非IT人材なら一目置かれる?事務処理の効率化に簡易システム構築などに活用できるVBAを勉強しよう汎用性の高いスキル「VBA」の勉強方法、役立つ資格とは?

最終更新日:2020年11月17日

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VBAは、Microsoft社のソフトウェア内に搭載されているプログラミング言語です。1993年の登場以来、特にExcelで業務効率化に役立つ「マクロ」を作成できることから、事務職や経理関連職など非IT人材の中でも評価されています。ただし、プログラミング言語としてのVBA習得と、マクロ作成方法の習得は区別して考えるべきです。ここでは、VBAの勉強方法、有望な資格などについて解説します。

1. 「マクロ=VBA」ではない

まず、Microsoft社のOffice製品におけるマクロと、VBAの位置づけについて簡単に解説します。

VBAとは?

VBAは「Visual basic for applications」の略称です。Microsoft社が開発していた、Windows OS内で動作する独自言語「VB(Visual basic)」のマクロ版とも言える言語です。
VBAは、VBE(Visual Basic Editor)という専用の編集アプリケーションを使用して記述します。

また、VBAはマクロ作成用のプログラミング言語であり、マクロはOffice内のいち機能です。例えばExcelマクロは、実際にはVBA以外でも作成可能になっています。しかし現在ではほとんどのOffice製品においてVBAを用いたマクロが作成されることから、一般的には「VBA=マクロ」として認識されがちです。

冒頭でも述べたように、非IT人材であっても、VBAを使えると業務の幅が一気に広がります。特にExcel内での入出力・情報加工処理が効率化されるため、バックオフィス部門の業務と相性が良いプログラミング言語です。

2. 初心者におすすめのVBA勉強方法

次に、VBAの勉強法について解説します。一般的にVBAは、Excel内で活用されるケースが多いことから、「Excel VBAによるマクロ作成=VBAの勉強」と言えるでしょう。そこで、ExcelマクロVBAの学習方法を解説します。

ExcelマクロVBAの学習は大きく2つのやり方が存在します。ひとつは「手書きでコードを記述する方法」、もうひとつは「実現したい動きをマクロ記録機能で保存し、エディターであるVBEで保存されたコードを読む、もしくは編集する方法」です。

しかし、一般的には「マクロ記録機能」で保存されたコードを編集することは稀です。VBAを用いた手入力によるコーディングで勉強を進めていくべきでしょう。

VBAを基礎から習得したい場合の勉強方法

では、実際にVBAを勉強する場合の手順を紹介します。

1. Excelを開いてVBAおよびVBEの準備をする

Excelを起動し、新規ブックの上部リボンにある「開発」タブをクリックします。もし開発タブが表示されていない場合はオプションから開発タブの表示にチェックをし、常に表示させるようにします。具体的な手順はExcelのバージョンによって異なるため、Web上の解説サイトやヘルプなどを参照してみてください。

開発タブに移動したあとは、一番左側にある「Visual Basic」をクリックしてください。クリックすると、「Microsoft Visual Basic for Applications」という画面が開きます。これがいわゆるエディター(VBE)であり、この画面上でさまざまな処理を記載していくわけです。

2. 標準モジュール、プロシージャなど基礎的なルールの理解

VBEを起動したら、上部メニューから「挿入⇒標準モジュール」を選びます。標準モジュールとは実際のマクロを書いたり、実行させたりする作業場所です。この場所に、「Sub」からはじまるプロシージャ(処理の塊)を記述していき、目的の動作を実装します。

3. 基礎的な処理を覚える

コーディングを行う準備が整ったら、実際に簡単な処理を記述していきましょう。このとき、基礎的な処理を覚えておくと学習が進みやすくなります。
例えば、実際の事務処理の効率化では「文字入力」「四則演算」「ループ処理」「if分岐」などが多用されるため、これらを使えるように学習を進めてみてください。
 

  • ・文字入力用の記述

range(”列記号+行数”)=”入力したい文字列” 
cells(”行数,列数”)=”入力したい文字列”
 

  • ・四則演算

上記のrangeやcellsと組み合わせ、四則演算を自動で行う
任意のセルに、別のセルの税込み価格を表示させたい場合
cells(3,5)=cells(3,4)*1.10
 

