用を行う役割を担います。

情報技術が普及し、多くの業界でデジタル化が求められる中、ITエンジニアへの高い需要が見込まれています。金融や製造といった事業会社においても、社内の業務プロセスを高度化させたり、新たなビジネスモデルを構築したりするのに情報技術が欠かせないからです。

特に、あらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)による生産性向上や新規事業開発を標ぼうする企業は増えているため、DXの実現に貢献できる高い技術やスキルを持ったITエンジニアが求められています。10年後のIT業界を考えても、ITエンジニアは将来性のある職種だと考えられます。

関連記事:Webエンジニアの将来性とは?職種ごとに解説

2. IT業界における先端IT人材の需要

多くの業界でIT人材の不足を感じている企業が多いと言われています。以下では、各種調査をふまえて、人材不足に関するIT業界のトレンドについて解説します。

IT人材の不足

2016年に経済産業省が行った「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2030年までに最大で約79万人のIT人材が不足するという試算が公開されました。ビッグデータやIoT(Internet of Things)といった新技術の登場を背景に、IT人材に対する需要は引き続き増加すると予想できます。

しかし一方で、主に若年層で労働人口が減少している影響もあり、IT人材の獲得は年々厳しさを増すと考えられています。実際、弊社が行った「2021年12月のITエンジニア・クリエイター正社員転職/フリーランス市場動向」の調査では、2021年12月の正社員転職の求人倍率は前月比+0.3ptの約17.8倍に達しました。前月比で求人数が104%と増加しており、求人倍率も上昇しています。

IT人材の「量」と共に指摘される「質」の問題

IPA(情報処理推進機構)が発表した「IT人材白書2020」による2019年度の調査では、ユーザー企業におけるIT人材の「量」に対する過不足を経年で見ると、「大幅に不足している」割合が1.9ポイント上昇して33%に達し、年々高くなる傾向が見られました。加えて、「質」に対する不足感について「大幅に不足している」割合は、2016〜2018年まで33%前後が続いた後、2019年では39.5%まで上昇しています。

また、同じくIPAが発表した「デジタル時代のスキル変革等に関する調査」では2020年度の調査が行われており、ユーザー企業におけるIT人材の「量」について「大幅に不足している」が40.8%、「質」についても「大幅に不足している」は40.5%に達しており、2019年度よりもさらに深刻な状況であることが伺えます。

先端技術を扱う人材

10年後のIT業界では、前述したビッグデータやIoTといった先端技術が重要さを増してくると考えられます。これらの開発を担うエンジニアは「先端IT人材」と呼ばれ、特に需要が高まるでしょう。先端技術の領域は、技術の進歩と共に拡大しており、データサイエンス、人工知能(AI)、X-Tech、AR/VR、ブロックチェーン、自動運転など、社会に影響を与えるであろう重要な技術の開発が進んできています。

事業改革を推進する人材

デジタル化を伴う業務改革を目指すDXを戦略に掲げる企業は増えています。そこでは、開発作業を実施するエンジニアだけではなく、IT技術を理解した上で組織を動かし、DXプロジェクトを牽引できる経験を持った人材が必要です。

IPAが発表している「DX白書2021」内では、そのような事業改革を推進できる人材として「デジタル事業を主導するリーダーとしてのプロダクトマネージャー」「システム設計や実装を担当するテックリード」などが挙げられています。

低スキルのエンジニアの仕事はなくなるのか

先端IT人材の需要が高まるなか、非先端IT人材の働き方は、これから変わらざるを得ないとの指摘があります。たとえば、自動化ツールやノーコード・ローコード開発ツールの登場により、単純な開発作業は減少する恐れがあります。また、標準化されたサービスであるSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)が普及し、カスタム開発を行うSEの仕事も変わっていく可能性が高いことが指摘されました。

一方、レガシーシステムの保守に代表されるように、自動化や開発環境の変更が難しい領域もあります。未経験で就職した経験の浅いエンジニアの仕事内容は、今とは変わっていくかもしれませんが、エンジニア全体として需要がなくなることは考えにくいでしょう。

関連記事:SEの将来性と市場需要について|経済産業省のデータをもとに考察

3. 需要の高い分野

技術の面から見て、今後需要が伸びると思われる分野について解説します。

人工知能(AI)、ビッグデータ

多様なデータから価値を創出するプロジェクトの需要は、ますます高まっていくと考えられます。マーケティングに関するデータから、各種デバイスで収集したセンサーデータまで、分析対象は増えており、そこから新たな動作を導き出したり、判断を自動化したりする事例が増えていくでしょう。機械学習や深層学習の専門家としてAIエンジニアが求められています。

