RPAの勉強方法とは?未経験からエンジニアになるための学習方法

最終更新日:2024年11月22日

近年、企業の競争力の維持・強化にはIT活用が不可欠になってきました。そのため、多くの企業が最新のITの導入検討を行っています。RPAはロボティック・プロセス・オートメーションのことで、日本語に直訳すると「ロボットによる業務自動化」という意味です。
RPAを用いることで、従来は人手で行っていた定型的な業務を自動化・効率化できるため、人手不足の解消が期待され注目が高まっています。

この記事では、未経験からRPAエンジニアを目指したい方やRPAエンジニアに興味がある方に向けて、RPAの勉強方法や注目が集まっている理由などについて解説します。また、RPAエンジニアの将来性や年収、キャリアパスなどについても紹介するので、参考にしてみてください。

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この記事のまとめ

  • RPAツールとは、データ入力や一定の作業を繰り返す場合に自動化できるツールのことを指す
  • RPAエンジニアとは、RPAツールやプログラミングを使用してRPAフローを構築するエンジニア職種
  • 労働人口減少による人手不足が予想されており、業務の自動化/効率化が求められるため、RPAエンジニアの需要が増加すると考えられる
  • 主なRPAの勉強方法には、「オンラインサービスを利用する」「講座や研修に参加する」「ツール の無料体験を利用する」「動画や書籍で自己学習する」などが挙げられる

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RPAを勉強する人が増えている理由

RPAを勉強する人が増えている理由は、業務効率化の需要が急速に高まっているからです。手間のかかるタスクを自動化することで、作業時間の短縮や人為的ミスの減少が期待できるため、多くの企業が導入をすすめています。これにより、社内スタッフの労力を削減し、業務負担の軽減、生産性の向上に貢献可能です。働き方改革やDXの進展に非常に効果的なITツールといえるでしょう。

また、RPAの導入によって余裕が生まれたスタッフのリソースを、コア業務に集中させることができる点もメリットの1つです。そのため、多くの人々がRPAの活用方法を学び、働き方改革やDXの推進を図っていると考えられます。

近年のRPAは、エンジニアや技術者に限らず、ITリテラシーが高くない人でも比較的扱いやすいツールです。ただし、現場のスタッフが最大限に恩恵を受けるためには、適切な使用方法を学ぶことが必要になります。

今後も、RPAの需要は高まり、RPAスキルを持つ人材はますます求められるでしょう。将来的には、求人募集においてもRPAのスキルが有利に働くと考えられています。

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RPAの勉強を始める前に!知っておきたい基礎知識

RPAの勉強を始める前に、RPAの概要やできることについて理解しておきましょう。知っておくことで、学習内容がより深く理解でき、効率的にスキルアップが可能です。また、具体的な活用方法もイメージしやすくなるでしょう。ここでは、RPAの基本概念から重要な利点までを探りながら、成功するための情報について解説します。

RPAとはどんなツール?

RPAとは、「Robotic Process Automation」の略語であり、ロボットを使って業務の自動化・効率化を図る取り組みや仕組みです。身近なところでは、Excel VBAを活用した作業の自動化もRPAの一例です。、ほかにも、さまざまなツールやサービスを活用した自動化・効率化が、多くの業種で導入されています。

RPAができること

RPAを使うと、定型業務の自動化・効率化ができます。定型業務とは、定められたルールや手順通りに繰り返し実行される業務です。RPAで定型業務の自動化・効率化ができると、人間は業務の結果のみをチェックすれば良くなるため、人件費の削減になるでしょう。

また、RPAはロボット(コンピュータ)によって処理されるため、業務におけるヒューマンエラーをなくすこともできます。これはRPAが決められた手順を正確に実行できるからです。どんなに優れた人間でも、すべての作業をミスなく完璧にこなすのは困難でしょう。しかしRPAを使えば、人間には難しい「ミスのない作業」を実現できます。

