Webディレクターにおすすめの資格!効率的な勉強方法も紹介

最終更新日:2024年4月2日

Webディレクターは、デザイナーやプログラマー、コーダーといった制作スタッフや、顧客の要望をまとめ、Webサイトの企画から運用まで携わるため、幅広い知識や経験が重視される仕事です。

必須の資格はありませんが、Webディレクターに必要な知識が学べる「Webディレクター試験」などのWeb関連の資格や、マーケティングの基礎が身に付く「マーケティング・ビジネス実務検定」といったマーケティング関連の資格を習得すると業務に役立つでしょう。

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この記事のまとめ

  • 資格を取得することでスキルアップでき、業務をスムーズに進めることができる
  • Web関連の資格や、マーケティング関連、アクセス解析に関する資格がおすすめ
  • 資格取得だけでなくコミュニケーションやマネジメントなどのヒューマンスキルを磨くことも大切

Webディレクターに関する資格を取得するメリット

Webディレクターへの転職またはキャリアアップを目指す場合、関連性の高い資格を取得することはさまざまなメリットがあります。そもそもWebディレクターという職種では必須となる資格はありませんが、それでも資格の取得に向けて勉強する人が多いのは以下のようなメリットが得られるためと考えられます。

関連記事:Webディレクターの仕事に役立つ資格9選!効率的な勉強法も紹介

スキルアップできる

Webディレクターになるためにはさまざまな方法やルートがありますが、中でも代表的なのがWebデザイナーやエンジニアからキャリアアップを目指すパターンです。

長年にわたって同じ職種を極め、たとえばデザイナーやエンジニアの業務に特化したWebディレクターとして活躍するのもひとつの道ですが、幅広いスキルを身につけることは自身の強みにもなります。さまざまな資格取得に向けた勉強を続けることによって、Web業界で価値の高い人材へ成長できます。

業務をスムーズに進めやすくなる

たとえばエンジニア出身のWebディレクターは、WebデザインやWebライティングといった分野は専門外で、業務がスムーズに進められないこともあります。しかし、Webディレクターに関連する資格を取得することによって、幅広いノウハウやスキルが身につき業務がスムーズに進めやすくなります。

他社でも通用できるスキルがあることを示せる

会社によっても仕事の進め方は異なり、現在の会社ではWebディレクターとして滞りなく仕事を進められていても、他社に移った途端にスキルが不足し通用しなくなることもあります。

Webディレクターに関連する資格を取得することで、業務で求められる知識やスキルが網羅的に身につくため、他社でも通用しやすくなります。

未経験者の場合は仕事内容をイメージしやすくなる

プログラマーやデザイナーといった職種は未経験者でも大まかな仕事内容をイメージしやすいですが、Webディレクターは業務の幅が広いため分かりにくいものです。

Web業界が未経験であっても、資格取得に向けた学習を積み重ねていくことで、Webディレクターの仕事内容を体系的に理解できるようになります。

関連記事: Webディレクターに将来性はない?今後の需要やスキルアップする方法

Webディレクションに関する資格

Webディレクターの主な業務は、その名の通りWeb制作にあたってのディレクション業務全般です。具体的にはエンジニアやデザイナー、ライターなどを統括し、制作現場の指揮や指導、調整などを行う立場といえるでしょう。Webディレクションのスキルを身につけるためにおすすめの資格を紹介します。

Web検定 Webディレクター

資格名 社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター
運営 株式会社ボーンデジタル
試験日 随時(オンライン試験)
受験料 本体10,000円+税
合格基準 正解率70%以上
受験資格 なし
公式サイト https://webken.jp/direction/

Web検定 Webディレクターは、Webディレクション業務のスキルを証明する資格です。Web制作プロジェクトの工程管理を始めとして、現状分析、要件定義、プロジェクト立ち上げ、Webサイトの全体構造設計、SEO対策まで広範囲の専門知識を問う、実務に即した内容になっています。

Web検定 Webディレクターの勉強法

資格の運営主体であるボーンデジタル社から公式テキスト公式問題集が出版されているので、これらの書籍を購入して学習しましょう。試験問題の大半は公式テキストから出題されます。

