/engineer/offer/ind-1/

• メーカー系SIerとは
• メーカー系SIerのメリット・デメリット
• メーカー系SIerの仕事内容
• メーカー系SIerの求められるスキル
• メーカー系SIerへの転職を成功させるポイント
• メーカー系SIerに転職後のキャリアプラン例
• 代表的なメーカー系SIerの企業形態
• メーカー系SIerに関するよくある質問
• まとめ

メーカー系SIerとは

メーカー系SIerとは、パソコンやサーバー、ネットワーク機器などハードウェア製品を提供するメーカーを親会社に持つSIer企業を指します。メーカーのシステム開発部門が独立して子会社となっているケースも多いです。親会社のハードウェアを使ったソフトウェアを提案・開発することで、一括ソリューションを顧客に提供できる強みがあります。

メーカー系SIerの特徴

メーカー系SIerは、特定の大手メーカーを親会社として持っているため、受注プロジェクトの多くを親会社からの下請けとして担っているのが特徴です。さらに、メーカー系SIerはプロジェクトの上流工程、つまり要件定義や設計などの初期段階から関与することが多いのも特徴の1つです。本項では、これらのメーカー系SIerの特徴について、詳しく解説していきます。

大手メーカーが親会社である

多くのメーカー系SIerは、大規模なハードウェアメーカーを親会社としています。
その結果、親会社の名前がそのSIerの名前の一部に取り入れられていることが多いです。また、親会社のIT部署も、場合によってはメーカー系SIerとしてカテゴライズされるケースがあります。

親会社の受注プロジェクトの下請けが多い

メーカー系SIerは、親会社の受注プロジェクトの下請けが多いことも特徴です。親会社は顧客との関係を築き、営業やプロジェクトの全体管理を行います。一方、メーカー系SIerは具体的なシステム開発の実務を担当します。

使用するハードウェアやソフトウェアは、基本的に親会社やその関連企業の製品です。ただし、すべてのプロジェクトが親会社を通じているのではなく、ほかの大手企業と直接取引を行うことも少なくありません。

上流工程に携わることが多い

メーカー系SIerは、要件定義や基本設計などの上流工程を中心に手掛け、後の工程は他社に委託することが多いです。たとえば、メーカー系SIerが全体の管理と上流工程を受け持ち、独立系SIerに実際の開発やテスト工程を担当するケースなどがあります。

ただし、メーカー系SIerによっては、各工程ごとの専門部署を設けている場合もあるため、上流工程から下流工程まで自社で一貫して行うこともあります。

SIer企業とメーカー系SIerの違い

SIer企業は、メーカー系SIer、ユーザー系SIer、独立系SIer、外資系SIerの4つのカテゴリに分けられます。これらはそれぞれ異なる特色や強み、欠点を持ち合わせています。SIer企業を選ぶ際には、これらの違いを正確に理解しなければなりません。本項では、メーカー系SIerとユーザー系、独立系、外資系との違いについて詳しく解説していきます。

メーカー系とユーザー系の違い

ユーザー系SIerは、通信・金融・商社などIT業界以外の一般企業を親会社に持つSIer企業を指します。ユーザー系SIerの役割は親会社が業務で扱うシステムを開発し、親会社の業務効率を上げることです。メーカー系SIerは他社向けにシステムを開発するため、ユーザー系とは開発内容が大きく異なるということになります。

また、メーカー系SIerは企業によって開発の上流工程から下流工程まで一貫して行うこともあるのに対し、ユーザー系SIerは上流工程のみを自社で行い下流工程を外注するケースがほとんどです。そのため、ユーザー系SIerの方がホワイトなイメージを持つ方が多いです。

メーカー系と独立系の違い

独立系SIerは、親会社を持たず1つの会社として独立しているSIer企業を指します。他社に提供するシステムの開発がメインという点はメーカー系と共通しています。

しかし、独立系は親会社がないため自力で仕事を獲得する必要があり、開発内容は多岐にわたるのが特徴です。簡潔にまとめると、メーカー系の方が安定した経営状態であるものの開発内容が限定されやすいのに対して、独立系は強固な安定基盤はない一方で幅広い開発を行えるのが大きな違いといえるでしょう。

