ゲーム業界・ゲーム会社でキャリアアップしたい人におすすめの資格ゲームプランナーが持つべき資格と仕事に必要なスキル

最終更新日:2022年6月13日

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この記事では、ゲームプランナーの仕事に役に立つ資格、必要なスキルやキャリアパスについて解説します。ゲームプランナーはゲーム業界の中で、企画を立案し、ゲームディレクターやゲームプロデューサーとともに仕様書作成やユーザー分析などをする役割を担っています。そのため、市場分析やシステム開発、グラフィックデザインなどさまざまなスキルと知識が求められます。

ゲームプランナーとして活躍し続けるためには、対応幅を広げていくための関連スキルを向上させ、実際に現場の中で経験を積み重ねていく必要があります。ゲームプランナーとしてのキャリアアップを目指したい方は、この記事を通じて重要な資格やスキルの取得に取り組み、キャリアアップにつなげていきましょう。

1. ゲームプランナーになるのに資格は必要ない

ゲームプランナーとして働くのに特別な資格は必要ありません。ただし、ゲームプランナーとしての実績の少ない人が、ゲームプランナーとしてのスキルを客観的に証明するのは難しいことです。その場合、ほかのゲームプランナーとの差別化を図るという目的で、資格を取得するのも悪くありません。

単にスキルの証明手段としてだけでなく、ゲームプランナーとしてゲーム開発プランを設計し、具体的な制作スケジュールに落とし込み、最終的な実行へと移す中で、開発者側への理解を示すことも可能になります。

以下で紹介する資格一覧から、自分に合った資格を見つけてチャレンジしてみましょう。

2. 【技術別】ゲームプランナーに役立つおすすめの資格一覧

ゲームプランナーが所有していると役立つ資格を3つに分類してみました。これらの資格を取得することで、ゲームプランナーとしてのキャリアアップのきっかけとなるでしょう。

デザインに役立つ資格

魅力的なキャラクターやアイテム、マップなど、ゲームには様々なデザインが必要です。デザイン制作に必要なPhotoshopやIllustratorの資格を取得すれば、スキルの証明だけでなく、実際にデザイン制作に必要な技術や知識を身につけられます。

代表的な資格には、サーティファイが主催する「Illustrator®クリエイター能力認定試験」や「Photoshop®クリエイター能力認定試験」、CG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)が主催する「CGクリエイター検定」があります。開発するゲームの世界観やイメージ、キャラクターデザイン制作やクリエイティブ制作のスキル習得に役立つでしょう。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Adobe Illustratorを使用したグラフィックデザインの制作能力を証明する資格です。「スタンダード」と「エキスパート」の2つの難易度で実施されています。

連携して使用することになるAdobe Photoshopとの違いは、画像ファイルの違いになります。Adobe Illustratorはベクター画像を使用することにより、コンテンツの拡大縮小、その他エフェクトなどによる画像解像度にブレが生じることがほとんどないのに対し、Adobe Photoshopはラスター画像を使用することによって、画像解像度にブレが生じやすいという特徴があります。

つまり、どちらにとっても特徴を活かした活用ができることが望ましく、現代のデザイナーにとっては、どちらの知識も重要な役割を担ってもいるため、片方ではなく両方の知識が必要になります。

「スタンダード」ではIllustratorを使って指示通りの作業が正確に行えるスキルを証明します。試験はIllustratorを実際に操作して解答データを作成して提出します。1部と2部に分かれており、試験時間はそれぞれ40分と90分です。

「エキスパート」ではIllustratorを使ってクライアントのニーズに対応したコンテンツを制作できるスキルを証明します。こちらも試験はIllustratorを実際に操作して解答データを作成して提出します。「スタンダード」とは異なり、「エキスパート」では多肢選択式の知識問題が第1部に含まれています。試験時間は第1部が50分、第2部が90分です。

Photoshop®クリエイター能力認定試験

Adobe Photoshopを使用したグラフィックデザインの制作能力を証明する資格です。

Adobe Illustratorにはないエフェクト効果やブラシのバリエーションに富んでいて、写真を加工するために開発されたものではありながらも、Illustratorの機能を拡張するために活用されるケースもかなりあり、それぞれに相乗効果があるという意味でも、両方の知識を学んでおくことは実務の中でも役立ちます。

