Salesforce認定資格とは?取得のメリットや難易度を紹介

最終更新日:2024年3月21日

Salesforceは世界で最もメジャーな営業支援(SFA)、顧客関係管理(CRM)に向けたパッケージソリューションです。マーケティングやサービス部門に向けたサービスも提供しており、企業に取って一連の業務を実行するプラットフォームとして活用できる機能が揃えられています。Salesforceは、顧客接点の重要性や営業・マーケティングの自動化などが注目されるにつれ、エンタープライズIT市場で一気に覇権を握りました。

Salesforce社では、製品・職種ごとに認定資格を設けており、資格取得によって製品知識・スキルの証明を行うことができます。Salesforce認定資格は、SIerなどが取得者数を公表しており、技術の保有とサービス提供能力の証明としても使われています。

この記事ではSalesforceの資格に興味のあるエンジニアの方に向けて、Salesforce認定資格の概要と需要の高い資格、取得するメリット、勉強方法まで詳しく解説します。今後、取得するSalesforce資格の選定に活用下さい。

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この記事のまとめ

  • Salesforceとは世界で最もメジャーな営業支援(SFA)、顧客関係管理(CRM)システム
  • Salesforceの導入には設定だけでなくカスタマイズする場合が多いため、基本的にエンジニアやSlerを介して行う
  • Salesforceの導入から開発、運用保守まで多くの知識が必要になるため、Salesforceの知見は需要が高い

Salesforce認定資格とは

Salesforceとは営業業務の効率化、顧客関係の管理、マーケティングオートメーション支援などの機能を提供するクラウドサービス型の製品群です。営業支援(SFA)、顧客関係管理(CRM)の分野で世界シェア1位のソリューションとして人気を博しています。


Saleseforceはパッケージ型のソリューション製品ですが、導入には企業の業務に合わせるための調整やカスタマイズが必要となるため、SIerなどのエンジニアが支援を行うことが一般的です。

Salesforce認定資格とは、Salesforceの各分野、製品における操作、カスタマイズ開発、コンサルティングなどのスキルを証明する資格です。Saleseforceを取り扱う事業を行っている場合には、本資格の所有により安定したサービス提供が可能なことを示せるため、エンジニアの価値を高めることにも繋がっています。

Salesforce認定資格は全部で37種類ある

2024年1月時点で、Saleseforceの認定資格体系は37種類の資格により構成されています。これらの資格は、管理者、コンサルタント、開発者、アーキテクトなどの受験者の職種と一部の製品に向けたものがあります。

Salesforce認定資格の取得難易度は?

Salesforce認定資格にはさまざまな分野がありますが、どれも取得難易度は高めです。試験の多くはSalesforceを実務で使用している方を対象としており、実務経験がなければ問題文に記載されている用語の意味を把握することすら困難です。

未経験者は、後述する「Salesforce認定アドミニストレーター」からの受験がおすすめです。ほかの区分の試験と比較して難易度が低めのためです。そのほかの試験を受験する場合は、1年から3年程度のSalesforceの実務経験があったほうが良いでしょう。

Salesforce認定資格を取得するメリット

Salesforce認定資格を取得するメリットについて解説します。

知識・スキルの証明に役立つ

Salesforce認定資格を取得することで、Salesforceの知識やスキルを所有していることの証明に役立てられます。Salesforceのような外資系ITソリューションベンダーの製品は、導入・開発・運用に必要な知識が広範であり、Web上で公開されることはさほど多くありません。

そのため知識やスキルを身につけるには、実際にSalesforceを操作するか、認定資格を取得する過程で学ぶしか方法がありません。そのためSalesforceに触れる機会がない方は、資格取得により基礎知識を身につけ、スキルを証明することが必要となる場合が多いのです。

クライアントからの信頼を得やすくなる

Salesforce認定資格を取得することで、クライアントからの信頼を得やすくなります。Salesforceに関連するサービスを提供する企業において、有資格者がいることはクライアントへのアピールとなるからです。クライアントから信頼されることで、新規顧客の獲得や既存顧客からの契約継続が決まる確率も高まります。