試験問題の約2割は『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第3版』から出題されます。この本はWebに携わる人が身に付けておくべき基礎知識をまとめたガイドブックです。Webディレクションの土台となる知識について記載されているので、この本も一通り読んでおくと良いでしょう。

動画でこの資格の勉強をすることもできます。「Web検定」の公式YouTubeチャンネルに「Webディレクション集中講座」の動画が配信されています。公式ガイドブックを読みながら視聴すると効果的です。

関連記事: Webディレクターに必要な20のスキル|役立つ資格も紹介

Web検定 Webリテラシー

資格名 Web検定 Webアソシエイト
運営 株式会社ボーンデジタル
試験日 随時(オンライン試験)
受験料 本体10,000円+税
合格基準 正解率70%以上
受験資格 なし
公式サイト https://webken.jp/literacy/

Web検定 Webリテラシーは、Webに関わる職種(Webプロデューサー、Webディレクター、Webデザイナーなど)が最低限身につけておくべき必須の知識をまとめた「Webリテラシー」を問う試験です。この試験に合格すると「Web検定 Webアソシエイト」に認定されます。Webの基礎知識やインターネットビジネス、マーケティングのほか、Webサイトを作成するための企画や設計、プロジェクトマネジメントの基礎が試験範囲となっています。

Web検定 Webリテラシーの勉強法

資格の運営主体であるボーンデジタル社から公式テキストと公式問題集が出版されています。これらの書籍を購入して学習しましょう。

公式テキスト:ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第3版
公式問題集:PDFダウンロード版 Webリテラシー問題集 第3版対応

また、「Web検定」の公式YouTubeチャンネルに「Webリテラシー集中講座」の動画が配信されています。公式ガイドブックの補助教材として利用するとよいでしょう。

ITパスポート試験

資格名 ITパスポート
運営 独立行政法人情報処理推進機構
試験日 随時(オンライン試験)
受験料 7,500円(税込)
合格基準 3分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)のそれぞれが基準点(300点)以上、
かつ、全体としても600点(およそ60%の正答)
受験資格 なし
公式サイト https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

ITパスポートは、経済産業省が認定する情報処理技術者試験の1つで、国家資格です。業界・業種・職種問わず、業務でITを活用する社会人を対象に、ITの基本的な知識を習得していることを認定する内容となっています。12種類ある情報処理技術者試験の中で最もレベルが低く、これからITを活用する人にとって最初に取るべき資格といえます。

ITパスポート試験の勉強法

ITパスポート試験は参考書、問題集が多数出版されているほか、公式サイトに過去問題も公開されているので、それらを利用して勉強しましょう。合格率は平均50%前後で、しっかり勉強すれば比較的取得しやすい資格です。

ネットショップ実務士

資格名 ネットショップ実務士
運営 一般財団法人ネットショップ能力認定機構
試験日 随時(オンライン試験)
受験料 レベル1:7,000円(税込) レベル2:7,500円(税込)
合格基準 全70問中70%(49問)以上の正答率。
【1】ビジネス知識【2】前提知識【3】実施知識の合格評価カテゴリごとに、
50%以上の正答率。(レベル1の場合)
受験資格 なし
公式サイト https://acir.jp/lp/index.html

ネットショップ実務士は、ネットショップの運営やマーケティングなど、Eコマース業界での実務能力を問う試験です。レベル1〜レベル5まであり、レベル1、レベル2はオンライン試験、レベル3から有料ネットショップでの勤務実績証明が必要です。資格取得を目指す場合は、取り急ぎ検定合格で取得できるレベル1,2を目指すとよいでしょう。

ネットショップ実務士の勉強法

レベル1、レベル2では、対応した公式テキストおよび練習問題が出版されています。試験は公式テキストを中心に出題されるため、学習を進めて出題範囲の内容を押さえましょう。練習問題を使うことでさらに学習を深められます。