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、「スタンダード」と「エキスパート」の2つの難易度で実施されています。試験の形式はIllustratorとほぼ同じです。

「スタンダード」ではPhotoshopを使って指示通りの作業が正確に行えるスキルを証明します。試験はIllustratorを実際に操作して解答データを作成して提出します。1部と2部に分かれており、試験時間はそれぞれ40分と90分です。

「エキスパート」ではPhotoshopを使ってクライアントのニーズに対応したコンテンツを制作できるスキルを証明します。こちらも試験はPhotoshopを実際に操作して解答データを作成して提出します。「スタンダード」とは異なり、「エキスパート」では多肢選択式の知識問題が第1部に含まれています。試験時間は第1部が50分、第2部が90分です。

CGクリエイター検定

VRやARなどを活用したゲーム開発が進化していくにつれて、CGクリエイターの役割も大きなものへと変わっています。現代においてはCGクリエイターなしに最先端のゲーム開発を行うことは難しくもなっているほど、その専門スキルは重要な役割を示すものとなっています。現代のゲーム開発において、必須とも言える知識を学ぶには、このCGクリエイター検定が役に立つでしょう。

CGクリエイター検定は公益財団法人 画像情報教育振興協会が実施している、CGを制作しているデザイナーやクリエイターのスキルを証明する資格です。出題内容に応じて「ベーシック」と「エキスパート」の2つの区分の検定が実施されています。

「ベーシック」は、2次元と3次元CGやデザインに関する基礎的な理解力、CGの静止画制作に必要な知識を利用する能力を証明します。試験形式はマークシートで問題数は10問、試験時間は60分で解答します。

「エキスパート」は、3次元CGと映像制作に関する専門的な知識、3次元CG映像の制作の知識を応用する能力を証明します。こちらも試験形式はマークシートで問題数は10問ですが、こちらは試験時間は80分です。

プログラミングに役立つ資格

比較的少数ですが、企業によってはゲームプランナーがゲームプログラミングを担当することがあります。またゲームプログラムを担当するスタッフとのコミュニケーションにおいて、プログラミングの知識があれば、スムーズにやり取りできます。

その際に役立つのがプログラミングのスキルを証明する資格です。個別のプログラミング言語のスキルを証明する資格もありますが、そちらは本職のゲームプログラマー向けです。ゲームプランナーとして、まずはIT全般の知識を身につけたり、プログラムの制御に必要なアルゴリズムを学んだりする資格の取得から目指すのがおすすめです。

ITパスポート

情報処理技術者試験の中でもITに関する基礎知識を証明できる試験です。ゲーム開発にはIT知識が必須のため、ゲームプランナーはもちろん、ゲーム業界への就職・転職を検討している人の知識を補完する資格として役立つでしょう。

ゲームの開発過程において、支障が生じた場合、どこに問題があるのかなどを解明するには開発における専門知識や技術は必要不可欠です。ゲームプランナーは開発の流れを設計するだけでなく、こうした問題解決能力も問われる場面もあり得るため、IT知識は重要だと考えられています。

試験内容は「ストラテジ系(経営管理)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)」の3分野に分かれています。基礎的な内容ですので、非エンジニア職でも十分合格することができます。

ITパスポート試験はパソコンを使って解答するCBT方式です。合格ラインは60%ですが、3つの分野において、それぞれ最低30%以上の得点が必要です。試験時間は120分です。

書店にはITパスポート対策のための書籍が多数販売されているため、独学で十分対策できます。人にもよりますが、だいたい100時間程度の勉強で合格できるようです。インターネットにはITパスポートの過去問を解説したWebサイトもあるので、そのようなWebサイトを利用すれば効率良く学習できるでしょう。

情報処理技術者試験

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施しているITに関する国家資格です。全部で13区分の試験から構成されており、レベル1からレベル4までに分類されています。毎年4月か10月に試験が実施されています。特に高度試験と呼ばれるレベル4には論文が出題される試験もあり、難易度がグッと上がります。

