技術営業とプリセールスエンジニアの違い、ご存知ですか?プリセールスエンジニアの転職で知っておきたいこと - 求人例も紹介

最終更新日:2022年6月24日

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プリセールスエンジニアとは、技術営業職と呼ばれる、IT業界に特化した専門性の高い営業職です。外資系IT企業などではよく目にする職業ですが、どんな業務を担当しているのか、やや分かりづらい職業ともいえます。

この記事では、プリセールスエンジニアになりたいと考えている現役エンジニアや営業職の方に向け、プリセールスエンジニアの仕事内容や必要なスキル、転職市場の状況について解説します。ぜひ参考にしてください。

1. プリセールスエンジニアとは

プリセールスエンジニアとは、専門知識を必要とするIT製品をクライアントに提案・販売を担当する仕事です。IT製品に関する専門的な知識を持って、具体的な活用方法やベネフィットなど、製品価値を解説し販売に結び付ける必要があります。また、商談では技術的な質問も多く出ますので、これらに回答できるだけの知識も求められます。

「セールスエンジニア」という括りで求人等が出ていることが多いですが、仕事内容としてはほぼ同じ意味と捉えて差し支えありません。ただし外資系企業を中心に、「プリセールスエンジニアは契約前のセールスに特化」「ポストセールスエンジニアは契約後のフォローやセールスに特化」という区分けをされていることがあります。

年収

レバテックキャリアで実際に転職された方の情報をもとにすると、想定年収は300~700万円程度でした。年収に幅がありますが、専門性の高いIT資格の取得や大型案件の営業経験を積むことで、年収が上がる傾向にあります。外資系IT企業では日本の企業より年収が高い傾向にあります。

求められるスキル

プリセールスエンジニアには、ITや自社製品に関する知識やクライアントの業界に関する深い理解、法務知識が必要です。もちろん、提案や商談を円滑に行うための柔軟なコミュニケーションスキルも求められます。

やりがい

自社製品を技術面含めて提案していくという、会社の看板を背負ったポジションです。大規模案件の提案書は100ページ以上になることも多く、体力的・精神的な強さも求められる厳しい仕事です。しかし、受注単価は数百万円〜数億円と非常に高いため、仕事をやり遂げた時の達成感や喜びは大きなものとなるでしょう。

「きつい」と言われる部分

プリセールスエンジニアの仕事がきついと言われる部分は、技術の勉強と営業活動を並行しなければならない点でしょう。まずプリセールスエンジニアは技術の知識がないと顧客のニーズをくみ取ることも提案することもできません。

そのため技術の勉強が必須で、また最新技術についても把握しておく必要があるので常に勉強を続けることになります。そして営業職なので、ノルマや顧客対応も発生します。納期にも追われることになるでしょう。

営業職としてのプレッシャーやノルマに追われながらも勉強を続けるのは大変です。

どのような人が向いているのか

変化の激しいIT業界で活動しなければならないため、積極的に新しい知識や情報を吸収していける人が向いています。また、難解な専門知識をわかりやすく解説する柔軟なコミュニケーション能力と忍耐力を持っている人も向いています。

2. プリセールスエンジニアの仕事内容

プリセールスエンジニアの具体的な仕事内容を、近しい職業である営業職やエンジニア職との違いまで含めて解説します。

具体的な仕事内容

プリセールスエンジニアは、主に高度な専門知識を必要とするIT製品を紹介・提案します。更に具体的な業務に踏み込むと、プレゼンテーションや実演デモ、製品紹介セミナーや発表会等の営業活動でクライアントとの接点を作り、ヒアリングやコンサルティングを行って細かく提案していきます。

企業によっては、商談や交渉、契約まで担当することもあります。カスタマイズや追加開発が必要な場合は、工数やコストの見積もり、開発チームとの調整を行い、製品導入時の管理も行います。

営業職との違い

プリセールスエンジニアと営業職の違いは、IT技術に関する専門的な知識を持っているかどうかです。プリセールスエンジニアはエンジニアと同等の知識を持ってクライアントが納得する提案や説明をし、適切な製品販売に結び付けなければなりません。

