Swiftエンジニアの転職市場状況とは?求人例を含め解説

最終更新日:2024年3月8日

近年、従来使われていた言語を改良した新しい言語が生まれてきています。Swiftもそのうちの1つで、Swiftエンジニアはアプリ市場で需要が高まってきており、月単価が100万円近い高単価の募集も見受けられます。

このような背景からSwiftエンジニアの転職市場状況に注目している方もいらっしゃるでしょう。この記事では、Swiftを活かせる仕事の求人や転職のポイントを調べているエンジニアに向け、Swiftエンジニアの年収や求められるスキル、将来性について解説します。

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この記事のまとめ

  • Swiftは主にiOSアプリの開発に使われるプログラミング言語で、iOSアプリの需要があるのでSwiftも需要がある
  • 以前はSwiftの独学はプログラミング未経験者にとって難しかったが、現在は学習環境は良くなっているため最初の言語として選ぶ戦略もある
  • 未経験からSwiftエンジニアになるためには、スキル習得をすることと、実際にポートフォリオを制作して企業にアピールすることが重要

Swiftとはどのようなプログラミング言語なのか

Swiftはどのようなプログラミング言語なのか、概要やできることを解説します。

関連記事:
Swiftとはどんなプログラミング言語か?特徴・将来性を解説
Swiftの特徴や言語仕様とは?入門用の基本文法も紹介!

Swiftの概要

Swiftは、2014年にApple社がリリースしたプログラミング言語です。Apple製のOSであるiOS、MacOS、watchOS、tvOS向けのコードを書くことができます。Swiftはオープンソースとして公開されており、世界中で愛好家が増えています。

また、Apple社は「Swift Playground」という学習アプリを提供しており、学習支援にも力を入れています。このアプリは直感的に学べるように作られており、初めてプログラミングを学ぶ人にもおすすめと明言されています。Swift Playgroundを使って、ロボットやドローンなどの組込み系の開発も学ぶことができます。

Swiftでできること

Swiftは、主にiPhone、iPad、MacPC、AppleTV、AppleWatchといったApple社の製品上で動くアプリを開発することができます。近年では、Webアプリケーションの開発もできるようになりました。また、商業用の組込み開発では普及が進んでいませんが、一部のロボットやドローンの開発も行うことができます。

関連記事:Swiftアプリ開発でできることとは?開発に必要な環境も解説

Swiftのメリット

swiftのメリット


Swiftのメリットについて解説します。
開発言語としてSwiftを採用することには以下のようなメリットが挙げられます。

・シンプルで扱いやすい

・処理が高速

・Apple製品のアプリ全てを開発できる

以下では1つずつ具体的に解説していきます。

シンプルで扱いやすい

まず、Swiftの最大のメリットはその「シンプルさと扱いやすさ」です。Swiftは、Apple社が初心者でもiOSアプリを作成できるように開発した言語であるため、初心者にも読みやすい言語になっています。これにより、Swiftは勉強しやすい言語としても知られています。また、iPad上で使用できるSwift playgroundsという学習用ツールもあり、学習の敷居が低くなっています。

処理が高速

Swiftの処理速度に関しては、言語の設計上の工夫がされているため、高速に処理することができます。また、Swiftは安全性が高いという特徴もあります。例えば、Swiftは値がnilかもしれないと明示的に定義することができるため、nilによるエラーを事前に防ぐことができます。

SwiftはObjective-Cと比較して高速な処理速度を有しており、最大で2.6倍もの違いが見られます。そのため、近年のiPhoneアプリ開発ではSwiftが主流となっています。

Apple製品のアプリ全てを開発できる

Apple社が開発した言語であることから、SwiftはApple製品のアプリ全てを開発できるというメリットがあります。iPhoneアプリ開発は引き続き需要が高く、Apple製品が人気の現在においてもその需要は落ちることはないため、SwiftがiPhoneアプリ開発において重要なプログラミング言語であることに変わりはありません。

そして、Apple製品と相性が良いことは、開発者にとって開発作業がスムーズに行えるため、生産性を高めることができる点も大きなメリットです。

Swiftのデメリット

swiftのデメリット


次にSwiftのデメリットを見ていきます。プログラミング言語には数多くの種類があり、それぞれの特徴には一長一短があります。Swiftの具体的なデメリットは以下のようなものが挙げられます。

・Macでしか開発できない

・コンパイルが遅い

・Androidアプリは開発できない


それぞれ詳しく見ていきましょう。

Macでしか開発できない

SwiftはMacであれば、Xcodeという開発環境を使用することで簡単に開発を始めることができます。一方、Windowsでの開発には、仮想マシンという技術を使用する必要があります。仮想マシンは、ソフトウェア上で仮想のコンピュータを作成することで、Windowsユーザーにとっては敷居が高いといえます。