ゲームプランナーとしては、ITの基礎的なスキルが身に付けられるITパスポートや、プログラミングの基礎的な知識が証明できる基本情報技術者の取得を目指すと良いでしょう。特にITパスポートは難易度が低く、IT系資格取得の初めの1歩としておすすめです。

段階的にスキルアップを計画し、ゲームプランナーとしての人材価値を高める意味でも、このようなIT関連の専門スキルを向上させることは、意味あるものとなります。

プロジェクトマネジメントに役立つ資格

ゲーム開発を総括して進めるのはゲームプロデューサーの仕事ですが、ゲームプランナーも補佐的にプロジェクトマネジメントに携わることがあります。

プロジェクトマネージャーとは、ゲーム開発においてのプロジェクト全体の進行を管理することが主な役割になっていて、開発に必要な予算、品質、納期、成果物のクオリティに対しての全責任を持つ重い仕事になります。

将来的にプロジェクトマネージャーを目指す人や、その責任を負う人のサポートも含めての仕事を行うためには、関連した知識を身につけておく必要があります。そのためのプロジェクトマネジメントに役立つ資格として、以下の3つをご紹介します。

プロジェクトマネジメントアソシエイト資格

日本PMO協会が主催する資格で、試験勉強を通じてプロジェクトマネジメントの基礎を学べます。IPAが主催する「プロジェクトマネージャ試験」に比べると難易度が低く、ゲームディレクターやゲームプロデューサーへのキャリアアップに必要なスキルを習得することができるでしょう。

また、学習には受講期間6か月のeラーニングが利用でき、認定試験はオンラインで実施できるため、効率良く資格の取得が目指せます。

試験時間は2時間で問題数は120問の四択問題形式です。75%以上の正答率で合格です。この試験に合格すると、次で紹介する「PMOスペシャリスト認定資格」への受験資格が得られます。

プロジェクトマネジメントについての基礎を学ぶために、まずはこの資格試験で基盤づくりを行っておくと、次のステップに進めやすくなります。

PMOスペシャリスト認定資格

これも日本PMO協会が主催する資格で、プロジェクトマネジメントの知識を学習できる資格です。プロジェクトマネジメントアソシエイト資格の上位資格のため、ステップアップで取得を目指すと良いでしょう。

段階としては、プロジェクトマネジメントアソシエイト資格を通った後に、次のステップとして進んでいくことにより、より理解度を高めることにつながり、実務にも応用できる機会が増えていきます。

PMOスペシャリスト認定資格では、試験を受験するまえに、映像型eラーニングで約4時間学習します。その後20時間程度の自習を経て、オンライン試験を受験します。試験問題数は50問で、試験時間は90分です。合格ラインは80%の正答率です。資格取得後は2年ごとの更新が必要です。

その他の資格

Microsoft Office Specialist

これも日本PMO協会が主催する資格で、プロジェクトマネジメントの知識を学習できる資格です。プロジェクトマネジメントアソシエイト資格の上位資格のため、ステップアップで取得を目指すと良いでしょう。

マネジメント業務には、プロジェクトを管理するためのツールを使うための知識や技術も必要になります。時間管理だけでなく、人材を無駄に扱わないようにするという責任も負っているプロジェクトマネージャーがどのようなツールを活用しているのかを学ぶと同時に、独自に実務に取り入れていくといった応用を効かせることも可能になります。

Microsoft Office Specialistでは、試験を受験するまえに、映像型eラーニングで約4時間学習します。その後20時間程度の自習を経て、オンライン試験を受験します。試験問題数は50問で、試験時間は90分です。合格ラインは80%の正答率です。資格取得後は2年ごとの更新が必要です。

TOEICのスコア

意外と思われるかもしれませんが、実はTOEICのスコアも、ゲームプランナーにとって重要なファクターになる場合があります。近年は、海外で発売された人気のゲームが日本に上陸することがあります。逆もまたしかりです。

『e-Sports』も含めて、これからもゲームが国境をこえることは多々あります。こういった事情もあり、英語ができる人材は貴重な戦力になり得るのです。ゲームプランナーも、TOEICのスコアが高ければ、他者と差を付けられるファクターになります。