RPAエンジニアの仕事内容

RPAエンジニアは、RPAツールを使って、企業の業務プロセスを自動化する役割を担う専門家を指します。企業内の反復的な業務を自動化することで、効率を高めることが可能です。RPAエンジニアの仕事内容を知ることで、自分のスキルと照らし合わせることができ、キャリアパスとして検討する価値があるか判断できます。また、個人のキャリアアップだけでなく、企業の業務効率化にも繋がる大切なことです。以下で、RPAエンジニアの仕事内容について詳しく解説します。

導入検討

導入段階では、顧客業務の洗い出しなどを行います。RPAはある程度型の決まった業務を自動化し高速で処理を行うことが可能です。定型的な業務である人事や勤怠・旅費などの総務処理、比較的単純な計算処理などといったパターン性のある作業を洗い出します。RPAを適用する範囲・内容を検討し、対象を決めていく業務です。

開発

導入検討フェーズで、RPAを適用する業務やシステム対応の範囲・内容が確定したら、RPAツールによるロボット構築を行います。RPAツールの機能により、業務の自動化を再現できるようにロボットを構築していく作業です。一般的には、画面キャプチャやシナリオ作成などにより基本的な動きを定義し、データやほかのプログラムなどの連携を加え、業務の自動化を図ります。

保守

RPAが稼働し、対象の業務でRPAの運用が始まったあとは保守が必要です。開発時にテストを行いますが、実際にさまざま業務を稼働させると最初はエラーなどが発生します。RPAエンジニアは、エラーに対してロボットの修正・改善対応などを行うのも業務の一つです。また顧客に対してRPAの使い方や対応方法などを説明し、作業を定着させます。

RPAエンジニアに必要なスキル

RPAエンジニアに必要なスキルを把握することで、何を学習したら良いのかが明確になり、効率的に勉強を進めることができます。RPAエンジニアに必要なスキルは、以下の通りです。

  • ・Microsoft Excel、Access、VBAなどのスキル

    ・ITプラットフォームのスキル

    ・HTMLに関するスキル

    ・RPAツールのスキル

    ・業務分析スキル

ここではこれらのRPAエンジニアに必要なスキルについて詳しく解説します。

Microsoft Excel、Access、VBAなどのスキルや経験

RPAエンジニアには、Microsoft Excel、Access、VBAなどのスキルや経験が求められます。ExcelやAccessは、データを使用するツールとしてさまざまな業務で利用されているソフトです。RPA適用の際に、業務でどのように適用されているかを理解するために、これらのスキルや経験が必要になります。

VBAは必須ではありませんが、Excelからほかのプログラムを呼び出したり、RPAとよく似た動作ができたりするため、知っておくと非常に有用です。RPAは基本的にプログラミングによるコーディングを行いませんが、これらのスキルがあると有利に働くでしょう。

ITプラットフォームのスキル(OSやハードウェアなどの基礎スキル)

RPAエンジニアにはITプラットフォームの基本的なスキルが必要です。

RPAは、パソコン上で稼働している定型的な業務であれば、基本的にどのような業務も適用の検討対象です。したがって、さまざまなITのプラットフォーム上で稼働している業務に対し、自動化・効率化を検討しなければなりません。WindowsやLinuxなどのOSや、パソコンやサーバーに関する知識があれば、ロボットの動作環境を最適化することが可能です。

HTMLに関するスキル

RPAエンジニアはHTMLに関するスキルもあると良いでしょう。HTMLとは、Webサイトの制作に使用するマークアップ言語です。Webサイトを対象としたRPAツールを開発するときには、HTMLの知識は欠かせません。Webページを表示させて、何らかの処理を行わせるようなRPAの開発をスムーズに進められるでしょう。

RPAツールのスキル

RPAツールのスキルはRPAエンジニアにとって不可欠なスキルです。

RPAツールには、よく使われる有名なものがいくつかあります。一般的なものとして、WinActor、UiPath、Blue Prism、BizRobo!などが挙げられます。RPAを顧客業務に適用する際にはいずれかのRPAツールを使うので、少なくとも1つ以上のRPAツールのスキルは必要です。

