IT業界を5つに分類して解説!将来性や職種も紹介します

最終更新日:2024年3月11日

すぐ身近にスマートフォンがあり、様々な情報を検索したり、電子マネーとしての活用、動画コンテンツの参照など様々な用途で活躍しています。ITは企業活動のみならず個人のライフスタイルにまで密接に関わるようになりました。

ITによるサービス、製品を提供するIT業界は、SNSなど身近なサービスを提供する企業や業務系システムを開発する企業などで構成されています。しかしながら、存在は知っていても具体的にどのような業種や企業が存在するのかは知っておらず、IT業界について詳しく知りたいという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

IT業界はいくつかに分類できますが、職種はプログラマーやシステムエンジニア、インフラエンジニアなどのITエンジニア、営業職などは各業界共通です。この記事では、IT業界に興味のある人に向けてIT業界の概要と、各職種の仕事内容、必要なスキルなどについて解説します。IT業界の全体像をつかむために、ぜひ参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • IT業界とは、ITを活用したサービスやプロダクトを提供するあらゆる企業が該当します
  • IT業界では、専門とするスキルにより職種が分かれており、様々なエンジニア職種が存在しています
  • IT業界で活躍するには、コミュニケーションスキル、課題解決力、論理的思考力といったスキルが一般的に必要とされます
  • 未経験からIT業界に転職する場合には、資格の取得・保有により一定のITスキルを示すことも有効な手段となります
  • 未経験からIT職種への転職を行う場合には、まずはITスキルの向上を図り、転職エージェントを活用することが効率的な方法となります

IT業界とは

ITとは「Information Technology」つまり情報技術のことです。IT業界は情報技術を活用したサービスや商品を提供する業界と言えます。

しかしながら、一言でIT業界とは言っても、パソコンの物理的なハードウェア部分を取り扱う企業も、PCの中で動くソフトウェアを開発する企業も、スマートフォン向けのアプリを開発・提供している企業もその一部です。このように、提供しているサービスの種類は非常に幅広いものとなります。

本項では、IT業界の分類について紹介します。

IT業界の分類

IT業界の分類


IT業界は業務の内容によって、大きく5つに分類することができます。それぞれの業界について解説します。

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界の企業は、主に情報システムの設計、開発、運用、保守を担い、システムインテグレーター(SIer)と呼ばれます。取り組む領域は幅広く、金融機関や公共交通機関のような社会インフラを担う大規模なシステムから、小売企業やメーカーなど事業会社の業務系システムまで、あらゆる業界の企業や官公庁がクライアントになります。また、ITシステム、アプリケーション、プログラムなどのソフトウェアからPC、サーバー、IoT向けデバイスなどのハードウェアまで顧客が必要とするものが提供対象となります。

基本的に規模の大きな仕事が多く、関連企業や下請け企業まで含めると関わる人数も非常に多い傾向にあります。クライアントの要件に沿ってシステムを設計・開発・運用・保守します。

近年はIoTやビッグデータの分野が注目されていることもあり、情報処理系サービスを提供する企業の求人や案件は増大しつつあります。システムインテグレーターは従来、システム開発に強みを持っていましたが、時代の変化に伴いデータサイエンティストなどデータ分析に関するサービスにも注力するようになりました。

システムインテグレーターに分類される日本の代表的な企業として、NTTデータや日本IBM、富士通、NECなどが挙げられます。

ソフトウェア業界

ITの仕事で多くの方がイメージするのがこのソフトウェア業界です。私たちが普段パソコンやスマートフォン上で使っている、さまざまなアプリケーションを設計・開発している業界です。

ソフトウェアとは、コンピューター上で実際に処理を行うプログラムのことを言います。大きく分けて、パソコンやスマートフォンなどのシステム全体を管理するオペレーティングシステム(OS)と呼ばれる基本ソフトウェアと、OS上で特定の作業を行うためのアプリケーションソフトウェアの2種類があります。

身近な例では、WindowsやMacOSがオペレーティングシステム、WordやExcelなどがアプリケーションソフトウェアに該当します。近年ではクラウド型のソフトウェアが主流となってきており、ブラウザ上で動作するSFA(営業支援)やCRM(顧客管理)などのソフトウェアが提供されています。