IT業界は海外からの人材を派遣することも増えてきています。それに伴い英語力を高めることが現代人には求められていることを考えると、TOEICのスコアは採用企業側としても採用基準として見られることも増えています。

書店ではTOEICの試験対策のための書籍が多数販売されています。中でもTOEICの公式問題集は必須です。またPart1からPart7までの各パートに特化した問題集も販売されているので、自分の弱点に特化して効率良く対策できます。

Webクリエイター能力認定試験

ネットゲームの開発には、Webコンテンツを開発するための知識と技術も求められます。ゲームプランナーとして、その知識と技術を身につけた上で、開発プランが練られていなければ、開発者にとっては苦痛を虐げられるようなスケジュールが組まれるばかりではなく、終わりのないテストと改善を永遠と繰り返すといった悪循環につながることが考えられます。

そのような悪循環を断ち切る、もしくは生み出さないようにするためにも、やはり開発者側の考えが理解できるだけのスキルを身につけておくことは重要になります。

Webクリエイター能力認定試験は、その点において、Webコンテンツを構築するための能力を認定する資格になるため、将来的にも役立つ資格となるでしょう。

平均的な学習時間はHTML5の場合、エキスパートは約40時間、スタンダードは25時間位になります。Webクリエイター能力認定エキスパートの合格率は90%ほどです。Webクリエイター能力認定試験では、例えばワイヤーフレームからデザインをおこすなど、実践の制作現場のフローに即した内容が出ます。

3. 未経験からゲームプランナーになるには

ゲームプランナーになるには、ゲームメーカーやゲーム開発会社に採用されて仕事に就くのが一般的です。こうした働き先では、大学やゲーム専攻のある専門学校卒業者が多く働いています。

大学や専門学校で多くの専門知識を学べること、そして就職先が見つかりやすいという条件が、ゲームプランナーとしての進路を決定づける要因ともなっています。同時に、就職者にとっても「大卒」「専門卒」というのは、ゲームプランナーとして就職するための、ひとつの条件として考えられています。

ですが、実際にはゲームプランナーになるための必要な資格はありません。スキルの拡張には先述したような専門知識が必要ではあるものの、実務で活用するとなると、それ以外にも必要となるスキルがいくつもあるのです。

そのスキルの中でも、分析能力やコミュニケーション能力は特に重要視されています。まず、プランナーは自分の作りたいゲームではなく、市場のニーズを把握したうえでゲームを企画しなくてはなりません。いわゆるマーケティング能力が求められるのです。

そしてそれによって集められるデータをもとにして設計された開発プランをスムーズに実行するためには、開発者とのコミュニケーションが必要不可欠です。

こうした物事を分析する力や開発部への詳細な仕様書を作成し、落とし込んでいくには、学校などでプランナーとしての流れを一度学習しておくと同時に、ビジネスマンとしての素質を鍛え続けることも大切です。

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ゲーム開発に必要な知識・スキルを身につける

ここまでで紹介した資格で身に付けられる専門スキルとは別に、ゲームプランナーに求められるビジネス要素も含まれたスキルを紹介します。

ビジネス要素が含まれたスキルを学ぶことによって、単にスキルを活用するだけでなく、ゲームプランナーとして開発者やプロジェクトマネージャーとの連携をスムーズに進められるようになったり、多くの問題を解決していくために役立てていくことができるようになります。

プログラミングの知識

IT関連のスキルとしては、ゲームプランナーとして、プログラミングに関する知識を持っておくことは様々な局面で役立ちます。ゲームプランナーは、プログラマーなどの開発スタッフに指示を出さなければならない関係上、やはりその職種の専門知識を持っていた方が、コミュニケーションが捗りやすくなります。そのため、グラフィックデザインやプログラミングなど、ゲーム開発に関する知識は、持っていた方が、他者と差を付けられる武器になります。

企画力

ゲームにはソーシャルゲームやコンシューマゲームなどいくつかの種類があります。ゲームプランナーはそれぞれの特徴を把握して、ユーザーに長く楽しんでもらえるゲームを企画できるスキルが求められます。

