Rubyエンジニアの転職市場における需要
Rubyとはシンプルな構文で人気のあるプログラミング言語です。特にWebアプリケーション開発に使用されるRuby on RailsはRubyのフレームワークで、開発効率が高まると人気を集めています。
Rubyエンジニアへの転職を検討している場合、転職市場の動向把握は非常に重要です。ここからはレバテックキャリアに掲載されている情報をもとに、Rubyエンジニアの転職市場を紹介します。
Rubyとほかの言語の求人数を比較
2024年11月時点で各プログラミング言語ごとのレバテックキャリアに掲載されている求人数は下記の通りです。
言語 | 求人数 |
---|---|
Ruby | 約3,600件 |
Java | 約9,100件 |
PHP | 約5,700件 |
Python | 約6,500件 |
JavaScript | 約6,800件 |
PythonとJavaは人気のプログラミング言語、PHPとJavaScriptはRubyの主要分野Webアプリケーション開発に使用されているため、比較してみました。他言語と比較すると若干求人数は少ないですが、Webアプリケーション開発の需要の高さから今後も一定の需要があるといえるでしょう。
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Rubyはオワコンではない
Rubyは現在大きく伸びているPythonと比較すると、データサイエンス分野のライブラリが少ないです。また、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHPの頭文字。4つの組み合わせでアプリ開発する手法)の台頭によりPHPに押されていています。そのため、これから学習しても意味のないオワコン(終わったコンテンツ)といわれることも少なくありません。
しかし、Rubyの汎用性はPythonやPHPに匹敵し、文法も開発者が日本人なので理解しやすいなどのメリットがあります。
また、Ruby on RailsというWebアプリケーション開発フレームワークの存在は大きいです。Ruby on Railsは迅速かつ安価にWebアプリケーションを開発したいベンチャー企業を中心に人材需要は継続しており、これからも伸びていくと予想されます。
Rubyの将来性について気になる方は、ぜひこちらの記事も合わせてご参照ください。
関連記事:Rubyの将来性と需要は?懸念されている点も解説
汎用性が高い
RubyはWebアプリケーション開発だけでなく、簡単な要件のスクリプト作成や自動化スクリプトにも適しています。たとえば、Webアプリのプロトタイプ開発する際にシンプルな構文で効率的に開発できるRubyは開発要件に適したプログラミング言語の1つです。また、RSpecやCapybaraなどのテストフレームワークを使用することで、テスト作業を自動化できます。
Ruby on Railsの開発効率が高い
Ruby on RailsはWebアプリ開発で人気のフレームワークです。その開発効率の高さから特に中小企業からの人気を集めています。ここからは、Ruby on Railsの開発効率に関連する特徴を紹介します。
・Convention over Configurationを採用している
Rubyのシンプルな構文とRuby on Railsの理念「Convention over Configuration(規約より設定)」により迅速に開発が進みます。Convention over Configurationとは、開発者の判断すべきことを減らし、開発をシンプルにしつつ柔軟性を失わせない設計思想です。
・ジェムが豊富
Ruby on Railsは豊富なジェム(ライブラリ)を活用して機能を簡単に実装できます。複雑な要件のアプリケーションも必要なジェムを組み合わせることで、効率的に開発可能です。
また、Ruby on Railsは前述の通り人気なフレームワークなため、コミュニティも活発です。そのため、多くのジェムが日々開発されており、最新の技術トレンドにも対応しやすくなっています。
これらよりRuby on Railsを活用することで開発期間を大幅に短縮できます。
関連記事:Ruby on Railsとは?できることやメリットも紹介
求人数も多く需要がある
Rubyは言語として人気があり、求人数が多いです。冒頭で紹介した通りJavaなどには劣りますが、毎年の求人数ランキングなどで上位には入ります。2024年11月時点のTIOBE Programming Community indexによると17位で、前年度は18位でした。このように、Rubyは高い人気を誇っているため、今後も需要を見込めます。
Rubyエンジニアとは
Rubyエンジニアとは、Rubyを用いて開発するエンジニアです。ここからはRubyエンジニアの仕事内容を解説します。また、転職を検討している方は、年収も気になるところでしょう。レバテックキャリアの求人をもとに、平均年収についても紹介します。これらの情報を参考に、目指すか検討していきましょう。