これらのソフトウェアを設計・開発するのがソフトウェア業界です。クライアントの多様なニーズに応えるべく、次々と新しいソフトウェアが開発されており、年々市場は拡大傾向にあります。

ハードウェア業界

現在ではIT関連技術が用いられる対象はパソコンに限らず、ゲーム機や家電、モバイル端末なども含まれます。これらのハードウェアを扱う業界をハードウェア業界といいます。

ハードウェアとは、ソフトウェアと相対するワードとして用いられ、ITの世界においては形のある機器のことを指します。具体的には、パソコン本体をはじめマウスやプリンター、サーバー、通信機器など、内部を構成する電子回路など幅広いハードウェアがあります。

この業界には、機器を製造する大手メーカーや関連企業が含まれます。前述の情報処理サービスを提供する大企業の多くは、ハードウェアの開発・販売まで手がけています。これらの企業が開発したハードウェア製品を制御するシステムを開発する技術者を、ハードウェア業界独特の職種として「組み込みエンジニア」と呼びます。近年では、IoTの発展に伴い、組み込みエンジニアの需要が高まってきています。

また、従来のサーバーは物理的に購入するものでしたが、現在ではクラウドサービスとして提供されるものが主流に変わってきています。代表的なクラウド型のサーバーサービスは、アマゾンが提供するAWSやGMOが提供するレンタルサーバーConoHaなどです。これらは、サブスクリプション型の課金体系で提供されており、物理的に購入しなくてもインターネットを通して利用することができます。このようにハードウェア業界のサービスは、必ずしも物理的な購入を必要としないものへとシフトしています。

Web・インターネット業界

インターネット業界は、ブロードバンドの普及により急速に発展してきた業界です。インターネット業界とは、インターネットを活用して様々なサービスを提供する企業で構成されています。BtoBと呼ばれる企業向けのサービス提供を行う企業と、BtoCと呼ばれる個人向けのサービスを提供する企業に大別されます。

BtoBサービスには、企業のコーポレートサイトやECサイトを提供するWeb制作企業や、ネットワーク構築を専門とする企業、クライアントの認知度向上や集客を支援するリスティング広告やSNS広告の運用を代行して行うインターネット広告代理企業があります。

BtoCのサービスには、ポータルサイトや動画配信サイトを運営する企業、SNSやチャット等のWebサービスを提供する企業、ECサイトを運営する企業などがあります。近年はインターネット技術の進歩に伴い、BtoCのWebサービスが増えています。

インターネット業界の代表的な職業としては、Webサイト制作を監督するWebディレクター、Webサイトのデザインやコーディングを行うWebデザイナー、インターネットを活用した広報活動や集客などを支援するWebマーケターなどがあります。もちろん、バックエンドの開発を行うプログラマーやシステムエンジニアなどの職種もあります。

関連記事:Web業界の仕事とは?IT業界との違いも解説します

通信サービス業界

数あるIT業界の仕事のなかで、忘れてはならないのが通信サービス業界です。この業界が急成長したからこそ、今のIT業界の発展があると言えるでしょう。

通信サービス業界とは、音声・データ・情報をやりとりするための通信サービスを提供する業界です。通信事業者各社が提供する電話回線やインターネット回線が通信サービスの代表例です。

通信サービスは、インターネット接続サービスを提供するインターネットサービスプロバイダと固定電話を提供する固定通信、スマートフォンや携帯電話等の通信サービスを提供する移動体通信の3つに大別されます。

近年、インターネットサービスが爆発的に普及した背景として、特に通信サービス業界が高速インターネット回線を提供するようになったことと、スマートフォンの登場が挙げられます。通信サービス業界はIT化社会を根底から支えており、ビジネスにもプライベートにも必要不可欠な業界です。

IT業界の将来性

IT業界は現代社会において基盤と言っても過言ではありません。人々の生活はITによって成り立っています。そして、これは将来的にも変わらないでしょう。むしろAIの普及などによって、生活のIT化はより加速していくと考えられます。つまり、IT業界は将来的にも需要がある、むしろ需要は加速していく可能性が高いということです。

