ゲームエンジニアとは?仕事内容や年収、求められるスキルを解説

最終更新日:2024年2月7日

ゲームエンジニアは、スマートフォン・PC・コンシューマー向けゲームを開発する技術職の総称です。ただし、ゲームエンジニアは対象分野によって求められる知識・スキルが異なります。そのため、自身の志向に合わせてスキルを磨いていく必要があるでしょう。この記事では、ゲームエンジニアの仕事内容や分野別に求められる知識やスキル、目指すための方法について解説します。

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この記事のまとめ

  • ゲームエンジニアとは、スマートフォン/PC/コンシューマー向けのゲームを開発する技術職の総称
  • 業務の幅が広く、役割に応じて求められるスキルが異なる
  • 転職する際に有利になる資格が複数存在するため、転職希望時は確認して挑戦するのがおすすめ

ゲームエンジニアとは?

ゲームエンジニアとは、家庭用ゲームやスマートフォンゲームアプリ、PCゲームなどの制作に携わるエンジニアの総称です。
ゲーム開発の分野では業務が細分化しています。主な作業内容によって職種や業務詳細が異なるため、転職を考えるならどのようなポジションにつきたいのか事前に決めておく必要があります。

ゲームエンジニアの種類

ゲームエンジニアといっても役割によって職業が異なります。どの工程を誰が担当するかは、企業やプロジェクトによってさまざまですが、一般的には次のような職種に分類できるでしょう。まずはゲームエンジニアの職種について確認していきましょう。ゲームエンジニアの職種は大きく4つに分けられます。

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ゲームプログラマー

ゲームの基本的な動作や、シナリオに沿ったイベント処理を実装する職種です。一般的なゲームエンジニアといえば、このゲームプログラマーを指すことが多いでしょう。ただし、シナリオやイベント内容の作成などはデザイナーやシナリオライター、プランナーが担当することが多いため、プログラミング業務の比重が高くなりがちです。

関連記事:ゲームプログラマーとは - 仕事内容をわかりやすく紹介します

グラフィックプログラマー

ゲーム内の描画処理を実装する職種です。ゲーム内における「視覚的表現」の部分を担当するだけに、影響力の大きい職種といえるでしょう。また、3D表現などは日進月歩の世界であり、常に新しい技術にアンテナを張り巡らす必要があります。ゲーム機のスペックを考慮しながら、高品質な描画処理を実現するために、ハードウェア・ソフトウェア両面への理解も必要です。

サウンドプログラマー

ゲーム内の音響処理を担当する職種です。BGMや効果音、3D空間を考慮した音響処理などを実装します。近年は、3D空間での音響処理に数学的な知識が求められることも多く、比較的専門性が高い職種です。また、圧縮ファイルの仕様や特性に関する知識、音楽的なセンスなどが必要になります。

ネットワークプログラマー

ネットワークプログラマーは、プレイヤー同士や、サーバー・プレイヤー間の通信が滞りなく進むように、サーバー構築やネットワーク構築を行います。一般的なネットワークの基礎知識に加え、P2P通信についての知識・スキルも必要になるでしょう。また、ゲームがリリースされたあとは、障害対応を担うケースもあります。

ゲームエンジニアとゲームプログラマーの違い

現場によって分類が異なるため明確な違いはないものの、一般的に要件定義から携わる方を「ゲームエンジニア」、開発をメインに担当する方を「ゲームプログラマー」と呼ぶことが多いようです。ただし、「ゲームプログラマー+グラフィックプログラマー」といった具合に、2つ以上の職種を跨ぐケースも珍しくありません。実際の求人内容から、求められる役割を判断していくことになるでしょう。

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ゲームエンジニアの仕事内容

ゲームエンジニアは、次のような仕事を担当します。

ゲームの大枠の構築

ゲームシステム自体を構築し、基礎的な動作を実装します。具体的には、UIやウィンドウの制御、戦闘時の仕様、マップ移動などが挙げられます。

ゲーム内のイベント・キャラクターの制御

シナリオに沿って、「イベント」に関する処理を実装します。特定の条件を満たした場合にのみ発生するイベント、会話、描画処理などの実装が主な内容です。
キャラクター固有の動作や、任意のキャラクター同士の間で発生するイベントなども実装します。