また、RPAツールにはさまざまな機能が搭載されており、これらを利用することでデータ入力やシステム間の連携など、幅広い業務の自動化が可能です。

業務分析スキル

業務分析スキルは、RPAを顧客業務に適用する際に最も重要なスキルでしょう。RPAを適用して効果を出すためには、RPAの自動化が適用しやすい定型業務や、類似した複数の定型業務などを業務分析し見つけ出すことが必要です。

たとえば、自動化に適していない業務に対しRPAを適用しても、RPA適用の効果が出ないなどの結果になりかねません。そのため業務分析スキルは、RPAエンジニアにとって最も重要なスキルといえます。

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RPAの勉強・学習の流れ

RPAの勉強がしたくてもどのように、何を勉強すればいいのかイメージが沸かない方も多いでしょう。学習の流れを知っておくと、自分のレベルや目的に合った学習方法を選択できます。また、先を見通した学習計画が立てられるため、効率的に学習を進めることが可能です。ここでは、「基礎知識を学ぶ」「RPAツールに触れてみる」「資格取得に挑戦する」の大きく3つに分けてRPAを勉強する流れを紹介します。

基礎知識を学ぶ

まずは、本や動画などを活用してRPAの基礎知識を学びましょう。
RPAは、パソコンやサーバー上で動作するソフトウェアロボットによって業務を自動化します。ユーザーが行う作業を記録し、同じ操作を再現する仕組みです。たとえば、データ入力やメールの自動送信など、繰り返しの多いタスクを処理することができます。

また、RPAの種類は、「サーバー型」「デスクトップ型」「クラウド型」の3つに分けることが可能です。それぞれの特徴やメリット、デメリットを知り、業務内容に合ったRPAを選択することが大切でしょう。

高度なプログラミングのスキルがなくてもRPAを使うことはできます。しかし、RPAが得意とする業務やRPAの利用方法などは、最低限学ぶ必要はあるでしょう。

RPAツールに触れてみる

RPAの基礎知識が身についたら、実際にRPAツールに触れてみましょう。RPAツールにはさまざまなものがありますが、無料でダウンロードできるツールもいくつかあります。

実際にRPAツールを操作することで、RPAの使い方を実践的に学ぶことが可能です。YoutubeなどでRPAツールの使い方を解説している動画も公開されているので、あわせて活用すると、効率的に使い方を学習できるでしょう。

既存のツールを開発してみる

RPAツールの使い方がある程度理解できたら、現在公開されている簡単なロボットを参考に再現してみましょう。たとえば「Webページを開いてログイン認証をする」などの機能を持つロボットです。完成形が見えているとしても、初めての開発は骨が折れるものです。いきなり、RPAを活用してオリジナルの機能を開発するのではなく、既存のツールをなぞる形で練習していくと良いでしょう。

学んだ機能を応用しオリジナルのツールを開発してみる

学んだ機能を応用しながらオリジナルツールの開発までできれば、RPAエンジニアとしての第一歩を踏み出したといえます。マニュアルに書いていないようなことも、インターネットなどで調べながら開発することは、RPAエンジニアにとって必須のスキルです。オリジナルのツールを開発できたという経験は、未経験からRPAエンジニアを目指す上で、自信につながります。

資格取得に挑戦する

RPAに関する資格取得へ向けて学習することで、RPAの基礎から応用まで、体系的に知識を習得できるでしょう。また、資格取得はRPAスキルを有しているという客観的な証明になります。以下では、RPAに関連する資格について詳しく紹介します。

関連記事: RPA関連資格とは?難易度や取得のメリット、勉強方法も紹介

UiPath (UiPath Certified Professional)

UiPath Certified Professionalとは、RPAツールであるUiPathのスキルを認定する資格です。UiPath Certified Professionalは、「アソシエイト」と「プロフェッショナル」の2つの区分で構成されています。アソシエイトレベルの試験は、自動化ソリューションについての基礎的な知識、スキルがあることを認定します。一方で、プロフェッショナルレベルの試験は、さらに専門的な知識やスキルが問われるため、キャリア形成にも役立つでしょう。