関連記事:AIエンジニアとは?仕事内容、知識・スキル、将来性を解説

IoT

工場や物流施設でのセンサーデータや、個人が日常的に身につけるウェアラブル端末を活用したシステムが増えています。データを収集したり、分析結果に基づいてデバイスを操作したりするため、ハードウェアに近いシステムを担当できるエンジニアが必要とされています。

クラウド

システム設計を行う際にクラウド環境を前提に検討する「クラウドファースト」の考え方が浸透し、多くの業界で導入が進んでいます。普及が進むと共に、複数のクラウド事業者の環境を併用したり、クラウドとオンプレミスを複合して使用したりと、複雑な構成が取られるケースも見受けられます。クラウド運用を円滑に行えるエンジニアは需要が高いでしょう。

セキュリティ

サイバー攻撃は社会問題となって久しく、企業の情報システムやインフラが被害にあう事例も多数報告されています。犯罪者といたちごっこの状況にあるため、最新の情報に明るく、企業の情報システムを保護するセキュリティの専門家が必要とされています。

4. 先端IT人材のキャリアパス

先端IT人材は、これまでにない技術を実装したり、事業変革を推進したりすることが期待されています。以下では、これからキャリアアップを目指すエンジニアが考慮しておくと良いIT業界の職種について解説します。

先端技術エンジニア、データサイエンティスト

前章で述べたように、先端技術に対する需要は今後高まっていくと考えられます。特に、データを分析し、新たな洞察を得るプロジェクトが増えていくと予想されます。このような経験を積み、社内外で高い評価を得たエンジニアは、多くの企業から必要とされるでしょう。

テックリード

アーキテクトとも呼ばれ、技術面でチームを主導する上級職種の一つです。技術的な知見に基づいて、複数の実装方法の中から最適なものを選択し、システム全体の設計に責任を負う役割があります。ソフトウェア開発から、インフラ、セキュリティ、パフォーマンス、可用性まで、多様なスキルが必要とされます。

プロダクトマネージャー

デジタル事業の構想を練り、戦略立案や要件定義を行う役割です。ビジネスとITの双方を理解した上で、開発作業の優先順位付けを行う仕事も含まれます。特に、DXプロジェクトにおいては、自社の業務プロセスや事業内容を十分に理解した上で、ITによる解決策を実現できるプロダクトマネージャーが重要な役割を果たします。

UI/UXデザイナー

あらゆる業界で情報技術が使われるようになる中で、ユーザーにとって使い勝手のよいシステムは競争優位の源泉となります。Webサービスであれば優れたUI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザー体験)はユーザー獲得・維持の要因になるでしょう。また、社内システムでも業務効率や投資対効果に影響があります。ユーザー体験を分析した上で最適な設計を施したり、UIの開発作業を担当したりできるUI/UXデザイナーは、高い需要が見込まれています。

5. キャリアアップのためのポイント

IT人材の「質」が求められる状況では、エンジニアは将来についてよく検討し、新たなスキルを習得していく必要があります。キャリアアップを考える上で考慮するべきポイントについて解説します。

需要が高い技術を習得する

プログラミング言語やフレームワークは流行り廃りが激しいものです。現在、良く使われているものでも、数年後には使われなくなっている恐れがあります。技術トレンドに敏感になり、需要が高い技術を知っておく態度が求められています。エンジニアは好奇心を持って、学習を続けていくことが推奨されます。

求人情報を定期的に確認する

技術トレンドを理解するのに、求人情報を調べるのは良い方法の一つです。エンジニアの募集要項には、必要なスキル・保有しているのが望ましいスキルが明記されており、業界の動向を把握できます。定期的に転職エージェントと連絡をとって、自身のスキルの棚卸しや市場価値の相談をする方法も考えられます。

キャリアプランについて会社とコミュニケーションを図り、実務経験を積む

これから専門性を磨いていきたいか、マネージメント経験を積んでいきたいか、といったキャリアプランをたてましょう。キャリアプランについて上司と相談し、希望のスキルを獲得できる案件に入れるよう要望するべきです。事業の状況などを理由に希望が通らなければ、前向きに転職を検討してもよいでしょう。

社外の情報にアクセスする

技術コミュニティに参加するなどして、先端IT技術に触れる機会を増やす方法があります。大学の社会人課程に入学し、専門性を磨いているエンジニアも見受けられます。また、英語を学習し、海外の最新情報を収集する方法もあります。

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