ゲームエンジン開発のプログラミング

Unityなどのゲームエンジンを活用する場合には、ゲームエンジン内で拡張処理の実装もします。近年は、ゲームエンジン機能により、効果音の発生や頻繁に使われる描画処理といった共通処理の実装が効率化されています。ただし、共通処理以外の部分については拡張用言語を用いて、個別に実装していく方法が一般的です。たとえばUnityならC#が拡張用言語して用意されているため、C#でコーディングします。

開発後のテスト、デバッグなど

ゲームが完成したらテスト・デバッグを行います。ゲームシナリオに沿って処理を一つひとつチェックし、不具合や想定外の動作がないかを確認します。手間のかかる作業ですが、ゲーム全体の仕様や処理を学べるため、新人ゲームエンジニアが担当することが多い業務です。

ゲームエンジニアの求人・年収例

ゲームエンジニアとしての転職を考えるにあたって、気になるのが年収です。2023年12月時点のレバテックキャリアの求人によると、ゲームエンジニアの代表例であるゲームプログラマーの平均年収は約300~800万円となっています。レバテックキャリアで実際に公開されているゲームエンジニアの求人案件を参考に、業務内容や想定年収などを詳しく見ていきましょう。

【想定年収】
600~1,200万円

【主な仕事内容】
・スマートフォン向けゲームタイトルにてクライアント側の処理を記述
・iPhone/Android向けゲームの開発/テスト/運用
・エンジニアからみた企画改善の提案

【応募の必須条件】
・アウトゲームの基盤部分の開発経験
・インゲームのロジック開発経験
・インゲームの演出に関わる開発経験
・グラフィックの表現、ルールづくりに関わる開発経験
・世界を驚愕させるサービスを作ることに本気で取り組める方
・ゲーム全般が好きでやりこんでいる方
・ベンチャーマインドを持ちながら自走できる方
・常により良いモノづくりを追求できる方
・チームワークを重んじる方
・ゲームシステムを理解して制作できる方

【想定年収】
600~1,200万円

【主な仕事内容】
・iPhone・Android向けソーシャルゲームの設計/開発/実装/申請/運用
・スマホゲームもしくはSteamでリリース予定の開発中プロジェクト

【具体的な業務内容】
・シェーダーなどルック部分の実装
・グラフィック仕様の検証
・開発環境やワークフローの構築/改善
・DCCツールのプラグイン作成
・ゲームエンジンのカスタマイズツールの作成
・ゲームエンジン内のアートアセットの管理
・その他エンジニア/デザイナー間の橋渡し業務

【応募の必須条件】
・シェーダーの開発経験
・Unityでのゲーム制作経験
・Maya/PhotoshopなどのDCCツールでのアセット制作経験およびツール開発経験

【想定年収】
5500~1,200万円

【主な仕事内容】
・Unityを利用したスマホアプリの設計/開発/運用/保守
・企画案に対するエンジニア観点での提案(実現性、開発工数、仕様の改善提案等)

【具体的な業務内容】
・Unityを利用したスマホアプリの設計/開発/テスト/運用/保守
・運営/企画案に対するエンジニア観点での提案(実現性、開発工数、仕様の改善提案)

【応募の必須条件】
・Unityを用いたアプリ開発の実務経験が3年以上ある方
・サーバーとの通信に関連する開発知識をお持ちの方(実務経験不問)
・高いサービス思考を持って働ける方
・課題に対して、どうすればできるかを一緒に悩んで提案できる方
・フラットな組織で意見を出しながらサービスを創りたい方
・プロジェクトを主体的に推進させたい方

ゲームエンジニアの将来性

ここからはゲームエンジニアの将来性について解説していきます。ゲーム業界は今後伸びる可能性が高く、市場は年々拡大傾向です。結論として将来性は高いといえますが、具体的な根拠を以下にまとめました。一つずつ見ていきましょう。

関連記事:ゲームプロデューサーの仕事内容とは?必要なスキルなども解説

今後も伸びるゲーム市場

ゲーム市場は成長市場で、年々拡大しています。ゲーム市場の拡大に応じて、内定者数の増加や教育制度を充実させる企業も増えているようです。ゲームエンジニアの将来性は、今後も継続して高いものと判断できるでしょう。

今後も求められる人材になるには

ゲーム業界が成長しているからといって誰でもゲームエンジニアになれるわけではありません。ゲーム業界に求められる人材になるには、業界で求められる知識やスキルを身につけましょう。また、ゲーム業界で生き残るにはトレンドが鍵を握ります。扱う技術は最新のものを導入することが多いです。将来的にも求められる人材になるには、継続して学習していく意欲も必要です。

