ソフトウェアとは?ハードウェアとの違いや、種類、開発の流れを解説

最終更新日:2023年12月7日

ソフトウェア業界への転職を検討しており、いま一度「ソフトウェアとは何か」について理解しておきたい方もいるのではないでしょうか。本記事では、ソフトウェアの定義やハードウェアとの違い、ソフトウェアの種類、開発の流れなどについて詳しく解説します。本記事を参考にソフトウェアに関する知識を深め、転職につなげましょう。

この記事のまとめ

  • ソフトウェアとはコンピュータを制御するプログラムの総称で、OSやアプリケーション、ミドルウェアなどが該当する
  • ソフトウェアは要件定義・設計・開発・テスト・リリースというウォーターフォール開発と呼ばれる手法で開発することが多い
  • ソフトウェアのクラウド化が進んでおり、ソフトウェア開発の需要は順調に伸びていくと予想される

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ソフトウェアとは

ソフトウェアとは、コンピュータを制御する(動かす)プログラムの総称です。オフィスソフトやウイルス対策ソフト、会計ソフトなどは、すべてソフトウェアに該当します。ソフトウェアを開発・販売している業界は、ソフトウェア業界と呼ばれています。

ソフトウェアとハードウェアの違い

ハードウェアとは、コンピュータを物理的に構成している回路や本体、周辺機器の総称です。CPUやメモリ、HDDなど本体に組み込まれているものや、キーボードやマウス、ディスプレイといった周辺機器が該当します。ソフトウェアは、ハードウェアに組み込まれて動きます。ハードウェアは物理的な機器であり、パソコンの内部で稼働するソフトウェアとは違って目に見える点が特徴です。

ハードウェア製品を開発・販売している業界は、ハードウェア業界と呼ばれます。ただし、ソフトウェア業界とハードウェア業界は明確に分かれているわけではなく、両方を開発・販売している企業も多く存在します。

ソフトウェアの種類

ソフトウェアは大きく、OS・アプリケーション・ミドルウェアの3つに分類されます。ここでは、各ソフトウェアの役割について解説します。

OS(オペレーティングシステム)

OSとは、Operating System(オペレーティングシステム)の略称で、コンピュータのCPUやメモリなどのリソースを管理して各種アプリケーションが実行できるように制御するソフトウェアのことです。キーボードからの入力を画面に反映させたり、メモリの使用を制御したりと、多くの役割をこなしています。OSがなければ、コンピュータはほとんど何もできません。

そのため、パソコンやスマートフォンには必ずOSが搭載されています。パソコン用のOSはWindows・Mac・Linux、スマートフォン用のOSはAndroid・iOS(iPhone)などがあります。

アプリケーション

アプリケーションとは、特定の作業を行うために使われるソフトウェアのことです。OSという土台の上で動作するため、OSがなければアプリケーションは利用できません。ワープロソフトやメールソフト、Webブラウザなどが該当します。

アプリケーションの種類には、パソコンにインストールするデスクトップアプリ、スマートフォンにインストールするモバイルアプリ、Web上で使えるWebアプリなどがあります。

ミドルウェア

ミドルウェアとは、OSとアプリケーションの間に位置するソフトウェアのことです。ミドルウェアには、複数の業務に活用できる汎用性の高い機能がパッケージ化されています。Webサーバやデータベース管理システムなどが該当します。

アプリケーション開発を行う場合、ミドルウェアを活用することが多いです。ミドルウェアを使わずに、自分で機能を開発してアプリケーションを制作することは可能ですが、同じような機能を開発のたびに用意するのは効率が悪く、バグも発生しやすくなります。

ソフトウェアの提供形態

ソフトウェアは、提供形態によって名称が異なります。各名称の概要について、詳しく見ていきましょう。ただし、各名称についての公式な定義はなく、企業によって名称や意味が異なる場合があります。

フリーウェア

フリーウェアは、無料提供のソフトウェアを指します。ウェア(ware)は製品・商品という意味です。有料製品のベータ版や、制作者が個人的な趣味で制作したものなどがフリーウェアに該当します。誰でも無料で利用できるメリットがある一方、製品保証がないものが多いため、自己責任で使わなければなりません

シェアウェア

シェアウェアは、一定期間無料で提供したあと、有料提供に切り替わるソフトウェアを指します。購入前に製品の使用感を無料で確かめられる点が特徴です。ただし、無料期間中はソフトウェアのすべての機能を使えない場合もあります。

パッケージソフトウェア

パッケージソフトウェアとは、有料販売されている既製品のソフトウェアを指します。ユーザーは利用料を支払う代わりに、ソフトウェアのすべての機能を使うことが可能です。また、フリーウェアに比べて不具合が起こりにくく、安心して利用できます。