試験対策の勉強は公式サイトにある推奨トレーニングの実施および模擬試験が効果的です。

経験者であれば勉強時間は合わせて50時間〜100時間程度と考えられます。すなわち、毎日1時間程度の学習で、2ヶ月〜3ヶ月程度を要します。また、未経験から取得を目指すのであれば、実際に手を動かしながら実装するなども含むと6ヶ月〜1年程度必要になるでしょう。

WinActor(RPA技術者検定)

RPA技術者検定とは、PRAを活用するときに必要となる知識や、WinActorのシナリオ作成などの実践的なスキルを評価する資格です。WinActorの基本的な活用方法を認定する「RPA技術者検定 アソシエイト」と、実務におけるWinActorを使った自動化の技術を認定する「RPA技術者検定 エキスパート」の2つの区分の試験が実施されています。

「アソシエイト」の資格取得には、全くの無知から学ぶ場合にはおおよそ1〜2ヶ月程度の学習時間が必要です。日頃から「WinActor」に慣れ親しんでいる場合は、約2週間の学習でも合格できる可能性があります。一方、「エキスパート」の試験には実技も含まれるため、「アソシエイト」を取得した後にさらに1〜2ヶ月の学習時間が必要となります。

Automation Anywhere (RPA認定試験)

RPA認定試験とは、Automation AnywhereというRPAツールのスキルを認定する資格です。社会人向けの試験としては、「アドバンスド RPA プロフェッショナル」と「マスター RPA プロフェッショナル」の2種類が実施されています。

資格取得のためには公式の参考書をはじめとする、書籍での勉強や過去問での学習などが効果的です。

資格取得に必要な勉強時間は、数ある資格の中の難易度にもよります。Associateレベルを全くの初心者が目指す場合、1〜2ヶ月程度の学習時間が必要と考えられます。また、Professionalであれば既にAssociate資格を持っている場合でも、2〜4ヶ月程度の学習時間が必要です。

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未経験からRPAエンジニアになるための勉強・学習方法6選

未経験からRPAエンジニアを目指す場合、事前の勉強は必須です。自身に合う学習方法を選択することは、効率的な学習に繋がります。また、学習で壁にぶつかった際に、適切な対策を講じることが可能です。未経験であればなおさら、学習方法を知っておくことは成功への近道となるでしょう。ここからは、おすすめの学習方法を6つ紹介します。

1.オンライン学習講座・スクール

インターネット上で公開されているオンライン学習講座やスクールを活用すると、場所や時間にとらわれずに自分のペースでRPAを学べます。

映像で配信されている講座では、実際にRPAを操作している現場を見ながら学習できるため、初心者にとっても分かりやすいです。また、リアルタイムのオンライン講義では、チャットやテレビ電話などを使って、講師とコミュニケーションを取りながら、RPAについて学習できます。

無料講座・eラーニング

オンライン上には有料のコンテンツだけでなく、無料の講座、eラーニングもあります。エンジニア向けの動画サイトで一部無料でコンテンツを閲覧できるサービスもあれば、YouTubeなどにもコンテンツがあるので無料で学習することが可能です。

まずは無料のコンテンツから学習を始め、良いと思ったら有料のコンテンツに移行する、といった形も良いでしょう。または無料のコンテンツで学習し、そこから書籍などで独学するのも一つの手です。

2.勉強会・研修

RPAの学習者を対象とした勉強会や研修に参加することも、未経験者にとって効果的です。勉強会や研修に呼ばれたプロの講師から直接教えてもらうことで、より実践的なスキルを学べ、疑問点の解消もスムーズにできます。勉強会や研修に参加しているほかの学習者とのコミュニケーションも図れるため、RPAの学習のモチベーション向上にもつながるでしょう。

3.本・書籍

本や書籍を使った学習も未経験者にとっては効果的です。学習にかかるコストも低く、自分のペースで学べる点が大きなメリットになります。また、持ち運べるため、通勤時間や隙間時間などいつでもどこでも学習が可能です。