外資系IT企業と国内IT企業の違い

外資系IT企業は実力主義、英語力が必要、国内IT企業は比較的年功序列の傾向がある、といった違いはIT業界でも他の業界でも同じです。ただしIT業界は実力主義の傾向が強く、外資系IT企業だとその傾向がより大きくなります。外資系IT企業は実力主義に特化した世界ということです。

IT業界別!活躍できる職種と仕事内容

IT業界における職種は多岐にわたります。業界別に主要な職種について、概要、仕事内容、必要となる主なスキルなどを解説します。なお、各職種の平均年収はレバテックキャリア内の求人・転職情報からランダムに30件を抽出して算出しています。

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界に所属する職種、求められるスキル、扱うプログラミング言語、平均年収を表にまとめました。

職種名 機械学習
エンジニア
データ
サイエンティスト
プロジェクト
マネージャー
プロジェクト
リーダー
ITコンサルタント
スキル プログラミング、機械学習用ライブラリ・
フレームワークの知識
データサイエンススキル、
データエンジニアリングスキル、ビジネススキル
幅広いプロジェクト
マネジメントスキル
開発スキル、
システム開発手法への習熟、開発経験
IT知識の他、物流や会計、人事、
経営戦略などの幅広い業務知識、ロジカルシンキング、分析スキル、提案スキル
言語 Python、R SQL なし
(あればより良い)
システムエンジニアと同等の言語 なし
(あればより良い)
平均年収 630万円 699万円 664万円 650万円 932万円

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界に所属する職種、求められるスキル、扱うプログラミング言語、平均年収です。

職種名 プログラマー システムエンジニア ソフトウェアエンジニア アプリケーションエンジニア
スキル プログラミングスキル、ハードウェア、
ネットワーク、サーバー、ソフトウェアなどの幅広いIT基礎知識
ハードウェア、ネットワーク、サーバー、
ソフトウェアなどの幅広いIT知識、
設計スキル、プログラミングスキル、
コミュニケーションスキル、
進捗管理スキル
プログラミングスキル、
設計スキル
プログラミングスキル、
設計スキル
言語 プロジェクトによって様々 プロジェクトによって様々 プロジェクトによって様々 プロジェクトによって様々
平均年収 429万円 429万円 567万円 535万円

ハードウェア業界

ハードウェア業界に所属する職種、求められるスキル、扱うプログラミング言語、平均年収です。

職種名 組み込みエンジニアおよびIoTエンジニア セールスエンジニア
スキル マイクロプロセッサや電子回路のスキル、
シングルボードコンピュータの知識
プレゼンテーションスキル、設計スキル、
自社製品やサービス、その他先端技術に対する知見
言語 C言語、アセンブリ言語 なし(あればより良い)
平均年収 600万円 507万円

Web・インターネット業界

Web・インターネット業界に所属する職種、求められるスキル、扱うプログラミング言語、平均年収です。

職種名 Webエンジニア マークアップエンジニア Webプロデューサー Webディレクター Webデザイナー Webマーケター
スキル Webサイト制作全般スキル、
プログラミングスキル
コーディングスキル、デザイン
スキルやUI設計に関する知見
経営戦略の立案スキル、
幅広いビジネスへの知見
Webデザイン、コーディング、
ライティングなどの知見
Webコーディングスキル、
デザインスキル、UI/UX設計スキル
Webマーケティングスキル、
Webサイト・サービス分析スキル
言語 HTML・CSS、JavaScript、PHPなど HTML・CSS、JavaScript なし(あればより良い) なし(あればより良い) HTML・CSS、JavaScript なし(あればより良い)
平均年収 554万円 385万円 712万円 593万円 565万円 506万円

通信サービス業界

通信サービス業界に所属する職種、求められるスキル、扱うプログラミング言語、平均年収です。

職種名 インフラエンジニア サーバーサイドエンジニア フロントエンドエンジニア プリセールスエンジニア ネットワークエンジニア
スキル サーバーやクラウド、ストレージ、ネットワーク、
OS、仮想化などの知識・スキル
ハードウェアとOSの知識、OSに関する知識、
仮想化技術に関する知識とスキル
プログラミングスキル、ユーザー体験(UX)
を向上させるUI設計のスキル
技術部分をわかりやすく伝えるためのスキル ネットワークの基礎知識、設計スキル
言語 SQL SQL HTML・CSS・JavaScript、Java、Objective-C、Swift なし(あればより良い) SQL
平均年収 546万円 467万円 683万円 636万円 609万円

