セールスエンジニアになるためのおすすめの勉強法、将来性や求人傾向も紹介しますセールスエンジニアの仕事内容|営業との違いや必要なスキルとは

最終更新日:2022年10月7日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

セールスエンジニアの仕事内容とは、顧客が自社の製品をうまく活用できるよう情報提供をし、製品またはサービスの販売をサポートすることです。システム導入における要件定義や設計の管理のほか、顧客の要望課題のヒアリングや製品のプレゼンテーションなど業務範囲は多岐にわたります。

豊富な技術知識を持ち、販売からアフターフォローまで手掛けられるセールスエンジニアの需要は高い傾向にあります。そのため、システムエンジニアや営業職の方がセールスエンジニアにキャリアチェンジするケースもあるようです。

この記事では、エンジニアからセールスエンジニアへの転職を考えている営業職未経験の方へ向け、セールスエンジニアの仕事内容ややりがい、目指すための方法などをご紹介します。

セールスエンジニアとは

セールスエンジニアとは、主に営業現場において営業を技術面からサポートするエンジニアのことを指す職種です。エンジニアとしての技術的な強みを活かし、実際の営業現場で製品の説明や提案、実演を行うことで受注などのセールス活動に貢献します。自社製品の知識や技術だけでなく、営業スキルも持ち併せていることが求められます。

会社によっては「サービスエンジニア」、「プリセールスエンジニア」「フィールドアプリケーションエンジニア(FAE)」等と職能ごとに分けられることもありますが、変化スピードの速いIT業界においては、技術と売上に責任を負い専門知識を活かして販売からアフターフォローまで手掛けられるセールスエンジニアの需要は高い傾向にあります。

セールスエンジニアの役割・やりがい

セールスエンジニアという職種は営業と混同されることも多く、技術職出身者の中には辛い仕事であると感じる方もいるでしょう。しかし、直接顧客と接するからこそ、技術職では得られないやりがいを感じられることがあります。

セールスエンジニアの仕事はどのような場面でやりがいを得られるのか、また、セールスエンジニアが辛い仕事であるといわれる理由についても詳しく解説しましょう。

一般的な営業との違いから見るセールスエンジニアの役割

一般営業職は顧客との関係作りやセールス手法を考えるのがメインですが、セールスエンジニアは技術面に特化して顧客からの信頼を勝ち取る役割があります。

自社の売上に繋がる役割を果たすという点では、セールスエンジニアも営業職も同じですが、セールスエンジニアの場合一般営業職と比べ、専門性の高さ・専門家としてのサポートがより求められ、技術面の相談相手として顧客から見られる場合が多いでしょう。

そのため、営業職経験者でステップアップを目指したい方や、逆にエンジニアから営業への転向を検討している方にとって人気があります。

セールスエンジニアのやりがい

セールスエンジニアとして悩みの種となりやすいコミュニケーション課題ですが、裏を返せばやりがいにもつながるポイントといえます。

たとえば顧客の悩みや課題を解決したときには、直接感謝の気持ちを伝えられることも多いもの。本来、エンジニアは基本的に顧客と直接的な接点をもつことが少ないため、面と向かって「ありがとう」という気持ちを伝えてもらうと、大きなやりがいにつながります。

また、技術的なサポートがきっかけで顧客からの信頼を勝ち取り、それが商談成立のアシストになった際には、営業担当者から感謝されることもあります。社内における自分自身の信用を勝ち取り、さまざまな部署との関係を構築していくうえでもセールスエンジニアは有利なポジションといえるでしょう。

セールスエンジニアの仕事がつらいといわれる理由

セールスエンジニアは突発的なトラブルや運用保守に関する業務も担います。そのため、場合によってはクレーム対応が求められることも少なくありません。営業経験がないエンジニア出身者の中には、「自分は悪くないのに、なぜここまで責められるのか」という気持ちになるケースもあり、セールスエンジニアとして働く中で特に辛さを感じやすい場面といえるでしょう。

また、技術的な話を顧客が理解してくれなかったり、反対に顧客が言っていることが抽象的すぎて理解できないなど、主にコミュニケーションに関連する悩みが多いようです。

セールスエンジニアの仕事内容

セールスエンジニアはその名の通り、セールス(営業)とエンジニア(技術職)の要素を兼ね備えた職種ですが、具体的にどのような仕事を担うのでしょうか。企業によっても仕事内容は異なりますが、セールスエンジニアにとって代表的な仕事内容を4つ紹介します。