パッケージソフトウェアはWebサイトや家電量販店などで購入し、ユーザーが自分でパソコンなどにインストールして使うのが一般的です。

ソフトウェアのライセンス

ソフトウェアのライセンスとは、ソフトウェアの改変や複製、再配布などの可否や条件をまとめたものです。前述した提供形態は「無料か有料か」によって分類されたものですが、ライセンスの種類はソフトウェアの利用ルールによって分類されているため、混同しないように気をつけましょう。

オープンソース・ライセンス

オープンソース・ライセンスとは、ソースコードが公開されており、誰でも自由に利用、改変、複製、再配布が可能であることを示すライセンスです。技術を独占するよりも多くのユーザーと共有することで、業界の発展を促進させる目的があります。

代表的なオープンソースソフトウェアはLinuxです。Linuxは有志の方によって改良され、多くの派生製品が販売されており、ユーザーは用途に合ったものを選ぶことができます。

プロプライエタリ・ライセンス

プロプライエタリ・ライセンスとは、ソフトウェアの著作権者のみが改変や複製、再配布できることを示すライセンスです。著作権者以外はソフトウェアの利用のみ許可されています。勝手に複製などを行うと、著作権侵害の責任を問われるおそれがあるため注意が必要です。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは、いくつかの条件を守ることで、ソフトウェアの利用、改変、複製、再配布が可能なことを示すライセンスです。たとえば、原作者のクレジット表示をしなければならない、営利目的で改変や再配布をしてはいけない、などの条件が挙げられます。条件を守らなかった場合は著作権の侵害にあたり、責任を問われます。

ソフトウェア開発の流れ

多くの場合、ソフトウェアは、ウォーターフォール開発と呼ばれる手法で開発されます。ここでは、ウォーターフォール開発の基本的な流れについて解説します。クライアントから「オーダーメイドのソフトウェアを開発してほしい」という依頼を受けた場合を想定して、開発の流れを見ていきましょう。

要件定義

ソフトウェア開発の依頼を受けたら、まずは要件定義が必要です。顧客との打ち合わせを行い、ソフトウェアにどのような機能を盛り込むべきかをヒアリングし協議のうえ要件を固めて行きます。要件定義は、ソフトウェア開発において欠かせない工程です。要件が曖昧なまま次の段階に進むと、あとから大幅な修正が必要となるおそれがあります。

設計

要件定義をもとに設計を行います。ソフトウェアの各画面の仕様やデータ入出力などのシステム内部の動作を検討し、設計書にまとめます。企業によっては、各プログラムの動作内容まで細かく記述する場合もあります。要件定義・設計は、多くの場合システムエンジニア(SE)が担当します。

開発

要件定義・設定書をもとに、実際にプログラムを開発していきます。設計書が詳しく書かれていれば、その通りにプログラミング言語を使って実装します。開発はプログラマー(PG)が担当するのが一般的です。

ソフトウェアの種類によって、使用するプログラミング言語は異なります。デスクトップアプリではJavaやC#、組み込みシステムではCやC++、Webシステムの場合はPythonやPHPなどが用いられます。

テスト・リリース

開発が終わったら、正しく動作するかどうかのテストが必要です。1つのプログラムや機能ごとに検証する単体テスト、ほかの機能と連携させて検証を行う結合テスト、ユーザーが実際に使うことを想定して検証するユーザーテストの順番で行われます。テストが完了したら、ソフトウェアをリリースします。

ソフトウェア開発の需要や今後の展望

最後に、ソフトウェア開発の需要や将来性について解説します。ソフトウェア開発に今後携わりたいと考えている方は参考にしてください。

ソフトウェア開発の需要

IT専門調査会社IDC Japan 株式会社は、2022年の国内ソフトウェア市場について、前年比13.9%増の4兆1,548億6,300万円になったと推定しています(※1)。このデータから、ソフトウェアの開発需要は順調に伸びていることがわかります。

少子高齢化による人材不足が課題となっている昨今、ソフトウェアを導入して業務効率化や人件費の削減を目指す企業は、今後も増加していくと考えられます。

※1参考:2022年の国内ソフトウェア市場は前年比13.9%成長

ソフトウェア開発の今後の展望

同じくIDC Japan 株式会社が発表した国内クラウド市場予測によると、2027年の国内クラウド市場規模は、2022年比約2.3倍の13兆2,571億円になる見込みです。(※2)。多くの企業で、オンプレミス形態からクラウドへの移行(クラウドマイグレーション)が進んでいることがわかります。

従来はソフトウェアを導入する場合、サーバなどの機器を用意する必要があり、高額な導入・運用コストがかかっていました。一方で、ネットに接続して使うクラウドソフトであれば、サーバなどの機器を用意する必要がありません。導入・運用コストを大幅に抑えられるほか、ネット環境があればどの端末からでも利用できる、ほかのクラウドソフトとの連携がしやすいなどのメリットがあります。今後はソフトウェアのクラウド化がさらに加速していくでしょう。

※2参考:国内クラウド市場予測を発表

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この記事の監修

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