ゲームエンジニアに求められる知識・スキル

ゲームエンジニアに求められる知識・スキルについて解説します。ゲームエンジニアは業務上数学や物理の知識からゲーム開発の知識とスキルなどが必要です。
活動する分野によっても求められる知識とスキルは異なるため、必須要素をチェックしていきましょう。

関連記事:ゲームプログラマーに必要な資格とは?転職に有利な資格もご紹介

ITに関する知識

ゲームエンジニアは常にITツールを用いて開発するため、ITに関する知識は非常に重要です。効率的に作業を進められているか、ITツールを適切に使用できているかが生産性に直結します。

数学・物理学の知識

ゲーム上に表示するキャラクターやオブジェクトを動かすには数学・物理学の知識が必要になります。特にベクトルや三角関数、力学などは非常に重要です。イメージした表現ができるようプログラミングをするため、必ず身につけておきたい知識といえるでしょう。

英語力

最新技術の多くは英語で発表されます。そのため、英語力があれば最新情報にいち早く触れることができ、トレンドを知れるだけでなく効率的に開発できるようにもなるでしょう。また、人気作品は海外でも発売されることが多いです。そういったゲームの場合はプロジェクトに外国人がいることも多いので、英語力が求められます。

ゲームエンジン(統合開発環境)の知識、スキル

近年のゲーム開発はゲームエンジンを用いて、開発効率を上げる手法がとられています。代表的なゲームエンジンは「Unity」や「Unreal Engine 4」などが挙げられます。特に3DやVR系ゲームの開発では、Unityが有力です。こうしたゲームエンジンは「統合開発環境」の性質も持ち、ゲームエンジン内でゲーム開発全体を賄えます。

プログラミングスキル

ゲームエンジニアには高いプログラミングスキルが必要です。コードを記述しない立場でも、プログラミングスキルがあるとプログラマーなどの他職種とコミュニケーションが取りやすくなり、システム開発を円滑に進められるようになるからです。また、自身のキャリアパスの幅も広がります。

コンシューマー向けゲーム開発

据え置き機のようなコンシューマー向けゲーム開発では、「C言語」や「C++」が用いられるケースが多いでしょう。したがって、こうした言語の習得が必須です。また、PS4やXBOXのように複数のハードウェアが乱立する時代であるため、ハードウェア毎のスペック・特性・仕様に関する知識も必要です。

スマートフォン向けゲーム開発

スマートフォン向けゲーム開発では、主に「Java」「Objective-C」「swift」などが用いられます。また、これらの言語で頻繁に使用されるフレームワーク・ライブラリの知識も必要です。実際の開発現場では、「言語+ライブラリ+フレームワーク」がセットで使用されます。

ソーシャルゲーム開発

ソーシャルゲームの開発では「Java」「HTML5」「Ruby」などを用いるのが主流です。これらに関連するフレームワーク、ライブラリについても知識を備えておくべきでしょう。

コミュニケーションスキル

ゲームソフト開発は一人でできる範囲は限られており、どんなに小規模なプロジェクトでも現在は数十人ほど、大規模プロジェクトになると数百人規模になることもあります。前線でゲーム開発に携わる人材のほか、開発を計画するプロデューサーや現場を指揮するディレクターなど、さまざまなポジションの人ともやり取りしなくてはなりません。
今起こっている問題を的確に報告する、円滑にやり取りできるというコミュニケーションスキルはゲームエンジニアに必要です。報告連絡相談ができる人材だとより重宝される傾向にあります。

ゲームエンジニアに向いている人

ゲームエンジニアとはゲーム開発に携わることから「ゲームに対する興味」が基本として備わっている必要があります。一方でゲームが好きというだけではもう一歩踏み込んだエンジニアとして活躍できないため、業務に必要な思考方法やゲームをするプレイヤーの視点も必須です。
以上を踏まえて、ゲームエンジニアに向いている人を4つのポイントに絞って解説します。向き不向きのある職業のため、自分の傾向を知っておきましょう。

関連記事:ゲームプランナーが持っておくと良い資格と仕事に必要なスキル

ゲームが好き

ゲームエンジニアはゲームの知識を求められるので、ゲームが好きでこれまでたくさん遊んできた方が向いています。どのようなゲームでどんな体験をしてきたのか、各世代ではどのようなゲームがヒットするのかを判断する際に、自身の体験なども役に立つでしょう。