カスタマイズの必要性の判断、製品の運用に必要なリソースやコストの見積もり、そして自社のチームの動かし方などは、専門知識を持っているプリセールスエンジニアでないと難しいでしょう。

エンジニア職との違い

プリセールスエンジニアと一般的なエンジニア職の違いは、設計やプログラミングといった開発現場の作業を行うか否かという点です。プリセールスエンジニアは見積り根拠や開発言語、開発手法について説明を求められることもあり、エンジニアと同等の深い知識が求められます。ただし、あくまで知識で良いのでコーディングスキルは必要ありません。

技術営業とプリセールスエンジニアの違い

技術営業とプリセールスエンジニアはほぼ同義です。企業によって呼び方が異なるだけと考えて差し支えありません。強いて言うなら、プリセールスエンジニアの方が契約前の営業に特化していて、技術営業の方が守備範囲が広いという印象はあります。

ただしこれはあくまでもIT業界内での印象程度なので、実際は技術営業が契約前の業務に特化していたり、プリセールスエンジニアがアフターサポートも行っている、といったことは少なくないでしょう。

関連記事:セールスエンジニアの仕事内容は?営業との違いや必要なスキルを解説

3. プリセールスエンジニアの転職市場状況

プリセールスエンジニアは、幅広い領域のIT企業で募集されています。インフラやネットワークサービスを提供する企業の募集では、スキルにこれらの構築経験が求められるなどハードルが高いものもあります。IT知識以外にもコミュニケーションなどソフトスキルも重視されています。

レバテックキャリアの情報では、IT営業もしくはプリセールスの経験、何らかの言語を用いての開発経験、もしくはこれらの両方が要件となっていました。開発エンジニアからプリセールスエンジニアに転職した実績もあり、ジョブチェンジでの転職も可能です。

プリセールスエンジニアの将来性

プリセールスエンジニアは、市場の需要としても、スキルアップの観点でも将来性の大きい職業と言えます。まず市場の需要としては、IT技術を導入する企業が多く、今後さらに増加する、そして新しい技術が出てきたら常に需要が生まれる、といった背景があります。

企業は技術の進歩に合わせていく必要がありますが、変化のスピードが速すぎて右往左往していることがかなり多いです。そこでプリセールスエンジニアの出番ということです。プリセールスエンジニアは技術力とコミュニケーション能力をあわせ持っているので、企業に対して適切な技術提案ができるのです。

そしてプリセールスエンジニアとしてキャリアを積めば、これからの時代に重要なIT技術に関する知識とコミュニケーション能力が身につきます。知識とコミュニケーションの両方を武器にしているのでAIに代替されにくい職業でもあります。

プリセールスエンジニアとして培ったスキルはプリセールスエンジニアとして生きていくのにはもちろん、他の職種でもつぶしが利きやすいと言えるでしょう。

4. プリセールスエンジニアの求人例をチェック

プリセールスエンジニアの求人例を紹介します。

【業界】
◆IT・通信
◆ソフトウェア/インターネット

【業務内容】
◆プリセールスとしての営業活動
クライアントの課題が解決できるよう、要望に応じて自社製品の提案をしていただきます。
現在、表に見えている課題だけではなく、潜在的な問題点も視野に入れた提案を行っていただきます。

<具体的な業務内容>・クライアントの課題ヒアリング
・提案書作成
・クライアントの導入環境に応じた技術アドバイス
・クライアントからの問い合わせ対応
・販売促進活動のための資料作成、業界/製品のリサーチ

【求められるスキル・経験】
・顧客との折衝経験
・Webシステムの開発経験
・チームマネジメント経験
・課題解決に向けて意欲的に取り組める方
・向上心のある方
・協調性の高い方

【想定年収】
350~700万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 家族手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇/書籍購入費補助/提携施設の利用補助

【勤務地】
東京都

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5. プリセールスエンジニアになる方法

プリセールスエンジニアになる具体的な方法について解説します。

エンジニアでキャリアを積んだ後に転職

プリセールスエンジニアは、製品導入のベストプラクティスを導かなければなりません。導入にあたってのカスタマイズの提案や追加開発の見積もりの知識まで幅広く求められます。

