AI・ディープラーニング関連資格の最高峰~E資格に合格するための勉強時間は?E資格の難易度、試験内容、受験条件を徹底解説

最終更新日:2021年5月20日

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E資格は、AIやディープラーニングに関する知識と実装スキルを証明するための資格です。日本国内のディープラーニング関連資格としては最も難易度が高いため、合格のためには入念な情報収集が欠かせないでしょう。また、過去問が存在しないことから、勉強方法にも工夫が必要です。ここではE資格の難易度や試験内容、受験条件などを解説します。

1. 資格とは?G検定との違い

まずE資格の概要と、同じくディープランニング関連の資格であるG検定との違いについても紹介します。

E資格の概要

E資格は一般社団法人 日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定している資格です。日本国内では珍しく、AIエンジニアや機械学習エンジニアのスキルを認定する資格となっています。E資格は2017年にG検定とともに創設され、2018年に初回の試験が実施されました。国内の民間団体が主催するAI・ディープラーニング関連資格としては、難易度・知名度ともに最も高いといって良いでしょう。

G検定とどう違う?

E資格と同じようにAIや機械学習に関連した資格として「G検定」があります。G検定は、同じくJDLAが主催する資格ですが、E検定とは目的や試験内容が異なります。

G検定は「ディープラーニングを活用するジェネラリスト養成」が目的です。したがって、管理職層やコンサルタント向けの資格と言えるでしょう。これに対してE資格は、開発者や研究者向けの資格であり、G検定よりも技術色が濃い内容となっています。一般的には、G検定に合格してからE資格へチャレンジする、というルートを辿る方が多いようです。ただしこれはあくまでも慣習であり、E資格の受験条件にG検定合格が含まれているというわけではありません。

2. E資格の難易度、受験資格、試験範囲、試験対策は?

次に、E資格の難易度や受験資格、試験範囲、試験対策などについて解説していきます。

E資格試験の概要

E資格の試験時間は120分で、問題数は100問、複数の選択肢から正答を選ぶ多肢選択式が採用されています。受験費用は「一般受験者:33,000円(税込)」「学生:22,000円(税込)」「会員:27,500円(税込)」です。

難易度

前述したように、E資格の難易度は国内のAI・ディープラーニング関連資格としては最も難易度が高いと言われています。これを裏付けるように、実際にE検定を受験した方を対象にしたアンケート(※)では、次のような結果が示されています。

※参考:Study-AI「E資格受験者(2021#1)を対象にE資格の難易度についてアンケート調査(独自)を実施しました。

E資格受験者に対するアンケート結果
回答 割合
想定よりやや難しい 割合38.24%
想定よりかなり難しい 割合8.82%
想定より簡単だった 割合5.88%
想定よりやや簡単だった 割合13.24%
想定通りだった 割合33.82%

このように、「やや難しい」「かなり難しい」と答えた人の割合は、約47%に達しています。つまり、受験者の半数が難しいと感じる試験と言えるわけです。

E資格に難易度が近い試験

ちなみに難易度が近い試験としては「応用情報技術者」が最も多く、全体の4割近くに達しています。また、「PMP」や「IPAの高度試験(ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストなど)」と同程度の難易度と回答する方もいます。このことから、日本国内のIT系資格の中で、かなり難易度が高い部類に入る資格であることは間違いなさそうです。ちなみにITスキル標準(ITSS)でいえばレベル3~レベル4(最高レベル)の試験に相当すると言えるでしょう。

E資格に合格するまでの勉強時間

E資格の合格者が合格までに費やした勉強時間は、「100~200時間」が最も多く約46%、次いで「200~300時間」約43%という結果になっています。ちなみに、一般的なITベンダーが主催する資格試験では、経験3年~5年程度の実務者向けのグレードで「50~150時間」程度の勉強時間を要することが多いです。期間にすると三カ月以上ですね。このことから、ITベンダーが主催する資格と比較しても、難易度が高めであることがわかります。

受験資格

E資格は「過去2年以内にJDLA認定プログラムを修了していること」が受験資格となっています。JDLA認定プログラムとは、民間企業が開催する講座の中からJDLAが「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材を育成する講座」として認めたものを指します。民間の研修サービス企業や教育機関などが対象となっており、自分の環境にマッチした講座で学ぶことが可能です。いずれかの認定プログラムの受講を修了すると、E資格の受験が可能になります。

試験範囲

E資格の試験範囲はシラバスの中で公開されており、次のような分野から出題されるとのことです。

応用数学系
  • ・線形代数……特異値分析

    ・確率と統計……確率分布、ベイズ則

    ・情報理論

機械学習系
  • ・機械学習の基礎……学習アルゴリズム(タスクT、性能指標P、経験E)など

    ・実用的な方法論……性能指標、ハイパーパラメータの選択など

深層学習
  • ・順伝播型ネットワーク……線形問題と非線形問題など

    ・深層モデルのための正則化……パラメータノルムペナルティーなど

    ・深層モデルのための最適化……学習と純粋な最適化の差異など

    ・畳み込みネットワーク……畳み込み処理など

    ・回帰結合型ニューラルネットワークと再帰的ネットワーク……回帰結合型のニューラルネットワークなど

    ・生成モデル……識別モデルと生成モデル

    ・強化学習……方策勾配法、価値反復法

    ・深層学習の適応方法……画像認識、自然言語処理など

開発・運用環境系
  • ・ミドルウェア……深層学習ライブラリ

    ・軽量化と高速化技術……軽量化技術、分散処理、アクセラレータ

試験対策

E資格の特徴のひとつに「過去問が無い」という点が挙げられます。公式サイトで公開されているのは「過去の試験範囲」であって、実際の問題ではありません。したがって、前述した試験範囲を確認し、分野ごとに参考書を購入したうえで、個別に学習を進めていく必要があります。

また、eラーニングやJDLA認定プログラムの対象となっている講座を積極的に受講し、E資格で問われる内容の基礎固めを行うことも大切です。独学にこだわらず、インプット・アウトプットがスムーズに行える環境を作るようにしてみてください。

ちなみにJDLA認定プログラムの中には、E資格の模擬試験を提供しているものもあります。過去問が無いE資格では、模擬試験が貴重な教材となるため、こちらも積極的に活用したいところです。

特に、一般的なITエンジニアが業務であまり使用しない「応用数学(線形代数、統計学など)」と「深層学習」などは、重点的に勉強すべきだといえるでしょう。

3. まとめ

E資格は、AIやディープラーニングに関する知識と実装スキルを証明するための資格です。G検定は「ディープラーニングを活用するジェネラリスト養成」が目的で、管理職層やコンサルタント向けの資格であるのに対し、E資格は、開発者や研究者向けの資格であり、G検定よりも技術色が濃い内容となっています。日本国内のディープラーニング関連資格としては最も難易度が高いため、合格のためには入念な情報収集が欠かせないでしょう。

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