論理的思考ができる

ゲームエンジニアはコンピュータに指示するプログラミングを行うため、論理的思考が非常に重要です。論理的思考とは順序や筋道をたてて、整理する力を指します。どのような流れでゲームが進むのか、処理手順に問題ないかを論理的思考で組み立てられる方はゲームエンジニアに向いているでしょう。

好奇心や探究心が旺盛

プログラミングの技術は常に更新されるため、好奇心や探求心が旺盛な方もゲームエンジニアに向いています。最新の技術を使えば数時間で実装できる内容が、その技術を知らないがために数日かかることはよくあるため、常に最新技術を調べる好奇心旺盛な方はゲームエンジニアに向いているといえるでしょう。

ユーザーニーズを読み取れる

ユーザーニーズを読み取る力に長けている方もゲームエンジニアに向いています。ゲームのトレンドやプレイヤー層は常に変化しています。そのため、その時代に合ったゲームを作らないと出来栄えに関係なく売上を伸ばせません。ユーザーニーズを読み取り、市場にどのようなゲームが求められているか分かる方はゲームエンジニアに向いています。

未経験からゲームエンジニアになるための方法

ゲーム開発の経験が無い場合は、「独学で基礎力をつける」「スクール活用などで実践力を強化する」「成果物の作成」「エンジニア経験を積む」という4つのステップが必要になるでしょう。具体的には、次のとおりです。

独学で基礎を身に付ける

UnityやUnreal Engine 4など、無料で利用可能なゲームエンジンを使ってみることから始めます。また、プログラミング言語の学習も同時進行で行いましょう。プログラミング未経験者であれば、Rubyのような「コンパイル不要のスクリプト型言語」が適しています。

スクールや専門学校へ入学し、実践力を強化

独学でスキル習得が難しい場合は、エンジニア養成スクールを活用する方法も検討してみてください。エンジニア養成スクールは、「現場で通用する即戦力」の育成を目的としたコースを用意しているため、メンターに質問しつつ、成果物の作成を目指して学習が進められます。

成果物の作成

スクールで用意された課題や、自主製作のアプリやゲームなどの制作をとおして、実績として開示できるようにしましょう。特に未経験の場合は、業務経験のかわりに成果物をアピールする方法がおすすめです。

エンジニアとしての経験を積む

エンジニア経験がない場合は、1~3年程度の実務経験を積みましょう。Java・Ruby・C#など、ゲーム開発でよく使用される言語で実務経験を積むことで、ゲーム開発以外の分野でも評価の対象になります

転職に有利な資格を取得する

転職活動において、客観的な評価を示せる資格は非常に有効です。特に未経験の方はアピールできるポイントがポートフォリオだけになりがちなので、積極的に資格を取得していきましょう。自分のレベルにあわせた難易度の資格や、証明したいスキルなどによってどの資格を取得するか決めると良いでしょう。

転職活動

実務経験を積んだあとは、中堅・中小企業を中心に転職活動を行ってみてください。大手企業は、新卒一括採用やハイキャリアの経験者採用に注力する傾向にあるため、まずは中堅・中小企業でゲームエンジニアのキャリアをスタートさせる方法がおすすめです。

ゲームエンジニアの転職に役立つ資格

ゲームエンジニアになるために必要な資格は特にありません。しかし、保有しているとスキルを持っていることや学習意欲があることの証明になるため、取得しておくと転職活動で役立ちます。ゲームエンジニアとして活躍する際に役立つ資格を紹介します。

基本情報技術者

基本情報技術者試験とは、情報処理の基本が学べる国家資格です。対象者像は「高度IT人材となるために必要な基礎知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身につけた者」とされています。

基本的なコンピュータの処理手順やハードウェアの知識まで網羅的に学べるので、ゲームに限らずエンジニア未経験から転職する際に取っておきたい資格の1つです。

TOEIC

ゲーム開発の現場によっては英語力が必要となる場面が多く、TOEICの点数が高いほど自分のアピールポイントとして活用できます。また、エンジニアに限らず、ビジネスマンとしても英語力を身につけることは優位に働くでしょう。