メーカー系と外資系の違い

外資系SIerは、外国資本で設立したSIer企業を指します。外資系SIerには外国の企業だけでなく、日本と外国の共同出資による企業や、日本企業の一部を所有する外国企業も該当します。多くは、グローバルなネットワークを活かし、本国のサービスを日本に導入したり、コンサルティングやシステム開発を行ったりしているのが特徴です。

対照的に、メーカー系SIerは、親会社のハードウェアを中心としたソリューションやシステム開発に特化しています。顧客のニーズに対し、ハードウェアからソフトウェアまでの一貫したサポートが可能な点が特徴です。

関連記事：外資系SIerの企業例9選！年収、メリットやデメリットも解説

メーカー系SIerの将来性

メーカー系SIerは、多様なアプリケーションやパッケージを持ち、開発工程の効率化が得意です。さらに、親会社の支えがあり、経営的にも安定しています。親会社からの支援があることで、大胆な経営戦略を展開することも可能です。これらの強みを活かし、弱点をしっかりカバーできる経営ができれば、メーカー系SIerの将来は明るいといえます。

関連記事：SIerの将来性は？なくなると言われる理由と対策、市場価値を解説

メーカー系SIerのメリット・デメリット

メーカー系SIerは、高い知名度と堅実な企業基盤を持ち、大型プロジェクトに参加するチャンスが豊富です。また、技術の研修や資格取得のためのサポートが充実しているのも特徴です。しかしながら、親会社の意向が強く反映されることや、客先常駐型のプロジェクトでの人間関係の構築に関して悩む人も少なくありません。本項では、メーカー系SIerのメリット・デメリットについて解説します。

メリット

メーカー系SIerに就職するメリットは以下の4点です。

それぞれについて詳しく解説していきます。

知名度が高く安定した企業基盤がある

メーカー系SIerは親会社の知名度が高く経営が安定しており、親会社からソフトウェアの開発案件を獲得できます。そのため、独立系SIerなどと比べて企業基盤が安定しているといえるでしょう。また、親会社の給与水準・賞与が高ければ高いほど、メーカー系SIerの給与水準も高くなるため、ほかのSIer企業と比較して好条件で働ける場合が多いです。

幅広いスキルが身につく

メーカー系SIerではさまざまな業界の顧客の要望に応えるために最適なソフトウェアを開発します。そのため、幅広いスキルを身につけることが可能です。

たとえば、要件定義では顧客ニーズの把握や業務フローの設計、コストの算出など、多岐にわたるスキルが必要です。設計ではUMLを使ったクラス図やシーケンス図の作成、アーキテクチャの決定などを行います。そして開発やテストでは、プログラムのコーディングや単体テスト・結合テストなどを実施します。

このように幅広い業務に携わることで、多くのスキルを磨けます。また、他部署とのやりとりも多いため、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も向上するでしょう。

大規模プロジェクトへの参画できる機会が多い

メーカー系SIerは大企業が多いため、大規模プロジェクトに携わる機会が多いです。そのため、社会的に大きな影響力を持つ案件が多く、自身も社会に貢献している実感を得られます。また、大規模プロジェクトでは複数の企業などが協力してプロジェクトを進めていきます。このような規模の案件は他業種ではなかなか遭遇できないため、貴重な機会といえるでしょう。

技術研修や資格取得のサポートが充実している

メーカー系SIerは技術研修や資格取得のサポートが充実している企業が多いです。

大規模プロジェクトを成功させるには、高度な技術力や専門知識が求められるからです。

特にプロジェクト管理能力を要するプロジェクトマネージャ試験や、IT技術と経営戦略の統合力を要するITストラテジスト試験といった取得難易度の高い資格だと、より業務に活かせる場面が多いと考えられます。会社のサポートが手厚いため、他の企業で働くよりスキルアップしやすい環境といえるでしょう。

デメリット

「メーカー系SIer」で調べると検索サジェストに「やめとけ」と出ることがあります。メーカー系SIerで働くメリットを確認してきましたが、デメリットもあるということです。主なデメリットは以下の5点です。