未経験者が転職しやすいIT業界の職種

IT業界へ未経験から転職を検討する場合、自分にできるのか不安に思う人も多いのではないでしょうか。

ここでは未経験者が転職しやすい職種を紹介します。

関連記事:IT業界は未経験から転職可能?転職しやすい職種・転職しにくい職種

セールスエンジニア

IT業界では専門知識の習得やIT技術への関心が求められるものです。

その中では、セールスエンジニアは技術自体の知識よりもプレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルを重視する傾向がある職種のため、未経験からの転職がしやすい職種と言えます。接客や販売の経験を活かすことができ、未経験者にはしっかりと研修がある場合が多いです。

プログラマー

プログラマーは常に人手不足の職種です。そのため、経験者だけでなくポテンシャル採用で未経験者を採用し、社内で育成することを視野に入れている企業が多々あります。

全くプログラミングをしたことがない人に向けて、3~6ヶ月の長期間の研修期間を設けている企業もあります。

関連記事:Javaとは何?【初心者にも分かる基本と特徴を解説】

IT業界で活躍する職種に共通して求められるスキル・資質

IT業界といっても幅が広く、本記事内でも多くの職種を紹介しています。それぞれの職種に専門的な領域があり、知識やスキルが求められるのですが、IT業界の職種に共通して必要となるスキル・資質というものもあります。

これらのスキルの多くは学習や反復的な訓練により身に着けることが可能です。IT業界で活躍するためには、これらのスキルを持っていなければならないのではなく、これから習得するものとして捉えてください。

求められるスキル

IT業界の様々な職種に共通して求められるスキルを紹介します。いずれも継続的に取り組み、スキル向上を図り続ける必要のあるスキルです。

コミュニケーションスキル

あらゆるIT業界の仕事は一人では完結しません。最低限ユーザが存在しており、多くの場合は共同作業者も存在します。相手の意図を汲んで求められるプロダクトを作ることがIT業界全般で求められる成果なのです。成果を出すためには顧客だけでなくエンジニアや経営陣など幅広くコミュニケーションを取る必要があります。

コミュニケーションが苦手と考えている場合には、成長余地のある分野と考え、ポジティブなものとして繰り返しコミュニケーションを取ってスキル向上を目指しましょう。

課題解決スキル

IT業界の仕事の多くは単純な繰り返しではなく、これまで存在しなかったシステム、アプリケーション、Webサイトなどのプロダクト・サービスを作り上げるものです。新たなものを作り上げるには、決まった道は無く多くの課題が発生することが普通です。発生する課題の一つ一つを解決することが仕事ともいえるため、技術知識や事例を知り、柔軟な発想を持って実現可能な方法を探る課題解決スキルが重要となります。

また、IT業においては顧客に提供するプロダクトやサービスは、物理的な形を持たないソフトウェアであることが多いでしょう。これらのソフトウェアは、何らかの課題を解決することにより価値が生まれるものです。プロダクトやサービスでできることを理解して適切に提案できることも、顧客の業務上の課題を解決するスキルといえます。

論理的思考力

IT業界の取り扱うITは情報を集めたもので、小さな論理の積み重ねで成り立っています。必然的に業務を効率的かつ高い品質で行おうとした場合には、理にかなった形でITを形にする必要があります。多くの原理、理論を知り、それを組み合わせて大きな仕組みを作るためには論理的思考力が欠かせません。

歓迎される資質

IT業界の仕事につく場合に歓迎される資質として、高い学習意欲を持つことが挙げられます。IT業界に限らず、あらゆる仕事において重要視される資質ですが、特にIT業界で歓迎される理由を説明します。

学習意欲

IT技術は日進月歩で進化しています。1年前の技術がすでに過去のものであることは少なくありません。最新の技術を用いることにより新たにできることが増え、そこに価値が発生します。高い価値を提供するには新たなことを学び続ける必要があるのです。