初心者向けのおすすめ書籍としては、以下の2冊が挙げられます。

4.YouTubeの解説動画

RPAの習得を目指す際にコストについて考える方も多いでしょう。そのような方には、手軽に学習できるYoutubeの解説動画がおすすめです。YoutubeでRPAツール名や、RPA 解説などで検索すると多くの解説動画を無料で視聴できます。通勤時間や休み時間などいつでも見られることが動画学習のメリットです。

5.RPAツールの無料トライアル

RPAツールの多くは、無料のトライアル期間を設けています。無料トライアルを利用して実際に操作することで、各種RPAツールの使い方を学べるでしょう。

また、各RPAツールは機能やUIこそ異なりますが、RPAフローの組み方は共通点が多いです。さまざまなRPAツールを触ることで、どのRPAツールにも共通する思考力を身につけられるでしょう。

6.RPAツール提供ベンダーの無料講座

WinActorやUiPathなどのツールについては、これらを提供するベンダーがWeb学習サービスを無料で提供しています。


実際にツールを操作しながら学習できるため、実践的なスキルを身につけることが可能です。また、各ベンダーは、自社のツールに特化した最新の情報や機能をいち早く提供してくれます。既に市場ではかなり実績のあるRPAツールの学習サービスであり、非常に有用です。

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RPAエンジニアの将来性、需要

RPAエンジニアは、ほかのITエンジニアと業務内容が異なるため、将来性や需要が気になる方も多いでしょう。結論からいうと、RPAエンジニアの将来性や需要は今後も高いと考えられます。将来性や需要が高いと考えられる背景としては、労働人口の減少やRPAの機能拡充などが挙げられます。

以下では、RPAエンジニアの将来性や需要について解説していくので、RPAエンジニアへの転職を検討している方は参考にしてみてください。

将来性

国内では、労働人口減少による人手不足が予想されており、それに伴う業務の自動化・効率化が求められています。このような背景から、業務の自動化・効率化を図ることができるRPAは長期にわたるニーズがあると考えられます。そのため、RPAエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。

需要

RPAの業務への適用は、ここ数年始まったばかりであり、これから拡大すると考えられています。適用業務の拡大やRPAの機能拡充などにより、さらに適用範囲は拡大していくと想定されていることから、それに伴ってRPAエンジニアの需要も続くでしょう。

また、レバテックキャリアの求人によると、2024年10月時点でのRPAエンジニアの求人数は75件です。一般的なプログラマーやWeb系エンジニアと比較すると少なめではありますが、想定年収1000万円を越える求人も存在し、今後の活躍が期待されていることが分かります。

RPAエンジニアの求人・転職情報>

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RPAエンジニアに向いている人の特徴

RPAエンジニアに向いている人は、一般的なエンジニアに向いている人と特徴が異なります。挙げられる特徴は、「業務改善・効率化に関心がある」「人の話の理解力が高い」「物事を論理的に考えられる」の3つです。自身の特徴を確認しつつ、RPAエンジニアに向いているか確認しましょう。ここからは、RPAエンジニアに向いている人の特徴をそれぞれ詳しく紹介します。

業務改善・効率化に関心がある

日々の業務で無駄に感じる、空いたリソースをどのように活用するか考えるのが好きな方はRPAエンジニアに向いています。要望された業務の効率化だけでなく、改善ポイントを探すのも非常に重要ですので、RPAエンジニアに必要な能力といえるでしょう。

プログラミングスキルやRPAツールを扱う能力が高くても、業務改善や効率化に関心が無いと活かすことができません。

人の話の理解力が高い

RPAツールやフローを構築する場合、顧客の業務を深いレベルで理解し効率化する必要があるため、理解力が高い人はRPAエンジニアに向いています。ITについて詳しくないユーザーからヒアリングし、業務改善を行う場合もあるでしょう。業務の細かい工程を聞き出し、改善できる作業は無いかを確認する傾聴力が必要です。

物事を論理的に考えられる

RPAエンジニアは物事を論理的に考えられる人が向いています。顧客の業務を聞き出し、RPAツールを導入してもRPAフローを構築できないと意味がありません。効率的なフローを構築するために、さまざまなパターンを想定し、最適な選択を導き出す能力が必要です。これまでの業務を一般化してRPAツールに落とし込むために、物事を論理的に考えられる人を目指すと良いでしょう。