自社製品・サービスの説明

セールスエンジニアの最終的な目標は、「自社の商品・サービスを販売し、売上を向上させること」です。商品やサービスを売り込むためには、自社の商品について細部まで把握していることが大前提です。

顧客との関係作りやクロージング、セールスのテクニックを磨くのは一般の営業担当者の役割ですが、セールスエンジニアは自社の商品についてより詳細に顧客に説明することで、より安心に購入していただくことが可能です。また、商品技術に詳しいことをアピールすることで、企業の信頼醸成にも貢献できます。

顧客への技術的な提案

営業の仕事は特定の商品の説明をし、販売するだけではなく、客先へ訪問し、顧客が抱えている問題を引き出して一緒に解決策を探っていくことでもあります。しかし、専門的な内容になってくると営業担当者だけでは解決が難しく、技術的な見地からセールスエンジニアが間に入ってサポートする必要があります。

顧客は漠然とした課題を抱いているものの、それをどのように解決すれば良いのか、そもそも解決できる問題なのかも把握していないケースが多いです。セールスエンジニアはそのような顧客先へ訪問し、問題を解決するための方法を提案する役割も担います。

デモ実演

顧客先へ訪問し、自社の商品やサービスをデモとして実演、プレゼンテーションを行う仕事です。資料や口頭だけで説明するよりも、実際に動いている様子をアピールしたほうが直感的に分かりやすく、商談もまとまりやすくなります。

顧客からの要望に応じてシステム開発を受託している企業の場合は、導入にあたっての要件定義を行った後でプロトタイプを作成し、それをデモ環境として顧客に対して実演するパターンもあります。

商談成立後の営業部門・技術部門の橋渡し

商談成立後も、営業部門や技術部門から要望が上がってくることがあります。またクライアント側の追加要望があり、各部門に伝える必要が発生する可能性もあるでしょう。商談が成立したらそれで終わりというわけではなく、アフターサポートが必要です。もちろん次の案件での商談などもあるので、並行して複数の案件に対応する必要があります。

アフターサポート

商品やサービスを納品して終わりということはなく、多くの場合その後のアフターサポートも重要なポイントになります。商談が決まる前までは丁寧に対応してもらっていたのに、納品してからは一切連絡がこなくなったり、サポートの対応が悪かったりすると会社としての信用を失ってしまいます。

また、顧客は不具合や故障が発生したと思っていても、実際には設定が誤っているケースも多く、その切り分けをする意味でもセールスエンジニアは不可欠な存在です。

セールスエンジニアに求められるスキル

セールスエンジニアに求められるスキルは複数あります。技術的な知識と、営業としてのスキルの両方が求められるイメージです。

幅広い専門知識

商談時には営業担当者から技術的な面でのフォローを求められることも多く、商品に関する極めて専門的な知識をもっていなければなりません。またクライアント側の技術担当者に説明する必要があります。自社製品の知識はもちろん、他の製品の話が出てくる可能性もあるので理解しておくのが得策でしょう。

論理的に説明する能力

他社製品との違いや優位点についても論理的に説明する力が求められるでしょう。エンジニア出身者の中には、専門用語を多用し顧客からの理解が得られないケースもあります。商品やサービスの魅力や優位点を正確に理解してもらうためにも、分かりやすく噛み砕いて説明する力もセールスエンジニアにとって重要なスキルのひとつです。

臨機応変に対応できる反応力

顧客は実際に動いているシステムを見て、自社の業務に適応できるか否かを判断しているため、顧客からの質問に臨機応変に対応できる反応力とメンタルが求められます。たとえば顧客からサポートを求められて現地に訪問した際、不具合の発生した理由、さらに本当に自社商品が原因で不具合が発生したのかをその場で判断する力が求められます。

仮に、顧客の勘違いで訪問が無駄足になったとしても、気持ちの良い対応を心がけることで顧客からの信頼を勝ち取り、次の商談を有利に進めることも可能になるでしょう。また、修理が必要な際には、丁寧な対応を心がけ顧客に対して不信感や不快感を抱かせないような配慮も求められます。

