IaaS、PaaS、SaaSが何の略か知っていますか?「◯aaS」に何があるか知っていますか?「◯aaS」11種まとめ

最終更新日:2020年1月30日

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IaaS、PaaS、SaaSなど、「◯aaS(◯◯ as a Service)」と略すサービスをよく耳にしますが、パッと見ただけでは何の略であるか分からないですよね。各略称の意味本文で解説しますが、IT関係の仕事をしているなら代表的な「◯aaS」だけでも覚えておいたほうがよいでしょう。

本稿では、「◯aaS」の略称を使っているサービスについてまとめました。略称の意味だけでなくサービス内容も解説していますので、略は知っているけれど内容はよく分からないという方もぜひお読みください。

「◯aaS」の種類が多すぎてややこしすぎる問題

BaaSやSaaSなど、「◯◯ as a Service」を略したサービスを「Everything as a service(略:EaaS)」、または「X as a Service(略:XaaS)」と呼びます。「XaaS」の「X」は未知の値で、そのサービスのジャンルの頭文字をあてはめるのが慣例です。
 
EaaSやXaaSと総称されるサービスは、クラウドコンピューティングサービスの形態のひとつで、クラウド上で機能や環境などをパッケージとして提供しています。
 
ここで問題となるのが、「◯aaS(EaaS、XaaS)」の種類が多いことです。意味を知らないと、Baas、IaaS、PaaS、SaaSといった略称だけ見ても何のサービスか分からないですよね。
 
さらに、総称であるEaaSは「Exploits as a Service(サイバー攻撃のツールを提供するサービス) 」の略としても使われているので、ややこしいことこの上ありません。しかし、「◯aaS」はクラウドサービスでは定番の略称となっているので、代表的なEaaSだけでも覚えておきましょう。
 
※本稿では分かりやすいように「◯aaS」と表記しています。

「◯aaS」11種類の概要説明

1.AaaS(Analytics as a Service)

「Analytics」は「解析、分析」という意味で、AaaSはクラウドベースでデータ分析をするサービスです。大規模なデータ分析を行う際に活用されます。
 
「American Association for the Advancement of Science(米国科学振興協会)」の略称もAAASですが、こちらは全て大文字で略しているため、AaaSと表記の仕方が異なります。

2.BaaS(Backend as a service)

「Backend as a service」は、ユーザー認証、ユーザー登録・管理、プッシュ通知、データ管理など、バックエンドでの処理をサポートするサービスです。「BaaS」はモバイルアプリ向けのバックエンド機能を提供するサービスの総称で、「MBaaS(Mobile Backend as a service)」とも呼ばれています。
 
たとえば、Googleが提供している「Firebase」はBaaSの一種です。リアルタイムでのアプリデータの保存・同期、バグの検出、クラッシュレポート、ユーザー認証など、さまざまな機能を提供しています。
 

Webサイト「Firebase」の画像

Firebase

3.DaaS(Desktop as a Service / 
Data as a Service)

「D」は「Desktop」の略で、クラウド上で仮想デスクトップ環境を実現するサービスです。DaaSではネットワーク上のサーバにソフトやアプリ、データを保存しているため、外出先でも手元の端末から利用することができます。
 
デスクトップ仮想化やリモートデスクトップとは異なり、クラウド上に仮想デスクトップ環境を構築してネットワーク経由で利用するサービスです。
 
DaaSは「Data as a Service」の略称でもあります。「Data as a Service」は消費者データを集約・分析できるサービスです。
 

4.DBaaS(Database as a Service)

「DB」は「Database(データベース)」の略で、ネットワーク経由でデータベースの利用ができるクラウドサービスです。自社でDBMS(データベース管理システム)を用意する必要がないため、構築する手間の省略とコストの節約ができます。
 

5.FaaS(Framework as a Service / 
Function as a Service)

FaaSは、「Framework as a Service」と「Function as a Service」の2つの意味があります。
 
「Framework as a Service」は、後ほど解説する「PaaS (Platform as a Service)」と「SaaS(Software as a Service)」の中間にあたるサービスで、ソフトウェアフレームワークを提供します。
 
「Function as a Service」は、サーバレスアーキテクチャを提供するサービスです。サーバのプロビジョニングや管理はベンダー(提供会社)が行ってくれるため、利用者はセキュリティアップデートなどのインフラ管理の手間を気にすることなくコード実行ができます。
 
料金はコード実行に利用したリソース分にのみかかるため、利用していない間は料金が発生しません。
 
Amazonの「AWS Lambda」、Googleの「Cloud Functions」が、「FaaS(Function as a Service)」と呼ばれるものです。

Webサイト「AWS Lambda」の画像

AWS-Lambda

6.GaaS(Gaming as a Service)

「Gaming as a Service」は、クラウド上にゲームサーバを構築し、ストリーミング配信できるサービスです。NVIDIAが「NVIDIA GRID」というGaaSを提供しています。

NVIDIA-GRID

7.HaaS(Hardware as a service)

「Hardware as a Service」は、仮想サーバを提供するサービスです。ネットワーク経由でOS、CPU、メモリー、ストレージなどが利用できます。
 

8.IaaS(Infrastructure as a service)

「I」は「Infrastructure(インフラ)」の略で、仮想サーバやネットワークといったインフラをクラウドで提供するサービスです。「Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) 」「Google Compute Engine」などが該当します。

Webサイト「Google Compute Engine」の画像

Google-Compute-Engine

9.NaaS(Network as a Service)

「Network as a Service」は、ネットワーク環境をクラウド上に構築できるサービスです。ルータなどのネットワーク機器を用意する必要がないため、ネットワーク環境にかかる手間とコストを節約できます。
 

10.PaaS(Platform as a Service)

「Platform as a Service」は、アプリケーション構築に必要なプラットフォームを提供するサービスです。OS、サーバといったインフラを提供するという点では「IaaS」と似ていますが、「PaaS」ではミドルウェアも含めてプラットフォーム一式を提供します。
 
代表的なPaaSは「Google App Engine」や「Microsoft Azure」です。

Webサイト「Microsoft Azure」の画像

Microsoft-Azure

11.SaaS(Software as a Service)

「Software as a Service」は、従来はパッケージで購入し自身のコンピューターにインストールしていたソフトウェアを、ネットワーク経由で利用できるようにしたサービスです。パッケージ商品とは異なり、インストールされている端末以外でも利用可能で、複数のユーザーでのデータ共有・編集もできます。
 
EaaSの中でも特に馴染みが深いサービスで、代表的なSaaSは「G Suite(旧称:Google Apps)」「Dropbox」「Salesforce」などです。
 

Webサイト「G Suite」の画像

G-Suite

今後も「◯aaS」が増えてくる可能性大

本稿で解説したEaaS(XaaS)はほんの一部で、ほかにも「◯aaS」と略すと呼ばれるクラウドサービスはたくさんあります。しかも今後も「◯aaS」が増えていく可能性は大なので、ますますややこしくなってしまうかもしれません。
 
一方、全部を覚える必要はないですが、仕事に関わりのあるEaaSは覚えておきたいところです。よく耳にするであろう「IaaS」と「SaaS」だけでも覚えておくといいでしょう。

おわりに

略称が重複しているEaaSも多いのでややこしいですが、「Infrastructure(インフラ)」「Platform(プラットフォーム)」「Software(ソフトウェア)」など、頭文字だけでもだいだい予想がつくものもあります。「◯aaS」と略すのは基本的にクラウドサービスですので、それだけでもぜひ覚えておいてください。

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