・レベル1
公式テキスト:改訂版ネットショップ検定公式テキスト ネットショップ実務士レベル1対応
練習問題集:ネットショップ検定 練習問題 レベル1

・レベル2
公式テキスト:ネットショップ検定公式テキスト ネットショップ実務士レベル2対応
練習問題集:ネットショップ検定 練習問題 レベル2

Webデザインに関する資格

Webサイトの見やすさやクオリティを左右するのがWebデザインです。デザインの良し悪しを判断し、改善点などを提案するためにはデザインスキルを身につけておかなければなりません。そこで、Webデザインスキルを身につけるためにおすすめの資格を2つ紹介します。

Webクリエイター能力認定試験

資格名 Webクリエイター能力認定試験
運営 株式会社サーティファイ
試験日 随時試験:各試験会場が設定した日程
公開試験:サーティファイ認定試験事務局が定めた日程(年間2回)
受験料 エキスパート:7,500円(税込)
スタンダード:5,900円(税込)
合格基準 得点率65%以上
受験資格 なし
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/

Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイが運営する民間資格で、難易度に応じてエキスパートとスタンダードとよばれるランクがあります。スタンダードはテキストエディターおよびWeb ページ作成ソフトを使用する実技問題が出題され、エキスパートではさらに筆記試験である知識問題も範囲に含まれます。

いずれも65%以上の正答率で合格となり、2021年度の合格率は90.5%となっています。十分な試験対策を行っていれば、未経験者であっても十分合格できる内容といえるでしょう。

Webクリエイター能力認定試験の勉強法

試験に合格するためには、公式テキストおよび公式問題集での学習が最適です。

Web クリエイター能力認定試験 HTML5 対応スタンダード 公式テキスト
Web クリエイター能力認定試験 HTML5 対応エキスパート 公式テキスト

FOM出版から販売されている公式テキストは試験の出題範囲をすべてカバーしています。出題範囲について、HTMLタグとCSSプロパティをすべて網羅して解説しているので、出題範囲に沿った効率的な学習ができます。

HTMLやCSSの各要素についてわかりやすい例で詳しく解説しています。興味深い内容のコラムもあり、楽しんで学習できるように工夫されています。

Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応版)スタンダード 問題集
Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応版)エキスパート 問題集

株式会社サーティファイ発行の問題集です。試験合格のためには、試験問題の内容や出題傾向を確実に見極めた上で、問題を解くトレーニングを繰り返し行うことが重要です。

上記問題集は、スタンダード・エキスパートともに模擬試験問題(3回)とサンプル問題(1回)で構成されています。実際の試験と同等のレベルの問題に前もって触れ、解答練習を繰り返し行うことで合格に近づけます。

ウェブデザイン技能検定

資格名 ウェブデザイン技能検定
運営 特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会
試験日 2級、3級:年4回 1級学科、1級実技:年1回
受験料 1級 学科: 8,000円 / 実技: 25,000円 (実技はペーパー実技含む)
2級 学科: 7,000円 / 実技: 16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)
3級 学科: 6,000円 / 実技: 8,000円 または3,000円(25歳未満の在職者)(税込)
合格基準 70点以上(100点満点)
受験資格 下記サイト参照
https://www.webdesign.gr.jp/summery/conditions/
公式サイト https://www.webdesign.gr.jp/

Webデザインについて全般的な知見が必要な試験です。ウェブデザイン関連の試験の中では唯一の国家資格であるため、試験内容は国際規格などに基づいて作成されています。合格することで「ウェブデザイン技能士」を名乗ることができます。

難易度に応じて3級から1級の試験に分かれており、合格率は3級が67〜70%、2級が30〜40%、1級は10〜20%となっています。

ウェブデザイン技能検定の勉強法

ウェブデザイン技能検定の試験対策としては、ガイドブックや問題集が参考になります。

ウェブデザイン技能検定 3級ガイドブック
ウェブデザイン技能検定 2級ガイドブック

ガイドブックでは検定合格に向けて必要な知識や技能について網羅的に解説しています。

2級ガイドブックには学科試験の練習問題や模擬問題も掲載されています。また、オンラインの実技試験対策サイト「ネットチャレンジ」にアクセスするための情報も記載されています。「ネットチャレンジ」は、インターネットに接続できる環境があれば、通勤中などいつでもどこからでも利用可能です。