このため、WindowsユーザーにとってSwiftの開発はデメリットとなるかもしれません。ただし、Swiftはオープンソースであり、WindowsでもSwiftの開発環境を構築することができるため、WindowsユーザーでもSwiftを学ぶことは可能です。

コンパイルが遅い

Swiftのデメリットとしてコンパイルが遅い点も挙げられます。コンパイルとは、プログラミング言語をコンピュータが理解できる機械語に変換する作業のことです。

Swiftの場合、この翻訳作業が遅いため、作業に必要な待ち時間が増えることになります。これは、エンジニアにとっては非常に不便なことであり、作業効率の低下につながるため、注意が必要です。

Androidアプリは開発できない

Apple製品であるiPhone以外のスマートフォンではAndroidを使ってアプリケーションが動いています。このAndroidアプリ開発において、Swiftを使用することはできず、別の言語であるKotlinを使用する必要があります。このため、Androidアプリを開発したい人にとってはSwiftを採用できないことはデメリットといえます。

転職市場の現状と将来性

Swiftを身につけることで、転職市場においてどのようなメリットが得られるのでしょうか。

Swiftの転職市場の現状

Swiftは歴史が浅く、急激に需要が伸びた言語です。そのため、Swiftを扱えるエンジニアの供給が追い付いていません。また、SwiftはiOSのアプリ開発で特に需要が大きいため、今後ますます伸びていく可能性の高い分野です。

現状と将来性を考えても、エンジニアにとってSwiftの習得は価値が大きいです。現在Swift市場では開発案件が多数あるにも関わらず、スキル要件を満たしているエンジニアが足りていません。

これからSwiftを身につけたいエンジニアにとって、この状況はチャンスと言えるでしょう。待遇が期待できるにも関わらず競争率が低いからです。

Swiftの使用が未経験の場合の転職事情

Swiftが未経験であっても、エンジニアとしてのキャリアがあれば転職は十分に可能でしょう。たとえばAndroidの経験があればかなり有力で、そうでなくても採用企業の求めるスキルセット次第では、スマホアプリやWebアプリケーション開発の経験があれば転職には有利に働きます。

上記の通りSwiftエンジニアの数が需要に追い付いていないので、他の分野のエンジニアを採用し、採用後に育てようという動きがあるからです。ただしプログラミング自体まったくの未経験だと転職は厳しいでしょう。

その場合プログラミングの勉強をする、より門戸の広いSIerから企業を探す、などの動きが求められます。

将来は開発現場においても需要が高まっている

Swiftは主にiPhoneアプリの開発に使用されます。つまりiPhoneアプリの需要が伸びればSwiftの需要は伸びるということです。そして今後もiPhoneアプリの多様性が広がり、個人消費者向けのアプリはもちろん企業向けのアプリも開発が進んでいくと予想されます。

iPhoneに代替する媒体、技術が誕生すれば同時にSwiftも衰退していく可能性がありますが、その可能性よりもiPhoneアプリの幅、需要が伸びていく可能性の方が高いと考えられます。つまり、Swiftの需要は今後さらに高まる可能性が期待されます。

関連記事:Swiftの将来性は?需要状況や年収別に求められるスキルを解説

Swiftに懸念されているリスク

SwiftはApple社が開発した言語で、基本的にApple製品向けのアプリケーション開発に最適化されています。現在の用途としてもApple製品の開発がメインであるため、Apple製品のシェアがSwiftの需要を左右するという共依存のような関係性が現在のリスクとして考えられるでしょう。

このようなリスクが考えられますが、Windows OS上での開発も整ってきたので、今後の動向次第ではもっとシェアが広がるかもしれません。またiPhoneを中心にアプリの需要はまだ伸びしろがあります。

Swiftエンジニアの仕事内容

Swiftエンジニアの仕事内容を少し細分化してご紹介します。

iOS端末の操作

「Swiftエンジニア=iOSエンジニア」と言えます。SwiftはApple製品向けのアプリケーション開発に最適化された言語です。そのため、プログラミングをしながらiOS端末を操作することになります。プログラマー目線での操作も一般消費者目線での操作も含まれていて、開発途中に挙動をチェックするためにiOS端末を動かしたり、最終的なテストで消費者目線から使いやすさなどを検討することもあります。