また有資格者がいる企業はSaleforceの公式サイトで企業名が掲載されるため、自社のアポイント数を増加させる効果も見込めます。

スキルアップにつながる

エンジニアにとっては資格取得のための学習はスキルアップにもつながっています。資格取得においては、製品についての体系的な知識と利用シーンを想定した具体的な設定、操作の習得が必要となります。必然的にエンジニアとしてのスキルアップにもつながるものです。業務上での利用シーンを知り、ビジネスに関する知識を得られることもメリットになります。

転職時に有利になる

Salesforce認定資格を取得すると、転職時にも有利になります。世界的に評価されている資格であり、取得難易度も高いため資格取得の価値も非常に高くなるからです。またSalesforce認定資格の有資格者はほかの資格と比べてもそれほど多くないため、転職市場において差別化も図れます。

Salesforceエンジニアとは?

Salesforceエンジニアとは、Salesforceの開発・運用・機能追加・導入支援などを行っているエンジニアのことです。Salesforceを導入している企業においてカスタマイズや最適化などを行い、場合によっては導入後のコンサルティングなども担います。業務フローの改善にともなう機能調整やトラブル対応、バグ修正なども行うこともあります。

Salesforceエンジニアの平均年収

レバテックキャリアにて公開中の求人・転職情報よりSalesforceエンジニアの想定平均年収を算出しました。2023年6月16日時点でキーワード「Salesforce」を条件に検索を行い30件を抽出、年収の最大値と最小値の中間の平均を取り、想定平均年収とします。

これによると、Salesforceエンジニアの平均年収はおよそ660万円です。年収レンジには300万円~1,000万円と大きな幅があり、これは業務内容に幅があるためです。アドミニストレーターからエンジニア職種、コンサルタントまでが含まれている点には注意が必要です。

たとえば、クライアント企業へSalesforceを導入する業務の場合、何らかの開発経験があればこと足りるため、それほど多くの収入には結びつかないでしょう。しかし、Salesforceの整備や改修、課題の抽出や機能追加の業務の場合、Salesforceに関する高度な知識が要求されるため、その分年収も高くなる傾向があります。

需要の高いSalesforce認定資格と難易度一覧

本項では業務内容別に需要の高いSalesforce認定資格を具体的に紹介します。
Salesforceの資格は、業務内容に合わせていくつかの分類に分けることができます。
大きく、以下に分類され、それぞれに基本資格と上位資格が用意されています。


  • ・CRM管理者・コンサルタント向け

    ・開発者・アーキテクト向け

    ・マーケティング向け


【CRM管理者・コンサルタント向け】

資格名 受験費用
※全て税抜
難易度
Salesforce 認定アドミニストレーター 20,000 円 基本資格
Salesforce 認定上級アドミニストレーター 20,000 円 上位資格
Salesforce 認定 Sales Cloud コンサルタント 20,000 円 上位資格
Salesforce 認定 Service Cloud コンサルタント 20,000 円 上位資格

【開発者・アーキテクト向け】

資格名 受験費用
※全て税抜
難易度
Salesforce 認定 Platform デベロッパー 20,000 円  基本資格
Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー 20,000 円  基本資格
Salesforce 認定上級Platform デベロッパー 20,000 円 上位資格
Salesforce 認定Development Lifecycle and Deployment アーキテクト 40,000 円 上位資格
Salesforce 認定Identity and Access Management アーキテクト 40,000 円 上位資格
Salesforce 認定Integration アーキテクト 40,000 円 上位資格

【マーケティング向け】

資格名 受験費用
※全て税抜
難易度
Salesforce認定 Pardot スペシャリスト 20,000 円 基本資格
Salesforce認定 Marketing Cloud アドミニストレーター 20,000 円 基本資格
Salesforce 認定 Pardot コンサルタント 20,000 円 上位資格
Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント 20,000 円 上位資格