個性的なキャラクターや世界観の構築、シナリオや各種イベント、魅力的な課金アイテムなど、開発したゲームを長く楽しんでもらうための企画や、全く新しいゲームをゼロから開発するための企画など、ゲームプランナーは様々な形で企画を立てるスキルが求められます。

ユーザーが求めていることや、時代の変化にもアンテナを張っておく必要があり、同時に既存のゲームとの差別化を作り出すための独自性を生み出すためにも、企画力を鍛えることはゲームプランナーとして重要な役目でもあります。

論理的思考力

面白くて楽しいゲームはどのようなゲームか、漠然と考えるのではなく、ロジカルにどのような設計であれば、ユーザーの満足度を高めることができるのかを考えるスキルも、ゲームプランナーには必要です。ゲームの企画をするにあたり、自分だけが楽しめるような独りよがりな企画では、ほかのスタッフに理解してもらうことは難しいでしょう。

ユーザーの満足度を高めるためには、ユーザー目線でゲームの設計を考えることができる視点と、ゲームを面白くするための細かな仕組みとなるアルゴリズム(ユーザーのアクションによって変わる条件分岐など)を考えることが、ゲームプランナーには強く求められます。

論理的過ぎるのも、周囲からは固いイメージを持たれはするものの、ゲームプランナーとしての素質で考えると、適している人材だと言えます。

自分の意見を会議やプレゼンテーションの場面で論理的に伝えることも時には必要で、企画しているゲームならではの要素や、ユーザーがゲームにはまるポイントなどをロジカルに伝えられるようになりには、論理的思考だけではなく、相手にうまく情報を届ける、もしくは理解してもらったり納得してもらうためには、次のコミュニケーション力も必要になります。

コミュニケーション力

どの仕事でもコミュニケーション力は不可欠ですが、ゲームプランナーでも例外ではありません。ゲーム開発は多くのスタッフが、それぞれの専門性を活かして仕事をしており、開発期間も長期にわたります。コミュニケーションのエラーによって、ゲームのコンセプトやテーマを間違えて伝えてしまうと、開発が大きく後戻りする可能性もあり致命的です。

ゲームプランナーはゲーム開発では上位層と開発現場とのあいだを取り持つ、中間管理職的な立場です。そのため開発に携わる様々な職種とスタッフとのあいだでの調整も必要です。

現代において、どうすればクリエイターとしての成果を上げることができるのかということを考えたときに、知識や技術といった目に見えて明確であるスキルだけでなく、目に見えない部分のコミュニケーション力や交渉術といった「ソフトスキル」が、ビジネスの観点からしても特に重要視されています。

トレンド分析力

世間で流行しているゲームを分析して、ゲーム開発に活かすトレンド分析力も必要です。ゲームプランナーとして視野を広めて、ゲームに限らず、様々な業界のトレンドを把握するために、アンテナを高くして情報を入手しましょう。

そのようにして得られたデータというのは、ゲーム開発のプランを立てる上でも役立てることにつながります。

また過去に流行したゲームを分析して、新しく開発するゲームのヒントにするときにも、次に解説する柔軟な発想力が活かせるようになります。

発想力

これまでには存在しなかったような、面白いゲームを開発するには発想力が必要です。ゲーム開発の現場でトラブルが発生したり、スタッフ間で意見が割れたりしたときに、ゲームプランナーが主体となり、柔軟な発想で困難を乗り切る場面もあるでしょう。

組織として開発者全員のアイディアを生かすことは難しくても、個々のアイディアを集約させ、ひとつの画期的なアイディアに変えていくということは可能であり、それもまたゲームプランナーの役目でもあります。

多くの発想を上手く活用するためにも、自分だけでなく周囲のアイディアも取り入れることができるだけの柔軟性も大事にしていきましょう。

仕様書作成スキル

仕様書作成スキルもゲームプランナーには必要です。仕様書とはキャラクター、マップ、アイテムなどのデザインやパラメータ、ゲームの世界観やシナリオなどです。ゲームプログラマーやデザイナーはこの仕様書を元にして仕事を進めます。

