C++の将来性とは?組み込み系プログラミング言語の需要

最終更新日:2020年7月3日

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C++は、1983年にC言語の開発元であるベル研究所が、C言語の拡張として新たに開発したプログラミング言語です。汎用性が高いプログラミング言語と言われており、近年では車の自動運転開発などの組込み系システムから、スマホアプリケーションやゲーム、WEBサービスのバックエンド開発でもよく使用されています。それゆえに言語としてのニーズが高く、扱えるエンジニアの需要も高い状態を保っています。

しかし、これから数年後を見据えた将来性はどうなのでしょうか。
この記事では、C++の特徴からC++エンジニアの需要状況、将来性について解説します。

1. C++とは

まずは、C++の概要やメリット、デメリットを解説します。

概要

C++はC言語から派生したオブジェクト指向のプログラミング言語です。クラスやオブジェクトなど、C言語にはない概念を取り入れた言語開発がされている特徴があります。オブジェクト思考型プログラミング言語として、代表的な言語にJavaやC#が存在していますが、JavaやC#はC言語と互換性がありません。開発の目的によってC言語と互換性をもたせたシステムを構築する場合は、C++が利用されます。また、C++にはWindowsやLinuxなどのOSそのものを制御することができるという特徴があるため、プログラムの実行速度が高速であることも人気がある理由の一つです。

C++にはいくつかのパッケージが存在しており、代表的なパッケージとして「BorlandC++」や「VisualC++」が存在しています。VisualC++はマイクロソフト社の統合開発環境であるVisual Studioのパッケージであるため、Visual Studioで開発を行う場合にはVisualC++も合わせて習得すると良いでしょう。BorlandC++はボーランド社が開発した統合開発環境であるC++Builderのパッケージで、C++を利用したスマホアプリケーションやゲームを開発する際に使用されます。

開発事例

組み込み開発の現場では、C言語が多く利用されています。それゆえ、組み込み系システムの開発現場ではC言語と互換性があるC++が使用されるケースが多いです。特に、IoTの開発が盛んに行われている昨今では、自動運転の実現に向けて自動車産業でC++を利用した開発がされていたり、ロボット開発の現場でC++が利用されていたりと組み込み系システム開発の多くにC++が関わっています。

それ以外にも、C++を利用したネイティブアプリの開発として、モバイルアプリの開発現場にもC++が多く普及しています。

習得するメリット

C++を習得する最大のメリットとして、活躍できるフィールドの幅が広いことが挙げられます。組み込み系システム開発の現場だけでなくモバイルアプリケーションやWebアプリケーションの開発現場など、多くの現場でC++エンジニアの需要があるため、活躍の場を広く持ちたい人にとっては最適な環境と言えます。

また、C++はオブジェクト思考のプログラミング言語であるため、一度習得しておけばJavaやC#などの他のブジェクト言語を理解しやすくなるので応用が効くというのも魅力の一つです。

習得する際のデメリット

C++はC言語の上位互換として開発されたプログラミング言語です。また、OS制御やメモリ制御なども行えるため、C++の理解を深めようとすると周辺知識の習得も必要になります。

組み込み系システムやモバイルアプリケーション、Webアプリケーションなど、幅広い開発に利用できることがC++のメリットである一方、Windowsアプリケーションを作るためにはVisualC++が必要になり、スマートフォンアプリやゲームを開発するにはBorlandC++が必要になります。これらを使いこなすにはC++のスキルや知識だけでは不十分で、コンパイラごとに必要な知識を習得しなければなりません。

さらに、C++には他の言語では用意されているようなライブラリも少ないため、一から自分で記述しなければならない部分が多く、必然的にコード量も多くなります。

汎用性が高く、幅広い開発に用いることができる言語である分、それらを実現させるにはさまざまな知識が必要になるため、初心者には学習ハードルの高い言語であるといえます。

2. C++エンジニアの需要状況

汎用性が高いプログラミング言語であるC++は市場価値も高く、C++を扱えるエンジニアの需要も決して低くはないという現状です。

Javaなどの開発言語に比べると案件数が少ない傾向がありますが、求人トレンドとしてはまだまだ根強い人気がある言語です。ここでは、レバテックで公開している求人情報をもとに需要状況について解説します。

C++エンジニアの年収相場

C++エンジニアの年収相場は、職責や個人のポテンシャルによって金額が大きく変わります。求人データでは、最低年収で400万円程、プロジェクトマネージャークラスの年収となると700万円台が一般的です。年収相場は個人のポテンシャルもさることながら、業界によっても左右されます。

例えば、モバイルアプリケーション開発よりも、サーバーシステム開発や組み込み系システム開発の方が高い年収傾向にあります。これはアプリケーション知識の習得よりも、基盤や回路、OSなどのバックボーンを含めたハードウェア知識を習得する方が、より難易度が高いことが影響しています。

需要が高い業界

サーバーシステム開発や組み込み系システム開発、モバイルアプリケーション開発など、多岐にわたる案件からニーズがあります。

特に、C言語を扱う組み込み系システム開発やサーバーシステム開発などの業務システムの開発を行っている業界からの需要が高いです。

求められるスキルや経験

汎用性が高いC++は、開発環境や内容によって求められる知識が変わります。組み込み系システム開発ならC言語や、Linux/WindowsなどのOS知識などを含めたハードウェアの知識や経験が求められることが一般的です。

モバイルアプリケーション開発であればデータベース知識から始まり、Android/iOSなどのモバイルOSの知識や経験が求められます。

3. C++の将来性とは

2018年時点で、自動車メーカー業界などの組み込み産業からC++エンジニアの募集があるため、メーカー側も今後数年はC++を開発に利用すると考えられます。IoTなどの取り組みも今後盛んに行われることを想定すると、数年先の将来性としては大きな懸念は少ないと言えるでしょう。

一方、C++は仕様が複雑で習得難易度が高いといわれており、C++を習得するエンジニアが減るのではないかといった意見もあります。また、SwiftやC#に徐々にシェアが移ってきているという意見もあり、継続的に見守る必要がありそうです。

4. まとめ

この記事では、C++の特徴からC++エンジニアの需要状況、将来性について解説しました。
C++はオブジェクト指向のプログラミング言語において、唯一C言語と互換性があるプログラミング言語です。それゆえに、組み込み系システム開発ではなくてはならない存在となっています。「モノとソフトウェアをつなげる」というIoT化を目指した取り組みは、近年盛んに行われています。

自動運転システム開発を行っている自動車分野や着用型ウェアラブルデバイスの開発を行っている医療分野、ドローン配送サービスを開発している物流分野などその動向は多岐に渡ります。IoT化が盛り上がる近年において、C++は需要が高い言語であるとも言えます。
この機会にC++の学習を検討してみてはいかがでしょうか。

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