CRM管理者・コンサルタント向け

CRM管理者・コンサルタント向けの認定資格です。日本国内で最もメジャーな「Salesforce 認定アドミニストレーター」を含む4つの資格に注目してみてください。

基本資格:Salesforce 認定アドミニストレーター

Salesforce製品の導入に必要な基本的なカスタマイズ、設定、管理に必要な基礎知識があることを証明します。日本国内でSalesforce認定資格といえば、この資格を指す場合が少なくありません。取得者数が多く、Web上にも勉強方法などの情報が多いため、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。

Salesforce関連の実務経験が無い、もしくは浅い人が対象となります。導入・開発・運用フェーズに参画するきっかけになるため、まずはこの資格を目指す人が少なくありません。また、IT業界を目指す学生が目標とすることもあるようです。さらに初心者向けの資格にはSalesforce 認定アソシエイトがあります。

上位資格:Salesforce 認定上級アドミニストレーター

Salesforce 認定アドミニストレーターを取得することで受験が可能となる上位資格です。Salesforce製品の高度な管理機能をカスタマイズ、設定、管理に必要な知識があることを証明する資格です。

1年間以上のSalesforce組織管理の実績がある人材を想定しているため、ある程度の実務経験があるとスムーズに理解しやすいでしょう。

上位資格:Salesforce 認定 Sales Cloud コンサルタント

Sales Cloudソリューションのコンサルタントとして必要な設計と実装ができる知識があることを証明します。クラウドコンピューティングの基礎知識やクラウドを用いた営業プロセスの設計、営業プロセスに最適化されたシステム構築などが出題されるため、営業関連業務について一定の理解があるほうが合格しやすいでしょう。

何らかのクラウド関連システムを構築した経験を持つエンジニア、コンサルタントが対象です。

上位資格:Salesforce 認定 Service Cloud コンサルタント

Service Cloudソリューションのコンサルタントとして必要な設計と実装ができる知識があることを証明します。主にヘルプデスクやコンタクトセンター関連のシステム構築にかかわる知識が出題されます。「コンタクトセンターで採用されるKPI」や「コンタクトセンターのパフォーマンスを最適化する機能の選定」といった知識が必要とされるでしょう。

クラウド型システムを採用したコンタクトセンターでの管理者経験やシステム担当者、導入コンサルタントなどの実務経験を持つ人材が対象です。

開発者・アーキテクト向け

開発者・アーキテクトを志望する方は、以下の資格がおすすめです。

基本資格:Salesforce 認定 Platform デベロッパー

Salesforce Platform において、Apex、Visualforceを用いたカスタムアプリケーション開発スキルについて、知識・スキルを証明する資格です。データモデリングやプロセス自動化ロジック、UI設計と実装、テスト・デバッグなどに関する内容が出題されます。

Apex・Java・JavaScript・C#・Rubyなど、オブジェクト指向言語を用いて開発者として1~2年の実務経験をもつエンジニアが対象者です。

基本資格:Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー

Salesforce Platform の宣言的カスタマイズ機能を使用したカスタムアプリケーションの設計、構築、リリースのスキルを習得していることを証明する認定資格です。Salesforce製品の基礎的なオブジェクトや、プログラミングのユースケース、データモデリング、セキュリティ仕様などが出題されます。

アプリケーション開発者として半年~1年の実務経験をもつか、Lightning プラットフォームのカスタムアプリケーション開発経験を持つエンジニアが対象です。

上位資格:Salesforce 認定上級Platform デベロッパー

Salesforce 認定 Platform デベロッパーの上位資格です。複雑なビジネスロジックとインターフェースを開発するための、Salesforceの Platformとデータモデリングなどの高度なプログラミングスキルを身につけていることを証明する認定資格です。

Salesforce 認定 Platform デベロッパー資格の保有が受験前提となり、通常は開発者として2年から4年、Lightning プラットフォームの1年以上の開発経験が求められます。