改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集

「過去問題集」は、「ウェブデザイン技能検定」の主催元である、特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会の公認問題集です。本書では、令和2年度から令和3年度までの7回分の過去問題を収録しています。

過去問題を解いた後、解説を読むことでさらに理解が深まります。用語、操作手順の説明だけにとどまらず、根拠として法律・法令やガイドラインを引用しながら丁寧に解説されていて、応用力が強化できます。

ウェブデザイン技能検定 3級対策問題集

「対策問題集」では、出題範囲を完全網羅し、細目に沿った練習問題、実技データのダウンロード、模擬学科試験などを掲載しています。ガイドブックと一緒に使用することで確実に実力アップを図ることができます。

また、公式サイトにて過去3回分の試験問題および正答が公開されています。試験の出題範囲やレベルを把握するためには過去問題は要チェックです。なお、実技試験については正答や素材データ及び別紙は公表されていません。

Web検定 Webデザイン

資格名 Web検定 Webデザイナー
運営 株式会社ボーンデジタル
試験日 随時(オンライン試験)
受験料 本体10,000円+税
合格基準 正解率70%以上
受験資格 なし
公式サイト https://webken.jp/design/

Web検定 Webデザイナーは、Webデザイナー業務を行うのに必要な専門知識を偏りなく身につけ、標準的な知識を網羅した資格です。ビジュアルデザインのルール、HTML/CSSの書式など基本的な知識・技術を問う試験となっています。Webデザイナーを目指す人以外にも、Webディレクターやライターなど、Webデザイナーと頻繁にやり取りする人も取得が推奨される資格です。

Web検定 Webデザインの勉強法

資格の運営主体であるボーンデジタル社から公式テキストと公式問題集が出版されています。これらの書籍を購入して学習しましょう。試験問題の大半は公式テキストから出題されます。

公式テキスト:ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック2 Webデザイン 第3版
公式問題集:Web検定 公式問題集 PDFダウンロード版 Webデザイン問題集 第3版対応

また、試験問題の約2割は『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第3版』から出題されます。この本はWebに携わる人が身に付けておくべき基礎知識をまとめたガイドブックです。「Webデザイン・制作実務」の章は一通り目を通しておくとよいでしょう。

マーケティングに関する資格

マーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みをつくることです。企業のWebサイトに多くのアクセスを集めることができれば、それだけ商品やサービスが売れる可能性が高くなります。

Webディレクターは単にWebサイトを制作するだけではなく、より多くのユーザーに訪れてもらえるよう、Webサイトの改修などを行う場合があります。その際、求められるのがマーケティングに関するスキルです。マーケティングスキルを身につけるために有効な資格を紹介します。

マーケティング・ビジネス実務検定®

資格名 マーケティング・ビジネス実務検定®
運営 国際実務マーケティング協会®
試験日 A級 年1回 B級 年3回 C級 年4回
受験料 A級 11,600円(税込12,760円)
B級 6,800円(税込7,480円)
C級 5,700円(税込6,270円)
合格基準 A級 各回、試験委員長が定める点
B級 2科目合計点(300点)の70%(210点)を基準として、試験委員長が定める点
C級 2科目合計点(200点)の80%(160点)を基準として、試験委員長が定める点
受験資格 なし
公式サイト https://www.marke.jp/

マーケティング・ビジネス実務検定®では、Webマーケティングに限らず、マーケティング全般の基礎知識、応用知識、実務知識が問われます。管理力、判断力、企画力、意思決定力を証明する資格です。目安として、C級が定形業務ができるレベル、B級は業務の運営ができるレベルです。もっとも難易度の高いA級は、マーケティングの戦略立案や意思決定を行う上流工程を想定しています。

