ITエンジニアに英語力は必要?習得するメリットや勉強法を解説

最終更新日:2024年4月16日

プログラムやソフトウェアなど、ITシステムのほとんどは英語で記述・表記されていることから、ITエンジニアは日常的に英語に触れることになります。そのため、英語を身につけるべきか考えている人も多いでしょう。

本記事では、ITエンジニアの英語力に興味を持っている人向けに、ITエンジニアに英語力が必要なのかや身につけるメリット、勉強方法などについて解説します。

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この記事のまとめ

  • ITエンジニアにとって、英語は必須ではないが身につけておくほうが良いスキルといえる
  • テクニカルな用語やビジネスに使う英語は基本として、キャリアを上げるには総合的な英語力のレベルアップが必要
  • 英語ができるITエンジニアはニーズがあり、グローバルなプロジェクトにも参画できるようになる

ITエンジニアに英語は必要か

ITエンジニアに英語力は必須ではありません。就職や転職の場面で、英語力が枷となることは少ないでしょう。しかし、ITエンジニアの業務では英語が密接に関係しているため、英語力があることは推奨されています。その理由を以下に解説します。

プログラミング言語は英語で書かれている

現在、数100種以上のプログラミング言語が存在し、そのほとんどが英語で記述・表記されています。ITエンジニアがシステムの開発や運用・保守を行う際にはプログラミングをするため、常に英語で記述・表記されたプログラムに接している状態です。

また、障害発生時には、エラーを読み解き解決することが求められます。プログラム修正時には、英語で出力されるエラーメッセージの内容からコードを読み解き、解決する必要があります。そのため、英語に慣れていると、仕事をしやすいといえるでしょう。

新しい技術は英語圏から導入されることが多い

近年、さまざまな分野でIT技術革新が進み、企業は競争優位性を維持して生き残るために、新しい技術を積極的に取り入れる必要性に迫られています。たとえば、AIの分野では生成AIが急速に普及しており、多くの企業がこれに対応すべく奮闘しています。

これらの最新技術は米国などの英語圏でから導入されることが多く、英語ができれば企業や個人にとっても有益であるため、いち早く新技術に対応するには英語力があった方が良いでしょう。

英語力があればスピーディーに障害を解決できる可能性がある

障害が発生した際には、解決策をインターネットで探すことがあります。英語ができるITエンジニアであれば、日本語で検索して解決策が見つからなくても、海外の障害事例や対応策など、英語でアップされた情報を探すことができます。その結果、情報リソースの幅が広がり、スピーディーに障害を解決できることがあります。

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ITエンジニアが英語を身につけるメリット

英語力の必要性が分かっても、これまでの英語レベルで業務を問題なく進めてきてきた方には、習得する意味を見出だせないこともあるでしょう。ITエンジニアが英語を使えるようになるのは、ほかにもメリットがあります。ITエンジニアに英語力があるとどのようなメリットがあるか、代表的なものを以下で解説します。

最新情報をいち早くキャッチできる

IT分野における代表的な技術の多くは、米国など英語圏を発信地としています。そのため、ITに関する文献の原文の多くは英語で記述されています。

また、海外で開催される最新のプログラミングフォーラムなどでは、英語でディスカッションするのが一般的です。フォーラムの内容が理解でき、英語の文献を読み解くことができれば、ITエンジニアとして最新情報を常にアップデートすることが可能になります。

海外で働くチャンスを得られる

ビジネスに対応できる英語力を身につけていると、海外で働くこともできます。外資系SIerや大手SIerなど海外に拠点を持っている企業に就職すれば、日本に留まらず実力を発揮できるでしょう。

そもそも、日本の企業ではなく、拠点としたい海外の国・企業を選んで就職・転職活動ができるようにもなります。

仕事の機会が増える可能性がある

企業によってはグローバルなメンバーでプロジェクトチームを構成することや、取引先が海外の場合もあります。英語ができることで、仕事の選択肢やチャンスが増える可能性があります。

また、グローバルにプロジェクトを展開している企業は、評価基準が本人のスキルや実績をもととするこが多いです。ITエンジニアとしての能力とキャリアを高め、収入アップにも繋がるでしょう。

日本で働く外国人エンジニアのマネジメントができる

昨今、国内でのIT人材不足の状況もあり、インドやベトナムなどさまざまな国のITエンジニアを雇用する企業が増えています。そのような外国人のITエンジニアは、まだ日本語を習得しきれていないことがあります。英語力があれば、そういったメンバーへの指導や指示出し、ほかのメンバーとの橋渡し、日本語や日本文化の教育面などで役立てられるでしょう。

オフショア開発を担当できる

オフショア開発とは、ソフトウェアやアプリケーションの開発業務を、海外の企業に委託することを指します。慢性的な人材不足に悩むIT業界では、オフショア開発が普及しており、オフショア開発関連の仕事をする場合には、英語力があると重宝されます。

海外企業と直接取引ができる

英語力があると、海外の企業と直接やり取りができます。そのため、仕事が増えますし、フリーランスなどであれば単価の高い仕事が得られるという可能性もあります。英語での打ち合わせや資料を英語でまとめることができれば、ビジネスもスムーズに進むでしょう。

転職で有利になる

ITエンジニアが転職する際に、英語力があると有利に働く場合があります。特に外資系IT企業の場合、勤務地が日本であっても英語力を採用条件としているところが多いです。採用条件としてTOEICでの高得点が必要なケースもあるため、日頃から英語力を高めておくことは大切です。