関連記事:Rubyとは?メリットやできること、将来性を分かりやすく解説
Rubyエンジニアの仕事内容
Rubyエンジニアは基本的にRuby on Railsを扱うため、Web開発を担当します。Web開発の中でもバックエンドの開発を担当する場合が多いです。つまり、RubyエンジニアはWebエンジニアであり、バックエンドエンジニアである可能性が高いです。
Web開発以外にはスマホアプリ開発やAPI開発を担当する場合もあります。また、最近の機械学習ブームにより機械学習を実装する場合もあるようです。このように、RubyエンジニアはRuby on Railsを扱うWebエンジニア、もしくは様々な領域を担当する場合があります。
Rubyエンジニアの年収相場
2024年11月時点でレバテックキャリアに掲載されている最新Ruby求人30件を確認したところ、平均年収は約617万円でした。また、アプリ開発でも大規模プロダクトに関わる求人やプロジェクトマネージャーを担当する場合は1,000万円を超える求人も複数あります。そのため、一般的な職種と比較すると高水準な年収です。
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Rubyエンジニアの転職に役立つ資格
Rubyエンジニアに転職する際に必須の資格はありません。しかし、転職時に資格を持っていると、客観的な指標で一定のスキルを持っていることを証明できるため効果的です。ITエンジニアは資格よりも経歴を重視されますが、有利に働くので余力があれば挑戦してみましょう。ここからはRubyエンジニアの転職に役立つ資格を2つ紹介します。
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Rubyの設計、開発、運用スキルを問う内容が出題されます。レベルはSilverとGoldに分けられています。Rubyプロジェクトでは一定の評価を得られる資格です。ただし逆にいえばRuby以外のプロジェクトではそれほど影響しません。専門性を示したいか、汎用性を高めたいかを基準に検討してみましょう。
ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は、IT関連の国家試験の中でも難易度の高い試験の1つです。ITストラテジストとは、IT戦略家を指します。技術よりもITのビジネス活用に焦点を当てているという点でプロジェクトマネージャー試験とも似ていますが、ITストラテジストは経営やシステム最適化が中心です。
Rubyエンジニアへの転職を経て、将来はITコンサルタントにキャリアアップしていきたい場合などに特に有効な資格といえるでしょう。
転職市場で評価されるRubyエンジニアのスキル
Rubyエンジニアとして転職する際に評価されるスキルは、Rubyのコーディングスキルだけではありません。Rubyエンジニアとして活躍するにはRuby以外の知識も必要ですので、周辺知識も身につけておきましょう。未経験だとすべてを習得するのにハードルを高く感じますが、基礎的な知識は最低限必要です。ここからは、転職市場で評価されるRubyエンジニアのスキルを紹介します。
関連記事:Ruby初心者の学習方法!押さえるべきポイントと注意点も解説
サーバ/ネットワークなどITインフラの知識とスキル
Rubyを用いた開発案件で最も多いのが、Web系のアプリケーション開発です。そのためサーバーやネットワークなどWebの仕組みを理解しておくことは、多くの企業で求められています。開発案件で必要な範囲のトラブルシューティングに対応できる技術を身につけておきましょう。
LAMPを扱うスキル
Webアプリケーションの開発によく用いられるRubyは、LAMPの理解を求める求人が多い傾向にあります。LAMPとは、Webシステムの代表的な構築要件のことを指し、「Linux・Apache・MySQL・PHP」の頭文字をとったものです。Rubyエンジニアの場合はPHPの部分がRubyに置き換わります。
OS(Linux)・Webサーバー(Apache)・データベース(MySQL)それぞれのスキルが求められます。可能ならチューニングやトラブルシューティングに対応できるスキルレベルが望ましいです。
フロントエンドのスキル
Rubyは基本的にバックエンドで使われるプログラミング言語ですが、開発案件ではフロントエンドとのスムーズな連携が求められます。フロントエンドエンジニアが使用するHTML/CSS/JavaScriptなどを習得しておくと、企業からも評価されます。最低でも基礎知識だけは身につけておきましょう。
フレームワークのスキル(Ruby on Rails)
Rubyは少ない工数で素早く開発できる点が重宝されることの多い言語です。そのため多くの現場ではフレームワークを使って開発します。特に代表的なフレームワークであるRuby on Railsは、ほとんどの求人案件で必須スキルとなっています。
Rubyのスキルと併せて、企業は上記のようなスキルを求めているケースが多いです。Rubyでプログラミングができれば良いという求人はほとんどありません。企業のニーズを満たせるように、これらのスキルを身につけてから転職活動をすると、待遇面でも高く評価されやすくなります。