なお、マーケティング・ビジネス実務検定®の合格率は非公表となっています。

マーケティング・ビジネス実務検定®の勉強法

国際実務マーケティング協会から、公式テキストと公式問題集が出ているので、これらの書籍を入手して学習しましょう。検定合格を目指すための通信講座も開講されています。

ネットマーケティング検定

資格名 ネットマーケティング検定
運営 株式会社サーティファイ
試験日 全国一斉試験:年1回
団体受験:各団体において都合の良い日時を設定し受験することができます。
受験料 6,000円(税込)
合格基準 得点率70%以上
受験資格 なし
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/nm/

ネットマーケティング検定は、専門用語やシステムなど、マーケティングについての知識が問われるネット上のマーケティングに焦点を合わせた試験です。40問の試験問題は、全て択一選択式で出題。基礎的知識問題と事例問題で構成されています。

2021年度の合格率は73.1%と比較的高く、未経験者にもおすすめです。マーケティング分野の導入学習としても最適な試験といえるでしょう。

ネットマーケティング検定の勉強法

ネットマーケティング検定の公式サイトで試験の合格に必要となる標準的な学習時間やモデルカリキュラム、教材が紹介されています。標準学習時間は15時間とされていて、学習教材として下記のテキストと問題集が紹介されています。

ネットマーケティング検定公式テキストインターネットマーケティング 基礎編 第3版

ネットマーケティング検定の唯一の公式テキストです。本書ではインターネットマーケティングの基礎理論から実際のマーケティング手法、関連法規まで、試験で問われる全分野について丁寧に解説しています。最終章に過去問題も掲載しています。

ネットマーケティング検定過去問題集【第4版】

過去問題4回分を掲載しています(正答・解説付き)。また、購入者に対する特典として、サーティファイ提供のWebテストで直近の過去問題を無料で受験できます。

Webライティング能力検定

資格名 Webライティング能力検定
運営 一般社団法人日本Webライティング協会
試験日 公式サイト参照
受験料 13,500円(税込)
合格基準 1級 80点~88点/88点満点
2級 70点~79点/88点満点
3級 53点~69点/88点満点
1〜3級の等級は、同じ問題を受けて、その点数に応じて高い順に1,2,3級が認定される
受験資格 なし
公式サイト https://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/contents/kentei/

Webライティング能力検定は、一般社団法人日本Webライティング協会が運営している民間資格です。読みやすい文章を作成するスキルやSEOの知識、信頼性を高められる文章のコツが学べ、得点ごとに3級から1級までのランクが付与されます。1級を取得するためには88点満点中80点以上を取る必要があり、合格率は25〜30%程度です。

Webライティング能力検定の勉強法

検定に申し込むと、公式テキストがメール(PDFファイル)で送られてきます。郵送を希望する場合は申し込み時に「連絡事項欄」にて指定すると印刷したテキストが送られてきます。この公式テキストを読んで勉強することになります。テキストには問題集も付いています。

テキストだけでは不安な場合、確実に1回で1級を取得したい場合はYouTube動画講座セットがおすすめです。受験費用とテキスト(PDF+印刷物)に加えてYouTube動画と「Webライティングが2ランクUPする問題集」が付いています。YouTube動画講座セットにはレジュメとミニ論文添削2文まで、メール質問3回までできる添削サービスが付いています。

関連記事:Webディレクターの志望動機の書き方のコツを例文付きで徹底解説

Google広告の認定資格

資格名 Google広告の認定資格
運営 Google
試験日 公式サイト参照
受験料 無料
合格基準 正答率80%以上
受験資格 Googleアカウントを所有していること
公式サイト https://skillshop.exceedlms.com/student/catalog/list?category_ids=2847-google

Google広告の認定資格はGoogleが主催するオンライン広告プログラムに対するリテラシーを認定する資格です。本格的な資格試験というよりは、適切にGoogle広告を扱えることを証明するためのものという位置づけです。試験は以下8種類に分かれているので、順に取得していくと良いでしょう。