  • ・ループ処理

変数「i」の回数分、同じ処理を繰り返す(下記は3回繰り返す場合)
Dim i
i=3
処理

3回繰り返しから10回繰り返しまで計算を行う場合
Dim i
For i=3 to 10
処理
 

  • ・If分岐

特定の条件下で処理を分岐させる場合に使用

真(True)と偽(false)の両方があるとき
If 条件式 Then
真(True)の場合の処理
Else
偽(False)の場合の処理
End If

4. マクロの動作確認

以上のような基礎的な処理を記述したら、マクロ有効ブックを作成して保存します。また、実際にExcel上から動作確認を行ってみてください。

5. VBA関数の習得

VBAには頻繁に使われる動作を共通化した「VBA関数」と呼ばれる機能があります。VBA関数自体がごく小さなプログラムで、一定の処理を代替してくれる働きがあるわけです。
 

  • ・代表的なVBA関数

Left…文字列の左端から指定した文字数分の文字列を返す
Right…文字列の右端から指定した文字数分の文字列を返す
Mid…文字列から指定した文字数分の文字列を返す
Len…指定した文字列の文字数、もしくは変数に必要なバイト数の値を返す
Date…現在のシステムの日付の値を返す
InputBox…文字列型 (String) の値を返す。ダイアログボックスにメッセージとテキストボックスを表示し、文字列の入力かボタンクリックによってテキストボックスの内容を返す。
MsgBox…整数型 (Integer) の値を返す。ダイアログボックスにメッセージを表示し、ボタンがクリックされと、クリックされたボタンごとに値を返す。

3. VBAの勉強の役立つ資格

VBAは広く一般的に使われている言語です。そのため、実際には初心者向けのマクロ作成用コードがWeb上に多数公開されています。こうした情報を活用すれば、独力かつ無料でマクロが作成できてしまうかもしれません。しかし、VBAをプログラミング言語としてしっかり身に着けたいのであれば、書籍や資格制度などを活用しながら知識の補強に努めるべきでしょう。特に資格取得は、VBAの汎用的な知識を強化できるため、おすすめです。

Excel VBAベーシック

VBA関連資格の中では最も入門的な資格で、非IT人材をターゲットにしています。マクロとVBAの概念からマクロ記録、モジュールとプロシージャ、VBA構文の基礎など基礎項目がメインとなるため、非IT人材でも理解しやすい内容です。
 

  • ・問題数…40問前後

    ・コンピューター上で受験

    ・試験時間…50分

    ・合格ライン…1000点満点で65~80%

    ・受験費用…税込 13200円

Excel VBAスタンダード

プログラマーやSEなど、IT人材向けの資格です。複数のプロシージャを使用した階層構造的なマクロやファイル操作、ワークシート関数など、より多くのデータを効率よく処理するための実践的テクニックを学ぶことができます。
 

  • ・問題数…40問前後

    ・コンピューター上で受験

    ・試験時間…50分

    ・合格ライン…1000点満点で65~80%

    ・受験費用…税込 14850円

Access VBAベーシック

Access版の非IT人材向け入門資格です。Excel版とはことなり、データベースの基礎知識が学習項目に含まれます。小規模なデータベースの作成・運用などを手掛ける場合には、有用な資格のひとつといえるでしょう。
 

  • ・問題数…40問前後

    ・コンピューター上で受験

    ・試験時間…50分

    ・合格ライン…1000点満点で65~80%

    ・受験費用…税込 13200円

Access VBAスタンダード 

IT人材向けの資格です。データベース操作に必要な「SQL」の知識が含まれるほか、入力フォームの作成や外部データベースとの連携、ファイル操作といったやや高度な処理を学ぶことができます。
 

  • ・問題数…40問前後

    ・コンピューター上で受験

    ・試験時間…60分

    ・合格ライン…1000点満点で65~80%

    ・受験費用…税込 14850円

4. まとめ

VBAは、Microsoft社のオフィスシリーズに搭載されているプログラミング言語です。特にExcel内で業務効率化に役立つマクロを作成できることから、事務職や経理関連職など非IT人材の中でも評価されるスキルとなっています。ただし、プログラミング言語としてのVBA習得と、マクロ作成方法の習得は異なるので区別して考えるべきでしょう。VBAをプログラミング言語としてしっかり身に着けたいのであれば、書籍や資格制度などの活用もおすすめです。

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