大手SIerは大規模システム開発の元請けとして、プロジェクトを統括する役割を担大手SIerの特徴とは?仕事内容を理解し、転職に備えよう

最終更新日:2021年12月13日

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大手SIerは、大規模なシステム開発プロジェクトを統括する役割を持ち、確立された方法論に従って開発を行うのが特徴です。経営が安定し、福利厚生も充実している傾向にあるため、転職を希望する人も多く見られます。一方で、新しい技術を活用する機会が限られているといった特徴もあるので、自身の適性に合っているか十分に検討するべきです。本記事では、大手SIerの仕事内容やメリット・デメリットを紹介した上で、転職を検討する際のポイントを解説します。

1. 大手SIerとは?

SIer(System Integrator、エスアイヤー)は中~大規模なITシステム開発案件を一括受注し、顧客要望に沿ったシステムを独自に開発する企業を指します。大手のSIerと中小のSIerを明確に区別する基準はありませんが、売り上げや従業員数でおおまかな分類が可能です。また、取り扱うシステム開発案件の観点で見ると、大手SIerは数千万~数億円に達する大規模プロジェクトを担当するケースが多いです。

大規模プロジェクトを推進するため、大手SIerはプロジェクトを統括する役割を担い、開発などの個別作業はパートナー企業へ委託します。大手SIerの技術者には、技術的なスキルだけではなく、プロジェクト管理のスキルが求められるでしょう。大手SIerには、大手電機メーカー系列のIT企業や外資系IT企業などが含まれます。

2. 大手SIerの仕事内容

大手SIerと中小のSIerを比較すると、企業規模だけではなく仕事内容でも違いが見られます。大手SIerは大規模システムを受注し、プロジェクト管理を主に行う一方、中小SIerは開発・テストといった特定の局面に携わる傾向にあります。以下では、具体的な大手SIerの仕事内容を解説します。

担当する案件

大手SIerは大企業や官公庁といった組織を顧客に抱えます。開発するシステムも多岐にわたり、可用性や信頼性に厳しい要件を持つ統合基幹システムや金融システムといった大規模なプロジェクトが含まれます。顧客企業の要望に従ってカスタマイズ開発を行った後で、保守・運用の作業を長期間委託される場合もあるでしょう。また、特定の技術や業界ごとにパッケージ化したソリューションを用意し、効率的な開発を行えるよう、似た要件を持つ企業へ横展開していく案件も見られます。

開発プロセスにおいて担当する局面

大規模システムにおける開発プロセスは、一般的に業務分析・要件定義・設計・開発・テスト・運用の順で実施されます。大手SIerの場合、顧客企業と直接契約し、業務分析や要件定義といった上流工程を担当する場面が多く見られます。元請けとなる大手SIerはプロジェクト全体を統括する一方、開発やテストといった詳細な作業は中小SIerへ再委託される傾向にあります。

求められるスキル

顧客企業と直接やり取りし、大規模のチームで作業を遂行するため、大手SIerのSE(システムエンジニア)は高いコミュニケーション能力が必須です。開発チームを統括するプロジェクト管理スキルがあると、人材として高い評価を受けられるでしょう。また、より技術的なキャリアパスを志向する場合、システム全体を設計するスキルを磨き、アーキテクトとして活躍する方法もあります。

3. 大手SIerで働くメリットとデメリット

大手SIerは、大規模プロジェクトに携わりたい人に適した環境です。しかし、大手ならではの難しさもあるため、人によっては働きにくさを感じる可能性もあります。以下では、転職を考慮する際に理解しておくべき、大手SIerで働くメリットとデメリットを解説します。

メリット1:安定した経営と、優れた福利厚生

大手SIerは長期間契約が続く大規模プロジェクトや、それに付随する運用・保守の作業を受託するため、安定した売り上げが見込めます。比較的収入が高く、多様な人材が働けるよう福利厚生が充実した、いわゆる「ホワイト企業」も見受けられます。また、高いスキルを持った人が集まってくるので、優秀な人材とともに働ける楽しさを感じられるでしょう。

メリット2:社会のインフラを支える

多くのユーザーが利用し、社会のさまざまな場面に影響を与える大企業や官公庁の情報インフラを担当することに、やりがいを感じられる人も多いのではないでしょうか。提供するソリューションや、プロジェクト管理の手法にも高い要求が課されますが、その要求に応える中で自身のスキルを向上できるのも利点です。また、世界的に展開するグローバルなプロジェクトへ参加できるのも大手SIerならではのメリットと言えます。

デメリット:新しい技術へ挑戦するのは難しい場合がある

SIerでは、会社の指示に従って特定のプロジェクトへ参加することになりますが、必ずしも希望の案件に配属されるとは限りません。例えば、ある技術を扱うシステム開発に携わりたいと思っても、該当する案件で人員が募集されなければ、参加は難しいでしょう。既に確立された技術を横展開したり、古いシステムを保守したりする案件も多く見られます。SIerは顧客の希望に従って設計・開発を行うので、個人の意見で新しい技術を採用するのが難しいケースもあります。新しい技術へ常に挑戦したいという意欲を持ったエンジニアにとっては物足りなく感じるかもしれません。

4. 大手SIerの中途採用においてアピールできるスキル

比較的収入が高く福利厚生が優れた大手SIerは、転職を希望する人も多いため、応募する際は十分に準備して臨むべきです。中途採用でSIerに応募するときには、以下のようなスキルをアピールできると効果的でしょう。

ITスキル

これまでシステム開発に携わっていた経験があれば、そこで発揮したスキルをアピールできます。大手SIerは上流工程を担当するケースが多いため、要件定義や設計に関する経験は評価されやすいでしょう。他には、大手ベンダーの製品に関する資格を取得するのもITスキルをアピールする方法の一つです。

業務知識

特定の業界や業務に精通している人材が重宝されます。例えば、製造業のIT部門に在籍していた人は、SIerへ転職後、製造業向けソリューションを担当するキャリアパスが考えられます。前職で得られた業務知識やベストプラクティスを、他の企業へ横展開するのに活用できるからです。

ソフトスキル

大手SIerはプロジェクトを統括する役割を担うケースが多いので、ITスキルだけではなく、プロジェクト管理などのスキルも必要です。顧客企業と直接やり取りしたり、大規模チームの中で利害関係者と協業したりする際に、コミュニケーションや交渉といったソフトスキルが求められます。

業界分析や自己分析

上記のようなスキルを洗い出すには、転職準備の際に自己分析を行う必要があります。また、大手SIerの特徴や求められる人材について理解し、それに合致した経験やスキルを得るよう対策を練るべきです。大手SIerにおける転職事情について分析するため、転職エージェントから情報収集する方法もあります。

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