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RPAエンジニアの年収・キャリアパス

RPAエンジニアの年収やキャリアパスは、仕事を選ぶ上で非常に重要な要素です。

将来どのようなキャリアを築きたいか考える際に、年収やキャリアパスを参考にすると具体的な目標や計画を立てることができます。また、転職前に知っておくことで、転職後のミスマッチや早期退職を防げるでしょうここでは、RPAエンジニアの年収やキャリアパスについてそれぞれ解説します。

関連記事:エンジニアの転職で欠かせない自己分析のやり方とは

年収

レバテックキャリアに掲載されている求人によると、RPAエンジニアの平均年収はおよそ521.9万円です。国税庁が発表している令和5年分民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は約460万円であるため、RPAエンジニアの年収は平均より高い水準であるといえます。ただし年収は、経験年数や保有しているスキル、企業規模、地域などさまざまな要因によって大きく変動します。上記のデータはあくまで平均値であり、個々によって異なることは頭に入れておきましょう。

キャリアパス

RPAエンジニアのキャリアパスとして、IoTエンジニアやAIエンジニアなどが考えられます。
RPAが単純な作業の自動化にとどまらず、AIやIoT技術を取り入れてより高度な自動化を実現する方向に進化していることが理由です。

近年、IT人材のニーズは高く、今後もこの傾向は続くと考えられています。加えて社会ではIoT技術による自動運転やAIによる市場分析など、最新技術の導入が増加傾向です。RPAも新しい技術であるため、例外ではありません。

また、RPAツールを用いた業務効率化プロジェクトでマネジメント経験などを積めば、プロジェクトマネージャーとしてのキャリアも開けるでしょう。

常に新しい情報を収集し、自分にマッチした募集を見つけ、転職活動を行っていくことが大切です。

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RPAの勉強に関するよくある質問

RPAに興味のある方や勉強したいと考えている方のなかには、どのようなことができるツールなのかや勉強方法などについて気になる方が多いようです。また、RPA業務の概要や、AIとの違いなどを知っておくと、RPAについてより理解することができるでしょう。ここでは、RPAの勉強に関するよくある質問に回答しています。類似の疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

Q1. RPAの資格の勉強方法はどうすればいいでしょうか?

主なRPAの学習方法には、「オンラインサービスを利用する」「講座や研修に参加する」「ツールの無料体験を利用する」「動画や書籍で自己学習する」などが挙げられます。目標としている資格や現在のスキルレベル、ライフスタイルなどによって、自分に最適な方法を選択することがおすすめです。

Q2. RPAとは何ができるツールですか?

RPAツールは、定型の業務を自動化・効率化できます。たとえば、データ入力やコピー&ペーストなど、単純な繰り返し作業の自動化が可能です。これにより、ヒューマンエラーの防止や人件費削減が期待できるとして、注目されています。

Q3. RPA業務とは何ですか?

RPAとは、「ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)」の略で、ソフトウェアロボットによる業務自動化を指します。

RPA業務とは、RPAツールと呼ばれるソフトウェアを使用して、パソコン上で繰り返し行われる定型的な作業を自動化することです。

Q4. RPAとAIの違いは何ですか?

RPAとは、通常、業務を自動化するシステムそのものを指します。一方、AIは、RPAなどのシステム内に取り入れる、データに基づく判断や作業の割り当てを行う技術です。

RPAは、基本的には人間が定めたルールに従い、忠実に作業を実行する役割を果たします。

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まとめ

昨今ではAI、IoTなどを代表とする最新技術の適用が進んでおり、RPAもその一つです。RPAを用いることで業務プロセスの自動化が可能で、定型業務などの効率化や人員の最適配置にもつながります。

今後もRPAエンジニアの需要は続くと考えられ、将来性のある職種です。最新技術に触れられることから、キャリアアップのためにも、おすすめの分野といえます。転職検討中の方は、ぜひRPAの知識習得も検討してみてください。

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この記事の監修

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