ITエンジニアの業務に役立つ資格の難易度・実際の評価を解説ITエンジニアが取得すべき資格とは?

最終更新日:2020年7月8日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

IT業界においてキャリア・年収を向上させるための手段として転職が一般的です。しかし、現職よりも好条件で転職を成功させるには、スキル・知識の対外的な証明が欠かせません。このとき、スキル・知識の証明として有効なのが「資格取得」です。
資格取得は、スキル・知識の証明になるだけでなく、知識・経験を体系的に整理し、定着させる効果もあることから、継続的な成長の土台になるというメリットもあります。この記事では、ITエンジニアがキャリアアップ・転職を目指す際に有用な資格を難易度別に紹介します。

1. ITエンジニアにこそ資格取得がおすすめの理由

IT業界で働くエンジニアの中には、資格取得に積極的ではない方もいるでしょう。確かに、実務能力と資格取得はイコールではないかもしれません。しかし、資格にはエンジニア個人のキャリア・年収を向上させる効果があることも事実です。ここでは、資格取得のメリットについて解説します。

散らばった知識・ノウハウ・スキルの体系化

ITエンジニアとして数年の経験を積むと、実務で必要な知識が徐々に蓄積されていきます。しかし、こうした知識は「その場限り」で完結するものが多いのではないでしょうか。先輩エンジニアの記述やオペレーションをまねることで、「なぜそうなるのか」まで理解しなくても、単純な記述・オペレーションだけで通用してしまうのです。

このような課題に対して資格を活用することで、ITエンジニアが習得すべき正しい知識・スキルを体系的に身に付けることができます。知識・ノウハウが体系化されることにより、より技術に対する理解が深まり、応用力が身についてきます。これは、自身の付加価値を向上させることにつながります。

キャリアアップ・ジョブチェンジにつながる

例えば、インフラエンジニアがプロジェクトマネージャー関連の資格を取得することで、プロジェクトマネジメントスキルという新たなスキルセットが身につき、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指せます。
このように、他の職種の領域に求められる知識・スキルを、資格を通して取得することで、キャリアアップやジョブチェンジにつなげることができます。

スキル・知識の証明になる

難易度にもよりますが、資格はスキル・知識の証明になり、転職活動時などに評価につながります。特に、IPAが運営する国家資格は信頼性が高く、高い評価につながるでしょう。
一方で、ITエンジニア向けのすべての資格が評価につながるわけではありません。したがって、市場評価の高い資格を選ぶことも大切です。具体的な資格は次の章で解説します。

2. ITエンジニアが取得すべき資格一覧

ここでは、実際にITエンジニアが取得すべき資格を、経験年数(難易度)別に整理して紹介します

実務経験3年未満向けの初級資格

基本情報技術者試験
SE、プログラマーなど開発者としての基礎知識を問う資格です。基礎知識とはいえ難易度は高く、論理的思考力や情報処理の専門知識が必要です。合格率は3割未満と基礎的な内容とはいえ高難易度です。

・想定勉強時間…開発経験3年程度で50~100時間程度
・費用…書籍代+受験費用(税込5,700円)
・現場での評価…「基礎力の証明」にはなるが、転職市場では高評価は得られない

ITIL® ファンデーション試験
ITサービスの運用・保守業務従事者向けの入門資格です。取得難易度はITエンジニア向け資格の中では比較的優しいレベルですが、受験費用がやや高額です。

・想定勉強時間…30~50時間程度
・費用…講習費用+書籍代+受験費用(税抜43,890円)
・現場での評価…運用、保守業務従事者に取得を義務付ける企業もあるため、運用、保守業務を担うエンジニアの転職では評価につながる

CCNA
ネットワーク・スイッチ機器ベンダーとして世界最大手のシスコ社が主催する、ネットワークエンジニア向けの入門資格です。シスコ製品のみならず、ネットワークの基礎知識も求められるため、入門資格の中では難易度が高めです。また、近年では、自動化やIoT関連の知識も問われるようになり、難化傾向が続いています。

・想定勉強時間…30~100時間程度
・費用…講習費用+書籍代+受験費用(税抜33,600円)
・現場での評価…基礎力や意欲の証明としては十分だが、入門資格のため高評価は得られない

実務経験3~5年程度向けの中級資格

応用情報技術者試験
基本情報技術者の上位資格で、ITプロジェクトの開発工程で主戦力となる経験3~7年程度のエンジニアが対象です。ソフトウェア開発のみならず、ネットワークやDBなど情報システムの開発、運用全般に関する広範な知識が試されるため、難易度の高い試験です。