上位資格:Salesforce 認定システムアーキテクト

顧客のシステムのアーキテクチャをプログラミング的なアプローチで評価する知識があることを証明します。「Salesforce 認定Platform デベロッパー」「Salesforce 認定Development Lifecycle and Deployment アーキテクト」「Salesforce 認定Identity and Access Management アーキテクト」「Salesforce 認定Integration アーキテクト」の4つの資格を取得することで、認定システムアーキテクトとしての資格が付与されます。

マーケティング向け

マーケティング向けには、以下の2つの資格がおすすめです。

基本資格:Salesforce認定 Pardot スペシャリスト

マーケティングオートメーションツールであるPardotを使用してマーケティング施策のワークフローの設計・構築・実装を行うための知識があることを認定します。

なお、PardotはMarketing Cloud Account Engagementに製品名が変更されているため、該当製品等の名称は変わっていることがあります。

Pardot プラットフォームまたは類似のテクノロジープラットフォームでのマーケティングワークフローの構築について、6か月から1年の経験がある人を対象としています。

基本資格:Salesforce認定 Marketing Cloud アドミニストレーター

Marketing Cloudにおけるエンドユーザーのための機能や使用可能な構成オプションの知識があることを認定する資格です。またMarketing Cloudプラットフォームのメンテナンスや一般的なビジネス要件への対応、Maketing Cloudにおける管理機能を実行することが求められます。

3~6か月のMarketing Cloud インスタンス管理経験に加え、デジタルマーケティングの経験が合格には必要とされています。

上位資格:Salesforce 認定 Pardot コンサルタント

Salesforce 認定 Pardot コンサルタントプログラムは、Pardotアプリケーションの実装経験があり、Pardot機能に関連したSalesforceの管理について説明できる方を対象とした認定資格です。

なお、PardotはMarketing Cloud Account Engagementに製品名が変更されているため、該当製品等の名称は変わっていることがあります。

Pardot Lightning アプリケーションおよびSalesforce プラットフォームの実装および管理について1年以上の実践経験が必要です。

上位資格:Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント

Marketing Cloud ソリューションの構築経験のある方を対象としており、Marketing Cloud の管理と構成に関する経験を示す資格です。Marketing Cloud の実装を習得した Salesforce のコンサルタントやパートナー向けの資格試験となります。

受験の前提として、Salesforce 認定 Marketing Cloud アドミニストレーター試験へ合格している必要があります。合格には、Marketing Cloud ソリューションアーキテクトとして6か月以上の実装経験もしくは5件以上の実務経験、またはMarketing Cloudおよび関連ツールの実装に関する同様の専門知識の保有、ファシリテーションやコンサルティングのスキル保有が必要となります。

Salesforce認定資格を取得する順番

Salesforceに関してはいくつも認定資格があるため、どのような順番で資格を取得するべきか迷う場合もあると思います。ここでは、Salesforce認定資格を取得するのにおすすめの順番を解説します。

CRM管理者・コンサルタントの場合

CRM管理者・コンサルタントに従事している方は、認定アドミニストレーターの取得をおすすめします。この資格を取得することで、Salesforce製品の導入に必要な基本的なカスタマイズ、設定、管理などの知識を習得することができます。
この上位資格には認定上級アドミニストレーター、認定Sales Cloudコンサルタント、​​認定Service Cloudコンサルタントなどがあるため、自身の業務内容に合わせた資格を目指しましょう。

開発者・アーキテクトの場合

開発者・アーキテクトを担当している方の場合、この分野の基本資格である認定Platformアプリケーションビルダーまたは認定Platformデベロッパーの取得を目指しましょう。
Salesforce Platformの宣言的カスタマイズ機能を使用したカスタムアプリケーションの設計、構築、リリースなどの知識を身につけることが可能です。
その後は認定システムアーキテクトなどを取得するのがおすすめです。