メーカー系SIerは、強いストレスを感じる方が多いため検索サジェストに「やめとけ」と出てきます。それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

関連記事：SIerからの転職先は？よくある転職理由やおすすめタイミングを解説

親会社の意向に左右される

大手ハードウェアメーカーなどを親会社に持つメーカー系SIerは、その関係性から大きなメリットを享受する一方で、デメリットも伴います。親会社の方針には従う必要があり、例として企業合併が挙げられます。合併が進むと、メーカー系SIerも親の意向に沿った再構築を余儀なくされることが多いです。

客先常駐の案件もある

メーカー系SIerは親会社から依頼される案件が中心のため、客先常駐はないと思われがちですが、実際には親会社以外からも案件を受注しているため、客先常駐の案件もあります。客先常駐の主な作業内容は顧客のオフィスに常駐してのシステム開発や保守運用などです。

このような案件は自社のオフィスと比べて、頼れる人が少ない、顧客のルールに従って出社しなければならないなどのデメリットがあります。プロジェクトが変わるたびに人間関係の築き直しや、異なるコミュニケーションスタイルへの適応力が求められるため、人間関係の構築やコミュニケーションが得意でない方には、苦痛に感じることもあります。人によってはストレスを感じてしまうでしょう。

一方で、顧客とのコミュニケーションを図りやすく、要件定義やシステム設計に認識齟齬が発生しにくいなどのメリットもあります。

関連記事：SESの客先常駐はどんな仕事？メリット・デメリットやSIerとの違い

出世の競争が厳しい

メーカー系SIerの管理職には、元々親会社で働いていた人が就任することも多いため、一般的な企業と比べて出世競争が激しいです。社内の同僚だけでなく、親会社の社員とも競う必要があるため、自己研鑽や社内でのコミュニケーションを大切にしなければなりません。

出世競争が激しいと感じる可能性もありますが、メーカー系SIerでのキャリアは、自分自身を高めるためのチャンスでもあります。

業務の中でプログラミングスキルを身につけにくい

メーカー系SIerでの勤務は、プログラミングスキルの習得が難しい環境といえます。主な理由として、多くの場合、システム開発の上流工程を中心に業務を行うためです。新卒で入社した社員も例外ではなく、早い段階から顧客との打ち合わせなどを担当します。このような業務構造が、プログラミングスキルを身につけにくい状況にしています。

メーカー系SIerの仕事内容

メーカー系SIerが手がける業務は多岐にわたります。その中でも、システムインテグレーションやITコンサルティングが主要な業務です。これらの業務では、基盤となるシステムを構築・統合することによりクライアントのビジネスをサポートします。

さらに、クライアントが直面するさまざまな課題や問題点を明確にし、それに対する最適なITソリューションを提案するITコンサルティングも、メーカー系SIerの重要な業務の1つです。本項では、メーカー系SIerの仕事内容について詳しく解説していきます。

システムインテグレーション

そもそもシステムインテグレーションとは、クライアントの要望を満たすためのシステム設計や、構築したシステムの運用を請け負うことを指します。システム開発だけでなく、既存ハードウェア・ソフトウェアの選定や導入など、さまざまな手段を用いてクライアントの要望を満たします。

システム開発

システム開発とは、新規でソフトウェアやシステムを設計・構築することを指します。クライアントの要望や業務要件に合わせて特注でソフトウェアやシステムを開発することが多いです。そのため、システム開発では、高いIT知見による設計・提案スキルから、構築に必要なプログラミングスキルまでさまざまなスキルを求められます。また、規模の大きいシステム開発の場合は、さまざまなステークホルダー管理のプロジェクトマネジメントスキルも必要です。

また、既にクライアントの所持している既存システムの刷新を行うこともあります。この場合、既存コードの関係性や内容の把握能力も必要になります。

ITコンサルティング

ITコンサルティングとは、クライアントの抱えている課題をITのサービスやシステムを用いて解決する手段を提案することを指します。課題を抽出し、解決するための手段を提案します。

たとえば、既存サービスや商品の導入の提案や、既存のもので課題解決できない場合のシステム設計の提案といったさまざまな内容を提案できなければなりません。また、各解決手段の費用対効果やスケジュール感を把握するプロジェクトマネジメントスキルも必要です。