IT業界の仕事では、日々新しくなる技術を学習し、利用します。技術の習得はIT業界で働く間は続ける必要があるため、新技術の情報を積極的に探し、自発的に理解しようとできるひとが向いていると言えます。

学習意欲が高くない方の場合には、学習を行うことは自己の成長に向けた時間の投資と前向きにとらえて意識を変えていきましょう。

IT業界未経験者におすすめの資格

IT業界未経験の場合にも、一定以上のスキルを示すことができるため転職で有利になるのが資格の保有です。もちろん、資格を取得するための学習は自身のスキル向上にも繋がっていますので、IT業界での就業後にも役立つものとなります。

ITパスポート

ITパスポートは業務でのIT利用に向けたスキル保有を示す資格です。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)により運営され、経済産業省が認定する国家資格「情報技術者試験」の入門的なポジションにあたります。

IT業界でも最低限のITスキル、ITリテラシーの保有を示す資格として広く認知されています。ただし、エンジニア職種への就業に向けては、スキルをアピールできる程難易度は高くないため、さらに上位の情報技術者試験を取得するとよいでしょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIT技術者としてエントリレベルのスキルを示すことのできる資格試験です。IPAにより運営される情報技術者試験の一つで、ITエンジニアの登竜門とも言われています。

エントリレベルとは言え、ハードウェア、ソフトウェア、プログラミング、システム開発技法、プロジェクトマネジメント、IT戦略など試験範囲は幅広く、難易度は低くはありません。しかし、どのようなITエンジニア職種に向けても、技術者としてのベースが整っていることを示せるため、未経験からIT業界を目指す場合にはおすすめの資格です。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会によるPythonスキルを示せる資格試験です。上位の試験としてPython3エンジニア認定実践試験、Python3エンジニア認定データ分析試験などがあります。

Pythonは人気の高いプログラミング言語で、データサイエンスやAIなどの分野のプログラミングでも活用される言語として今後も需要が見込まれます。IT業界未経験者が最初のプログラミング言語にPythonを選択し、そのスキルを示すのに役立てられる資格です。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験はIPAが運営し、経済産業省が認定する国家資格「情報技術者試験」の中でも、平成28年から開始された比較的新しい資格です。IT活用上で欠かせない情報セキュリティに関するスキル、知識を問う内容となっています。

企業の中でも情報セキュリティマネジメントを行う立場の人に向けた資格試験で、ITパスポートからステップアップできる資格といえます。ITエンジニアとしての高いスキルを示す資格ではありませんが、IT業界のあらゆる分野でセキュリティに関する知見は役立ちます。

統計検定

統計検定は、一般財団法人統計質保証推進協会が実施し、日本統計学会が認定する統計に関する知識、活用能力を評価する資格試験です。統計検定4級から1級、他の専門分野に加え、データサイエンス基礎、データサイエンス発展、データサイエンスエキスパートの分野があります。

データサイエンスはIT業界でも注目を集める分野で、データの分析により新たな知見をもたらす技術です。その基礎には数学、統計学の分野があるため、統計検定はIT業界でデータサイエンス分野を目指す場合に有用となる資格となります。

データサイエンティスト検定

データサイエンティスト検定は、一般社団法人データサイエンティスト協会の実施するデータサイエンティスト向けの資格試験です。2023年2月15日時点では、アシスタントデータサイエンティスト(見習いレベル)のスキルを示せる「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」のみが提供されています。

データサイエンス、AIなどの分野での初学者向けの資格試験です。これらの分野で活躍を目指すIT業界未経験者でも取り組み易い資格試験といえます。

IT業界の職種に転職する方法

未経験からIT業界の職種へ転職するために有効な方法を紹介します。

まずはITスキルを身に着ける

IT業界の職種を目指す場合には、スキルの習得が必要となります。未経験者応募可能の求人も存在しますが、いずれ就職後にはITスキルの習得が必要となります。ITスキルを転職前に身に着けることで、転職活動時のアピールポイントにもなり、自分に適した職種を探すのにも役立ちます。

スクールやWeb上の学習サービス、書籍などを利用して、最低でも転職活動開始と同時にITスキルを身に着けることも始めましょう。本記事で紹介している資格の取得などを目標として学習してみるのも一つのプランです。