マーケティング向けの場合

マーケティング業務に従事している方は、認定 Pardot スペシャリストまたは認定 Marketing Cloud アドミニストレーターが基本資格となります。これらの資格により、Account Engagementや、Marketing Cloudを使用して、マーケティング施策におけるワークフローを設計、構築、実装するための知識を身につけることができます。
その後は認定 Pardot コンサルタントや認定 Marketing Cloud コンサルタントなどが上位資格となります。

Salesforce認定資格の勉強方法

Salesforce認定資格の勉強方法としては、主に以下4つがあります。

実務経験者もしくは資格取得者にレクチャーしてもらう

身近に実務経験者や資格取得者がいる場合は、試験の内容や傾向をレクチャーしてもらう方法がおすすめです。ただし、認定試験はCBT方式(PCを用いたオンライン受験)で実施されるため、問題は外部に持ち出せません。そのため、資格取得者であっても問題の内容を正確に覚えていることは稀です。あくまでも、後述の公式情報・トレーニングを補完するものとして認識しておきましょう。

公式eラーニングやアカデミーを活用する

Salesforce社が実施している公式eラーニングやアカデミーを活用して学ぶのもおすすめです。

e-learningサービス「Trailhead」を利用する

Salesforce社では、認定資格を目指す人に向けて「公式トレーニング(Trailhead)」を用意しています。Trailheadは無料で利用できるため、まずはこちらでの学習を優先して、必要に応じて有料のアカデミーを利用すると良いでしょう。

認定講師のもと「Trailhead Academy」で学ぶ

有料になりますが、専任の講師が付くアカデミー「Trailhead Academy」もあります。費用は科目ごとに変わるため、問い合わせて確認しましょう。高額な費用が必要となるため、Trailheadではどうしても理解できなかった資格に絞って申し込むと良いでしょう。

「Trailblazer Community」に参加する

「Trailblazer Community」はSaleseforceの利用者によるコミュニティです。実務でSalesforceを利用する人が集まり、利用方法や技術情報の共有を行っています。有用な事例を得ることができ、質問にエキスパートが回答してくれる場合もありますので、Salesforceに関するスキル向上に役立ちます。日本版にはこちらからアクセスできます。

Salesforce資格の維持には更新が必須

Salesforce資格の維持には1年に1度、Trailheadで提供されている更新モジュールと呼ばれる課題をクリアしなければなりません。資格によってクリアすべき更新モジュールとその提供期間も異なります。もし更新条件を満たさない場合は、上位資格を含めた全ての資格が無効になります。

認定資格を保持し続けていれば、Salesforceに関する最新の知識と技術を持つことを示せるため、毎年の更新を怠らないようにしましょう。

Salesforce資格に関する求人

レバテックキャリアに掲載されているSalesforceの資格を取得後に活かせる求人をまとめました。ここからは各求人の業務内容や必要スキルを紹介します。

Salesforce導入プロジェクト マネージャー

【想定年収】
600~1,300万円

【主な業務内容】
システム開発工程1、2の工程を、プロジェクトをリードしながらプレイングマネージャーとしてご担当頂きたいと考えております。
ご経験を積みながら担当領域を拡げて頂くイメージです。
1:要件整理、基本設計
2:詳細設計、実装、テスト

【必要なスキル・経験】
<経験>
・Salesforceの導入に関するマネジメント経験
・顧客提案経験

【働き方】
一部リモート

Salesforceエンジニア

【想定年収】
850~1,200万円

【主な業務内容】
・プロジェクト管理業務(契約、進捗管理、課題管理、チームビルディング)
・下記開発案件におけるコンサルティング(業務/IT)
・アプリケーション開発(設計、製造、試験、リリース)
・Salesforce標準機能を用いたノーコード、ローコード開発
・SalesforceのLightning コンポーネント、Visualforce、Apex を用いた開発
・Talendなどのインテグレーション製品を用いた開発
・自社または他社が開発したSalesforce領域
・インテグレーション領域のアプリケーション保守、定着化支援