メーカー系SIerの求められるスキル

メーカー系SIerは要求されるスキルこそ明確ですが、いずれも高いレベルが求められます。なぜなら、社外と連携してプロジェクトを進める機会が多いからです。メーカー系SIerで求められるスキルは、以下の3点になります。

本項では、メーカー系SIerの求められるスキルについて解説します。

高い技術力

メーカー系SIerの業務では、システム開発やITコンサルティングを行うため、高い技術力が要求されます。高い技術力は大規模プロジェクトにおける社外からの信頼や評価を獲得するだけでなく、クライアントの要望解決手段の充実に繋がります。

メーカー系SIerは自身でプログラミングする機会は少ないですが、円滑なコミュニケーションやシステム設計に必須なので、高いレベルが求められるでしょう。

コミュニケーション能力・プロジェクトマネジメントスキル

メーカー系SIerは高い技術力だけでなく、チームワークやコミュニケーション能力を求められます。大規模プロジェクトでは、社外の方と仕事する機会が多く、自分より年上の方や経験が豊富な方を管理しなければならないこともあります。このような方々と円満な人間関係を築くには、高いコミュニケーション能力が必要です。また、プロジェクトの予算や納期を管理するプロジェクトマネジメントスキルも要求されます。

論理的思考力

メーカー系SIerは論理的思考力も求められます。なぜなら、システム設計やITコンサルティングに必要不可欠なスキルだからです。論理的思考でクライアントの要望や課題を細分化し、解決案を提案する必要があります。また、論理破綻した説明やコミュニケーションでは、関係者からの理解や納得を得られません。関係者と適切な連携が取れないため、高いレベルを要求されるでしょう。

メーカー系SIerへの転職を成功させるポイント

メーカー系SIerへの転職を成功させるポイントは、大規模プロジェクトや上流工程に携わる機会が豊富な企業を選定することや、高い定着率を持つ企業を重視することが大切です。さらに、希望する企業が重視するスキルを磨くことも必須となります。本項では、メーカー系SIerへの転職を成功させるポイントについて解説します。

関連記事：SIerの志望動機の書き方と例文！書く時のポイントと注意点も解説

大規模な案件や上流工程の案件の仕事が多い企業を選ぶ

大規模案件数や案件の担当工程は非常に重要な指標です。大規模プロジェクトは一般的に上流工程の方が利益を多く獲得できます。利益や業績は、賞与として社員に還元されていることが多いです。また、利益の多さや利益率の高さは評価が得やすく、昇給や昇進の機会が増える可能性もあります。そのため、大規模プロジェクトや上流工程の案件が多いということは、社員にとってメリットがあるといえます。企業選びの際には、クライアントから元請けで案件を獲得しているかも確認すると良いでしょう。

定着率に注目する

メーカー系SIerでは、高いスキルレベルが要求される上に、客先常駐の案件では人によっては業務に集中しにくい場合もあります。こうした背景から離職率が高い可能性があるため、企業選びの際には就職四季報を確認したり、ハローワークやエージェントに問い合わせたりすると良いでしょう。

その企業が求めているスキルを身につける

メーカー系SIerによって求めているスキルが異なるので、志望企業に合わせてスキルを身につけると良いでしょう。どのようなスキルを求めているのかは、求人票のほか企業の採用ページなどを参考にするのがおすすめです。SIerではAIなどの最新技術を扱える人のニーズが高いため、最新技術を身につけておくと良いでしょう。

メーカー系SIerに転職後のキャリアプラン例

メーカー系は高年収なイメージがありますが、高年収を獲得できない可能性もあります。SIerに限ったことではないですが、しっかり方向を定め、キャリアアップしていくことで収入の向上に繋げられるでしょう。

そこで、ここではメーカー系SIerに転職後のキャリアプラン例を紹介します。メーカー系は、さまざまな業界の案件を請けるため幅広い開発スキルが身につけやすいといった特徴を踏まえてキャリアを考えることが大切です。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を統括し、スケジュール管理およびメンバーへの指示出しを行う役職です。顧客との納期・予算の擦り合わせやトラブル時の対応も担います。