開発自体はMacのパソコンで行う場合が多いですが、実際にアプリを動かしてみる際にはいろいろなiOS端末で試してみるということです。

アプリケーション開発

Swiftエンジニアの仕事の中心はアプリケーション開発です。アプリケーション開発の流れはその他のシステム開発と同じで、要件定義、設計、プログラミング、テストなどが含まれます。スマホアプリ開発は比較的少人数で行うケースが多く、また工程の流れも臨機応変です。

専門用語で言えば、ウォーターフォールよりはアジャイル開発に近い場合が多いでしょう。クライアントや開発メンバーとコミュニケーションを取りつつ、臨機応変に動く必要があります。

保守・運用

完成したアプリケーションの保守、運用もSwiftエンジニアの仕事の範疇です。アプリケーションは当然リリースしたら終わりというわけでなく、クライアント(ユーザー)の要望に合わせた機能改善や不具合報告への修正対応などを継続的に行っていく必要があります。

新規開発に比べると地味な印象を持たれるかもしれませんが、クライアント(ユーザー)満足度ひいては収益性を高めるためには、保守・運用フェーズにおける迅速かつ誠実な対応が鍵を握ると言っても過言ではありません。

Swiftエンジニアに求められる基本的なスキル・経験

レバテックキャリアで公開されている求人情報をもとに、転職市場においてSwiftエンジニアに求められるスキルや経験について解説します。

技術面

エンジニアが転職する場合、第一に技術面でのスキル、経験が求められます。Swiftエンジニアの場合はどのようなスキルと経験が求められるのか解説します。

iOSアプリケーションの開発経験

Swiftは、Apple社の製品開発に強みを持っている言語です。よって、転職市場においてもiOSアプリの開発経験が高く評価されています。Swiftの実務経験がなくてもObjective-Cの実務経験が4~5年程度あると経験者として採用に至ることもあります。これは、アプリ市場のエンジニア不足が顕著であることが理由として考えられます。

Swiftエンジニアは企画、設計、開発、運用と幅広い工程のスキルを持ったエンジニアは高い評価を得ることができるでしょう。スマホアプリの開発は、2~3人程度の少人数チームで開発する案件が多く、1人のエンジニアが幅広い工程を担当します。

フロント開発まで求められることもあり、このような背景から企画工程、設計工程、フロント開発の経験が求められます。

GitやSVNを使ったチーム開発経験

Swiftを使った開発では、GitやSVNなどのサービスを使ってソース管理する方法が一般的です。GitやSVNは、Webアプリケーション開発の場でも多く採用されており、必須スキルとして求められるケースが多いでしょう。

Swift以外のプログラミング言語の知識

Swift自体の経験がなくても、他のプログラミング言語の経験があれば評価されます。特にObjective-Cの実務経験があれば良いですが、そうでなくても別の言語経験があれば有利と言えるでしょう。

どのような言語であっても経験ゼロよりは有利ですが、スマホアプリ開発に近いとより良いと言えます。たとえば、業務システムよりもWebアプリ、WebアプリよりもAndroidアプリ、といったイメージです。

言語で言うと、Kotlin、Javaがより近く、PHP、Rubyなどはまあまあ、COBOLやC言語だとやや遠い、といったイメージです。Javaは業務システムではなくAndroidでの使用経験があると望ましいです。

このように対象アプリや言語によって差はありますが、プログラミング経験自体がSwiftエンジニアを目指すうえでプラスになることは間違いありません。

ビジネス面

Swiftエンジニアを含め、エンジニアにはビジネス面でのスキルと経験が求められます。内容としては、非エンジニアに求められるビジネススキルと概ね同じです。

コミュニケーション能力

何度も聞いた話かもしれませんが、Swiftエンジニアも他のエンジニア同様コミュニケーション能力が必須です。理由は、開発チームやクライアントとコミュニケーションを取る必要があるからです。Swiftエンジニアの場合チーム内の人数が少ないのでよりコミュニケーション能力が求められるでしょう。

チームの人数が少ない=コミュニケーションも少ないと思われるかもしれませんが、クライアントとコミュニケーションを取らなければならない場面が増えることにもつながります。少人数である分入社後すぐに顧客との窓口を任される可能性などもあるので、コミュニケーションが苦手な方はまずはそういう覚悟を持ち、意識改革からしていくと良いでしょう。

資料作成能力

仕事でアプリ開発をする場合、設計書、業務報告書、スケジュール表などを作成する必要があります。フォーマットが決まっていれば難易度は低いですが、たとえば上司から「クライアントに説明するための資料をまとめておいて」といった依頼があるかもしれません。

この場合、資料作成ツールを使用するスキル、表や文章でわかりやすく資料をまとめるスキルなどが求められます。現在エンジニアの方は今のプロジェクトでも資料を扱っているはずなので、どのような資料がわかりやすい資料なのかを日々考えておくと、今後わかりやすい資料を作成できる貴重な人材になれるでしょう。