また、近年の円安状況から、海外が本拠地の会社であれば、日本支店勤務でも高収入の仕事に採用される可能性もあるでしょう。

関連記事:ITエンジニアの平均年収とは?年収を上げるためのポイントも解説

ITエンジニアに必要とされる英語のスキル

一般的に英語習得で必要となる技能について、ITエンジニアの観点でどのようなシーンで必要となるのか解説します。具体的な使用場面をイメージできると、英語を習得する意欲もわきやすくなるでしょう。また、どの程度のレベルだと仕事に役立てられるかも分かります。

リーディング力

英語スキルの中でも、特に重要視されるのはリーディング力です。エラーメッセージやログは英語で表示されることが多く、日々読解する必要があります。英語で書かれた内容を正確に理解できるリーディング力は欠かせません。

  • ・英語で書かれた技術資料やマニュアルを読解する能力

    ・エラーメッセージやログファイルを理解/解析する能力

    ・書籍/インターネット上にある最新の技術情報やトレンドを英語で収集する能力

ライティング力

ライティング力もITエンジニアにとって重要です。プログラムのコーディングは英語ですし、ほかにも技術レベルを高めるためのテクノロジーコミュニティで外国人ITエンジニアとのやり取りをする機会もあります。そんなときにコミュニケーションできるレベルのライティング力があると、成長の機会の幅も広がります。

  • ・ドキュメントやコードのコメントを英語で書く能力

    ・英語でメールやチャット、レポートなどを書き、やり取りする能力

    ・技術的な内容を英語で分かりやすく説明する能力

    ・打ち合わせなどの内容を技術的な部分も含めて議事録化する能力

リスニング力

さらに高いレベルで、グローバル部門に所属したり海外とやり取りしたりする業務となった場合、リスニング・スピーキング力は、コミュニケーションのベースとして必要となります。

  • ・英語での会議や打ち合わせの内容を理解する能力

    ・英語でのプレゼンテーションを理解する能力

    ・電話やビデオ通話で英語でのコミュニケーションを理解する能力

スピーキング力

近年 グローバル化が進むIT業界において、海外のエンジニアと協力してプロジェクトを進めるケースも珍しくありません。英語力を磨きコミュニケーションを取れる能力を持っていると重宝され、キャリアアップにも繋がるでしょう。

  • ・海外のITエンジニアとの会議で英語で発言ができる能力

    ・英語でプレゼンテーションを行う能力

    ・電話/ビデオ通話/対面での英語によるコミュニケーション能力

ITエンジニアが英語を身につけるための勉強方法

ITエンジニアが求められる英語力は、システムのエラーやログを読み込む程度や、外国人エンジニアとやり取りする業務など場面ごとにレベルが異なります。

特に後者では、コミュニケーションができるレベルの英語のほか、IT特有のテクニカルな用語、ビジネス英語など豊富な語彙力が求められます。まず、どのレベルを目指すのか、そもそも英語の能力を身につける意思があるかどうかなどを自身に問うことから始めましょう。

リーディング・ライティング力を身につける

基本的なリーディング力は、さまざまな書籍を読み込むことなどで身につけることができます。ライティング力は、ドキュメントやメールを英語で書く練習を繰り返します。基本的な文法を定着させたあと、テクニカルな表現やビジネスの慣用句などを身につけていきましょう。

さらに高い英語力を目指すのなら、ブログやフォーラムへの投稿などを通して慣れていくのがおすすめです。

リスニング・スピーキング力を身につける

リスニングは、独学では英語のリスニングチャンネルなどを活用してスキルを向上させる方法があります。スピーキングは、エンジニアコミュニティなどで英語での発言やディスカッションに積極的に参加するのが効果的です。

ただし、実際に外国人相手に話すこと自体にハードルがある人もいるでしょう。そのため、独学だけでなく、コストはかかりますが下記の方法も参考にしてみてください。

オンライン英会話サービスを利用する

オンライン英会話サービスは、時間を問わず自宅PCやスマホを使って利用できるため手軽で便利です。ネイティブを含むさまざまな外国人と会話できます。まずは実践して慣れ、リスニング・スピーキング力を向上させたい人に向いています。

ビジネス英会話スクールに通う

ビジネス英会話スクールでは、外国人とリアルに向き合って会話することができます。対面でのコミュニケーションが好きな方は、リスニング・スピーキング力を上げやすいでしょう。

ビジネス英会話スクールでは、日常英会話に加えてビジネスの現場で活用できる慣用句やメールのマナーなども含めた英語力を習得できます。

TOEICや英検を受験する

TOEICや英検は、受験勉強で英語力が身につくと同時に、高いスコアがとれるようになると履歴書でもアピールできます。転職活動で有利になり得るため、定期的に受験するとよいでしょう。

TOEICはグローバルに通用する試験というメリットがあります。英検は日本の資格ですが、スピーキングの証明になる点がメリットといえます。

英語力は、短期間での大量学習で身につくものではありません。毎日一定の時間を英語学習に割り当て、習慣化し、コツコツと定期的に続けるのが効果的です。

ITエンジニアにとって英語力は大きな武器となるスキルです。ITエンジニアを目指す方はもちろん、現在ITエンジニアとして働いている方にとっても、将来性や待遇を左右するスキルだといえるでしょう。

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