  • ・検索広告認定資格

    ・ディスプレイ広告認定資格

    ・アプリ広告認定資格

    ・動画広告認定資格

    ・ショッピング広告認定資格

    ・測定認定資格

    ・クリエイティブ認定資格

    ・オフライン販売促進認定資格

Google広告の認定資格の勉強法

Google広告の認定資格の勉強に必要な学習ガイドはすべてWeb上に用意されています。そのため、書籍等を購入する必要はありません。学習ガイドは公式サイトからGoogleアカウントにログインし、登録すれば閲覧できます。

アクセス解析に関する資格

Webサイトを開設した後、訪問しているユーザーの傾向や特性を分析することで、さまざまな改善に役立てることができます。このようなアクセス解析のスキルもWebディレクターには求められ、そのスキルを問う資格も存在します。

GAIQ(Google アナリティクス個人認定資格)

資格名 Google アナリティクス個人認定資格
運営 Google
試験日 即日受験可能
受験料 無料(Google Partners)
合格基準 80%(70問中56問以上正解)
受験資格 なし
公式サイト https://support.google.com/analytics/answer/3424288?hl=ja&ref_topic=3424286

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleのアクセス解析サービスである「Google アナリティクス」の習熟度を図る資格です。アナリティクスアカデミーコースを受講後、Googleのスキルショップから受験できます。

アナリティクスアカデミーコースの受講料およびGoogle アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の受験料はいずれも無料のため、Webディレクターを目指すのであればぜひ取得しておきたい資格といえるでしょう。

GAIQの勉強法

アナリティクスアカデミーコースを受講することで試験の準備をします。

Google アナリティクス初級者向けコース

Google アナリティクス初級者向けコースでは、Google アナリティクスの新規ユーザーを対象として、Google アナリティクスの基本操作と基本的機能について学習します。

Google アナリティクス上級者向けコース

Google アナリティクス上級者向けコースでは、実際のビジネスに応用できる実践的な情報収集の手法や高度な分析テクニックについて学習します。また、リマーケティングや動的リマーケティングなどのマーケティング戦略も紹介しています。

ウェブ解析士認定

資格名 ウェブ解析士
運営 一般社団法人ウェブ解析士協会
試験日 毎週実施(ウェブ解析士試験開催スケジュールを参照)
受験料 ウェブ解析士(初級) 17,600円
合格基準 非公開
受験資格 なし
公式サイト https://www.waca.associates/jp/

ウェブ解析士認定は、アクセス解析やWebデータ解析など、マーケティング開発に不可欠な基礎知識が学べます。結果に繋がるウェブ解析ができる人材育成のために設けられました。初級・上級・マスターの3つのレベルに分かれています。

ウェブ解析士認定の勉強法

ウェブ解析士(初級)は公式テキストを購入して学習します。任意でウェブ解析士認定講座を受講することもできますが、講座を受ける場合もテキストで予習するのが前提となっています。講座や試験にはウェブ解析士公式テキストの持参が必要です。

ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2024(第15版)

ウェブ解析士(初級)に対応した公式テキストです。Webの仕組みやウェブ解析とは何かと言った
基本的な知識から、具体的な解析の手法、さらには実務でレポートを作成する際のポイントをひと通り学ぶことができます。

上級ウェブ解析士の認定を受けるには、2回の講座を受講した後、修了テストに合格しなければなりません。

ウェブ解析士マスターの認定を受けるには、ウェブ解析士マスター講座を受講し、マクロ解析レポート試験、ミクロ解析レポート試験、ロールプレイ試験の全てに合格する必要があります。

Webアナリスト検定

資格名 Webアナリスト検定
運営 日本Web協会
試験日 公式サイトの検定スケジュール参照
受験料 17,600円(税込)
合格基準 各分野40%以上かつトータル75%以上
受験資格 5時間の講座の受講が前提
公式サイト https://www.jwa-org.jp/webanalyst/

Webアナリスト検定は日本Web協会が運営しており、Webサイトのマーケティング情報を分析し、より良いWebサイトを作成、運営する知識が問われる試験です。5時間の講座を受講後、80分間70問の試験を受けます。合格基準は各分野40%以上かつトータル75%以上です。