Rubyエンジニアの4つの転職成功事例
レバテックキャリアでRubyエンジニアとして転職を成功させた4つの事例を紹介します。以下は類似する事例が多数あるので、王道のパターンといえます。Rubyでの開発経験がある方の成功事例はもちろんですが、異業種からの転職や、多言語で開発をしていたエンジニアからの転職例も紹介します。自身のキャリア例に近いものを参考にしてみましょう。
ケース1:独学で異業種からの転職に成功
全くの異業種から独学で2年間Rubyを学び、転職に成功した事例です。この方は実務こそ未経験でしたが、自主制作でアプリを開発してリリースしました。独学や異業種からの転職といった行動力や、成果物でスキルをアピールして転職を成功させた事例です。
ケース2:他言語の経験が評価されてポテンシャル採用
Rubyの実務経験がなくても、採用されるケースは複数あります。20代後半で、他言語での実績と経験が評価されて転職に成功した事例です。Ruby自体は未経験ですが、他言語の経験からポテンシャルを見込まれて採用されました。エンジニアのポテンシャル採用については、下記記事も合わせてご参照ください。
関連記事:ポテンシャル採用とは?メリット・デメリットや注意点を紹介
ケース3:ゼネラリストおよびビジネスのスキルを評価されて採用
Ruby以外のスキルを評価されて採用に至る事例もあります。20代後半のケースですが、Rubyの経験は1年しかありませんでした。しかし、インフラやWebサーバー周りの知見も持つゼネラリストとしてのスキルや、サービス成長のための施策実施などビジネス人材としてのスキルを評価されて内定を獲得しました。
ケース4:実務経験を評価されて転職成功
エンジニア経験5年・Ruby経験3年の30代前半の男性は、実務経験と実績を評価されて転職に成功しました。ベンチャー企業を中心に即戦力を求める企業は多く、Rubyは実務経験のある人材がほかの言語よりも少ないため、実務経験が長い場合は転職しやすい傾向にあります。
未経験からでもRubyエンジニアになれる!
Rubyエンジニアに転職を目指す場合は実務経験があると有利です。しかし、ここまで見てきた例の通り、必ずしも実務経験が必要というわけではありません。
独学でRubyのスキルを磨き、他言語のプログラミングスキルや幅広いエンジニアリングスキル・ビジネススキルも武器となるため、未経験からRubyエンジニアになれるケースは少なくありません。
Rubyエンジニアの求人例をチェック
Rubyエンジニアの求人例を紹介します。いくつかのパターンを紹介しますが、いずれも類似案件が豊富です。「まだRubyエンジニアを目指すか迷っている」という段階の方も、業務内容や必要経験、想定年収などをもとに計画すれば、効果的な準備が可能です。
Ruby on Rails経験が必須の求人例
Ruby on Railsを用いたWebアプリ開発の求人例です。Rubyエンジニアの求人で最も大きい割合を占める求人パターンですので、Rubyで転職を検討している方は必ず確認しておきましょう。
【Webエンジニア】採用サイトCMSのサービス改善、新機能追加など
CMSによる採用サイトに関するプロジェクトです。
【業務内容】
採用サイトCMSのサービス改善、新機能追加、サービスの安定稼働。
そのほか、新規サービス開発にも参画していただきます。
【経験・知識】
・Webサービス開発の実務経験2年以上
・PHP、Ruby on Railsの使用経験2年以上
・ネットワークやサーバーの知識
・Windows、Linux、Macなどの知識
【マインド】
・エンジニアとしての業務経験を活かし1からプロジェクトを作り上げたい方
・エンジニアとしてのスキルを向上させたい方
・自らの市場価値を上げたい方
・特定の分野のプロフェッショナルになりたい方
・目標を持って自発的に行動できる方
・人と話すことが好きな方
・人の役に立てたら喜びを感じる方
・アドバイスなどは素直に受け入れられる方
・スケジュールを組むのが得意な方
・今までの仕事を進めるうえで、自信を持って取り組んできた経験がある方
・効率よく仕事を進めるのが得意な方
・企業IT支援に興味がある方
【想定年収】
480~700万円
【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇
【勤務地】
大阪府
【Railsエンジニア】アジャイル開発/フルスタック
フルスタックエンジニアとして開発に従事する求人です。
【業務内容】
設計やアーキテクチャをメインとしたWebアプリ開発全般。
ご経験やご希望に応じてプロダクトオーナーやスクラムマスターへもチャレンジしていただけます。
【経験・知識】
・Ruby on Railsを使ったWebアプリ開発の経験3年以上
・Webアプリの設計やアーキテクチャなど上流工程の経験
・同社のミッションやビジョンに共感、共鳴していただける方
・サービスを育てることを楽しみ、主体性を持って取り組める方
・チームメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、ナレッジをシェアし、周りに良い影響を与える方
【想定年収】
500~1,200万円
【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇
【勤務地】
大阪府
未経験可のRuby求人例
一定のアピールできるスキルや経験があれば、Rubyエンジニアとしての実務経験がなくても、Rubyエンジニアとして活躍することができる場合があります。具体的にどのようなケースがあるのか見ていきましょう。
【開発エンジニア】フルスタックエンジニア/自社プロダクトの開発
未経験でも、フルスタックエンジニアとして活躍できる求人もあります。
【業務内容】
・自社提供サービスに関するシステム開発(開発手法はスクラム開発)
・事業部門のプロダクトオーナーやUXデザイナとともにシステム課題の抽出
・抽出した課題に対するプロダクトバックログの作成
・自律した組織として開発に関わる作業
・フルスタックエンジニアとしてモダン開発
※例:インフラ構築自動化、CI/CD開発、コーディング、自動テスト、E2Eテスト など
・SRE的な保守/運用プロセスの実施
【経験・知識】
・何らかのオブジェクト指向言語に関する深い知識および開発経験をお持ちの方
・Webサービスの開発/運用経験をお持ちの方
・ListやQueue、Stackなどのデータ構造を理解している方
・未経験の言語でも1ヶ月程度で習得する意思をお持ちの方
・強いミッション共感とそれを実現できるだけのコミットメント力をお持ちの方
・業務だけでなく、組織に対して貢献意欲をもって働ける方
【想定年収】
450~650万円
【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 残業手当
【勤務地】
東京都
【IoTクラウドエンジニア】IoT開発未経験OK/Webやクラウド中心
Webやクラウド関連の業務を行なう求人です。
【業務内容】
IoTシステムのバックエンド開発業務や自社ソリューション・パッケージ開発業務に入っていただきます。
Webやクラウドが中心の業務になりますが、通信やデバイスの技術に触れる機会もあります。
【経験・知識】
<経験>
・Webシステム開発の業務経験(言語不問)
<仕事へのマインド>
・自らの手を動かして試す、体験したいという姿勢
【想定年収】
380~500万円
【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 家族手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇
【勤務地】
東京都
【アプリケーションエンジニア】スマホゲームの開発
スマホゲーム開発に従事する求人です。
【業務内容】
自社サービスであるスマホゲームの開発、企画、運営など幅広く携わっていただきます。
【経験・知識】
<下記いずれかの経験>
・Webプログラム開発経験(オープンソースのMVCフレームワークを使用:言語問不問:2年以上)
・Unityを用いたゲーム開発経験1年以上
※ゲーム業界未経験歓迎
・責任感があり、最後まで業務を遂行できる方
・ゲームへの興味や関心がある方
・業務に対し熱意がある方(スキルが伴っていなくても可)
【想定年収】
300~800万円
【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇
【勤務地】
全国
Rubyの学習方法
未経験可の求人に応募する場合でも、最低限の知識は身につけておく必要があります。Rubyは独学でも身につけやすいプログラミング言語なので、自身に適した手段を選んで身につけておきましょう。金銭面に無理がないかはもちろん、ライフスタイルが合っているか、フォロー体制の必要の有無なども考えた上で選ぶのが適切です。ここからは、Rubyの学習方法を紹介します。
書籍を使って独学する
Rubyの書籍は複数あり、独学でプログラミングスキルを身につけられます。初心者向けの書籍も複数販売されているので、気になった書籍を確認してみましょう。また、書籍を購入する場合は発行年数の確認が重要です。情報が古く、記述方法が変わっている可能性があるので、なるべく新しい書籍を購入しましょう。
おすすめの書籍
以下は、初心者にもわかりやすい書籍です。
『ゼロからわかる Ruby 超入門(かんたんIT基礎講座)』(技術評論社、五十嵐 邦明、松岡 浩平)
プログラミング初心者に向けてわかりやすくRubyを解説した書籍です。図解が多く、使用例も大量に掲載されているため初心者でも取り組みやすい内容になっています。
『独習Ruby on Rails』(翔泳社、小餅 良介)
Rubyの基礎からRuby on Railsまで学べる書籍です。オブジェクト指向やMVCモデルまで網羅されており、プログラミング未経験の方にとってはややハードルが高い可能性があります。プログラミング経験者であれば、効率的に学習できるでしょう。
スクールを活用して学ぶ