一般的にはエンジニア職を経験した後、コミュニケーションやプレゼンテーションなどのセールスに必要なスキルを磨いてから、プリセールスエンジニアに転職するケースが多いです。

営業職として活動しながら技術的な勉強をする

IT業界の営業職からプリセールスエンジニアになる場合には、不足しているIT専門知識を補う必要があります。IT業界の営業職出身であっても、営業職の業務を行うだけでは、エンジニアレベルのIT専門知識を身につけることは難しいでしょう。

従って営業職の仕事をしながら自主的に学んでいく必要があります。体系的に知識を学ぶには、基本情報技術者やITコーディネーターなどの資格取得から始めるのがおすすめです。

他業界からの未経験転職も可能

他業界での営業経験か、他業界でのSE経験などがあれば、プリセールスエンジニア自体は未経験でも転職は十分に可能です。営業経験がある方は技術の勉強を独自に行い、SEの経験がある方はコミュニケーション力をアピールするようにします。

営業職もSEもまったく経験がないといった場合、いきなりプリセールスエンジニアを目指すのは厳しいです。この場合は、IT業界での営業職やSEを経験してから目指すことをおすすめします。現時点ではスキルが足りないことはもちろん、なぜプリセールスエンジニアを目指したのかの必然性がなく、採用担当者が採用する理由がないと言えます。

プリセールスエンジニアにオススメの資格

プリセールスエンジニアに資格は必須ではありません。しかし、資格は知識の証明になりますのでクライアントへのアピールにも使えます。

エンジニア職からプリセールスエンジニアになる場合には、セールススキルを高めることができるセールススキル検定、ITを活用した業務改善の提案や策定のスキルが高まる「ITコーディネーター」や「ITストラテジスト試験」がおすすめです。

営業職からプリセールスエンジニアを目指す場合には、ITエンジニアの標準的な資格である「基本情報技術者試験」やサービス領域別のベンダー資格がおすすめです。

関連記事:未経験からセールスエンジニアを目指すには?

6. プリセールスエンジニアからの転職について

プリセールスエンジニアからの転職は方向性が複数あります。大きく分けると、コミュニケーションを武器にした転職と、技術を武器にした転職があります。

ITコンサルタントへキャリアアップ

プリセールスエンジニアからITコンサルタントへのキャリアアップは王道です。プリセールスエンジニアは技術の知識を元に営業活動を行いますが、ITコンサルタントはさらに一歩踏み込んで幅広い相談を受け付けます。

ITコンサルタントはプリセールスエンジニアよりも幅広い知識と幅広いコミュニケーションが求められます。しかしその分年収も高い傾向があります。

関連記事:ITコンサルタントの仕事内容とは?周辺職種との違いも解説

またエンジニアに戻るという選択肢も

エンジニアからプリセールスエンジニアに転職する人が多いのですが、その後プリセールスエンジニアからエンジニアに戻るという選択肢もあります。エンジニアに戻る理由は人によって異なりますが、エンジニアの方が自分に合っているという理由もあれば、一度プリセールスエンジニアの経験を積んだことによってエンジニアとしてのキャリアに役立つからという理由もあるでしょう。

開発現場で使える技術力があって、なおかつプリセールスエンジニアとして顧客とコミュニケーションを取った経験があれば実際エンジニアとして有利です。顧客目線とエンジニアに対する管理的な目線を持っているので、エンジニアからさらにプロジェクトマネージャーなど管理側の職種にもキャリアアップしやすいでしょう。

7. まとめ

この記事では、プリセールスエンジニアの概要や仕事内容、スキルの身につけ方などについて解説してきました。プリセールスエンジニアは、会社の売上を作る職業として責任の大きいポジションです。その一方で、IT業界は受注単価が高い業界ですから、やりがいも大きい仕事と言えるでしょう。
エンジニアからの転職も可能ですので、興味がある人はキャリアパスのひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

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