Webアナリスト検定の勉強法

公式テキストで勉強した後、5時間の講座を受講します。

JWA公認 Webアナリスト検定 公式テキスト プレミアムブックス版

「Webアナリスト」として知っておくべき知識と考え方をまとめたテキストです。
現在のデジタルマーケティングはより複雑化しており、その中で企業のWeb戦略を成果に導くためには、Webサイトのアクセス解析のデータ、市場動向、トレンド等、さまざまなマーケティング情報を分析し、交通整理をおこなうスキルが必要です。

本書ではWebアナリストに必要な知識やスキルについてわかりやすく解説しています。

関連記事:Webディレクターの転職状況|成功のコツやキャリアパス例も

Webディレクターの資格取得に向けた勉強方法

Webディレクターの関連資格は資格の種類によっても難易度は異なり、学習ペースに合わせて最適な方法を選ぶ必要があります。主な学習方法としては3つのパターンがありますが、それぞれのメリットについて紹介しましょう。

スクールに通うメリット

「独学での試験勉強は集中できない」「効率的かつ体系的に学びたい」という方にはスクールへの通学がおすすめです。オンライン講座や書籍による学習に比べるとコストは高い傾向にありますが、分からない箇所があれば講師へ直接質問できるため、理解も早いはずです。

また、さまざまな受講生と同じ環境で学ぶことでモチベーションも維持しやすく、スクールへの通学を通して仲間ができることもあります。

オンライン講座で学習するメリット

近所にスクールがない方や、仕事の関係でスクールへの通学が難しい方にはオンライン講座がおすすめです。インターネット環境があれば受講でき、場所にとらわれることなく気軽に受講できるのがオンライン講座の最大の強みといえるでしょう。

また、スクールに比べて受講料が安く済む場合が多いのもメリットのひとつです。

本で学習するメリット

まとまった学習時間を確保できない方や、比較的難易度の低い資格へ挑戦する方は書籍による学習がおすすめです。1冊数千円程度で購入でき、自分自身のペースで勉強を進められるのが最大のメリットといえるでしょう。ただし、今回紹介した資格の中には参考書や問題集が市販されていないものもあるため、その場合は公式に販売されている教材を購入してください。

関連記事:未経験からWebディレクターになるには?転職のポイントを解説

Webディレクターに関するよくある質問

Webディレクターに関するよくある質問と回答を紹介します。Webディレクターに必要なものや資格について把握しておくことで、自分にとって最適な戦略を考える参考になるでしょう。

Q1.Webディレクターになるために必要なものを教えてください

Webディレクターになるために必要なものは、特にありません。必要なスキルや知識は、Web制作に関する知識やディレクションスキルです。ディレクションスキルとは、顧客やメンバーと適切にコミュニケーションが取れることや全体を把握したうえでスケジュール管理や成果物の確認ができることを指します。

関連記事:Webディレクターとは?仕事内容や求められるスキルについて

Q2.Web検定Webディレクターの難易度は高いですか?

Web検定Webディレクターの難易度は低めです。合格率も例年60%以上はあります。ある程度実践的なスキルが身に付き、一定の評価を得られる試験という位置づけです。業界未経験から取得すれば評価されるというよりも、もともとWeb開発のスキルがある人などがプラスアルファで取得すると、Webディレクターも意識してスキル習得しているアピールができます。

Q3.Web検定Webディレクターの取得にかかる勉強時間はどのくらいですか?

Web検定Webディレクターの取得にかかる勉強時間は、30時間程度が目安です。ただしもともとWeb全般の知識がある人はもっと短くなり、逆に予備知識がまったくない人はもっと時間がかかるでしょう。

まとめ

Webディレクターの仕事に役立つ資格について、試験内容や勉強法などを紹介しました。Webディレクターには幅広い知識やスキルが必要です。資格を取得してWebディレクターとしてのスキルと実務能力を高めましょう。

実務能力は実際に働かないと身に付かないものですが、資格取得することで実務でも役立つ部分があるはずです。また資格が評価されればWebディレクターとして採用されやすくなり、採用されれば実践経験を積むことができます。

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この記事の監修

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