プロジェクト管理能力

プロジェクトには複数の人員が参画します。セールスエンジニアもそのうちの一人で、管理側の役割も求められます。技術者として直接開発を行うわけではなく、各関係者とコミュニケーションを取ってプロジェクトを円滑に進めるポジションだからです。

もちろんプロジェクトの中心となって取りまとめるプロジェクトマネージャーのような業務とは異なるのですが、部門や顧客をまたいでコミュニケーションを取っているというセールスエンジニアならではの立場からのプロジェクト管理を行います。

プレゼン能力

セールスエンジニアは顧客に対して製品をアピールする必要があります。その際にはプレゼンテーションを行うことが多いでしょう。いつ求められてもできるように、プレゼンテーションの練習をしておいた方が良いかもしれません。

コミュニケーション能力

技術的な提案を行う場合、専門的な知見や知識をもっていることはもちろんですが、顧客とのコミュニケーション力が問われます。特にIT分野に詳しくない顧客の場合、実際の質問要件が伝わりづらい場合もあります。

相手の言葉の真意を汲み取り、一つ一つ確認しながらコミュニケーションを重ねていくことが重要です。その上で、課題を解決するために有効な方法を技術的な見地から検討し提案します。

セールスエンジニアの将来性

IT業界の職種はAIに代替されていくという意見が多いようです。技術職に関しては、そういった面もあるでしょう。しかしセールスエンジニアはコミュニケーションがメインの職種なので、機械による代替が難しいです。

またIT製品の導入件数は年々増加しているため、セールスエンジニアの需要は伸びると予想され、将来性が高いと言えます。

セールスエンジニアの活躍する業界

セールスエンジニアが対応する業務範囲は極めて広いことが分かりましたが、実際にどのような業界で活躍できるのでしょうか。今回は業界別にセールスエンジニアの仕事を具体的に紹介しましょう。

業界別のセールスエンジニアの仕事例

セールスエンジニアが活躍できる機会が多い業界としては、「IT・通信」「医療メーカー」「一般メーカー」などが挙げられます。当然のことながらそれぞれ異なる業界である以上、セールスエンジニアに求められる具体的な仕事内容も変わってきます。

IT・通信

IT・通信業界におけるセールスエンジニアは、自社で開発しているIT機器や、ソフトウェアおよびシステムなどを扱うケースが一般的です。特にソフトウェアやシステムといった商材は、物理的に目に見えないものである以上、顧客への説明が難しいもの。デモ環境やプロトタイプなどを効果的に用いながら、顧客に対して分かりやすく商談を進めていきます。

取り扱っている商品やサービスによっては、ファーストコンタクトから通常の商談の段階ではセールスエンジニアは同席せず、一般の営業担当者のみで話を進めていき、技術的・専門的な対応が求められるフェーズになった段階でセールスエンジニアの同席が求められることもあります。

ただし、決まった商材ではなく顧客の要望や課題に応じて個別にシステム開発を担う企業の場合は、最初の段階からセールスエンジニアが同席するパターンもあります。

医療

IT業界に次いでセールスエンジニアの活躍の場が多いのが、医療メーカーです。主に医療機器を取り扱う企業が多く、医療分野の知識が豊富で医師と対等にコミュニケーションができるセールスエンジニアが求められます。

ただし、病院の数も限られているうえ、医療機器は頻繁に買い替えが発生する商材でもないため、メンテナンスや保守などの対応がメインとなるケースも多いようです。医療機器の納品先としては、大規模な総合病院はもちろん、大学や研究機関なども対象に含まれます。

工場やエレベーター・エスカレーターの設備を提供するメーカー

一般メーカーと聞くと極めて対象が幅広く、具体的なイメージが湧きにくい方も多いと思いますが、たとえば工場内の生産設備や、エレベーター・エスカレーターなどの設備を提供しているメーカーが一例として挙げられます。

いずれも人々の安全や継続的な事業運営には欠かせないものであり、セールスエンジニアがいるからこそ成り立つ業界でもあります。特定のメーカーに特化した仕様や技術的な知見が求められることが多く、極めて専門性の高い職種といえるでしょう。

セールスエンジニアの年収例

セールスエンジニアの年収には幅があり、また統計データによっても結果は変わってきます。目安としては、年収660万円程度です。システムエンジニアの平均年収と比較すると、どちらが高いかは微妙なところです。