ゲームプランナーには、中身が明確かつ適切に伝わるような仕様書を作成するスキルが求められます。ゲームの設計にあたる仕様書作成の時点で不具合が生まれていたり、理解されにくいものになっていると、開発者が後になって苦労することになり、そのつけは自分に戻ってくることになります。

そうならないようにするには、やはりプログラミングやデザインに関する知識を身につけておくことが必要になるでしょう。開発者へ理解を示すためには、開発者が用いるスキルを理解しておく必要もあるからです。

プレゼンテーションスキル

新しいゲームの企画を提案する際に必要となるスキルが、プレゼンテーションスキルです。PowerPointやWordで、説得力のあるプレゼンテーション資料を制作したり、企画の内容を論理的にわかりやすく説明したりするスキルのことです。先述したMicrosoft Office Specialistもこれにあたります。

企画が採用されるかどうかは、画期的なアイディアが含まれていたとしても、このプレゼンテーションスキルにかかっています。

いかに相手を納得させるようなプレゼンを進めていけるかによって、ゲームプランナーとしての力が試されることにもなるでしょう。

ゲーム開発会社に就職してキャリアアップを目指す

ゲームプランナーに限らず、どのような職種も中途採用の場合は経験者が求められます。資格などを持っているかという点もチェックされるものの、同等に重要視されているのは「組織の中での実務経歴があるかどうか」です。

どれだけ個人的に優秀なスキルを持ち合わせていると主張できたとしても、企業としては(もしくは多くのエージェントも含めて)「組織の中での実務経歴があるかどうか」という点で採用候補にならるのかどうかの判断を下す場合が多いのです。

ゲームプランナーの場合も例外はなく、未経験者がいきなり正社員として採用されることは難しいものです。そのため未経験からゲームプランナーを目指すには、まずアシスタントから始めると良いでしょう。

アシスタントとして、ゲームプランナーのサポート業務を経験する

未経験者の場合、まずはアルバイトや派遣、契約社員といった契約形態でゲームプランナーのアシスタント職として入社し、プランナーのサポート業務を経験することをおすすめします。

最初に任されるのはデータ入力や事務処理、カスタマーサポートなど、ゲームプランナーの補佐的な業務がメインですが、徐々にゲームタイトルの運営や小さなイベントの企画などに携われるようになります。

アシスタント採用でチェックされるのは、主に以下のポイントです。

・ゲームに対する熱意はあるか
アシスタントとして採用される上で、もっとも重要になるのは「ゲームに対する熱意」です。応募先企業のゲームタイトルをどれだけやりこんでいるか、好きな気持ちを自分の言葉で語れるか、ユーザー目線で適切なフィードバックができるかなど、求職者がゲーム制作に対してどれだけの熱意を持っているかを採用担当者は細かくチェックしています。

ほかの求職者に差をつけて熱意を伝えたいなら、自主的に既存ゲームのイベントや新規タイトルのプランニング書を提出するのもよいでしょう。

根性論では上手くいかなくないということが社会の中では多く存在します。しかし、結局のところ熱意がなければ、向上心や好奇心も生まれることはなく、個人的なスキルが向上することもないのです。

・コミュニケーション能力があるか
アシスタントであってもエンジニアやデザイナーなど、さまざまな職種のスタッフと協力しながら業務を進めていくことになるので、高いコミュニケーション能力も求められます。

コミュニケーション能力は高ければ高いほど、自分にとって良い人間関係を作り出すことに役立てることができるほか、ゲームプランナーとして、開発者との関係を維持し続けることに関しても重要なスキルのひとつだと考えられています。

現職でのキャリアアップ、または転職してゲームプランナーを目指す

アシスタントとしてのスキルが認められれば、勤務先の人員に空きが出た際にゲームプランナーとして採用されるケースがあります。また、現職でのキャリアアップが難しい場合でも、アシスタントの実務経験をアピールして転職活動を行えば、ゲームプランナー職で迎えてくれる企業にも出会いやすくなるでしょう。

もちろん、アシスタントとして働いているあいだも受け身で仕事をするのではなく、ゲームプランナーにキャリアアップすることを視野に入れた自己研鑽は不可欠です。業界トレンドに常に敏感でいるためのリサーチを行ったり、KPI分析を行うためのマーケティングスキルを磨いたり、実務に役立ちそうなことは何でも貪欲に学ぶ姿勢を持ちましょう。