・想定勉強時間…100~200時間程度
・費用…スクール費用+書籍代+受験費用(税込5,700円)
・現場での評価…中~大規模システムの開発、運用を請け負うSIerなどでは評価の対象になりやすい

CCNP
ネットワークエンジニア向けの中級資格で、CCNAの上位資格です。こちらも難易度はやや高めで、CCNA同様に難化傾向が続いています。ネットワークエンジニアとしての実務経験を数年以上積んでから受験すべき資格です。

・想定勉強時間…100~200時間程度
・費用…講習費用+書籍代+受験費用(税抜33,600円)
・現場での評価…中~大規模ネットワークの設計・構築における知識の証明になるため、転職市場において評価の対象になる

ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c
グローバルでシェアの高いオラクル社製のデータベースを用いた資格で、構築・運用・チューニングなど広範な知識が求められます。取得までには下位資格(Bronze、Silver)の取得+認定コース受講が必要です。合格率は非公開ですが、比較的難易度の高い資格と言われています。

・想定勉強時間…100~200時間程度
・費用…総額23~50万円程度(講習費用+受験費用89,040円)
・現場での評価…オラクル社製DBを扱う企業では高評価を得られる

実務経験5~10年程度向けの高難易度資格

データベーススペシャリスト試験
データベースエンジニア向けの高難易度試験です。午前、午後それぞれ2部構成で記述式の問題もあることから、実務経験と長文読解力の両方を備えていなければ合格は難しいでしょう。特に「午後2試験」は10ページ超の問題が出題されるため、事前の対策が必須です。社会人向けに午後試験対策の講座を提供するスクールや通信教育があるため、積極的に活用していきましょう。

・想定勉強時間…100~300時間程度
・費用…スクール費用+書籍代+受験費用(税込5,700円)
・現場での評価…データ活用の本格化でデータベースエンジニアの重要性が増していること、試験自体の難易度の高さなどから「データベースの専門家」として評価される

ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークエンジニア向けの高難易度試験です。データベーススペシャリスト試験同様に、午前、午後それぞれ2部構成で記述式の問題が出題されます。午後2試験の長文読解対策も必須です。

・想定勉強時間…100~300時間程度
・費用…スクール費用+書籍代+受験費用(税込5700円)
・現場での評価…中~大規模ネットワークの専門家として高評価の対象になる

ITストラテジスト試験
IPA主催の資格の中では最高難易度と言われている高難易度資格です。IT知識だけでなく、会計や経営戦略、ビジネスモデルなど幅広い領域が出題されます。また、論文試験の難易度が高く、独学では合格が困難なため、スクールや通信教育の活用が必須になるでしょう。

・想定勉強時間…100~300時間程度
・費用…スクール費用+書籍代+受験費用(税込5,700円)
・現場での評価…国家資格全般の中でも高難易度に位置づけられるため、転職市場では高評価の対象になる

プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャー向けの高難易度資格です。ITストラテジスト試験と並び難易度の高い試験として知られています。プロジェクトマネジメントの知識を問われるだけでなく、論述も出題されます。プロジェクトマネージャーの実務経験が3〜5年以上ある人向けの資格と言えるでしょう。

・想定勉強時間…100~300時間程度
・費用…スクール費用+書籍代+受験費用(税込5,700円)
・現場での評価…国家資格全般の中でも高難易度に位置づけられるため、転職市場では高評価の対象になる

PMP
プロジェクトマネジメントに関する国際資格で、日本国内でも知名度が高いことが特徴です。論文試験が無いため、試験自体の難易度はプロジェクトマネージャ試験より低いですが、受験資格として4,500時間以上のプロジェクトマネジメント経験が必要です。

・想定勉強時間…100~200時間程度
・費用…総額10万円程度(トレーニング費用約3万円+PMI年会費約2万円+受験費用405ドル)
・現場での評価…実務経験が必須であることや、体系的なプロジェクトマネジメントの知識(PMBOK)が証明されること、知名度の高さなどが相まって高評価の対象になる

3. まとめ

この記事では、ITエンジニアがキャリアアップ・転職を目指す際に有用な資格を難易度別に紹介してきました。資格の種類はさまざまですが、なかでも国家資格は対外的なスキルの証明としての活用に期待できるでしょう。資格取得の際には、参考書を用いて独学で勉強することも可能ですが、より効率的に学習するためにスクールを活用することもおすすめです。

ITエンジニア・Webクリエイターの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

転職支援サービスに申し込む

また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。

「個別相談会」に申し込む

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

内定率が高い

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

この記事に関連する求人・転職一覧