というのも、システムエンジニアは統計データによってかなりバラつきがあるからです。平均年収が500万円程度のデータもあれば、700万円を超えるデータもあります。その点セールスエンジニアは比較的安定して平均年収600万円台でしょう。

セールスエンジニアに向いている人

セールスエンジニアにはある程度向き不向きがあります。では一般的にどのような人がセールスエンジニアに向いているのでしょう。

課題解決力がある人

セールスエンジニアの業務はルーティンワークではありません。顧客ごとに課題を抱えていて、その課題を解決するための提案を行うのがセールスエンジニアの主な役割です。つまり課題解決力は必須の能力ということです。課題解決力は技術の話だけではなく、日ごろ世の中のいろいろな課題に目を向け、解決策を考えることで伸ばせる力です。

クライアントと関わるのが好きな人

セールスエンジニアが相手にするのはシステムというよりはクライアントです。クライアントと関わるのが好きな人の方がストレスなく仕事を進められるはずです。IT業界の他の職種もクライアントとの関わりがありますが、セールスエンジニアは特にクライアントとの接点が多い職種です。

最新知識を身に着けていくのが苦にならない人

IT技術は日々進化しています。そしてセールスエンジニアはIT技術に携わる職種です。自分自身が直接手を動かして開発することは少なく、また自社製品が固定されているので最新技術とはあまり接点がない、といったこともあるかもしれません。

しかしクライアントを含む周囲から最新技術の話題について聞かれる可能性もあり、また最新知識を身につけておいた方がより良い提案ができるはずです。

柔軟な発想力がある人

セールスエンジニアの仕事は単に自社製品を販売するだけでなく、自社製品を用いてクライアントの課題を解決することです。柔軟な発想力を持つことで、多岐にわたる課題を解決できます。技術分野に限らず、柔軟な発想で課題を解決する思考を磨いていくことが重要です。

セールスエンジニアになるために

転職してセールスエンジニアとして活躍している方の多くは、技術職からキャリアチェンジするケースと、営業職からキャリアチェンジするケースに分けられます。それぞれの立場から考えた場合、優秀なセールスエンジニアになるためにはどのような条件が求められるのか解説します。

技術職からセールスエンジニアを目指す場合

エンジニアはすでに技術的な知見やスキルが身についていることが多いため、営業職に求められるコミュニケーション力を磨く必要があります。エンジニア時代、顧客への提案や折衝も行った経験のある方であれば、セールスエンジニアへキャリアチェンジする際の大きなアピールポイントになることでしょう。

一方、営業経験がなくエンジニアの道を歩んできた方の場合は、まずは顧客に信頼してもらえるような関係作りのために傾聴の姿勢を見せることが重要になります。こちらが伝えたいことを伝えて満足するのではなく、あくまでも顧客に納得してもらえるようなコミュニケーションをとることがセールスエンジニアにとって何よりも重要です。

営業職からセールスエンジニアを目指す場合

営業職からセールスエンジニアを目指す場合は、技術的な知識やスキルを身につけることが求められます。セールスエンジニアは一般的な営業職よりも専門的な知識を身につけていなければならず、知識が不足したまま商談に臨んでしまうと顧客からの質問に即答できず、信頼を獲得することができません。

顧客との関係構築やコミュニケーションのノウハウは営業時代に身についていることが多いはずなので、あとは自社の商品やサービス、業界全体の動向などを頭に入れておくと商談の際にも説得力が増すはずです。

関連記事: プリセールスエンジニアの転職で知っておきたいこと - 求人例も紹介

まとめ

セールスエンジニアは顧客に対しての高いプレゼン力やコミュニケーション力など、さまざまなスキルが求められる職種です。これまでエンジニアとして活躍してきた方にとっては、直接的に顧客と関わることで大きなやりがいを感じることができるでしょう。

また、営業経験のある方にとっては、より技術的・専門的な見地から営業を行うことができるため、顧客からの信頼を得やすく、自身のキャリアの幅も広がっていくはずです。

営業とエンジニアは相反する職種として認識されやすいですが、それぞれのスキルや知見を活かせるセールスエンジニアは多くの企業で必要とされています。今後のキャリアを検討するうえでも、ひとつの候補に挙げてみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。

「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。

「個別相談会」に申し込む

転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。

レバテックキャリアのサービスについて

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

人気の求人特集

内定率が高い

関連する記事

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

セールスエンジニアの求人・転職一覧