オープンソースRDBでは世界最大のシェア!進化を続ける無償RDBのスキルを身に着けようMySQL認定資格の概要、難易度、対策ポイントを解説

最終更新日:2021年5月17日

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MySQLは、世界で最も使われているオープンソースのRDBです。これまでは、小~中規模なLAMP環境構築などに使われてきましたが、今後は大規模な基幹システムなどへの適用も進むとみられています。したがってMySQLは、エンジニアのキャリアアップにつながる有望なスキルと言えるでしょう。MySQLに関する知識を効率よく身に着けるには、MySQL認定資格の取得がおすすめです。ここでは、MySQL認定資格について解説しています。

1. MySQLとは?

まず、MySQLの概要について解説します。

SQLとは何か?

MySQLの解説に入る前に、SQLの概要をおさえておきましょう。SQL(Structured Query Language)は日本語で「構造化された問い合わせ言語」と翻訳されます。一般的なプログラミング言語とは異なり、特定の処理を要求するワード(コマンド)を発行することで、データベースの操作を行うことが特徴です。一般的には、他のプログラミング言語内で「SQL文」として記述することで、プログラム内からデータベースの操作を行うことができます。

SQL文は標準化が進んでおり、異なるRDBMS(データベース管理システム)の間でもそれほど大きな差がありません。したがって、基本的な構文さえ身に着ければ、汎用性の高いスキルに成り得ます。

MySQLとは?

MySQLはSQLで操作できるメジャーなRDBのひとつです。1995年の誕生以来、無償利用が可能なオープンソースRDBとしては世界で最も普及しています。現在のMySQLは、度重なるバージョンアップによって商用RDBと遜色のない機能を持つようになり、システム構築コストの削減に貢献しています。

また、MySQLには有償版も設けられており、予算やユースケースに応じて使い分けることができます。

なぜMySQLなのか?

MySQLのシェアは、オープンソースRDBの中では1位、商用RDBを含めても2位です。その背景には、オープンソースでありながらグローバル企業(Oracle)で継続的に開発が進められ、商用RDBと遜色がない機能を持つという事実があります。

また、MySQLはWebシステム開発のスタンダードともいえるLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP/Perl/Python)環境のひとつであり、2021年現在も底堅い需要があります。さらに今後は、大規模かつミッションクリティカルなシステムへの導入が進むと予想されているのです。

以上のことから今後は活用範囲が拡がると考えられ、キャリアアップに有効なスキルのひとつといえるわけです。

MySQLの知識とスキルを身に着けるには、実機を用いた学習がおすすめです。これと並行してMySQL認定資格の取得を進めると、効率よく知識の定着が進められます。

2. MySQL認定資格と対策ポイント

では、MySQL認定資格の種類と概要について解説していきます。なお、ここで紹介する内容は最新バージョンの試験をもとにしています。

MySQL認定資格の概要

MySQL認定資格は、MySQLの開発・管理元であるOracle社が発行しています。2021年4月現在、MySQLに関する資格は以下3つです。

データベース管理者向け…MySQL 5.7 Database Administrator

MySQLに関する管理技術を証明する資格です。問題数は75問で、試験時間は120分、選択式の試験となっています。また、合格ラインは58%となっており、6割弱を正答できれば認定が受けられます。記述や実技は含まれてないため、座学のみで合格を目指すことは十分に可能です。

出題範囲は、「MySQLのインストール」「アーキテクチャについて」「MySQLの設定」「MySQLの監視」「ユーザー管理」「セキュリティ」「クエリーパフォーマンスの最適化」「バックアップ」「レプリケーション・トポロジの設定」となっています。

開発者向け…MySQL 5.6 Developer

MySQL環境における開発者向けの資格です。問題数は100問で試験時間は150分、選択式の試験となっています。こちらも同じく記述問題の出題はなく、実技試験も課されません。ただし、MySQL 5.6 Developerは2020年9月29日をもって配信終了となっており、後続の資格試験が公表されていません。ちなみにOracleの公式サイト上では、MySQLの開発者向け試験として「MySQL 8.0 Database Developer Oracle Certified Professional Certification」が掲載されています。しかし、この試験は2021年4月現在、日本語で配信されていないようです。したがって、これから新規に受験する場合は、英語版の試験に合格する必要があるでしょう。

導入コンサルタント向け…MySQL 2019 Certified Implementation Specialist

MySQLの導入コンサルタントに適した資格です。問題数は70問で試験時間は120分、選択式の試験となっており、合格ラインは60%です。試験範囲は「MySQLエンタープライズ製品に関する知識」「データベース設計に関する知識」「セキュリティ、バックアップ、レプリケーション」となっています。

対策ポイント

MySQLの認定資格を取得するためには、まずOracle主催が提供している試験対策セミナー(オンデマンドコンテンツ)の活用がおすすめです。実務ではあまり使われない機能、ツールについても出題があるためセミナーによる試験対策は必須と言えるでしょう。ちなみに、再受験キャンペーンなどを利用することで、不合格後2回目の受験が無料になる場合もあります。

3. MySQL認定資格を取得するメリットは?

MySQL認定資格を取得するメリットは、次のとおりです。

世界2位の市場シェアを誇るDBのスキルが身に付く

MySQLは、海外の大手DB情報サイトでは、本家Oracleに次いで2位(OSSでは1位)のシェアを獲得しています。日本国内でも頻繁に使われているため、汎用性の高いスキルとして今後も活かせる可能性が高いでしょう。

知識、スキルの対外的な証明になる

2021年4月現在、MySQLに特化した唯一の資格です。特に実務経験が浅い人材の場合は、MySQL認定資格の取得が対外的な知識・スキルの証明になります。

クラウドサービスを扱うためのスキルが身に付く

メジャーなクラウドプラットフォーム「AWS」がデフォルトのRDBとしてMySQLを使用するなど、MySQLは徐々に活用範囲が拡がっています。特にクラウド人材を目指す場合には、備えておいて損のないスキルと言えるでしょう。

キャリアパスの幅が広がる

AIやIoTなど、先端ITではいずれもデータ収集と分析が必須です。したがって、どの道に進むとしてもRDBとSQLの知識が活きることは間違いありません。また、プログラマーがSQLをしっかり習得することで、高品質なソースの記述につながるため、キャリア研鑽の一環としても有効です。

4. MySQL認定資格の取得が向いている人は?

最後に、MySQL認定資格の取得が向いている人を職種別に紹介します。

Web開発プロジェクトに参入したいエンジニア経験者(特にプログラマー)

これまでWeb開発の経験がなく、プログラマーの実務経験がある人材の場合は、MySQLを学ぶことがプラスに働くでしょう。MySQLはWebシステムにおいて必須スキルのひとつであり、LAMP環境の構築に欠かせないものだからです。

データベースエンジニア

Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Server、PostgreSQLに加えて、MySQLのスキルを備えることで、応募可能な求人の幅が大きく拡がります。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドではデータベースと頻繁にデータのやり取りを行うため、MySQLの知識とスキルが役立ちます。

データサイエンティスト

データサイエンティストはデータ分析と仮説検証を日常的に行うため、データ操作のスキルを備えることで迅速な業務遂行が可能になります。

5. まとめ

SQLはRDB操作用の言語として、世界で最も普及しています。そして世界で最も使われているRDBがMSQLlであす。MySQLはこれまでLAMP環境の構築などに使われてきましたが、今後は大規模な基幹システムなどへの適用も進むとみられているため、キャリアアップにつながる有望なスキルと言えるでしょう。MySQLに関する基礎知識を効率よく身に着けるには、MySQL認定資格の取得がおすすめです。

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