エージェントを活用する

未経験からIT業界への転職を目指す場合、職種が多く違いや適性などを理解するのが難しく感じるかもしれません。転職先の情報を求人情報だけで探すとアンマッチが発生する場合もありますので、迷う場合には転職エージェントを活用することがおすすめです。

IT業界での実績のある転職エージェントを利用することで、自分の希望する職種を明確化し、転職先を絞った活動が可能となります。また、エージェントはIT業界の企業について多くの情報を持っていますので、未経験者のサポートや教育体制が整った企業についても情報を得ることができます。

外資系企業と国内IT企業の主な違い

同じ業界のIT企業でも、外資系企業と国内IT企業では評価や教育制度などで大きく違いがあります。

外資系企業は能力主義による採用や評価体系を取っていることが多く、未経験からの転職の場合には外資系の企業はハードルが高いかもしれません。転職時の応募には保有スキルをはっきりと示すことが求められるため、未経験者には条件が合わないことが多いためです。

国内企業は一般的には能力主義と年功序列を組み合わせた評価制度を持っています。また、転職時の採用基準も会社によって差異はありますが、現状の能力だけでなくこれまでの業務経験や前の業界の業務知識なども評価に繋がります。求人などの情報でどのような人材を求めているかにも注目しておきましょう。

外資系企業では、企業内の公用語に英語が採用されているなどの外国語スキルが求められるケースが多いことも特色の一つです。グローバルに人材を集めているため、同僚にも外国籍の従業員がおり、コミュニケーションに向けた外国語スキルも必要となってきます。

IT業界の将来性

未経験からの転職を考えたときに気になるのが、IT業界の今後の将来性や需要です。本項では、IT業界の将来性について紹介します。

IT業界では人材不足が続いている

IT業界では常に人材が不足しています。2018年の経済産業省「- IT 人材需給に関する調査 -調査報告書」によると、2030年にはIT人材は最大で79万人不足すると言われていました。業界の中にも様々な職種があり、その中でもエンジニアがもっとも不足が見込まれる職種です。

2023年の現時点でもIT人材の不足は続いています。ただし、企業も一定のスキルを持った人材を求めているため、なかなか人材のギャップが埋まらない点が問題となっています。

そのため、企業や国で対策がされており、企業では採用年齢の引き上げ、待遇を他社よりも良いものにするなどが行われています。政府は将来のIT業界の人材の確保のため、教育によるスキル底上げを目指し、2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されました。

AIやIoT、ビッグデータを扱う分野は特に将来性がある

IT業界の中でも特に「AI(人工知能)」「IoT」「ビッグデータ」を扱う分野が今後発展していると見られており、将来性は高いと考えられます。2023年時点でもこの分野の専門性のある人材は十分ではないため、経験を積むことができれば市場価値の高い人材になれる分野です。

IT業界に関するよくある質問

IT業界に関するよくある質問と回答をご紹介します。

Q1. IT業界では何をするの?

IT業界では、ソフトウェアやハードウェアの開発を行います。最終的にはシステムなどを開発しますが、職種によって役割が異なります。直接開発は行わず、コンサルティング、プロジェクトマネジメント、テストなどを担当する人もいます。

Q2. IT業界の魅力は?

IT業界の魅力は複数あります。たとえば、時間や場所にとらわれない働き方ができる、最新技術に触れられる、スキルアップすれば収入が上がる、自分自身の成長を実感しやすい、などが挙げられます。

Q3. IT企業が多い地域はどこ?

IT企業は過半数が東京に集中しています。ITは場所を選ばないことが強みですが、実態としてはプロジェクトメンバー、クライアント企業が集まりやすい東京にIT企業も集中しています。望ましい状況ではありませんが、すぐに解消するのは難しいでしょう。

まとめ

この記事では、IT業界の全容と職種ごとの主な仕事内容について解説してきました。IT業界はいくつかに分類することができますが、職種はどの業界もほとんど同じです。逆にいえば、ITエンジニアのスキルを持っていれ

ば活躍できる業界が多くあるとも言えます。

ITの仕事を検討している方は、まずはIT業界全体を俯瞰し、各分野の情報を集めることからはじめてみてはいかがでしょうか。

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