就職でも転職でも、ゲームプランナーとしての仕事を手にしようと思うのであれば、まず初めはアルバイトなどから経験するというのもひとつの手です。

収入面では劣ってはしまうものの、そこで得られる実務経験は、あとになって企業の採用面接の場面だけでなく、実際に実務に取り組む場で役立つことになるのです。

プログラミングスキルが活かせる

プログラミングは現代において多くの人にとっての武器と考えることができます。そのためプログラミングスクールに通う転職希望者が増えているように、どんな業種であってもプログラマーの需要が高まっています。ゲーム開発の場でも、プログラミングスキルが活かされる機会は多いものです。

ゲームプランナーへの道のひとつとして、ゲームプログラマーとして実務経験を積んだうえでキャリアアップとして目指すのも選択肢のひとつと考えられています。そのため、まずはプログラミングスキルを身につけ、ゲームプログラマーとして開発現場で経験を積んでいくことをおすすめします。

ゲーム開発の現場では、主にC#やC++、Swift、Ruby、Unityなどのプログラミング言語が用いられています。開発するゲームの種類やハードウェアによってもプログラミング言語は異なるため、できれば複数のスキルを身につけておくと武器になりやすいでしょう。プログラミング経験がない初学者の場合、比較的習得しやすいRubyやSwiftなどからスタートし、その後難易度の高いC++などに移行していくとスムーズに理解できるはずです。

プロジェクトマネジメント経験も強みになる

ゲーム開発に限ったことではありませんが、プログラマーやSEとして長く開発に携わっていると、プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)に抜擢されることもあります。複数のエンジニアを統括し、プロジェクト全体の進捗や管理を担うプロジェクトマネジメントの経験は、限られたエンジニアのみしか経験できない貴重なものです。

ゲームプランナーにおいても仕様書の作成や企画立案など、プロジェクトマネージャーに似た上流工程を担うことから、プロジェクトマネジメントの経験は間違いなく強みになるといえるでしょう。

つまるところ、ゲームプランナーという位置付けであっても、IT業界での管理職の実務経験が活かせる場が多く存在する職業でもあると言えるでしょう。マネジメントに携わる機会というのは、誰にでも得られるものではなく、時間をかけて日々の鍛錬と実務を積み重ねていかなければ得られないものでもあります。

それだけに、転職に挑む際には非常に価値の高い経験として、企業からも評価されるものとなるのです。

KPIの分析経験があると良い

多数のソーシャルゲームが提供されている現在、ダウンロード数やアクティブユーザー数、課金ユーザー数などさまざまなデータが簡単に集計できます。

そのようなデータをもとに、データサイエンティストによる集計データの解析と可視化を行うことで、次の事業に集計データを活用したり、顧客マーケティングに活用するといったことは、他業種でも当たり前に行われていることであり、ゲーム業界においても、それは変わりません。

ゲームを開発して終わりではなく、その後さらにユーザー数や収益性を伸ばすためには何を改善すべきなのか、さまざまな企画や対策を検討するのもゲームプランナーの重要な仕事であると考えるとすると、データサイエンティストと同等のスキルを持ち合わせるまでは必要ないにしろ、データ分析に関する概念や基本といった知識や技術がある方が、実際の現場では望ましく考えられてもいるということになります。

KPI分析はゲーム開発の現場だけではなく、多くのシステム開発の現場で行われており、主にプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなど上流工程が担う業務です。その役割をサポートできるようになるという意味でも、広い範囲での柔軟性を身につけることがゲームプランナーにも求められています。

4. まとめ

ゲームプランナーには、ゲームを作ることに熱意を感じることができることが大前提にあり、同じように考える開発者たちとのコミュニティーの中で、ゲームを開発するプランナーとしての役割を全うするために、今回解説したようなスキルが求められており、時と場合によって、開発者やプロダクターの立場や、ゲームをプレイすることになるユーザーの目線に立って考えることのできるスキルを持ち合わせていることが重要であると考えられています。

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