メーカー系SIerでは、プロジェクト全体の管理と各工程の進行を一通り経験でき、必要な知識とスキルを実践的に身につけられるため、プロジェクトマネージャーを目指しやすいです。また、優秀なプロジェクトマネージャーは需要が高く高収入である傾向もあるため、検討してみると良いでしょう。

Web系エンジニア

Web系エンジニアは、一般ユーザー向けにSNSやゲーム、ECサイトなどを開発する職種です。Web系は未経験からでは参入が難しいといわれていますが、メーカー系SIerで開発スキルを磨けば、Web系への転職も視野に入れられるでしょう。Web系はSIerよりも自主的な開発ができる傾向があります。

関連記事：SIerからWeb系企業への転職のコツを解説！成功例も紹介

代表的なメーカー系SIerの企業形態

メーカー系SIerとして知られる企業は、その安定した売上と将来的な成長の可能性で注目されています。本項で紹介する3つの代表的なメーカー系SIerの企業形態は、業界内での信頼性や実績が高い企業です。

ただし、ここでの紹介目的は、あくまでメーカー系SIerの業界動向を掴み、転職の選択肢を増やすためです。そのため、特定の企業への転職を直接推奨するものではありません。

情報システム全般を扱う大手電機メーカーの子会社

業界最大規模を誇る某大手電気メーカーの子会社SIerです。IT企業の中でも転職先として高い人気を誇っています。通信システムや電子デバイスの製造をメインに行っており、優良顧客を先行獲得しているため、今後も安定して伸びていく企業といえるでしょう。

世界有数の総合電機メーカーの子会社

世界有数の某総合電機メーカーの子会社SIerです。ハードウェアやソフトウェア、情報機器など、広範囲に渡ってソリューションを提供しているのが強みです。デジタルイノベーションの取り組みにも力を入れており、今後の成長も期待されています。

日本を代表する電子機器企業の子会社

日本を代表する某電子機器企業の子会社SIerです。ネットワークサービス事業やパブリック事業など幅広い事業を展開しています。また、生体認証技術分野での技術力の高さも強みであり、やはり将来性が高いといえます。

メーカー系SIerに関するよくある質問

エンジニアの中には、メーカー系SIerへの転職を考える際、多くの疑念や不安を感じる方がいます。具体的には、メーカー系SIerの具体的な業務内容や、メーカー系SIerで働くメリット、潜在的なデメリットについてなどです。本項では、メーカー系SIerに興味があるエンジニアに向けて、メーカー系SIerに関するよくある質問について回答していきます。

Q1. メーカー系SIerとは何ですか？

メーカー系SIerは、ハードウェアメーカーなどを親会社とするSIer企業のことです。多くの場合、親会社のハードウェアと連携したソフトウェア開発を行い、統合的なソリューションを顧客に提供できるのが大きな強みとなっています。

Q2. メーカー系SIerで働くメリットはなんですか？

メーカー系SIerの魅力は、その経営の安定性と手厚い福利厚生にあります。経営の安定性から、多くの社員が長く勤める傾向が見られます。安心して長期的にキャリアを築きたい方には、メーカー系SIerは特に適しています。

Q3. メーカー系SIerのデメリットはなんですか？

メーカー系SIerの業務には、多くの場合は客先での業務が含まれます。これにより、プロジェクトごとに勤務地や人間関係が変わることがあり、一部の人にとっては苦痛と感じられることもあります。特に、通勤距離の長さや新しい人間関係の構築がデメリットと感じる方もいます。

まとめ

メーカー系SIerとは、ハードウェア製品を提供するメーカーを親会社に持つSIer企業です。親会社の水準に応じた給与・賞与を得られることや充実した資格取得のサポートを受けられることなどが魅力です。

一方、高い技術力が求められる上に、案件によっては客先常駐でその力を発揮する必要があるため、人によってはストレスや負荷を感じることもあり得ます。

メーカー系SIerへの転職を検討している場合には、自分がどのような仕事、環境で働きたいのかを再確認してから就職先を選びましょう。

ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。

「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。

「個別相談会」に申し込む

転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。

レバテックキャリアのサービスについて