書籍での独学でプログラミングスキルを身につけられる人もいますが、書籍を読むことや独学が苦手な人もいるでしょう。その場合、スクールを活用した方がより確実です。スクールでは効率的なカリキュラムが提供されるだけでなく、わからないことを講師に質問できます。
おすすめのスクール
スクールの例には、TechAcademy(テックアカデミー)が挙げられます。
TechAcademyはオンライン特化型のプログラミングスクールで、講師は全員現役エンジニアです。マンツーマンで指導を受けられ、また毎日チャットで質問できます。費用は安いプランでも10万以上が基本のためややコストがかかりますが、やる気があれば書籍よりもスキル取得の確実性は高いでしょう。
Rubyエンジニアのキャリアパス
Rubyエンジニアの主なキャリアパスは以下の4つです。
-
・Rubyのスペシャリストを目指す
・フリーランスとして独立する
・マネージャーへキャリアアップする
・他言語のエンジニア転職する
Rubyのスペシャリストは、Rubyエンジニアとしてのキャリアを築く最も直接的なキャリアパスです。多くの経験と高度な技術力を身につけることで、大規模案件や複雑な案件の中核を担う存在にな
ります。
フリーランスとして独立するのも選択肢の1つです。フリーランスになると自分のペースで仕事をできる、多様なスキルセットを身につけられるなどのメリットがあります。
マネージャーへキャリアアップする場合は、技術力だけでなくチームの運営やプロジェクトマネジメントスキルも要求されます。要求スキルは増えますが、組織の成長に直接貢献できるポジションといえるでしょう。
Rubyの経験を活かして他言語エンジニアに転職するのも手です。多くのプログラミング言語は文法こそ異なるものの、考え方は似ているため経験者として転職できます。その時々で市場価値の高い言語を身につけるとキャリアの幅が広がるでしょう。Rubyの求人を紹介してもらう
Rubyエンジニアに関するよくある質問
Rubyエンジニアに転職を希望している方が抱きやすい質問に回答していきます。Rubyエンジニアに興味がある人の多くは、年収や将来性が気になることが多いようです。また、どうしてRubyは人気を集めているのかといった理由や、プログラミングが未経験でも目指せる職業なのかも注目されています。よくある質問と回答を確認しておきましょう。
Q1. Rubyエンジニアの年収レンジは?
2024年11月時点でレバテックキャリアに掲載されているRuby求人をもとにすると、平均年収は約610万円でした。大規模プロダクトを担当したりプロジェクトマネージャーとして従事したりする場合は1,000万円を超える求人も複数あります。
Q2. Rubyは今後も需要がある?
既存システムへの追加や改修は歴史が長いJavaやPHPなどの案件が多いですが、一方で新規サービスの開発においてはRubyが採用されるケースが多いです。Rubyの求人数も増加傾向にあり、成長性が高く需要も見込めるプログラミング言語といえるでしょう。
関連記事:Rubyの将来性と需要は?懸念されている点も解説
Q3. プログラミング未経験でもRubyエンジニアになれる?
Rubyも含めてプログラミングが未経験であっても、独学でRubyを学びアプリやシステムなどを自主制作して転職活動に役立てているケースもあります。実務が未経験であっても、成果物として客観的にスキルを評価できるものがあればRubyエンジニアとして転職活動に成功する可能性は十分あります。
関連記事:未経験からRubyエンジニアになるには? 年収や求人例も紹介
Q4. Rubyが人気な理由を教えてください
Rubyが人気な理由は、コードがシンプルで読みやすく、初心者にも優しいためです。動的型付け言語であり、柔軟性が高く、スムーズに開発できます。また、豊富なライブラリやフレームワーク(例:Ruby on Rails)により、Webアプリケーション開発が効率化される点も魅力です。Rubyの求人を紹介してもらう
まとめ
Rubyで転職を検討している方はRuby on Railsのスキルを身につけWebエンジニアを目指すと転職確率が上がります。また、Ruby on Railsは中小企業から根強い人気を誇っているため、中小企業を中心に調べてみるといいでしょう。
将来性も高く、学習ハードルも低いプログラミング言語ですので、多くの方におすすめできる職種です。未経験者はポートフォリオ作成や資格取得で客観的なスキルの証明を、関連職種の経験者はRubyの基礎知識を身につけることで、転職成功率をあげられます。
ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングでお話してみませんか?(オンラインでも可能です)
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また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。
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