【必要なスキル・経験】
<経験>
・チームマネジメント
案件の規模にもよるが、Salesforceプロジェクトでは各フェーズに応じて様々なスキルを持った要員が必要になる。
結果としてSalesforceのPMは複数のチームやメンバーの特性を活かしつつ、フェーズごとに最適な要員を配置、管理し、各メンバーの協力やコラボレーションを促進する役割を果たす必要があるため、チームビルディングやパフォーマンス管理のスキルも重要となります。

・プロジェクトマネジメント
Salesforceも当然SIが必要となるため、他の製品と同じくプロジェクト計画、進捗管理、リソース管理、品質管理、リスク管理といったプロジェクトマネージャーとしての基本的なスキルは必要です。

<知識>
・Salesforceという製品の特性の理解
Salesforceプラットフォームの基礎知識やアーキテクチャ、機能、開発手法に精通しており、プロジェクトの成功に向けたガイダンスや意思決定を行うことができること。
特にSaaSの特性を活かしてどこまで標準機能でクライアントの課題解決に寄与するかはプロジェクト成功の大きな要因となります。

<マインド>
・国内を代表するような顧客のDX戦略策定から構想・計画・実装・運用まで一気通貫でご支援したいという強い想いをお持ちの方

【働き方】
一部リモート

Salesforceの資格に関する質問

最後に、Salesforceの資格に関する質問に回答していきます。

Q1. Salesforceの簡単な資格は何ですか?

Salesforceの認定資格において、以下の3つが初心者向けです。


  • ・認定アソシエイト

    ・認定アドミニストレーター

    ・認定Platformアプリケーションビルダー


認定アソシエイトは全ての認定資格の中で最も基本的な資格として位置付けられており、Salesforceの機能に関する基礎的な知識を習得することができます。
認定アドミニストレーターは開発者、アーキテクトにおすすめのファーストステップ、認定Platformアプリケーションビルダーは管理者、コンサルタント、アーキテクトにおすすめのファーストステップです。

Q2. Salesforce認定の難易度レベルを教えてください

Salesforce認定の難易度は、以下の順番に上から下にいくごとに難易度が上がっていきます。


  • 1、初心者向けの資格である認定アソシエイト

    2、基本資格の中でも認定アドミニストレーター・認定Platformアプリケーションビルダー

    3、その他の基本資格

    4、上位資格


また、認定アソシエイトや認定アドミニストレーター以外は、実務経験がない場合には合格が難しいため、実務経験を十分に積んでからの取得をおすすめします。

Q3. Salesforceの最高資格は何ですか?

Salesforceの最高資格として位置付けられているのは分野ごとに異なります。
管理者、コンサルタント、アーキテクト関連では、認定Field Serviceコンサルタント、開発者、アーキテクト関連では認定テクニカルアーキテクトが最も難しい最高資格です。

Q4. Salesforceの受験費用はいくらですか?

Salesforceの認定資格の受験料は資格種類によって異なります。最も基本的な資格である認定アソシエイトであれば10,000円(税抜)です。その他の基本資格、上位資格の多くは20,000円(税抜)が多く、高いものでは認定テクニカルアーキテクトの500,000円(税抜)などもあります。
資格ごとの受験料はSalesforce公式サイトをご参照ください。

まとめ

SalesforceはSFA/CRMを中心とした業務支援を行うためのデジタルプラットフォームです。特にSFA/CRM領域では世界No.1のシェアを持つ人気製品となっています。

Salesforceの導入には企業に合わせた設定、カスタマイズが必要となるため、エンジニアによる支援を受けることが一般的です。これらの支援業務を行うエンジニアにとって、知識とスキルの保有を示せる資格なのがSalesforce認定資格です。

Salesforce認定資格には、アドミニストレーター、開発者、コンサルタントなどの業務上の立場や特定の製品に向けた資格が用意されています。キャリアパスに合わせた資格選択が必要です。

資格取得に向けた学習では、Salesforce社の提供する学習サービスTrailheadの活用がおすすめです。Trailhead AcademyやTrailhead Community、実務経験者のアドバイスを補助として利用するとより効率的な学習が可能となります。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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