アプリ開発に使われるSwift以外の言語

アプリ開発に使われる言語はSwiftだけではありません。他にもアプリ開発に使用される言語があるのでご紹介します。

具体的には以下のようなプログラミング言語がSwiftと併せて開発に採用される場合が多いです。


  • ・Objective-C

    ・Java

    ・Ruby

    ・PHP

    ・Kotlin


それぞれの言語について解説していきます。

Objective-C

Objective-CはかつてiOSアプリ開発で主流だった言語です。現在は、Objective-Cから移行する形でSwiftが主流になりました。そのため新規の開発でObjective-Cが使用されることは少ないのですが、既存のObjective-Cで作られたアプリをSwiftに移行するケースはあります。

今後Objective-Cを使用する案件は減っていく可能性が高いですが、現状は使用機会があるため学習するメリットがあります。

関連記事:SwiftとObjective-Cの違いや特徴、将来性、学習の優先度を解説

Java

JavaはiOSよりもAndroidのアプリ開発で使用されることがあります。現在のAndroidアプリ開発は後述するKotlinが主流になっていますが、かつてはAndroidアプリ開発の主流言語はJavaでした。

また、Javaはスマホアプリだけでなく様々なシステム開発で使用されています。具体的には、Web開発、業務システム開発が挙げられます。Javaから別の言語に移行するケースも増えていますが、まだまだJavaは使用機会が多く、学習しておくことで汎用性の高い言語です。

アプリ開発に主軸を置きたいエンジニアにとっても学習メリットがあります。

Ruby

Rubyは日本で生まれた言語です。日本人によって作られました。RubyはWeb開発で使用されることの多い言語ですが、スマホアプリ開発で使用することも可能です。Java同様に幅広い開発で使用されていて汎用性が高いので、学習メリットは大きいです。

日本人が開発した言語なので、日本語での情報収集がしやすいというメリットもあります。公式サイトも日本語で、何かわからないことがあった際に日本語検索のみで答えがわかることが多いはずです。

PHP

PHPもWebアプリ開発で使用されることの多い言語です。スマホアプリで使用される場合もあります。どちらかというと比較的小規模な案件で使用されることも多く、たとえばWordPressの改修案件などでも使われます。

スマホアプリを含めて現在主流の幅広い開発現場で活躍したい方は、PHPを学習しておくメリットが大きいです。

Kotlin

KotlinはAndroidのアプリ開発で使用されることの多い言語です。Androidのアプリ開発はJavaが主流でしたが、そこから移行する形でKotlinが普及しました。KotlinはJavaを簡潔に使いやすくしたような言語で、たとえば多くの人が使用しているLINEアプリの開発にもKotlinが使用されています。

Apple製品以外のプロダクトに対してのアプリケーション開発を行いたい場合にはKotlinも並行して学習を進めておくことをおすすめします。

Swiftエンジニアの年収別スキル

エンジニアはスキルレベルによって年収が大きく異なり、Swiftを主力としているエンジニアも例外ではありません。ここでは、レバテックキャリアを活用して転職に成功した方の事例を参考に、スキル別の年収例を解説します。

年収300万円〜400万円

実務経験1~2年の方が多く、年齢は20代半ばが多い傾向にあります。主にSwiftを用いた開発とテストを担当します。要件定義や設計など、上流工程のスキルや経験は求められません。

年収400万円〜500万円

3年以上の実務経験があり、基本設計、詳細設計、開発、テストと幅広い工程を担当できるスキルを持っていると、年収400万円〜500万円程度で採用される傾向にあります。リーダーポジションで採用されるケースも多く、その場合は他のエンジニアの成果物をレビューするスキルも求められます。年齢層は、20代後半から30歳程度が多いです。

年収500万円以上

年収500万円以上で採用される人は、企画、設計、開発、テスト、運用と、400万円〜500万円で採用された人に比べてさらに幅広い工程の経験を持っている傾向にあります。プロジェクトマネージャーやプロダクト責任者などの経験を持っていると高く評価されます。年齢は、20代後半〜30代が多くを占めています。

関連記事:Swiftエンジニアの年収は高い?年収アップの方法も解説

Swiftの求人例をチェック

Swiftを習得することでどんな職場に転職できるのでしょうか。レバテックキャリア内の実際にあった求人例をご紹介します。

【業界】
◆IT・通信
◆サービス

【業務内容】
■iOSアプリケーションの開発
iOSアプリケーションの新規機能を主に担当していただきます。重要な機能についてはメンバー全員でレビューを行い、品質向上を図ります。ご本人の希望やスキルによっては、要件定義や設計にも従事していただく予定です。