Unity認定試験

Unity認定試験とは、人気のゲームエンジンUnityに関する知識や技術を問われる試験です。Unityを提供するUnity Technologiesが実施しており、ゲームエンジニアのスキル証明として役に立つでしょう。

Java SE 11 認定資格

Java SE 11 認定資格とは世界50ヶ国以上で実施されている国際資格で、主にJavaに関する知識や技術が問われます。こちらの試験はレベルや目的に応じて3段階の試験から選択して挑戦できます。未経験から挑戦する場合は、最も難易度の低いSilverの取得を目指しましょう。

マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)

マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)とは、Microsoftが実施しているMicrosoft製品に対する知識や技術を認定する試験です。日本国内でも10万人を超える資格保有者がおり、企業情報に資格取得者を掲載する企業もある人気な資格です。

CGエンジニア検定

CGエンジニア検定とは、CGに関するソフトやハードウェア、CG開発に関する知識や技術を認定する試験です。ゲーム開発にCGは欠かせないため、CG業界に未経験から挑戦する人にはおすすめの資格試験です。

ゲームエンジニアのキャリアパス

ここからはゲームエンジニアのキャリアパスについてご紹介します。ゲームエンジニアの方が次のステップで挑戦する職種はゲームプランナーとゲームディレクターが代表的です。それぞれに対して詳しく見ていきましょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナーとはゲームの設計をする職業です。ゲームエンジニア時代の知識や経験をもとにどのようなゲームが売れるのか、ゲームをデザインしていきます。
主な業務内容は、新作のゲーム開発やプロジェクトを進める際に、企画書や仕様書を作成してゲームの基本構成を考えることです。ゲームエンジニアはこの「企画書」を元に開発を進めますが、エンジニアの仕事そのものを作るポジションがゲームプランナーになります。

ゲームディレクター

ゲームディレクターは制作現場を統括するポジションです。各パートごとの責任を負いゲームエンジニアやゲームプランナー、デザイナーに指示を出していきます。
ゲームエンジニアは主に開発に携わりますが、その開発工程の納期や全体の指揮がゲームディレクターの仕事です。現場監督、プロジェクトリーダーとも呼ばれ、ゲーム開発には欠かせない存在です。ゲームディレクターの采配によってプロジェクトの品質が左右されるため、責任も多い分やりがいも感じられる職業といえるでしょう。

ゲームエンジニアに関するよくある質問

ゲームエンジニアに関するよく聞かれる質問をまとめました。ゲームエンジニアの仕事内容や年収、どんな性格の人が向いているのかなど、4つのポイントを振り返りましょう。

Q1. ゲームエンジニアがきついといわれる理由は何ですか?

ゲームの公開や納期前になると残業続きになってしまう場合があることが1つの理由として挙げられるでしょう。また、公開後も不具合が発生した場合には、修正するよう素早く対応しなければなりません。

Q2. ゲームエンジニアの年収はいくらですか?

レバテックキャリアによると、ゲームエンジニアの代表的な職種であるゲームプログラマーの年収は約300~800万円です。キャリアやレベルに応じて幅広いレンジの求人があり、1,000万円以上の求人も非常に多いです。

Q3. ゲームエンジニアの仕事内容を教えてください

ゲームエンジニアの仕事内容は、ゲームの設計をする、プログラミングを行いゲームを構築する、構築したゲームを検証するなど多岐にわたります。ゲームエンジニアの種類によっても作業内容は異なります。

Q4. ゲームエンジニアはどんな人に向いていますか?

ゲームエンジニア・ゲームプログラマーは、以下のような特徴がある方に向いています。

  • ・ゲームが好き

    ・論理的思考ができる

    ・好奇心や探求心が旺盛

    ・ユーザーニーズをくみ取れる


時代のニーズに合う作品を作れるよう、トレンドを意識した開発が重要となります。

まとめ

ゲームエンジニアは拡大傾向にあるゲーム業界の前線で働く職種です。ゲームユーザーの増加や注目される業界であること、ゲームの種類や開発手法が多様化する中で、人気のある職業ですがその業務内容は細分化されています。
踏み込むのにハードルの高さを感じることもあるゲームエンジニアですが、ゲーム市場でのキャリア形成としては基本的な立場にあります。未経験でも業務理解と使用ツールの知識と技術を身につければ目指せる職業のため、気になる人は当記事を参考にゲーム業界のキャリアをスタートしてみましょう。

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この記事の監修

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