<具体的な業務内容>
・Swiftによる新規iOSアプリ開発
・コードレビュー
・単体テスト
・リファクタリング、拡張

【求められるスキル・経験】
・iOSアプリの開発およびリリース経験
・Swiftプログラミングの知識
・セキュリティの基本的知識
・コミュニケーション力
・論理的思考力

【想定年収】
500~800万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 住宅手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇

【勤務地】
東京都

Swiftエンジニアの仕事に役立つ資格

Swiftエンジニアにもっとも重要なのは、実務スキル、経験です。しかし、資格を取得することでスキルアップに役立ち、企業にも評価されやすくなります。そこで、Swiftエンジニアの仕事に役立つ資格をご紹介します。
具体的には以下のような資格を取得することで、現場で活躍するスキルを身につけることができます。


  • ・App Development with Swift

    ・基本情報技術者試験

    ・応用情報技術者試験

    ・システムアーキテクト試験


それぞれの試験について簡単に解説します。

App Development with Swift

App Development with Swiftは、Swiftを生み出したAppleが実施しています。Swift、Xcode、App開発ツールの基礎知識に関する内容を問われます。

App Development with Swiftの資格を取得することで、Apple Software Development Kitの基礎、Playgrounds, Xcode, Simulator, Interface Builderなどの開発ツールの利用、Swiftを利用したiOSアプリケーションの作成、実行などiOSアプリ開発に必要な知識やスキルを身に付けられます。

関連記事:Swiftエンジニア必見の資格App Development with Swiftを解説

基本情報技術者試験

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する基本情報記述者試験は国家資格です。様々なレベルの情報処理試験がある中で、基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門といえる初心者向けの試験です。

このあと紹介するシステムアーキテクト試験は難易度が高いため、IT未経験者や経験の浅い人はこの試験の取得から目指すことをおすすめします。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験と同様にIPAが運営する国家試験です。基本情報技術者試験の次の難易度の試験として位置付けられています。

より高度な知識や技術を問われるもので、主にシステム開発・運用、データベース、ネットワーク、情報セキュリティなどの分野についての問題が出題されます。

応用情報技術者試験に合格することにより、一定の実務経験を有する者はIT業界でのキャリアアップや、技術者としての信頼性を向上させることができます。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験はIT系国家資格の一つです。難易度の高い試験で、応用情報技術者試験の上位試験に該当します。システムアーキテクトは設計の基礎を作る概念で、設計方法や設計方針といった設計の土台を考えるものです。

午前試験と午後試験に分かれていて、応用情報技術者試験に合格していると午前試験が免除になります。そのため、まずは基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の合格を目指し、その後のステップアップとしてシステムアーキテクト試験を受験するのが良いです。

よくあるご質問

最後にSwiftについてのよくある質問に回答していきます。

Q1.Swiftプログラミングの特徴は?

Swiftは、初心者でもアプリ開発がしやすいとされる言語の1つで、他の言語と比較してコードの記述量が少なく、書きやすく、シンプルなコードで記述できるとされています。JavaやPHPなどのプログラミング言語と比較しても、コードの記述がすっきりしているのが特徴です。

Q2.SwiftUIの将来性は?

SwiftUIは将来性が明るく、現在でも広く利用されており、開発が続けられています。Swiftでアプリ開発をする場合、新規の開発が終了したフレームワークもありますが、SwiftUIは今後も長く利用されると考えられます。

Q3.Swiftの料金はいくら?

Swiftで開発するために料金はかかりません。一方で、開発したアプリケーションを一般公開するためにはApple Developer Programへの登録が必要です。
Apple Developer Programに登録すると、年間11,800円のメンバーシップ料金が必要になりますが、安全なアプリとしてDeveloper IDの署名を入れたり、実機でiPhone、iPad、Apple Watchなどのテストを行ったりできるようになります。また、マルウェアによる改ざんからアプリを保護することもできます。

まとめ

今回はSwiftエンジニアの転職市場状況に焦点を当てて解説しました。Swiftは、Appleが開発したプログラミング言語であり、シンプルかつ扱いやすく、処理も高速で、Apple製品のアプリケーション全てを開発できるというメリットがあります。一方でMacでしか開発できず、コンパイルが遅いなどのデメリットもあります。
Swiftの転職市場は現在でも需要があり、将来的にも需要が高まると予想されています。また、iOSアプリケーションの開発経験やGitやSVNを使ったチーム開発経験、Swift以外のプログラミング言語の知識などのスキルが必要であるため、幅広い知識とスキルを身につけて転職を目指しましょう。

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この記事の監修

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